睡魔とも言う。
紅魔館
「…久しぶりに紅魔館の中来たかもしれん…いや、拉致られてから一回来てるからそんな経ってないか」
「わーたーしーがーきーたー!」ドンッ
「うぇ?」ドタッ
「あぅ…」
「いたい…ん?」
「私知ーらない!」
絶対あいつだな…
と言って追いかけたいところではあるが生憎用事がある。
妹様の世話。最近やってない気もしていたが拉致られたからそうなのだろう。
うん、開幕早々「あなたがコンテニューできないのさ!」なんて言うわけがない。
…多分。
紅魔館地下室
「…うぃーっす」ガチャッ
「久しぶり!今までどこで何やってたの!?」
「お前は実家の近所にいる幼馴染か!ったく…で、何します?」
「何するって言ってもなぁ…弾幕ごっこ?」
「図書館から三冊ほど本を借りましょうか」
「それで戦うの!?」
「なんで驚くの?俺最初ここに来た時それやったよね?」
「あ、本当だ」
…多分だけど…パチュリーさんに殺されると思う。
最悪の場合魔法の実験道具にされるかもしれない。
そう思いながら俺は本を盗んで地下室へと逃げていった。
道中視線が気になったが振り返ってはいけない気がしてしまった。
振り返ったら死んでたと思う。
ちなみにだが図書館の本は妹様のだんまくに耐えれるくらいの耐久力があるらしい。
パチュリーさんが魔法かけてんだろうなぁ
「持ってきた?それじゃあ始めるよ!」
「…再起不能まで追い込ませてやろう」
「再起不能…?違うよ…貴方が再起不能になるんだよ!」ババッ
「四人!?」
定番の本に糸を結んでつけて回す。
糸が切れない限りはこれでなんとかできるし…多分。
めーりんさんが一番扱えると思う。これはガチで。
「ほらほら!」ビュンビュン(弾幕音だと思ってください)
「おわっ危ねぇ!ちぇすとー!」バシッバシッ
「そこ!」ビュン
「4人がかりは流石に酷いぞ!醜いぞ!」
「だからどうしたの!?まだ手加減してる方だよ!」
「本当かよ!?これやべえなぁ…」ブンブンブンブン
「おっとそこ!」ビュン
「ええい成せばなるだ!投げちまえ!」ブンッ
「吸血鬼はこんなの効かないよ!」
「うっそだろお前!?」ヒット!
「あはははは!あと2回!」
「いでっ…あーくそ…つうか腕疲れてきた…」
腕というか手首が疲れてきた。
遠心力を頼りにぶん回してるから腕が回らないと俺自身がぶっ飛ぶ。
そしたら俺は死ぬ。でも回さなきゃ俺は死ぬ。
「…なにこれ詰んでね?」ヒットヒット!
「むー!つまんない!」
「つかれた…」
「最後絶対手抜いた!」
「抜いた!」
「手抜きした!」
「そうだそうだ!」
「待ってくれやめてくれ一人ずつ喋らないでくれ」
「…ちぇっつまんないの」
「遊んであげてるのに…」カチッカチッシュボッ
「?煙草?」
「そうそう。最近暇さえあれば…んんっ悩み事があればこれ吸ってる」
「今依存症の傾向あったよね。暇さえあれば吸ってるって言ったよね?」
「…それだけ悩み事が多いんです〜」
「ふてくされないでよ」
「ふぅ…本返しに行かなきゃ」
「パチュリーの本?大丈夫?死なない?」
「…どうにかして死なないような言い訳考えなきゃいけないなぁ」
「…フフフ、えいっ」ジュゥゥ
「!?けほっけほっ!なにすんだお前!?」
「この恋愛の本にあったから試そうかと」
…だからって指でタバコの火消すってのは有り得ない発想だろ。
ていうかその本題名からしてやばいぞ。なんだよ『大人の余裕で相手をメロメロに!』って。
それ痩せ我慢だよばか。
「…はぁ…ほんっとどうしよっかなぁ」
「じゃあ私が返しに行くね!」
「マジで!?」
「そのかわり勇次が煙草依存症直前ってことを知らせておくね」
「わかった俺が返しに行こう。だからその弱みを握らないでくれ」
「弱みっていうかなんていうか」
「…とりあえず死んでないことを祈っておいてください」
図書館(臨戦態勢)
スピーカー<勇次!今日が貴様の命日だ!
「…今日が貴様の命日だってセリフを言われるとは思わなかった」
「ふふふ…無断で持ち出すとは良い度胸じゃないの…」
「まさか勇次さんがやるとは思いませんでしたよ」ガシッ
「…言い訳だけでも聞いてくれませんか?」
「だが断る」
「この太った図書館が最も嫌うことの一つは無断で本を持ち出すということなのだ!」
「…太ったのは動かないから当然じゃ」
「やれ!そのあと小悪魔てめえを殺す!」
「いやっふー!」
…小悪魔さん。
あんた鬼畜だよ、そしてパチュリーさんも鬼畜だよ。
とりあえずその手にある火炎放射器をお納めくださぁ!
容赦なく撃ってきやがった!イカれてやがる!
「糸に炎は相性が悪すぎる!」
「汚物は消毒だぁ〜!」ボワァァァアァ
「ふははははは!」
「…とりあえず本返して行くか!」
「やらせはせん!やらせはせんぞ!」バズーッ!バズーッ!
「小悪魔が今持っているバズーカは河童特製の破壊力マシマシの物だ!喰らって死ね!」
「やり過ぎにも程があるだろ!?」ドカーン!
「こんな時のために!隠し固定砲台起動!」ポチッ
本棚<下へ参ります
「え、ちょっと小悪魔謀ったな!?」
「恨むならパチュリー様!己の不幸を呪うが良い!」
「きさまぁぁああぁあぁ!」
本棚があった場所<隠し固定砲台が上へ参りまーす
「地下室へ逃げろぉ!」
「シャッター!」
地下室行きの階段<はいシャッターガシャン!
「うぇぇぇえぇえ!?」
「言葉通り今日が貴様の命日です!」
「途中で敬語になるってちょっ死ぬ!」
死んだな(確信)