妖怪の山
「新聞ですよー!」ポイッ
「んげっ…新聞を叩きつけるのはやめて欲しいな。さて今日の見出しは」
『妖怪店、復活!?』
「…あの人まだ辞めなかったのか…辞めないと死にそうなのに」
人里 お店
うん、なんか貶された気がするけど今日もしっかりとやろう。
どうせ誰も来ない店なんだしさ。寝てても誰も気付かんだろw
…ん?この状況って博麗神社と同じ状況…むしろ博麗神社の方がまだマシなのでは…!?
今思えばあだ名も同じだ!妖怪神社に妖怪店!妖怪寺とかもある!
あー俺もう店やっても多分妖怪しか来ねえんだろうなぁ。
いっそ博麗神社の通り道に店作ってやろうか。
「…あ、そういやこの前除霊してもらったんだ。いやはや除霊が45万もするなんてなぁ…」
ガチャっ
「よう!」
「こころつぁん」
「とっつぁんみたいに言わないでくれ。今日は客としてきたんだ、感謝しろ」
「お前にだけは絶対感謝したくない」
「あぁ!?」(キレ)
「うるさっ…」
「…なんかなぁ」
「どうしたこころちゃん。そしてなんか注文しろ」
「ここに来た途端肌がピリピリするんだよ。お前何かした?」
「失敬な。何もしとら…」
「したんだな?はよいえ」
「博麗の巫女に除霊してもらったくらいしか」
「それだ!」
「うっそぉ!?」
「ああ勿論肌がピリピリすることが嘘だ。だがなんか寒気がする」
「嘘なのかよ…とんだSっ気を身につけたもんだ」
「とりあえず…いちごパフェ」
「あいあいさ」
ガチャッ
「何奴」
「いやこころちゃんそれ俺のセリフ」
こころちゃんにセリフを取られた疲れからか、いつも通りのセリフを言わずに終わってしまう。
そんな時に来たお客とは…白い髪の毛に白い尻尾、黒いスカートと白い服みてえななんかを着ている…
そう!もみっちゃんである!セクハラ嬢が来てしまったのである!
「…お久しぶりですね」
「おうよ」
「じゃあこれ見てください」ピラッ
「…新聞…あのクソ烏の新聞…見出しが俺の店で妖怪店って言われてる…ほんとあいつ人を煽ることに関しては幻想郷一だよな」
「スピードも褒めてあげてくださいよ。あれでも自信があるらしいですよ?スピードだけですけど」
「おい!いちごパフェはまだか!?」
「はいお待ち!」
「出来てるなら出せよ!」(半ギレ)
「そう言って前早めに出したらキレただろ」ピキーン
「心にくる正論はやめてくれ」
「こころだけに心ですか?私はこのクレープで」
「滑ってるぞお前。全く今年はいろんなことがありすぎて逆にいろんなことが分からない」
「何言ってんだお前。とりあえずいちごパフェにはあの小さくて長いスプーンが付き物だろ!」
「注文が多い客だな…ほれ」ザクッ
「ぎゃぁあああぁぁ!いちごに刺さった!いちごが!」
「…うるせえなこいつ。お待たせ。バナナしか無かったけど良いかな?」
「…言い方に悪意を感じますね。でもバナナは好物ですよ」
「ゴリラかよ」
「犬で…天狗です」
「犬って言ったよね。今犬って言ったよね」パクパク
「なんでも良いけどこころちゃん。食べながら喋るのは汚いぞ」
「良いじゃないか別に食べながら話したって」パクパク
「…汚い」
「いや貴方すでに汚いでしょ」パクパク
「もみっちゃんもか!?なんでもみっちゃんも食べながら話すんだ!?」
「あ、そういえば聖から手紙を預かっていてな」ホレ
「…嫌な予感しかしないけど取ってやろうではないか」パシッ
「強力な魔術が封印されてたりとかしても私知りませんよ?」パクパク
「怖いこと言わないでくれる?さてペラペラして…」
手紙の内容
こころがお世話になっていると聞いたので一つ頼み事があります。
大変苦しい相談事なのですが、あの聖徳王とか言う馬鹿神子からこころを離していただけると嬉しいのですが
「ふんっ!」グシャァッ
「え?」
「…こころちゃん。聖さんに言っておいてくれ。『お前は馬鹿か』ってな」
「???分かった」
「手紙の内容…」ソワソワ
そういえば犬っころって尻尾を振ると嬉しいとか表現するらしいんだよな。
そう思ってもみっちゃんの尻尾を見てみると…非常にソワソワしている。
なんでそんなソワソワしてんの?尻尾にソワソワとかあるの?とかの質問は放っておけ。
まあつまり小さく振っているんだな。これはうれしいの表現…?
そして耳が少し前に倒れている。???これは流石に知らないなぁ。
「…もみっちゃんとこころちゃんって感情が無意識のうちに身体の一部に出るから不便だよね」ハハハ
「このお面か?それは確かに不便だし恥ずかしいな…」
「ああ!?私は尻尾に出たりしませんよ!?耳とか尻尾とか口とか目元とか、絶対にあり得ませんよ!」ガルルル
「攻撃しそうじゃん。つか絶対攻撃する気じゃん。やめてよ死にたくない」
「襲う?」
「襲いませんよ!?」
「いやぁだって歯を食いしばってガルルルって言われたらねぇ…」
「あはははー!(棒)」
「…はぁ」シュンッ
「あ、尻尾が垂れ下がった」
「…絶対犬として見てますよね。というか私もたまに『あれ?私って犬?』って思うことがあるし」
「自覚があったのか。辛いな…私なんか前お面が鬼だからガチギレしてるって思われてさ。逃げちゃったんだよ相手。そいつに怒ってたわけじゃないのにさ」
「…あ、それ俺だ」
「てめえマジ許さねえからな」
次回!主人公が寝る予定!
おやすみなさい!と言いたいな!