【経験者は】転生特典に死に戻りを願ったはずなのに、今の所死に戻りイベの前兆が見えないんだが【助けて】 作:音佳霰里
オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:R-15 オリ主 神様転生 残酷な描写 アンチ・ヘイト (ヒロインが) 死に戻り ヤンデレ 勘違い要素有り アンチ・ヘイトは念の為 ハッピーエンド …かも?
しかし、そんな彼の目の前に現れたのは―――!
ヤンデレ物は初投稿。
というかこれはガチの短編用。ここのサイトでリゼロの二次創作読んでたりしてふと思いついた。
ちなみに主はリゼロを知らない。
今回はヤンデレ物に初挑戦です。
読んでる途中で意味のわからないところが多々あるかもしれませんが、最後まで読むと分かる…かもしれません。
出来れば、この作品がより多くの人に楽しんでもらえれば…などと思っております。
それでは本編、どうぞ!
普通の……いや、他人よりかなり運の悪いが、ただの男子高校生だ。
そんな俺だが今……
「チヒロ♡チヒロ♡チヒロ♡チヒロチヒロチヒロッ♡♡♡」
ヤンデレっぽくハイライトを消し、教えていないはずの名前を連呼してくる美少女に絡まれていた……!
今にも俺を押し倒さんとする美少女(名前知らない)を適当にあしらいながら、俺はどうしてこうなったのかを思い出していた……
それは1時間前のこと……
「ふわぁぁぁ……あー、眠い……」
いつもの様に徹夜でラノベを読み漁っていたせいで、俺は眠気と欠伸が止まらなかった。
「もー、また夜遅くまで起きてラノベ読んでたの? そろそろ受験も近いんだし、いい加減に勉強したら?」
そんな俺に声を掛けるのは幼馴染の『
生まれた時からの付き合いで、家も隣という正真正銘の幼馴染。
クラスも小学校1年生からずっと同じで、もはや腐れ縁とか幼馴染とかいった言葉では区分出来ないのではなかろうかと俺は思うのだが。そこんとこどう思う?」
「……知らない」
渚はそんな俺の言葉に、呆れたような顔をしながら、投げやりに言う。
「つーかさ、渚も結構一緒にラノベ読んだりとかしてんじゃん? だったらお前も俺と同罪だろ。あと近い」
「ふふーん! 僕は知宏と違って、ちゃんと勉強の時間も取ってるのだー!
「なん……だと……!」
「フッ……!」
勝ち誇ったような顔をする幼馴染にイラッとしたが、一先ず、俺は渚から距離を置く事にした。
「……?」
渚は不思議そうな顔をして、距離を詰めてくる。
しかし、俺は直ぐに距離を置く。
そしてまた渚が距離を詰めてくる。
通学路を歩く間、こんなことを続けていたが、しびれを切らした俺が、渚に話しかける。
「……離れろ」
「嫌だけど……なんで?」
言外に『僕の事嫌いになったの……?』と上目遣いで聞いてくる幼馴染に、俺はその理由を叩きつけた。
「お前……もう高校生だよな?」
「うん」
「ならさ……
高校生にもなった女子が好きでも無い奴にベタベタするなよ!?!? 」
「……ほぇ?」
アホっぽい顔をして呆然としている渚を置いて、俺は魂からの叫びを続ける。
「だってさぁ!? 今も頭ぐりぐりしてんじゃん!? しかも抱き着いて!? これがどんだけヤバいか分かってんの!? 良い匂いするしぃ!? なんか当たってるとこ柔らかいしぃ!? なんかそういう気持ちになっちゃいそうだけどさ!? 相手にその気はなくてさぁ!? こちとら年齢=彼女いない歴の
「知宏!? ここ外! 外だから///」
「……あ」
恥ずかしい事を言っている自覚はあったが、その事を本人に聞かれているとなると、話は別だ。
というか気恥ずかしさとメンタルがマッハでやばい。
「わ、悪い! 今のは忘れてくれ!!」
赤くなった顔を誤魔化すかのように、俺は通学路の先を急ぐ。
