異世界に召喚されしはイレギュラーが率いる異界の艦隊   作:日本武尊

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第五十二話 パーパルディア皇国と言う国

 

 

 

 

 某日 ロデニウス連邦共和国 首都クワ・トイネ

 

 

 

 

『―――続いてのニュースです。本日カナタ大統領はロデニウス大陸周辺およびシオス王国周辺海域にて海賊の襲撃による被害が増えつつある現状の対策として、新たに設立された海上警備隊の訓練の視察を行いました。海賊による被害が増える中、カナタ大統領は海上警備隊の戦力増強を指示し、海の治安維持向上に期待を募らせているとの事です』

 

 

 首都クワ・トイネにある喫茶店。その店先にあるビルの壁に埋め込まれた超大型スクリーンにニュース番組が流れている中、喫茶店の前にある席に一人の男性が新聞を読みながら紅茶が淹れられたティーカップを手にして、紅茶を飲む。

 

 

『―――により、政府はパーパルディア皇国との接触は一切行わないとして、今後ロデニウス大陸周辺の緊張状態は続くとの見解を示しました』

 

 

「……パーパルディア皇国、か」

 

 ニュースを読み上げているアナウンサーの口からその名前が出て、読んでいる新聞から男性は顔を上げる。

 

 

 彼の名は『ヴァルハル』。元パーパルディア皇国 国家戦略局所属の職員であった人物だ。

 

 かつて旧ロウリア王国に軍事支援を行ったパーパルディア皇国の国家戦略局。その職員の一員であった彼は、観戦武官として、旧クワ・トイネ公国の港町マイハークへの攻撃を目指す旧ロウリア王国の艦隊に同行した。

 

 しかしロデニウス沖にて、彼は衝撃的な体験をした。

 

 彼らの前に立ちはだかったのは、圧倒的な強さを見せた飛行機械と、巨大な軍艦であり、艦隊に対して熾烈な猛攻が繰り広げられた。

 

 その猛攻の前に4000隻以上は居た旧ロウリア王国海軍の艦隊は、なす術もなく沈められていき、彼が乗っていた軍船は他の軍船と衝突し、その衝撃で彼は海に投げ飛ばされてしまった。

 だが、そのお陰で彼はこの世の地獄ともいえる海戦を生き延びることが出来た。

 

 

 その後救助された彼は捕虜として捕らえられていたが、パーパルディア皇国の人間であると判明した後は、別の施設に移されて事情聴取を受けた。

 

 この時は質問に答えるだけで、それ以上は求められなかった。彼は拷問のような尋問を受けると思っていただけに、拍子抜けであったが、拷問が無かった幸運に感謝した。

 

 しかし旧ロウリア王国が敗北したと聞かされた時、彼は焦った。当然このことは本国の国家戦略局にも伝わるはずであり、独断で旧ロウリア王国に支援をしていたことが明るみに出れば、職員達はただでは済まない。その為に、旧ロウリア王国に対して支援を行っていたという情報の隠蔽を行うのは容易に想像できた。

 当然中には当事者に対する口封じも行うだろう。金を積ませて口を閉ざさせるなら良いが、二度と口が開けないようにする可能性もあった。彼は後者を恐れた。

 

 そこで彼は駄目元でパーパルディア皇国に関する情報を手土産に、旧クワ・トイネ公国亡命を希望した。

 

 亡命はあっさり承諾され、手続きを行った後、彼は旧クワ・トイネ公国に身を寄せることになった。

 

 当初は文明圏外の国に住むことになる不便さや苦労を懸念したが、住み出してすぐにそれらは消し飛んだ。

 

 

 明らかに祖国よりも文明水準が高く、各家庭では電気ガス水道が使え、道は舗装されて車が道路を走り、公共機関が整えられてインフラが充実しているという、祖国とは比べ物にならないぐらいに、住みやすい環境であった。

 

