アサルトリリィ-最強の剣士-   作:桐生戦兎

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喪失

 

百合ヶ丘の生徒達は、結梨の墓に来て葬儀を始めていた。誰もが、悲しんでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂ー

 

アールヴヘイムのメンバーは話をしていた

 

壱「どうして梨璃とキリトが罰を受けないといけないんですか!?」

 

亜羅椰「結梨が人だって認められたなら、梨璃やキリトのした事だってお咎めなしって事じゃありません?」

 

天葉「命令は命令。例えそれが間違いから出たとしても、撤回されるまでは有効よ」

 

依奈「命令を守ったり守らなかったりでは、仲間を危険に晒す事もなるでしょう」

 

壱「そんなの分かってます!けど、リリィには臨機応変な状況判断も認められているはずです!」

 

天葉「そうね。でもそれは百合ヶ丘での話。外にはそれを快く思わない人達も居るのよ」

 

依奈「百合ヶ丘には、例え形式上でも梨璃さんとキリトさんを罰する必要があるの」

 

亜羅椰「バッカバカしい」

 

樟美「2人共可哀想、、、」

 

壱「それじゃまるで、見せしめですよ、、、」

 

天葉「それに、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

地下ー

 

梨璃とキリトは、地下の部屋で謹慎処分を受けていて待機していた

 

梨璃「、、、」

 

夢結「梨璃、キリト」

 

ドアが開き、夢結がやってきた

 

梨璃「夢結様、どうして、、、誰とも会えないって、、、」

 

夢結「シュッツエンゲルの特権ね。と言っても、ほんの10分程度だけど」

 

夢結は、キリトの目の前にやってきて

 

夢結「ごきげんよう、キリト」

 

キリト「、、、、、」

 

何も返さないキリト

 

夢結「そうね、あなたにとっても、本当に辛いことだったわよね」

 

夢結はキリトの頭を撫でた。少しだけキリトは反応したが、その後動かなかった

 

キリト「、、、、、」

 

あの戦いの後、キリトは命に別状は無かった。しかし

 

大切な仲間を失い、さらに目の前で居なくなった事により激しく自分を責めた。そして、崩壊するのも遅くもなかった

 

今のキリトは、車椅子に座っており、右腕を失い、立つ事も戦う事も、しゃべる事すら出来なくなっていた

 

夢結「どうかしら?具合は」

 

梨璃にそう質問するが

 

梨璃「分からないです、、、」

 

夢結「そうね。バカな質問だったわ」

 

梨璃「いえ、、、」

 

梨璃もキリトみたいな状態になったが、崩壊まではしなかった

 

夢結は梨璃の隣に座った

 

夢結「髪がボサボサね。こんな時でも、身嗜みは大切よ」

 

梨璃の頭を撫でていると、何かに気付いた

 

夢結「梨璃、あなた髪飾りは?」

 

梨璃「え?ああ、そうですね、、、」

 

結梨を追っていた最中にヒュージの光弾に直撃してしまった時に髪飾りを落とした

 

梨璃「無くなっちゃったんですね、、、」

 

キリト「、、、、、」

 

キリトは、結梨の事を思い出すと抱きつくように持っている夜空の剣と青薔薇の剣を強く抱きしめた

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト『結梨!!』

 

急いで剣を鞘に入れて左手を結梨に伸ばしていた

 

キリト『一緒に帰ろう!!』

 

結梨『、、、、、』

 

キリト『結梨、、、?』

 

すると結梨はグングニルを渡して、そのまま押した

 

結梨『えい!!』

 

キリト『っ!?』

 

 

 

 

結梨『梨璃、、、キリト、、、私、、、出来たよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリト「、、、、、」

 

「ゆ、、、り、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

一柳隊控室ー

 

楓「髪飾り?あの四つ葉のクローバーのですか?」

 

二水「そういえばなくなってたかも」

 

鶴紗「夢結様、それを探すつもりか?」

 

夢結にそう聞くと

 

夢結「えぇ」

 

楓「まさか浜辺で無くした髪飾りを探す話とは、思いもよりませんでしたわ」

 

夢結「あなたが頼れと、言ったのでしょう?今の梨璃とキリトは、心に固い殻を作ってしまっているわ。後悔や悲しみをその内側に押し込め続ければ、何時かは自分で自分を呪うようになるでしょう、、、」

 

楓「まるで、誰かさんのようですわね」

 

本当に誰かさんと同じである

 

夢結「梨璃には、そんな風になって貰いたくないの」

 