先ほどの気恥ずかしさを紛らわすように、目を瞑りながら、大きく足を前へと進める。
すると、
「―――は?」
グルグルと回り、紅く染まる視界。
1拍遅れてやってきた痛み。
その事をようやく理解した俺の頭が最期に考えていたのは、この世に置いてきてしまうことになった家族でも、まだまだプレイしていたかったソシャゲの事でもなく、目の前で先程と同じように呆然と固まっている、幼馴染の事だけだった―――
「―――ぅ、ん……?」
浮遊感。例えるなら、プールで水底から水面へ、空気を求めて浮かび上がるような。
続いてやってきたのは、もうないはずの意識が覚醒した事に対しての驚き。
『何故』『どうして』
そんな疑問が頭を占めるよりも早く、その答えは告げられた。
「水坂知宏。あなたは死んでしまったのです」
――もう会えないと思っていた幼馴染によって。
「―――なぎ、さ?」
「うん、そうだよ」
「俺は……死んだのか……」
「うん」
「そっかぁー……死んだのかぁ……」
受け入れたかのように呟く俺に、驚いたような顔をしている渚。
「意外だね……僕はてっきり、怒ったり泣いたりするかと思ったんだけど……」
「……なんでさ?」
「いや、他の人達は皆そんな感じだから……」
「ふーん……」
そういう渚の顔は暗い。今までに見てきた人たちのことを思い出しているのだろうか。
「でも、知宏はそうでも無いみたいで安心したよ」
「……まぁ俺は不運が売りだからな! 今更こんなことでは動揺したりなどしないのだよ!」
「あはは……! 知宏らしいね!」
ひとしきり笑ったあと、俺はふと気になっていた事を聞いてみた。
「なぁ……そういえばなんで渚はここにいるんだ?」
「ん……そうだね、そこのところも含めて説明しなきゃだよね」
そう言って一旦言葉を区切った渚は、改めて説明を始める。
「まず、もう知宏が死んじゃったことは言ったよね?」
「……あぁ」
まだ現実味がないが、死んでしまったらしいことは分かった。
続きが気になった俺は、目線で続きを促す。
「次に、知宏のその不運のことなんだけど……」
「……?」
そういうと渚は、いきなり立ち上がって俺の前へ来る。
何をするのだろうかと思っていると、突然渚が土下座をした。
「―――ごめんなさいっ!!!」
「はぁ? どういう事だよ? 説明をだな……」
「その不運体質……実は私達のせいなの!」
「ぅぇえっ?」
渚達のせい? どういう事なのかと聞くと、渚は以下のような説明をした。
・このままだと生まれて直ぐに死亡してしまいそうなため、それを防ぐために渚が送り込まれた。
・今回の死はこちらの不手際で不運を見逃してしまったため起きたものなので、お詫びとして異世界に転生させてあげること。
ふむふむと説明を聞いていた俺だが、ふと疑問に思ったことが出てきた。
「なぁ渚」
「何?」
「俺の近くにいて、不運を阻止するために送り込まれたのが渚なんだろ?」
「そうだけど?」
「いやさ、なんで『渚』なんて名前をつけたのかなーって」
「? どういう事?」
「さっきの話を聞いてるとさ、『
『なんだ、そういう事か』と笑っている彼女は、『簡単な事だよ、チヒロ君?』と、名探偵のようにこちらを見ると、自身の名前の種明かしをした。
「『新世紀エヴァンゲリオン』ってアニメ、知ってるでしょ?」
「まぁ、な。有名だし……」
「そのアニメの第24話『最後のシ者』のタイトルの意味は?」
「あぁ。確か『渚カヲル』の『渚』と、『死者』、あと使徒ってことで『使者』をかけてるんだろ……! まさか……」
「そのまさかだよ。つまりこの僕、『神野渚』は、『神の使者』から付いた名前だったのだ! ババーン! 今明かされる衝撃の真実ゥ!」
「えぇ……」
あまりの安直さに呆れてモノも言えなくなっていた俺。
そんな俺に、渚はあるひとつの提案をしてきた。
―――転生特典、選びたくない?