 その上、亡命時に新たに戸籍が与えられ、仕事も貰い、その職場環境に驚きを隠せなかった。

 

 職場は明るく、上司や同僚は無理やり仕事を押し付けるようなことはせず、とても友好的だ。仕事はそこまで多くなく、時間も定時には帰れるし、更に残業や休日出勤等の頑張った分の給料が貰えるという、国家戦略局に居た頃とは天と地ほどの差があったのだ。

 

 これが国家戦略局時代なら、常に同僚とは成績による落とし合いを繰り広げる陰湿な環境に、上司からは仕事を押し付けられ、終わるまで家に帰ることが出来ず、何日も職場に泊まり込むなんてことは珍しくなかった。それなのに、頑張っても貰える給料に変わりは無い。むしろ頑張っても逆に給料が減るということもあった。その時はなぜか周囲の給料は変わらず支払われていた。

 

 パーパルディア皇国に住んでいた時よりも明らかに住みやすく、仕事も順調で、裕福な環境であって、早々に彼の中にあったパーパルディア皇国に対する敬意は綺麗さっぱり無くなっていた。

 

 

 そして現在では、ヴァルハルは順風満帆な第二の人生を送っており、仕事の昼休みには、仕事場の近所にある喫茶店で昼食を取るのが日常となっている。

 

(ホント、皇国に居た頃は考えられないような暮らしだな)

 

 思わず笑みが浮かびそうになるも、彼は表情を隠すように新聞に顔を向ける。

 

(しかし、皇国は今後どう動くか……)

 

 彼は先ほど流れたニュースを思い出し、内心唸る。

 

(恐らく皇国はロデニウスの事を知ろうとせずに、これまで通りの事をするだろうな)

 

 彼は今後のパーパルディア皇国の動きについて、そう予想する。これまで通りとは、侵略の事である。

 

(で、ロデニウスとはそんな中で衝突し、そのまま戦争になるかもな)

 

 そして最終的に行き着く未来を予想し、ため息を付く。

 

「まぁ、パーパルディア皇国がロデニウス連邦共和国に勝てるわけ無いがな」

 

 圧倒的な技術力の格差から、パーパルディア皇国に勝ち目が無いのを彼は確信する。物量では勝っているかもしれないが、技術の差が圧倒的であって、そこまでくれば物量は意味をなさない。

 

(そうなれば、皇国は建国以来類を見ない大敗を喫するな。まぁ今となっては皇国が滅びることになっても、どうでもいい話だがな)

 

 もはや皇国がどうなろうとも知ったことではないヴァルハルは、皇国に対して冷ややかな感想を抱いて、紅茶を飲む。

 

 生まれた祖国に対して何とも心無い事かと思うが、それほど国で受けてきた仕打ちは酷いものだったのだろう……

 

 

 まぁ、どちらにせよ、ヴァルハルは亡命によって新たに得られた幸せに満足しつつ、これからも第二の人生を謳歌するのだろう……

 

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 所変わって、フィルアデス大陸の隣にあるアルタラス島。

 

 

 アルタラス王国の王都『ル・ブリアス』。その王都にて聳え立つ王城『アテノール城』

 

 

「何とかムーの空港の拡張工事も一段落ついた、か」

 

 城の廊下を歩きながら、『蒼龍』はタブレット端末に表示している書類を確認する。

 

「とりあえずは肩身も下りるって所かな?」

「そうだな。まぁまだ僕達の仕事は残っているから、一安心とはいかないけど」

 

 隣を歩く『飛龍』の言葉に『蒼龍』はそう返しながら、ため息をつく。

 

 二人は現在アルタラス王国にあるロデニウス連邦共和国大使館の臨時職員として行動している。

 

 まだ正式な大使館職員が揃っていないとあって、職員が到着するまでムーの空港の拡張工事の指揮を兼任しつつ大使館職員として働いている。

 