神琳「髪飾りを見つければ、梨璃さんが立ち直ると?」

 

夢結「、、、、、」

 

それを言われて少し黙ってしまう夢結

 

楓「ああもう!分かりましたわ!やりゃあ良いんでしょう!」

 

やけくそのように言う楓

 

神琳「奇跡は自らの手で起こすものです。普通の人なら無理だとしても、私達にはレアスキルがあります」

 

鶴紗「探し物に便利なレアスキルなんてあったか?」

 

神琳「レアスキルは、組み合わせる事で無限の可能性を引き出せます。特に私のテスタメントは、増幅系のレアスキルですから、それで知覚系のレアスキルを強化して」

 

神琳の言葉を聞いて二水は理解した

 

二水「そっか!私の鷹の目を強化して貰えば良いんですね!」

 

楓「あら。私のレジスタだって知覚系ですわよ」

 

ミリアム「ならば、ワシのフェイズトランセンデンスでマギの供給か。雨嘉と鶴紗は何じゃったっけ?」

 

雨嘉「私のは天の秤目、ナノレベルで対象の位置を把握出来るレアスキル」

 

鶴紗「ファンタズム、未来予測みたいな物だ」

 

神琳「知覚系が多いのは幸いね。ええと、夢結様は、、、あ!」

 

夢結「私のルナティックトランサーなんて、どうせバカみたいに暴れるだけで、、、」

 

夢結本人は、めっちゃがっかりしていた

 

梅「気にすんな!私の縮地だって、ここじゃ役に立たないから!」

 

すぐに梅がフォローに入ったが

 

梅「でも、梨璃はなんとかなるかもしれないけど、キリトはどうするんだ?」

 

全員「、、、、、」

 

そう、キリトのあの状態、どうやったら戻るのか分かっていなかった

 

梅「あいつは、梨璃よりも心の傷がすごいかもしれない」

 

雨嘉「そうですね、、、」

 

神琳「梨璃さんの髪飾りみたいな物が無いので、、、」

 

この世界とは違う「黒の剣士」も、今のキリトみたいな状態になった事がある。あの時は、大切な親友、そして仲間がいたから覚醒出来た

 

しかし、一柳隊という仲間がいるが、それだけでは覚醒出来ない

 

鶴紗「キリトの事は、今の私達じゃ難しいな、、、」

 

雨嘉「どうしたら、、、」

 

神琳「しかし今は、梨璃さんの髪飾りを見つけなければ、謹慎期間が解除された後、多分このままじゃ」

 

二水「探しながら考えてみましょう」

 

一柳隊はまず、梨璃の髪飾りを探す事から始めた

 

 

 

 

 

 

 

1日目ー

 

神琳「テスタメント、参ります!」

 

テスタメントを発動。二水の周りに青い波動が展開された

 

二水「た、鷹の目!」

 

鷹の目を発動。二水の両目が赤く光った

 

ミリアム「フェイズトランセンデンス!受け取れ!ワシのマギ!」

 

テスタメントとフェイズトランセンデンスが二水の鷹の目を強化させた

 

二水「んぎゃっ!!」

 

そしてそれが二水に直撃した

 

二水「し、、、視界が広がって、、、色々見えます!見え過ぎます〜〜〜〜!!!」

 

視界が広がり過ぎて、地球全体が見える視界まで広がった

 

二水「はわわわわわわ、、、」

 

目が回って倒れて、ミリアムも倒れた

 

神琳「二水さんに負担が掛かり過ぎましたね。失敗でしたがいいデータが取れました。今日の所はこれくらいにしておきましょう」

 

ちゃんとメモを取って記録した

 

ミリアム「よ、よかないわ〜」

 

楓「前途多難ですわ、、、」

 

夢結「、、、、、」

 

夢結は海を見ていた

 

 

 

 

 

2日目

 

神琳「昨日の失敗を踏まえて、今日は新しい組み合わせで行きます。まずは二水さん」

 

二水「また私!?」

 

神琳「安心して。今度は二水さんの鷹の目のスキルを皆さんに分担して貰います。さぁ!行きますよ!」

 

ミリアム「ファイト1発!おりゃあ!!」

 

テスタメントとフェイズトランセンデンスで他の皆に鷹の目を分担した

 

ミリアム「はっ、くはっ!」

 

またしてもミリアムが倒れた

 

梅「おお!何か鳥になったみたいだ!」

 

鶴紗「これが鷹の目か」

 

それぞれ探していたが、見つからなかった

 

楓「とは言え、まだまだ焼け石に水ではなくて?これなら私のスキルの方が、、、ん?」

 