「転生、特典……?」
「そ、転生特典。知宏は今から、魔法もモンスターもいるThe・ファンタジーな異世界に転生してもらうんだけど」
「はいはい」
「それで、向こうですぐ死なないようにするための措置として、転生特典を転生者本人に選んでもらうことになってるの」
「ふーん……」
俺の脳裏に思い浮かべられているのは、家を出る直前に読んでいたあのラノベ。
「じゃあ……『死に戻り』(と)ヒロインで」
「オッケー、『死に戻り』(の)ヒロインね」
何だか勘違いが進んでいるような気がするが、俺は特に気にしないことにした。
「それにしても死に戻りね……リゼロの影響?」
「あぁ、あとまどマギもな」
「ま、確かにマゾゲーとか好きだもんね、知宏は」
渚とひとしきり話したあと、いつの間にか俺の足元には魔法陣らしきものが出ていた。
「ん……もう時間か……」
「時間?」
「うん、これで知宏ともお別れかな……」
そう感慨深げに呟く彼女の目元には、涙が溜まっていた。
「渚……」
「僕、結構君のこと好きだったんだよ? (男女的なアレで)
それに僕というものがありながらヒロインなんて……」
「? あぁ、俺も渚の事、なんだかんだ言って好きだぜ? (友情的なアレで)」
「!?」
そう言うと、俺の足元の魔法陣が、おれを急かすかのように光り出す。
「
「うん!
視界が光に包まれる中、俺が最後に見たのは、涙を流しながらも微笑む、儚くて可愛い幼馴染の姿だった―――
そして俺が最初に目にしたのは、
―――
「フフっ……」
「ヒェッ……」
そして冒頭へと戻る……
「な、なぁ……君の名前は……?」
「え……?」
俺に名前を聞かれると、この世全てに絶望したかのような顔に変わる少女。
そして何事かを俺にも聞こえないような声で呟くと、満面の笑みで自己紹介をしたのだった。
「私の名前は『フェリシア・デュ・ヴェルノン』よ。フェリシアって呼んで、ね? 」
「あ、あぁ……」
俺は、フェリシアの可愛いが重たい笑顔を見て、ぎこちないながらも頷くしか無かったのであった。
1ヶ月後……
俺が異世界に転生してから1ヶ月が経ったある日、フェリシアにずっと聞きたかったことを漸く聞くことが出来た。
「なぁフェリシア……」
「何? なんでも聞いてね? チヒロ、いえ、ア・ナ・タ?」
俺はものすごい緊張感に包まれながらも、質問を続ける。
「なんで……」
「?」
「
そう、俺は今、フェリシアの部屋におり、しかも常に手錠・足枷は必須装備、またお風呂もトイレもフェリシアと一緒という、ヤンデレの典型的な監禁と言うやつを体感していた。
初めの2、3日は新鮮な生活ということで飽きは来なかったのだが、流石に1週間も経つと、飽きてしまう。しかもそれを4回分……
何故こんなことをするのか、こんな中の下位の顔立ちの男の何処が良いのか等を聞こうと思ったので、こんな通常では思いつかないような暴挙に出たのだ。
しかし、フェリシアはさも世界の常識を語るかのように、その理由を話したのだった。
「……? どうして? 直ぐに死んじゃう好きな人を縛っておきたくなるのは、当然の事じゃない?」
それより、と笑顔でこちらの質問を遮るフェリシアに、嫌な予感がしたが、生憎と俺の体は手錠により動かない。そんな俺を見て気を良くしたのか、フェリシアは箪笥からから嬉しそうに注射器を出す。
「フェリシア? その注射器は……?」
「フフっ♪ 私からアナタが離れていくなら、アナタを壊してしまえば良いじゃないって思ったの♪ だからコレは、アナタの為の『オクスリ』よ♪」
まずいまずいまずいまずいまずいっ!