 そのムーの空港の拡張工事も一段落着いた事で、大使館職員としての仕事に目を向けられるようになった。

 

 そのことについて、アルタラス王国の国王ターラ14世に報告する為に、二人はアテノール城へ赴いたのだ。

 

「まぁ、一週間ぐらいで正式な大使館職員も到着するし、そろそろ本業に戻れるかな」

「そうだね。僕もそろそろ身体が鈍っていそうだよ」

 

 『飛龍』はそう言うと、両腕を後ろに回して組み、後ろへと引っ張るようにして身体を伸ばす。

 

「僕の艤装も完成したって兄上から連絡があったから、帰ったらすぐに調整に入るか。新しい艤装はどんな感じになるんだろうか」

 

 『蒼龍』はブツブツと呟きながら、新しい艤装がどんなものか考える。

 

「……」

 

 そんな彼の後ろ姿を、『飛龍』は静かに見つめている。

 

(……姉様)

 

 そして彼女は、その後ろ姿に、かつて敬愛していたKAN-SENの姿と重ねる……。

 

 

 

 『飛龍』には、実の姉のように敬愛していたKAN-SENが居た。その名は『蒼龍』。蒼龍型航空母艦のKAN-SENである。

 

 しかし何年も前に、彼女が敬愛する『蒼龍』は、アズールレーンとの戦いの中で、その命を散らした。

 

 大切な存在であった彼女を失ったことで、『飛龍』は大きな喪失感に見舞われた。彼女にとって、『蒼龍』は家族も同然な存在だ。そんな家族を失った悲しみは、とても想像できるものではない。

 

 この時、たまたま同海域に居合わせた『大和』や『武蔵』達によって、アズールレーンの艦隊を退け、『飛龍』は救助された。

 

 救出当初は茫然自失な状態であったものも、『飛龍』は気持ちを奮い立たせて、何とか立ち直った。

 

 正直危うい状態であったものも、彼女は他のKAN-SEN達との交流で少しずつ心の傷を癒し、精神的に安定してきた。

 

 

 だが、そんな中で、彼女の前に現れたのは……敬愛する姉と同じ名前を持つ大和型航空母艦の三番艦……『蒼龍』という名の男性型KAN-SENであった。

 

 ただ名前が同じなだけならば、『飛龍』は気にする事は無かった。だが、彼女には『蒼龍』を無視できない要因があった。

 

 それは、敬愛する姉に、生き写しと言えるぐらいに、『蒼龍』は瓜二つなのだ。性別と髪と瞳の色こそ違えど、それを除けば本当にそっくりなのだ。

 

 その上、『大和』と『武蔵』は他の重桜のKAN-SENと違い、獣の耳や尻尾などの特徴が無いのに対して、『蒼龍』にはなぜか兎の耳が生えており、普段は被っている制帽に隠されているが、制帽を被っていなければ兎の耳がピンと立っている。

 

 この特徴も相まって、『飛龍』からすれば『蒼龍』は死んだ姉の生まれ変わりではないかと、一時期本気で思っていた。しかし今では違うとはっきりと思っている。

 

 だが、それでも敬愛する姉と瓜二つな『蒼龍』の姿を見る度に、姉の幻影を重ねてしまう。違うと分かっていても、頭のどこかでは敬愛する姉と認識してしまう。

 

 それだけ、『飛龍』にとって彼女は大きな存在であったのだ。

 

 

「……」

 

 『飛龍』はそんな『蒼龍』の後ろ姿に、敬愛する姉の姿と重ねてしまう。実際後ろ姿だけを見れば、違いを見つけるのが難しいぐらいだ。

 

(僕は……どこまで情け無いんだ……)

 

 彼女は自分の情けなさに、悲観的になる。

 

 未だに姉の幻影を見続けて、『蒼龍』をその代わりに見てしまっている、未熟な自分に嫌気が差してくる。

 

「……? どうしたの、『飛龍』?」

 