足元を見ると、何かが砂に埋もれていた

 

楓「これは、、、」

 

謎の黒い物体らしき物があった

 

 

 

 

 

 

地下ー

 

梨璃「、、、、、」

 

キリト「、、、、、」

 

2人はなにも話さず、無言でいた

 

 

 

まだ保護されたばかりの事

 

結梨『ジーッ、、、』

 

梨璃『ん?』

 

結梨は梨璃の髪飾りを見ていた

 

結梨『梨璃のそれ、綺麗!』

 

梨璃『これ?四つ葉のクローバー。よくあるアクセサリーだよ』

 

結梨『いいなぁ〜!』

 

梨璃『ここに来る時、お父さんに買って貰った物だから。じゃあ今度、私が非番の日にお買い物に行こうよ!何かプレゼントしてあげる!』

 

結梨『本当!?じゃあこれから行く!?』

 

梨璃『あはは。すぐには無理だよ』

 

 

 

梨璃「何も、、、してあげられなかった、、、」

 

キリト「っ、、、、、」

 

キリトの体は小刻みに震えていた

 

 

 

 

結梨『キリト!またあーん、して!』

 

キリト『ま、また?どれだけ好きなんだ?』

 

結梨『あーん!!』

 

キリト『全く、はい』

 

結梨『むぐむぐ、おいしい!!』

 

キリト『ふふっ』

 

キリトは結梨の笑顔を見て微笑んでいた

 

 

 

 

 

キリト「、、、、、」

 

未だに目に光は無かった。それ以前、今の彼の考えは

 

 

 

 

『この世界からいなくなりたい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日目

 

楓「さ〜!今日も張り切って参りましょ〜!」

 

急にテンションを上げて言った

 

鶴紗「急にどうした?」

 

ミリアム「腹でも壊したか?」

 

楓「千里の道から1歩ですわ!」

 

夢結「さっさと始めましょう」

 

夢結の言葉で捜索を始めた

 

 

 

しかし、何日経っても髪飾りは見つからなかった

 

キリトの事も考えているが、有効な考えがなにも出なかった

 

 

 

 

 

 

 

大浴場ー

 

ミリアム「あぁ〜、、、お湯が骨身に染みるぞい〜、、、」

 

神琳「ここの所、冷えますものね」

 

だんだんと冷えてきてる時期になり、そして明日は

 

二水「あぁ、、、どうしよう、、、明日には梨璃さんとキリトさんの謹慎が解けちゃいます〜、、、」

 

雨嘉「結局見付からないのかな、、、?」

 

鶴紗「四つ葉のクローバーだけに」

 

壱「梨璃とキリトが戻って来るのに何が困るの?」

 

亜羅椰「ねぇあなた達、最近浜辺で何してるのよ?」

 

すると、アールヴヘイムの1年メンバーが集まった

 

二水「え?それは、、、」

 

雨嘉「探し物をしてるんだけど、、、」

 

樟美「探し物?」

 

 

 

 

汐里「楓さん、今夜もですか?」

 

楓「えぇ。是非お願いしますわ」

 

この2人はコソコソと何かを話していた

 

 

 

 

壱「そっか。梨璃の髪飾りをね」

 

樟美「私も手伝いたい」

 

二水「え?いいの?」

 

亜羅椰「早く見付けないと、何時次のヒュージが現れるか分からないでしょ?」

 

壱「また戦闘があったら見付からないかも」

 

 

 

 

 

 

工作倶楽部部室ー

 

楓「、、、、、」

 

楓は本を見ながら、何かを作っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

7日目ー

 

夢結「、、、!」

 

海岸になんと、百合ヶ丘の全生徒が梨璃の髪飾りを探すのを手伝いに来てくれたのだ

 

夢結「ありがとう、、、恩に着るわ、、、」

 

壱「ブッ!」

 

天葉「恩に着るって、何時の人よ?」

 

夢結の言葉に少しだけ笑ってしまう壱と天葉

 

夢結「ごめんなさい、、、こんな時、どう言えばいいか分からなくて、、、」

 

天葉「仲間を失ったのは、私達も一緒よ。だったらせめて、落ち込んでいる梨璃の為にも何とかしたいと思うのは自然な事でしょ?」

 

楓「ゔぇっくし!!」

 

雨嘉「うわっ!!」

 

すると、楓が現れてデカイくしゃみをした

 

雨嘉「居ないと思ったら先に来てたんだ、、、」

 

神琳「大丈夫です?」

 

楓「いえ、、、お構いなく、、、」

 

 

 

 

百合ヶ丘全生徒の魔法(マギ)を発動した

 

天葉「レアスキルを合成させるなら、接触式の方が非接触式よりも効率が良いわ。とは言え、こんなに大勢でやった事はないけど、、、」

 

マギをしばらく発動させ

 

天葉「今よ!!」

 

ミリアム 亜羅椰「必殺!!フェイズトランセンデンス!!」

 

2人のフェイズトランセンデンスで供給させた。すると海に光る物があった

 

夢結「っ!!」

 

 

 

全生徒「あったーーー!!!