そう思ったが、もう遅かった。
プスリ。注射器が刺さり、中の液体が体内に侵入する。
―――死に戻りはどうなるのだろうか、呑気にそう考えていた俺の意識は、今度こそ永遠に戻ってくることは無かった。
「フフっ♪ ……これであなたと永遠に……」
~後日談~
とある貴族の家の中から、死後数日は経過していると見られる男女の遺体が見つかったらしい。
死因は衰弱死。
また、部屋の中は荒らされていて、強盗に押し入られたのだろうと憲兵団は見ている。
私『フェリシア・デュ・ヴェルノン』は自他ともに認める天才だ。
だが、そんな私にも出来ないことはあったみたいだ。
「ウフフフフフフ……♪ チヒロ♡チヒロ♡私の可愛いチヒロ♡♡♡」
私の腕の中で身動きひとつせず眠る愛しの彼を見ながら、今思い返すと自分自身を殴り倒したくなってくるような、
「うぉっ!!!」
「アンタ、何者なの? この私の事を知らないなんて……今どきの田舎者でもありえないわよ」
私の剣による突きが、黒髪黒目の男を弾き飛ばす。
当時の私は、国の中でも権力の大きい貴族の一人娘として生まれたせいで、出会う人は皆家畜位にしか思っていなかった。
でも、そんな傲慢だった私を変えてくれたのが彼、『ミズサカ・チヒロ』だった。
彼は私と出会ってからはいつも私の側にいて、何かにつけて口を出してきた。でも、何故かそれ自体に悪い気はしなかった。
―――でも、私が自分の本当の想いに気づいたのは、彼が死んでからだった。
当時の私は、ある意味彼に依存……していたのかもしれない。いいえ、それは今もかも……
それまで私の側にはいなかった、『友人』という関係。
他愛の無いことを話し合い、笑い合い、互いの友情を確かめ合う。
私への愛情なんてものは使用人や学校の同級生たち、両親からも貰ったことは無かった。
でも、彼は違った。
私の欲しい言葉を言ってくれる、私を褒めてくれる、褒めてくれるだけじゃなくてきちんと叱ってくれる……!
だから私は、彼が居なくなってしまった時に耐えることが出来なかった。
精神が壊れ、それまで好きだった物にすら、何一つ反応を示すことが無かった―――らしい。
『らしい』と言うのも、私はその時の記憶が無かったし、その時の事も大体想像で考えてみていたからだ。
兎に角、精神が壊れた私が唯一行ったことがある。
―――そう、自殺だ。
死ぬ直前は、まるでチヒロに出会う前かのように振舞った。そうでもしないと、彼のいない世界に耐えられなかったから。
死ぬ時は、街へ向かってから死んだ。彼と私の初めて出会った場所。私にとっての一番の思い出の残るこの場所で、私は首をナイフで搔き切って、自殺したのであった。
―――まるで、その存在を世界に刻みつけるかのように―――
そうして自殺した私が感じたのは、死人には感じることの出来ない感覚。
朝、光を浴びて目を覚ますかのような浮遊感。
その感覚に驚き、急激に意識が覚醒した私の目の前にいたのは、もう出会えないはずの彼。
初めて出会った時と同じ様に、私の顔を見て驚いている彼。
だから私は、満面の笑みで彼に話しかけたのであった。
「久しぶりねっ! チヒロ!」
しかし彼から帰ってきたのは、残酷な真実だった。
「えっと……どちら様? てかなんで名前知ってるんだ?」
その後のことは覚えていない。
というのも、私は気が付いたらいつの間にか自殺をしていたからだ。
恐らく彼に拒絶されたショックで、発狂していたのだろう。
そうして死んだ私の前に現れたのは―――
「えっ……?」
―――また驚いたような顔をしている彼だった。
「もしかして……私が死ぬと、私だけあの場所に戻っている……?」
私がそのことに気付いたのは、彼が三度死に、また自殺した時のこと。
当時はまだその現象の名前を知らなかったが、後々になって彼から教えられるその現象の名前。
そしてそのことに気づいた私は、私の望む最高の結末を得るため、何回も彼の居なくなる人生を走り続けた。
―――5週目、飛んできた矢に当たり死亡。
―――6週目、馬に潰されて死亡。
―――7週目、スパイを疑った私の秘書により殺害され死亡。
―――8週目、自害。
―――9週目、敵の捕虜となり処刑され死亡。
―――10週目、モンスターに襲われ死亡。
―――11周目、原因不明。
―――12週目、原因不明。
―――13週目、14週目、15週目、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30週目―――!
