幻想郷の店   作:覚め

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宿命って歌が人気らしいですね。
…で、どんな歌なんですか?


宿命

 

人里お店

 

「…うーん…」

 

「どうしたんですか?」

 

「今日水曜日だから」

 

「…魔理沙さんが来るんですね!」

 

「週一野郎が…年に52回出勤のくせに」

 

「何故に52回出勤?」

 

しっかし奴は来るのだろうか。はっきり言おう。

こないと思う。それでもなお働いたからと金を貰おうとすると思う。

俺は奴にカツアゲされたんだ!

 

「おーっす」ガチャッ

 

「魔理沙さん!」

 

…来た…だと…!?エプロン姿で…!?そしてもう一人いるけどそっちはあれだろ。人里でたまに人形劇やってる人。

 

「…あ、すまんぼーっとしてた」

 

「とりあえずお店開けましょーか」

 

「…とりあえずそちらの方は」

 

「…お菓子を買いに」

 

「従業員の割引サービスだ」

 

「そんなのない。ていうかそもそも従業員はお前とそこの付喪神とこころちゃんだけだ。他に」

 

「あ、こいつも一緒に働くから」

 

「ちょっと魔理沙!?」

 

「アッパー!」バギィッ

 

「へぶぁっ!?」

 

「ちょっといきなり何言い出すのよ!?」

 

「良いだろうがそんなもん…!」

 

「んー…仕事仲間が増えるんですね!」

 

「増える訳ない!ほんとなんでお前はそういうことばっかするんだ!お前に関する記憶はお前の親父さんとお前にカツアゲされたことだぞ!?マジであの親にしてこの子ありだなオイ!」

 

「なんだと…!?」ムカッ

 

「お前は慎重になるべぎゃぁっ!?」ゴギィッ

 

「ふんっ…」

 

「あれま…」

 

「えっと…だ、大丈夫ですか…?」

 

「やはり皮の鎧では攻撃が響くか…!」

 

「てんちょぉぉおぉぉおぉおぉおぉぉ!」

 

「何を言ってるのか全然分からないんだけど」

 

「…いや、あれは分からなくて良い会話だと思う。実際あいつもわかってなさそうだし」

 

神魂ちゃんの表情→(´・ω・)?

 

「…いやどういうこと!?」

 

「どうしたの魔理沙いきなり叫んじゃって」

 

「…あ、すまんつい天の声に」

 

「…大丈夫?永遠亭行く?」

 

「いや、大丈夫だ」

 

…俺の店は死ぬ覚悟がなけりゃ務まらねえぜ…?

と、これも妖刀の呪いだそうなんだそうに違いないと妖刀を敵視する店主がいたとかいないとか。

妖刀を拾ったのは紛れもなくその店主であるが。引き取ったのも店主である。

 

「…で、何かお菓子買いに来たの?洋菓子屋だけど」

 

「え、じゃあ…この『パウンドケーキ』を一つ」

 

「あいあいさ」

 

「…そもそもこの店やることあんのか?」

 

「私が来てから何もしてませんが?」

 

「いや、監視カメラ役として」

 

「…殴り飛ばそうかな」

 

「いや、呪い殺した方がいいと思います」

 

「洒落にならんやめれ。はいお持ち帰りのパウンドケーキ」

 

「…お持ち帰り…」

 

「まあ持ち帰りとは言ってもカウンター席で食えるけど」

 

「そこら辺きっちり表記しておかないと客が離れるぞー」

 

「ほとんどの客がパウンドケーキどころか持ち帰りの食い物頼まないんだよ」

 

「言い訳ご無用だ〜!」

 

「そうだそうだ〜!」

 

「…俺、雇う人間間違えたかな」

 

「バッチリ間違えてると思うわ。あの二人気が合いそうだもの」

 

「ですよね〜」

 

…ああ、雇う人間もっと選べばよかった…そもそも団体様が来ない限りバイトは不必要だというのに…

自分の無計画性に腹が立つよほんと…ちくしょうめぇ!

とは言っても俺が決めたバイトだしなんだかなぁ…クッ、バイトは死神からの使者だったか…!

 

「…ああ、ダンボールになりたい」

 

「なるならせめてカエルとかいきものでしょ生き物でしょ」

 

「生き恥ばかりってか。そこにいるバイト全員生き恥晒してるよ…」ハハハ

 

「不名誉な呼び方をされた気がしてならない」

 

「店主だからって何言ってもいい訳じゃねーぞ!」

 

「…この二人の監視役も必要じゃ?」

 

「んー…それやったら無限ループしそうだから嫌だ」

 

「理由が適当すぎる」

 

「大体客もあまり来ないこの店に監視役なんているかって話なんだよ」

 

「じゃあなんで雇ったの」

 

「恩を売ったら押し返され恩を売られた感じ」

 

「ごめん何言ってるかわかんない。順を追って説明して?」

 

「こころちゃんは…感情を教えて…それで…恩返しという形でああなって…」

 

「魔理沙は」

 

「知らん…神魂は付喪神で住ませる代わりにだったし…なんなんだよ俺の人生…」

 

「不運ね…」

 

「強運が欲しい」

 

「まあ魔理沙はかなりの強運だと思うわよ。だって魔理沙が博打したら賭ける金額に比例して当たる確率が多くなるもの」

 

「倍率が高ければ高いほど金も出しやすくなるのか。強運よりもそれ運命歪めてるだろ」

 

「魔理沙にかかればお茶の子さいさいなんでしょうね。博打って…私なんか20回連続で負けたことがあったのよ」

 

「20回連続…」

 

人形劇さん、それはただ単にやりすぎでは…?

 

「何よその目は!」

 

あ、すいません許して…

でも20回はやりすぎだと思うんですよ。人里の最高賭博回数が60回。3分の1。

それ以上は慧音先生が禁止してる回数の上限が60回。その3分の1。

やりすぎを超えてそれはただの中毒者じゃねえか

 

「フッ私さえいれば呪いなんか怖くないと同義だ」

 

「…いや、私が抑えれば問答無用なんですけどそれは」

 

「知るか!」

 

「えぇ!?」

 

「…血の気が、多いんだね」

 

「血の気というよりも闘争本能が強すぎると思う」

 

 

 

 

 

 

 




ラストシューティング
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