 

 

 

すると楓が梅に乗った

 

楓「彼処です梅様!!」

 

梅「何だ!?」

 

楓「レアスキル縮地ですわ!!ハイヨーー!!」

 

梅「お、おう!!」

 

縮地を発動させて、光ってる方へ向かった

 

鶴紗「何だ、、、?」

 

 

 

 

 

海の上を梅は走っていた

 

梅「うおおおおおーーーーーーーー!!!!!」

 

楓「もう少しですわーーーーーーー!!!!!」

 

梅「行っけーーーーーー!!楓ーーーー!!!」

 

梅は力を込めて、楓を海に投げ込んだ

 

楓「やあああーーーーーー!!!」

 

海の中へ飛び込んだ。そして遂に、梨璃の髪飾りを手に入れた

 

楓「ありましたわーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

2人は戻って

 

楓 梅「ゔぇっくし!!!」

 

火で体を温まっていた

 

 

 

 

 

 

謹慎が解除され、梨璃は部屋から出た

 

梨璃「?」

 

部屋を出ると、生徒達が出迎えてくれていた

 

夢結「ごきげんよう。梨璃」

 

梨璃「夢結様?皆さん?」

 

梨璃はこの状況に驚いていた

 

楓「梨璃さん。さぁ、これを」

 

楓から髪飾りを受け取った

 

梨璃「これ、、、」

 

楓「さぁさぁ。何時までもご覧になってないで、さっさとお付けになって」

 

しばらく見つめてこう言った

 

 

 

 

梨璃「、、、これ、何処に売ってたんですか?」

 

楓「え!?」

 

その言葉を聞いて生徒達は驚いていた

 

梨璃「私の無くしてたのとそっくり、、、」

 

二水「そっくり!?」

 

雨嘉「同じ物じゃ、、、!?」

 

梨璃「私のは四つ葉の1枚に罅が入ってたの。でもこれには無いし・・・」

 

梨璃がそう言うと楓は

 

楓「オホ、オホホホ、、、それはリサーチ不足、、、」

 

夢結「どう言う事かしら?楓さん」

 

楓「え!?いいいいやですわ夢結様、そんな怖い顔して、、、オホホホ、、、」

 

夢結は楓を疑っていた。すると、楓は黒焦げの四葉のクローバーの髪飾りを出した

 

夢結「これは、、、?」

 

梨璃「これ、、、これ、私のです!」

 

二水「梨璃さんの髪飾りが2つ!?」

 

汐里「新しいのは、楓がご自分で作ったんです」

 

二水「汐里さん!?」

 

梅「どう言う事だ?」

 

楓は説明した

 

楓「、、、本物は2日目だか3日目だかに、浜辺に見付けていましたの。だけど、例え見付かっても、これだと余計梨璃さんを悲しませるだけかと、、、」

 

神琳「では、今日の昼間見付けたのは、、、」

 

楓「あんな大掛かりに探されては、流石に本物の在り処がバレてしまいますわ。朝から早起きして仕込んだというわけですわ」

 

ミリアム「ワシらまで謀ったとは、、、!」

 

楓「っで、私が最初にそれを手にして、昨夜出来たばかりの偽物と摩り替えたと言う寸法ですわ」

 

雨嘉「楓が、そんな手の込んだ事を、、、!」

 

全てを言い楓はその場に座り込んだ

 

楓「えぇえぇえぇ!!梨璃さんや皆さんを欺いたのは紛れもない事実ですわ!!煮るなり焼くなり好きになさって下さいまし!!バレたらバレたで、私1人が全ての攻めを追えば済む事ですもの!!」

 

壱「思いっきり汐里を巻き込んでるし!」

 

汐里「いえ。私は工作室をお貸ししただけで、何をなさっていたかは、ここで知りました」

 

梨璃「、、、、、」

 

梅「楓、、、」

 

楓「な、何ですの、、、?」

 

梅は、怒った感じの表情になっていたが

 