 ふと、後ろから視線を感じて『蒼龍』は振り返り、首を傾げる。

 

「っ! ううん! なんでもない!」

 

 『飛龍』はハッとして、首を横に振るう。

 

「そう。なら、いいんだけど」

 

 彼はそう言うと、再び前を見る。

 

「……」

 

 

 

「あっ、『蒼龍』様!」

 

 と、二人が廊下を歩いていると、曲がり角の向こうから一人の女性が出てきて『蒼龍』を見つけるなり顔に喜色を見せて声を掛ける。

 

 腰の位置まで伸びた黒い髪をして、アルタラス王国の伝統衣装を身に纏う女性の名は『ルミエス』。アルタラス王国の王女であり、国王ターラ14世の娘である。

 

「ルミエス様。どうしましたか?」

「お父様に呼ばれて来たんです。『蒼龍』様達はどちらへ?」

「自分達もターラ14世様の所へ。空港の拡張工事が一段落着いたので、その報告をと思って」

「そうでしたか。『飛龍』様もご一緒にですか?」

「えっ? あっ、うん。そうです」

 

 一瞬戸惑った『飛龍』であったものも、すぐに返事をする。

 

「でしたら、ご一緒にいかがですか?」

「えぇ。良いですよ。『飛龍』もそれでいいよね?」

「うん。『蒼龍』が良いなら、僕も良いけど」

 

 ルミエスの提案を受けて『蒼龍』は了承し、『飛龍』も了承したことで、三人はターラ14世が居る部屋へと向かう。

 

 

 

「おやおや、これはルミエス王女ではないか」

 

 と、ターラ14世の部屋に向かう途中、ルミエスに声が掛けられ、その声を掛けられた瞬間、彼女は身体が強張る。

 

 三人は声がした方を見ると、どこか偉そうな態度を取っている男性の姿があり、傍には彼の部下が二人居る。

 

(あれは……)

 

 『蒼龍』はその男性に見覚えがあり、表情に出さないで警戒する。

 

 その男性はアルタラス王国にある、パーパルディア皇国の第三外務局 アルタラス出張所の大使であるカストという名の男性だ。

 

「か、カスト様。今日は、どうされたのですか?」

 

 ルミエスは愛想笑いを浮かべるも、どこかぎこちない。

 

「貴様の父親、ターラ14世に本国からの要求書を届けてやったのだ。蛮族風情に俺がわざわざ足を運ぶのは癪だが、王となれば多少なりとも礼儀を払っているんだ」

「そ、そうですか。列強国の方々に礼儀を払われるのなら、お父様もとても誇らしいと思います」

 

 カストは偉そうな様子でさっきまで行っていたことをルミエスに伝えと、彼女は戸惑いながらもお世辞を述べる。

 

 しかしその間にもカストは、ルミエスを嘗め回すように上から下見ている。下心を隠そうともしない辺り余計にタチが悪い。彼女が戸惑っていたのは、この為だろう。

 

「それで、そこの亜人達は何ですかな?」

 

 と、カストは『蒼龍』と『飛龍』の二人に視線を向ける。

 

「こちらの方々はロデニウス連邦共和国の大使館職員で、今からお父様にご報告することがあって向かっている途中でして」

「ほう……」

 

 ルミエスから紹介を受けて、カストは二人を見る。特に『飛龍』を嘗め回すように見ている。彼の後ろに居る部下も同じように『飛龍』をニヤニヤと不快な笑みを浮かべながら見ている。

 

「亜人ではあるが、随分上玉ではあるな」

「は、はぁ……」

 

 本人を前にしていながらそんな発言をするカストに、『飛龍』は戸惑いを隠せなかった。

 

「どうだ? 亜人にはあまり興味は無いが、ここまで上玉なら話は別だ。この後俺の所に来い。可愛がってやるぞ」

 