今だけは彼の、その能天気さを呪った。
何故、なぜ私だけがこんなに苦しいのか、なぜ私は好きな人も救えないのか―――!
でも、そんな私を救ったのも、チヒロだった。
「フェリシアが何に悩んでるのかは知らないけどさ、俺はそんなになるまで追い詰められるんだったら、一旦諦めるかな」
「―――あきら、め、る……?」
「そっ、諦める。『人生諦めも肝心』とか言うだろ? それに―――」
そう言うと、空に浮かぶ月を見ていた彼はこちらに笑顔を向け、こう言った。
「俺は、笑顔のフェリシアの方が好きかな……って」
そうして私は再び、彼に助けられたのだった。
そこからの私の行動は早かった。。
まず、『諦めること』を目標に、彼が死ぬよりも早く、
そして次に、死に戻る度に無くなってしまうが、私たちの愛の巣を建てる場所の検討に移った。
そして最後に、彼を閉じこめるための道具―――手錠や鎖、それに『オクスリ』等―――を手早く集めるための店を探した。
『オクスリ』とは、その名の通り、彼を廃人にして、一生私の隣にいるようにするための物で、過去にこれを使用した者は皆植物人間になっている。
話が逸れたが、何百週分もの時間を使って、私は漸く彼を閉じこめるための準備を終わらせた。
早く進めるために、私は慣れたかのように死に戻りを行い、彼の前に立つ。
少し楽しみ過ぎていつの間にか彼の目の前に居てしまったみたいだが、何ら問題は無い。
リハーサルと同じ様に彼を手早く気絶させ、馬車へと運び込む。
彼を乗せた馬車を先に私たちの愛の巣へと向かわせ、私は急いで道具屋を巡り、彼のための道具を集める。
道具を集め切った私は、慣れた手つきで魔法を使用し、愛の巣に一瞬で移動する。
馬車よりも早く着くように行動していた為、想定よりも長く彼に触れることが出来て、大分満足が出来た。
彼が来てからもう1ヶ月経った。
私は、『オクスリ』を打ち込んだ為に植物状態と化した彼を抱き寄せながら、今までのことを思い出していた。
―――彼の笑った顔、彼の話す故郷のこと、彼のこの暖かい体のこと―――
―――そして、彼の死ぬ時の顔。
私は、もうすぐ死ぬだろう。
死に戻りがどうなるかは分からない。だが、これまでの努力がこの結果につながっているのだとしたら、この力には感謝しなくてはいけない。
死に戻りは、彼によって授けられた様なものなのだから。
―――そうして私は、未来のことを考えながら、彼と一緒に冷たくなって行ったのであった―――
~後日談~
それ以来、彼女が目覚めることは無かったそうだ。
だが、その死に顔はまるで聖女の如く安らかだったそうな。
めでたしめでたし……?
「ん、ここ……どこだ……?」
しかし、彼女の居ないまま、人より不運な彼の物語は進んでいくらしい。
どこまでも、どこまでも―――
如何でしたでしょうか?
もしこの作品が皆さんに楽しんでいただけていれば幸いです。
それと、この作品でわからなかったこと、物申したい事等が有れば、感想欄でバンバン言ってください。
この作品がお気に召せば、評価や推薦などをして頂けると有難いです。
以上、作者の音佳霰里でした。
皆さんも良い創作ライフを…