キリト「俺の気持ちを伝えなければいけない相手がいる」
その言葉を聞き、梨璃は驚いた表情になった
梨璃「そ、それって、、、」
キリト「決めたんだ、俺は。そう、決めたんだ、、、」
覚悟を決めたと思っているキリトだが、それでも残っているのは
キリト「、、、けど、怖い」
恐怖だった
キリト「俺、恋とかそういうの、分からない。でも、その後、、、」
梨璃「、、、もしかして、断った相手が傷付いて、一緒にいられなくなるかもしれないから、ですか?」
キリト「、、、、、」
そう、その通りだった
仲良い人でも、言葉は人を傷付けることが出来る
その恐怖に縛られていた
梨璃「私は、どんな結果になっても、キリトさんのことを嫌いになりません!」
キリト「梨璃、、、」
梨璃「だから、聞かせてください!キリトさんの気持ちを!!」
キリト「!!」
その言葉を聞き、キリトの顔は驚いた表情になった
キリト「、、、梨璃」
梨璃「はい」
キリト「俺は、、、俺は!」
今、伝える時
だったが
夢結「梨璃!ヒュージが現れたわ!一柳隊の出動要請よ!」
キリト「、、、、、」
梨璃「お、おねえさまぁ、、、」
大事な時にこうなるオチになった
夢結「何をしているの?」
梨璃「もう!お姉様のバカぁ!!」
夢結「うぐっ!!」
走り去った梨璃にバカと呼ばれ、夢結はダメージを受けた
夢結「り、梨璃、、、成長、したわね、、、!」
キリト「それを成長って捉えるのもおかしいよ姉さん、、、」
キリト(まぁ、タイミング的にすごく最悪なんですけどね)
夢結「あ、キリトは待機よ。その体では無理させないわ」
待機と言われ、夢結は屋上から去った
キリト「、、、はぁ、待機か」
屋上の柵に寄りかかってそう呟いた
戦場ー
梨璃「これで最後!」
グングニルで最後のヒュージを倒した
数は少なかったが、少し仲間と離れてしまった
梨璃「ふう、合流しないと」
離れた仲間と合流しようと歩き始めた、が
?「っ!」
梨璃「うぐっ!?ぐっ、、、」
何者かが梨璃の後ろに立ち、気絶させた
その場に残っていたのは、グングニルだけだった
一柳隊控室ー
キリト「梨璃がいなくなった!?」
夢結「これだけが、残っていたの」
テーブルに梨璃のグングニルが置かれていた
楓「全く誰ですの!私が愛する可愛い梨璃さんを攫う奴なんて!!」
鶴紗「暴れようとすんなよ。でもまぁ、今回は流石に私も怒ってる。もしゲヘナが関係あったら、、、!」
鶴紗の手は強く握っていた
二水「でも、相手はなんで梨璃さんを?」
神琳「カリスマを持っていて、以前『ラプラス』に覚醒した、という理由でしょうか」
ミリアム「じゃがあれ以来、ラプラスは発動しとらんが?今の梨璃じゃ1人では難しいと思うぞ」
雨嘉「、、、リリィを恨む人?」
そう呟く雨嘉だったが
神琳「確かに、リリィを恨む人はいますね」
キリト「恨み、か、、、」
二水「リリィによって人が死んでしまった事も起こってしまいます、それを強く恨み、きっと私達も一緒に、、、」
色々と考えていた皆だったが、それを切るようにキリトの端末から連絡が来た
キリト「ん?」
連絡に出てみると
キリト「はい、もしもし?」
?『桐谷キリト、お前の端末だな?』
キリト「っ!誰だあんたは、、、!」
夢結「キリト?」
謎の人物からの連絡で声もボイスチェンジャーで変えられていた
?『お前の仲間の一柳梨璃はこちらが預かっている。要望を聞いてくれれば、返してもいいがな』
キリト「要望、だと?」
?『お前が持っている力を全て、こちらに渡してもらう』
キリト「俺の持ってる力全て!?」
雨嘉「え?」
?『1時間後、百合ヶ丘の近くにある廃墟に来い。場所は送ってやる』
そう言って連絡が切れた
キリト「こいつ、、、!っ、場所か」
メールが届き、場所の地図が表示された
夢結「さっきのは一体?」
キリト「梨璃を攫った犯人だ。要望は俺の持つ力だ」
梅「全ての力、お前の2つの剣とセイバーとかも全部なのか?」
鶴紗「なんでキリトのだけだ?私達の聖剣を狙う奴じゃないのか?」
ミリアム「どうするんじゃキリト。梨璃のために渡す気か?」
今持ってる力を失ってしまったら、キリトは戦うことが出来なくなる
キリト「、、、俺は梨璃のために、行くよ」
楓「罠だとしても、行くと?」
キリト「それでも俺は行く。こんな状態であろうが関係ない!」
今のキリトの端末には、持っている力が全てあった
この端末を渡せば梨璃が戻ってくる
夢結「よし、ならば私達も一緒に」
キリト「いや、俺1人で行く。これは俺だけのメッセージだからな」
仲間に危険な目に合わせないように1人で行く気だった
雨嘉「ま、待ってください!確かに全員で行くと梨璃の身に危険が及ぶ可能性もありますが、私達は仲間です!」
キリト「仲間だからこそだ、傷付くなら、俺だけでー」
梅「おい!なんでそんなことを言うんだよ!?」
キリト「俺はこれ以上皆が傷付くのを見たくないんだよ!!」
一柳隊「!?」
大声でそう叫んだ
キリト「俺はまだ、あのことを思い出すことがある、手を伸ばせば届くかもしれなかった、結梨の手を、、、!」
夢結「キリト、、、」
キリト「でも、あの時腕は斬られ、届かなかった、、、。それをまた、俺は見たくないんだ!」
まだあのことを思い出してしまうことがあった
結梨を助けられなかったその後、激しく自分を責めた
それも自分が世界から消えたいと思うほどに
しかし一柳隊という仲間と結梨のおかげで精神喪失していたキリトは再び立ち上がれた
キリト「っ!!」
梅「お、おい!」
雨嘉「待って!!」
控室から出て、キリトは指定の場所に向かって走り出した
雨嘉「自分のことも大事にしてよ、、、」
神琳「雨嘉さん、、、?」
廃墟ー
「来いよ。桐谷キリト」
「俺の世界を作る邪魔をした借りを返さないとなぁ!!」
その心は、欲望
この世界にまたやってきてしまった人物
梨璃(キリトさん、、、)
「絶望のどん底に落としてやるからなぁ。ひゃっひゃっひゃーー!!!!」
転生者、Rが再びこの世界に現れたのだった
次回『決着編 絶望は希望にk@0a()』