 と、ニヤつきながら明らかな命令口調で『飛龍』を誘うと、彼女はあからさまに嫌そうな表情を浮かべる。それにイラっとしたのか、カストの表情が怒りに染まる。

 

「なんだその態度は!! この俺が誘っているのだぞ!! 蛮族の亜人が!!」

 

 カストはよほど『飛龍』の嫌そうな表情が気に入らなかったのか、次々と彼女に罵詈雑言を浴びせてくる。

 

「……」

 

 あまりにも身勝手で横暴な態度のカストに『蒼龍』は無表情のままだが、内心苛立ちを覚える。その傍でルミエスは不安な表情を浮かべる。

 

「ふん!! もういい!! この俺の誘いを断ったのを後悔するんだな!!」

 

 やがて言いたいことを言い終えたのか、カストは捨て台詞を吐いて部下を引き連れて三人の元を離れて行った。

 

 

「大丈夫、『飛龍』?」

「う、うん。僕は……大丈夫だよ」

 

 『蒼龍』はカスト達の姿が見えなくなったのを確認して『飛龍』に問い掛けると、彼女は頷く。だが、やはり罵詈雑言を次から次へと浴びせられたのは堪えたようで、表情は険しく、苛立ちを隠しきれない様子である。

 

(あれがパーパルディア皇国の人間か。話は聞いていたけど、兄上や『紀伊』さんが接触を避けたがるのも無理ないな)

 

 そして彼は兄や指揮艦がなぜパーパルディア皇国を避けようとしているのかを理解し、ため息をつく。

 

 彼はアルタラス王国の人間やムーの空港職員からパーパルディア皇国の人間の素性の事を聞いていた。大使館の大使でこんな有様なら、本国の人間ならもっと酷いのだろう。

 

(だが、これで皇国と関連性を持たれてしまった。下手するとこれが原因で難癖を付けられるかもしれないな)

 

 だが、面倒な事態になりつつある状況に『蒼龍』は内心焦りを募らせる。

 

 もしも今回の一件が原因で後任の大使館職員に迷惑を掛けないか、そのことが気がかりだった。

 

「も、申し訳ありません」

「ど、どうしたんですか?」

 

 と、ルミエスが突然頭を下げて『飛龍』に謝罪をする。そんな彼女に『蒼龍』と『飛龍』は戸惑いを見せる。

 

「私のせいで、『蒼龍』様達にご迷惑をお掛けしてしまって……」

「ルミエス様のせいではありません。いずれパーパルディア皇国の人間に目を付けられるのは予想していたことですし」

「ですが……」

 

 しかしパーパルディア皇国の人間と引き合わせてしまったという負い目は大きく、彼女の表情が曇る。

 

「我々の事はお気になさらず。皇国がどうしようとも、どうにか出来ます」

「『蒼龍』様……」

「それに……」

 

 と、『蒼龍』は一間置いて、こう言い放つ。

 

「小物の虚勢なんて、怖くも何ともありませんので」

「……」

 

 『蒼龍』の言葉にルミエスは衝撃を受ける。

 

 まぁ列強国の人間を小物と呼んだのだ。文明圏外の人間からすれば恐れ知らずの行為だ。しかしルミエスには『蒼龍』がそう言い切れるのに、理解できる部分がある。

 

「ご心配なく。向こうが何を言ってきても、のらりくらりと受け流しますので」

「……」

「そして何より、あなた方アルタラス王国の方々に迷惑をかけないようにしますので」

「そう、ですか」

 

 自身ある彼の姿に、ルミエスは見つめる。

 

「それはそうと、ターラ14世様の元へ向かいましょう」

「……は、はい! そうですね!」

 

 ルミエスはハッとして気を取り直し、二人は歩き出す。

 

「……」

 

 その様子を『飛龍』は複雑そうで、どこか苛立っている様な表情を浮かべつつ、二人の後に付いて行く。

 

 

 

 




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竜の伝説編はやっておくべき?

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