幻想郷の店   作:覚め

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そういや主人公入ってねえじゃんと思った。
温泉といったらアレですよね。ラッキースケ


入浴

 

かぽーん…温泉!

 

「…男湯っていいなぁ…」

 

ここら辺の男は鬼だけ。その鬼も酒飲んで何かしでかすってこともない。つまり絡みもない。

鬼って、すんごい便利だな〜…特に幻想郷でうるさいのは慧音先生とか魔理沙とかこころちゃんとか…思い出したくねえ頭痛い

それに今貸切状態だし。万が一にも女が入ってくることはない。つまり俺のパラダイス!のぼせるまで浸かろう!

 

「ぶぷぷぷぷぁ…」

 

ガララッ!

 

「衣玖早く!」

 

「待ってください総領娘様!」

 

「…ん?総領''娘''?…おかしいなぁ。ここは男湯なのになぁ。」

 

「はーやーくー!せっかくの地底なんだし!」

 

「はしたないですよ!」

 

「いいじゃん別に!衣玖だって『今日は羽目を外して』って言ってたし!」

 

「それは社交辞令で」ヌギヌギ

 

「嘘ついたの!?」

 

「いえ、決してそういうわけでは…は?」

 

「は?って何よ。誰かいるの?」

 

「…ここって女湯ですよね」

 

「確認して入ったんだものそうに決まってるでしょ」

 

「…」

 

「ちょっとどうしたの衣玖?体洗って温泉入ろ!」

 

「あ、はい…」

 

「…バレてる…!?」

 

「!」ピクッ

 

「ちょっきゃあ!?」スッコーン!

 

「…総領娘様、石鹸で転ぶなど古臭いネタは今通用しな」

 

「ネタじゃないわよ!私はいつも大体真剣よ!」

 

「ほう?では聞きますがいつ真剣なんですか?教えて欲しいモノですね…」

 

「あ、やべ墓穴掘った」

 

どうにかしてここから脱出せねば…一手打ち間違えれば変態→逮捕→店潰れる→首吊るの勢いだ。

いや文屋によって誹謗中傷の祭りだな。良くて他殺くらいか…あ、これ多分あの2人にぶち殺されるのでは?

…やばい、今気づいたけどこの状況はまずい。やばい。どれくらいやばいかっていうとウルトラマンが倒された時くらいにやばい。

仮面ライダーがショッカーに倒された時くらいにやばい。ウルルがエアーズロックになるくらいやばい。

 

「…詰みかな?」

 

「総領娘様、お背中は私が」

 

「頼んだ!今度は踏まないように…おわっ!?」ツルッスッコーン!

 

「…泡で滑った…」ボーゼン

 

「いたーい!…ほんっとなんでこんな目に…」

 

ちなみにここは男湯

 

「…今考えれば俺もみっちゃんの下着姿見てんじゃん…!いやアレはアレだな。今回は合意のないいわゆるラッキースケベで」

 

「終わりました」

 

「相変わらず早いわね…で、衣玖あんたを」

 

「私はもう既に終わっています」

 

「行動が早い!判断も早い!流石は私の充実なる僕!」

 

「今思ったんですけど僕って『僕の僕』って言ったら大体『○○君の○○君』的な意味になりません?」

 

「しもべってどうやったら初見で読めるのかしらね?」

 

「…知るか…!」

 

「さて…どなたでしょうか?」

 

「は?何言ってんの衣玖?頭逝ったの?」

 

「失礼ですね総領娘様。ほっぺたつまみますよ」ググッ

 

「最初っからつまんでるっていうか痛い痛い!」

 

「…水死体になりたい…」

 

「!今聞こえた!すんごいネガティブな言葉が聞こえた!」

 

「それはどんな?」

 

「水死体になりたいって聞こえた!」

 

「…やはり居ますね」

 

「誰だ!」

 

…終わった。俺の人生も幕を閉じるのか…いや、そもそも自営業だから俺いつでも働けるじゃん。

なんだそんなダメージないじゃんかハハハー…評判に大ダメージが付くんだよなぁ…

ああ、この世の終わりだ。妬み妬まれ三千里って言いたい人生だった…

あ、いやそれよりも『実にいい人生だった!』って終わらせたいな。いやもっと名言っぽく言いたいな…」

 

「こんにちは」

 

「…やはり男か」

 

「…チョーコワイ」

 

「…衣玖、どうする?」

 

「殺処分でいいでしょう」

 

ガララッ!

 

「やべえ!女湯と男湯の暖簾の位置間違えてた!」

 

「…え?」

 

「あ、そうそう。お店やってるんでどうぞ一度でもお越しください。名刺…あ、ないや。上がった後に渡しますんで」

 

「そうでしたか。それはそれは…ってなんで事業に関すること聞いてるんですか私は。今ここで問題なのは私達の裸が見られたかもしれないというところでしてね」

 

「岩一つ挟んで会話してるんだからまあマシだろ」

 

「覗きにマシもクソもありませんよ。あるとしたら私が覗く総領娘様のきが」

 

「あんたまだやってんの!?この変態クソ従者がぁ!」ムカムカッ

 

「…苦労してんだなぁ総領娘さん…」

 

その日、魔理沙たちにもこの話が届くことをその時の俺はまだ知らなかった。

いや、知ってても同じだっただろう。どっちにしろって奴だ。

 

部屋

 

「ラッキースケベなんでくそくら」

 

「ハイキック!」ゲシィッ

 

「へぶぁっ!?」ゴキィッ

 

「良くやった神魂!空中横回転蹴り!」ゲシッ

 

「ほごぉっ!?」バギィッ

 

「…とりあえずお店焼き払っておきます?」

 

「ああ。ついでにリンチ大会の始まりだ」

 

「…まて、どういうことだ」

 

「まりちゃん…」カマエッ!

 

「女性のお風呂覗いたと聞いて。せー…の!」ポイッ

 

「待て待て待て!それは誤か」バギィッ

 

「ホームラァァァァァアン!」カッキーン!

 

「あぴゃぁぁああぁぁ!?」

 

今日俺は死ぬかもしれない。そう確信したのは概ね正しいと思っている。

不正解があるとすればきっとそれはここが地底だということなのだろう。強い鬼たくさん。

つまり鬼に興味本位で助けられたのだ。とりあえず名刺を衣玖さんに渡せてよかった。

いやらしい意味はないはずだ。

 

 

 

 

 

 

 




ラッキースケスケ!
スケスケの実が欲しい!
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