地上 人里
「いやぁ…疲れが取れた」
「そうですねぇ〜」
「…お前ら人を散々蹴っといてそれは無いだろ」
「は?お前が悪いだろ」
「いやいやあればいわゆるラッキースケベってやつで」
「ラッキースケベだろうがなんだろうが現実が許さないんですよぶち殺すぞ」
「ヒェッ」
「…?あれ、ここってこんな焼け跡あったっけ」
「最近火事になったんでしょう。無用心ですね」
「…アレ?おかしいなぁ。ん?あれ?ここ、俺の家のはずじゃ」
「そんなわけないだろ頭逝ってんのか?」
「まともな嘘をつけ」
「ひどい」
だが待て。いやあの本当にここ俺の家じゃないの?え?焼け跡があるんですけど。
見慣れた看板があるんですけど。なんか花添えられてるんですけど?なんで?死んでないのに花?
なんか事故あったっけ?事故物件だから?…アレ?おかしいなぁ…向かいに団子屋…入り口の近く…
…ぁっれえ…?おっかしい…なあ…
「…なんで俺の家が…」ボーゼン
「…あ、本当だお前の家だ」
「私の住処はどこへ」orz
「…とりあえず神魂は家に来い。私は風呂覗かれたくないからな」
「なんで俺が覗き魔になってんだよ」
「同じようなもんですよ。では刀も持って行きますので」
「ちゃっかりしてんなぁ…」
「そんじゃ、いつかー♪」
「ばいばーい!」
「…なんて言えば良いのかなぁ…誰が死んだのか聞いてみたいけど…人里でもかなりの嫌われ者だし…こう言う時に限って人脈が物を言うんだよなぁ。腹が立つぜ」カチッカチッシュボッ
「…アレ?死んだんじゃ…?」
「どうしたの小鈴?…ぇ?」
「ふぅ…どうした?死んだ奴でも見つけたような顔して」
「え、いやだって掲示板に焼け跡から死体がって…え?」
「なんでも良いが俺は死んどらんぞ。この通り生きてるさ。最も、死んだ方がマシだったかもしれんけどな。ははは…」スパー
「なんかあったんですね…」
「あ、阿求。もうそろそろ町内会議の時間だよ!」
「え!?嘘、し、失礼します!」ダッシュ
「あ、ちょっと速すぎ!?」
「…人里からの移転も考えなきゃいけないのがまた面倒くさいなぁ…いっそ妖怪の山とかに移転した方がいいのか?思い切って妙蓮寺の中とか…どうせ潰れるんだし、どこに建てても同じなのかなぁ」
そういやこれって誰がやったんだ?とりあえず燃えた灰みてえな炭みてえな奴の上に座るけどさ。
これ誰かがやったろ。火の用心はしてたし。そういや阿求サマは掲示板に…って言ってたな。掲示板を見にいってみるか。
その後ここに戻って…寝よう。いつもの定位置で寝よう。燃えて跡形もないけどベッドがあった場所は覚えてるんだ。そこで寝よう。
掲示板
『クレーム多発も無視する洋菓子屋、とうとう炎上。近くの住民からは「ようやく消えてくれた」との声も』
「…なになに?瀕死の男性を発見、店主だと思われているが死亡…ほか死傷者はなしと…チッ掲示板の悪い癖だぜ。文々。新聞のデマと同レベルだ。下手にも程があるっつの。」
「…お、久しぶりだな勇次か」
「ん、お久しぶりです妹紅さん」スパー
「家が燃えたことに関しては…まあ、残念だったなとしか言えんが…」
「それで良いんですよ。魔理沙や神魂ちゃんに見放されましたし。」
「噂で聞いてはいるぞ。女の噂は音よりも早いんだ覚えておけ」(作者の偏見)
「そういうもんかね…そもそもありゃラッキースケベって奴なんだがなぁ」
「それは見た側の意見だろうに…」
「だから奴らはあんな必死にキレてたのか。納得」
「納得じゃねえわ!」バギィツ
「はぐぁ!?」
「これだから男ってやつは…で、自営業の洋菓子屋はどうすんだ?」
「…どうせ立て直しても崩れる店なんだ。元からない方が良いに決まってら」
「そりゃそうだ…が、お前がすんなり諦めるなんて珍しい」
「…そうですか?俺も多少は成長したんですかね」
「寺子屋の時にちらっと見ただけのような気もするがな。昔のお前に慧音が困ってるとかなり愚痴っていたな」
「そりゃあすいませんでしたね…あ、雨降ってきた」ポタポタ
「本当だ…傘、持ってるか?」
「燃えましたよ。あ、タバコの火が…」
「…じゃあどうする?」
「どうしましょうか。妹紅さん傘でいいですか?」
「芝居回すぞクソガキ」
「すんません」
おーこっわこっわ。やっぱり妹紅さんも怖いね。元から人は怖い物なのかね。
慧音先生より妹紅さんの方が強いから割とシャレにならん確率でフルボッコにされてたやつの記憶が…
その後そいつ慧音先生に怒られて頭突きされて泣いてたけどな。笑えないレベルで泣いてた。
アレは多分その次の日に栄養失調とかで倒れるんじゃねえかってぐらいの勢いで泣いてたな。うん
「…ちょっと…疲れました。ずっと寝ていたいくらい寝ていたい。」
「人間って不自由な体してるよな〜」
「不老不死も不老不死で大変でしょうに…まあ、いつの時代にしろ無勢に多勢とかはもうやめて欲しいかな」
「急に何を言い出すんだお前」
「…なんでかなぁ…涙が出てきちゃってですね」
「…泣くな。私の胸に飛び込んでこい」
「あったかそうだから勘弁」
「勘弁する理由がしょうもなさすぎる」
言えば物語中に燃やせる物!