演説 いじめや子供の置かれている立場に関して 作:アマゾンズ
「どうも、こんにちはこんばんわ」
一礼する人物。
「今日はね、いじめに関する事を語りたいと思います」
「みなさん、いじめと言うと・・・どんなイメージがあります?色々ありますよね?」
「例えば、無視、物を隠す、誰かを悪く言うなどなど、上げたらキリがない!」
身振り手振りを始める。
「いじめは些細な事から始まります。そう、アナタ、いじめはどんなことから始まると思う?」
答える子供の一人。
「そう、からかいから始まるの。やっている人からすれば、本当に単純なふざけあいなんだね。やられている方も最初はそう思っているよ」
「けどね!あ、ゴメンね?けど、とか、でも、とかはあまり言いたくないけど言わせてね?そのからかいが、エスカレートしていくの!!」
「『これはふざけているだけ、アイツだって絶対にそう思ってる』この考えから、始まっていくんだよ!それで、いつも被害に遭うのは『ハッキリ言葉を言えない性格のタイプ』」
「じゃあ、どうしてこのタイプが狙われるのか?理由は簡単「何も言ってこないから」!」
少しだけ悲しそうに。
「からかう側はね『何も言ってこないし嫌がってもいないから、コイツは攻撃して大丈夫』って勝手に思い込むの。それからドンドン人数を増やして、集団化していじめをするの」
「いじめて大丈夫だって、勝手に思っちゃうの!簡単な喩えを出すなら、バレなきゃ大丈夫!隠しておけば大丈夫って考えと同じなの」
「大人しくてハッキリ言葉を言えないタイプっていうのは自分の家で、両親に厳しくされている場合が多いの!後ろのお父さん、お母さん覚えがない?」
母親や父親をしている女性男性、講演を聴きに来ている大人に向けて言葉を発する。
「あるよね?絶対にある!厳しくしないと善悪の判断がつかないもの!」
「それでも、善悪の判断がついていても!いじめはされるし、してくるの」
「理由はね、弱い相手を攻撃しないと自分を保てないし自分の存在意義がわからないから、他を攻撃する事でアピールするんだね。自分は此処にいる!自分は強いんだって!」
「脱線しちゃったけど、話を戻すね。じゃあ、此処まで聞くといじめは無くならないじゃん!こんな事言ってて意味あるのって考えてるかもしれない・・・。うん、正しくその通り!いじめはぜっっったいに無くならない!どうしてか分かる?」
「それはね、大人も子供もいじめをやっているからだよ!無くなる訳ないじゃない!大人は会社で、子供は学校でいじめをしているんだもの!無くなるはずがないじゃない!」
「大人はまだいい、まだ良いよ?だって、法律という武器があるもの。証拠さえ掴めれば訴えることだって出来るから」
「けれど、子供はそうはいかないじゃない!だって、物心ついて、幼稚園からいじめって始まるんだもの!子供やることって流されてるけど、親の知らない所で始まってるんだよ?」
少しだけ怒気を込めて
「よく、察しろよなんて言う人がいるけど、察せるのはね?長年一緒にいて、その人の思考のクセを知っていないと無理!初対面の人に対して察するなんて出来ないよね?子供だってそう!子供は親に怒られる、や心配かけたくないって思っていないの」
「言わない理由はね。引退したタレントの方が言っていたのを引用するけど『子供が親を信頼していないから』!」
「子供は無条件で親を信頼するものだって思ってた?思ってたでしょう?私だって思ってました。けれど、実際は全然違う!子供もある程度の年齢が来れば、ひとりの人間なんですよ!」
「いじめを受けているのを言い出そうとしても、自分で解決しようとしてしまう子だっているんです!」
「怒らないから言ってみて、といっても幼少期から厳しくされ過ぎると言い出せますか?」
訴えかけるように。
「信頼しているからこそ厳しくする・・・良い言葉ですよね?それって、大人が許容出来るレベルでやっていませんでした?」
「先程も言いましたが厳しいことはイイ事です!けれど、その厳しさのレベルを大人向けで子供にやってどうするの?」
「今此処に水が入ったペットボトルと入っていないペットボトルがあります。2リットルのペットボトルなら500ミリリットルの水は・・・ほら、余裕で入りますよね?それを逆にしてみます!500ミリリットルのペットボトルに2リットルの水は入りませんよね?溢れちゃってます!!解りますか!?コレと同じ事を大人や両親は無意識に子供にやっちゃってるんです!」
テーブルの上に用意した洗面器の上で水を入れ、溢れさせたりする。
「昨今では叱らない教育とか言っていますが、それはそれで素晴らしいものです。だって、怖くないから。ですが、厳しくないという事は悪い事と良い事の区別がつかないとも言えるわけですよ」
「話がまた変わりますが、よく『いじめられる側にも問題がある』って言われますが、この言葉は私個人から言わせてもらえば大人の逃げ口上ですよ!だって、解決しようとしていないもの、面倒くさいから、巻き込まれたくないから、責任取りたくないから!この三つですよ!」
「仮に、仮にですよ!?学校の最高責任者のお子さんがいじめをしていました。証拠もあります。いじめられてる側の味方は誰もいない・・・こんな事だってありえます!」
「じゃあ、最高責任者の御子息、御息女ならいじめをして良いんですか!?会社なら上司で責任者であるならいじめをして良いのですか?良い訳無いでしょう!?」
「誰が言ったか、いじめは犯罪!という言葉が出てきましたよね?あれ、的を射っていると思いますよ!?」
「殴られて怪我しました。法律でいうなら傷害罪ですよね?馬鹿にされ続けて、大切な物を盗まれたり壊されました。この時点で侮辱罪、窃盗罪、器物損壊罪になる訳です」
「そこ!自分には関係ない、とか思ってない!?関係あるんだよ!」
自分には関係ないと思っている子供に対して。
「傷害罪になるとね?15年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処するって刑法204条に書いてあるんだ。解りやすく言うと、最高で15年、刑務所という所に行くか、50万円のお金を支払ってくださいって事になるの」
「君達は未成年だから刑務所には行けないし、お金を支払える能力もない。じゃあ、誰がお金を払うの?誰が、刑務所に入る事になるかも知れないの?基本はお金で解決するけどね?その金額をさっきも言ったけど、誰が払うの?」
答えてきて感心したように。
「そう、親だよね?」
「君達が犯罪という罪を犯してしまったら、それを被る事になるのは親なの!親に任せとけば良いや、じゃないの!50万円って普通に働いても最低で、本当に最低でだよ?3ヶ月近く働かなきゃならないの。その分君達が出来る?」
「いじめはね、言葉は優しいけどれっきとした犯罪行為だってことを覚えていて!」
「それが表に出てこないのはね、一人一人がいじめに耐えちゃってるから!学生の時は解決できる可能性はあるよ?けどね、社会人になったらそうはいかないよ!」
「それはね、『終わりが無い』からなの!」
「学生の時はね、6年、3年、3年、4年か2年・・・こうして終わりがあるの!だけど、社会人になったらそれがないの!いつ終わる?そう、定年までだよ!?」
「簡単に言うけど、定年って65歳か70歳だよね?18歳から22歳で就職するとして、単純計算しても40年近くは耐えなきゃいけないんだよ?」
「だからね、社会人のいじめは終わりがないって、言えるの!」
「それにね、社会人のいじめは学生時代と比べ物にならない程に巧妙で残酷だよ」
「だって、人一人死んだところで厳重注意だけだもの!」
途中停止・・・・。
あくまでも、考えをキャラクターに投影しただけです。
個人的な意見です。