お店
「…暑くないか?」
「いやいや寒いだろ…何言ってんだお前」
「おい客として来たのはいいが態度デカすぎないか」
「うるせえ…」
「ったく…」
このクソ魔法使いは…何も頼まねえ客がいるか馬鹿。
いや今目の前に客と言い張ってる居座り女がいるんだけどさ?事実だよそうだよ確かにここにいるよなんだよ悪いかよ!
お前これあれだかんな?次の水曜使いまくってやるからな。偉い人の娘だからって甘やかせるか!
ぶっ飛ばすぞ!
ガチャッ
「何奴」
「んぁ?」
「ここにいたか!」
「えっ」
「…っ」
「さあ帰って勉強の時間だ!」
「ちょいちょい待てよ。こいつはウチの客だ。客でもない奴に言われて出ていかれたら商売上がったりだ」
「そんなもん儂が知るか!」
「…助けてくれ」
「はぁ…俺におっさん狩りの趣味はないんだが」
「この…!霧雨商業を馬鹿にしやがって…!」
「遅れたぁ!」
「!?」
「お、神魂。最近出番なかったなお前」
「それを言わないで!?」
「魔理沙!とにかく帰るぞ!」
「神魂〜刀プリーズ」
「はいは〜い」ポイッ
「はっ素人が何を切ろうってんだ?」
「切るんじゃねえよ叩くんだよ。俺に人殺す度胸ないし。あ、でも座禅なら少しかじったことがあるぜ。やるか?」
「誰がやるかそんな素人の座禅なんかを!全くこれだからこの店は2回も潰れるんだ!」
「んだとクソジジイ?いまなんつった?」
「店長がこんな奴だから2回も店が潰れると言っておるのだ!もしや貴様耳が遠いのか?」ニヤニヤ
「はぁ…呆れる…魔理沙置いていったら怪我しないんだけどな」
「バカを言うな!貴様らタダではすまんぞ!」
「…このジジイ…!」
「てめえら全員地獄に落ちるんだよ!」
「寒い…」
いい加減堪忍袋の尾が切れるって奴だぜクソジジイ…
切れてるフリをしていい気にさせるのが一番手っ取り早いけどやり返したら店が…
人里の外で開くことも視野に入れておかなきゃならんなぁ…
紅魔館でもう一度働き直すか…それとも命蓮寺で店始めるか…どっちにしろ死ぬ覚悟がいるな。
「はぁ店どうしようかなぁ」
「その心配はない!貴様の店は潰れるのだからな!」
「…お前、煽るのも大概にした方がいいぜ?」
「あ?今なんか言ったか?」ケラケラ
「バカにつける薬はないってのは本当らしい。店内での騒ぎをする輩は決まって馬鹿だからな」
「発射よーい」
「…おい待て神魂お前なにやってんだどこから持ってきたその大砲」
「あの人がこの店無くすならあの人が無くなれば良いんですよ。さあ魔理沙さんを置いて逃げないと死にますよー?」
「な、何を言うんだこの小娘が!」
「!このっ!」グイッ
「うわっ!?」ドカッ
「…これ魔理沙がやったって聞いたら博麗の巫女が驚くだろうな」
「まあ親の仕打ち聞いても驚くと思いますよ多分」
「いつつ…お前なぁ。病人にこんなことするんじゃないよ」
「ん?病人?」
「発熱があってな。永遠亭にこれから行くところだ」
「その寄り道に来たのか?まあなんでも良いけど…て言うかお前病人なんだろ?1人で行けるのか?」
「あったりまえよ!この魔理沙様を舐めないでほしいな!」
「…あ、あのジジイどこいった?」
「勇敢なる死を遂げました」
「殺すな!てめえら地獄に落ちろ!」ガチャッ
「作法もなってねえ奴に言われたくねえな」
「圧倒的同感です」
「…あ、すまんやっぱ無理だ連れていってくれ」
「あいあいさ。妹紅さんにでも連れていってもらうか」
「なら店閉めときますね。護身用で刀も」
「ありがと…って刀は元から持ってるよ!」
「あ、そうでした!」テヘペロ
「ん〜憎らしい。実に憎らしい。まあ良いや…おんぶで行くか?」
「おう頼む」
「…これは鈴菜庵で読んだ『胸が当たってる』の再現では…!?」
「残念だったな世の中そう小説みたいに上手くいかねえのさゲハハハハ!」
「笑い方キモっ」
俺の心にダイレクトアタック!魔理沙の勝利!
…笑い方キモっは肝っ玉に来やがった…ああもうダメ死ぬ!
なんていってられっか。さっさと行くぞーおー!
人里
「さて…先ずは妹紅さん探しだな。どこにいるかなぁ」
「…ねえ」
「?どうした神魂。忘れ物でもしたか?」
「あれ妹紅さんじゃない?」
「あ、本当だ。おーい妹紅さーん」
「…?」チラッ
「おーい」スタスタ
「!?」
「妹紅さーん?」
「あ、なんだお前か。また胃に穴が空いたのか?」
「そんな頻繁に空くわけないでしょ。空いても行くのは土日ですよ」アハハ
「それは大丈夫じゃねえだろ」
「んで妹紅さん魔理沙が熱出しちゃって。風邪っぽいから永遠亭に連れて行けってさ」
「おーい」
「そいつだけを連れていくなら簡単だが金はあるのか?」
「うどんげちゃんをこっちに寄越せば金は払うって言っておけばいいでしょ」
「お前人使い荒いな。いやマジで」
「んじゃ背負ってくださいや」
「…んしょ。人間背負うなんざ久しぶりだな。いつもは妖精なのに」
「慧音先生じゃないのか。あ、そうそう移送料として6万支払うんで店焼かないでください」
「いやなんで店の話になった!?」ガーン!
「それじゃ〜!」
「仕方ねえ行くか!」ピュー
翌日
「…ん、うどんげちゃんが来た」
ガチャッ
「料金…回収しに来ました…ゼェッ…ハァ…」
「何円ですかな?容態も教えてくれや」
「80万円です。容態はそれなりの高熱だったみたいで。40℃近かったらしいです」
「そりゃやべえって80万円!?」
「はい。払ってください」
「…まあ良いや。後魔理沙の病室に行きたがるおっさんが居たら追い返してくれると助かる」
「オプション料金」
「金搾り取る気だなてめえ!」
ほんと(永遠亭の)大人は汚いなぁ