 

 

 

 

 

梅「お前、良い奴だな!!」

 

 

 

 

 

 

汐里「うんうん!」

 

楓「え!?」

 

褒められた事に驚きを隠せなかった。すると梨璃が楓を優しく抱いた

 

梨璃「ありがとう。楓さん」

 

楓「ど、どう致しまして、、、」

 

梨璃「それに、皆さんも。楓さんの言う通りかも、、、この髪飾りだけだったら、私、辛い事しか思い出せないかも知れない、、、だけど、こっちのもあれば、皆の気持ちを感じて嬉しい気持ちになれるから。私には、どっちも本物です」

 

楓「は、はぁ、、、それはあれですわね!狙い通りって奴ですわね、、、!あはははは、、、」

 

すると、夢結は言った

 

夢結「お立ちなさい。私からもお礼を言うわ。ありがとう。楓さん」

 

楓「そんな!私は梨璃さんの為にしたんです。夢結様にまでお礼を言われる筋合いはございませんわ」

 

夢結「シュッツエンゲルとして、姉として言っている」

 

楓「あ〜。それはあれですわね。梨璃さんは私のものよ。渡さないわっと言う私への牽制ですわね?」

 

夢結「えぇ。その通りね」

 

遂に認めてしまったのだった

 

楓「あー!認めましたわね!?」

 

鶴紗「もう止めとけ。お前はよく戦った」

 

生徒達は笑った

 

 

 

梨璃「あはは、、、あ、あれ?」

 

突然梨璃の涙が流れた

 

夢結「ん?」

 

梨璃「どうしたんだろう、、、嬉しいのに、、、何で、、、?う、うぅぅ、、、うああああああ!!」

 

そして、梨璃は泣いてしまった

 

夢結「お泣きなさい。梨璃。今のあなたに必要なのは、何でもいい。自分の気持ちを表に現す事よ」

 

梨璃「私、、、!守れなかったんです、、、!結梨ちゃんを、、、!私が、、、!ちゃんとしなくちゃいけなかったのに、、、!」

 

夢結は優しく梨璃を抱きしめた

 

夢結「あなたは出来るだけの事をしたわ。あれは、誰にも防げなかった、、、」

 

生徒達も涙を流してた人がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃は泣き終え、落ち着いた所で梨璃はキリトが乗っている車椅子を押して部屋から出た

 

キリト「、、、、、」

 

夢結「キリト、、、」

 

キリト「あー、あ、あー、、、」

 

左腕を伸ばして何かを掴もうとしていた。夢結はその手を握った

 

夢結「あなたも、よく頑張ったわ。でも、自分ばかり責めては、いけないのよ。あれは、誰でも防ぐ事は、出来なかった、、、」

 

キリト「、、、、、」

 

キリトは目から涙を流した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

キリト「うん、、、?ここは?」

 

キリトは教室の机で寝ていて今起きた

 

キリト「あっ、今日は新しいのが発売される日か」

 

そして今日買う物を思い出し、教室から出た

 

キリトは校門から出て

 

キリト「?」

 

ピンク色で四葉のクローバーを付けた人と長い黒髪の人を何故か見てしまい、疑問が心の中に出ていた

 

キリト(あの2人、どこかで会った事がある?)

 

そう考えていたキリトだが、すぐに歩き出した

 

 

 

キリトは街中を1人で歩いていると

 

キリト「っ!!」

 

急に頭を押さえ込んだ

 

キリト「ガァッ!?」

 

頭の中に出てきたのは、キリトに向かって走ってくる男の姿。そして、キリトの体にナイフを刺した

 

キリト「はぁはぁはぁ、、、!!!」

 

そして、それを見て悲しんでいる友人の表情

 

キリト「ーーーー!!!!」

 

さらに、場所が変わり、キリトは空を飛んでいた。1人の少女の手を掴もうとした

 

キリト「はっ!あ、あああ!!!!」

 

掴もうとしたが、目の前が爆発し、それを見ると、何も無かった

 

 

 

 

キリト「ああ、ゆ、、ゆ、、、り、、、なん、、で、、、」

 

何度もそのシーンが頭に再生されていた

 

キリト「ううう、うぅ!あああああああああ!!!!!!」

 

激しく自分を責めていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下ー

 

キリト「う、うっ、、、」

 

梨璃「キリト、さん、、、」

 

全員「、、、、、」

 

キリトはまだ泣いていた

 

夢結「一緒に、結梨の墓参りをしましょう。あなたにとっては、残酷な事かもしれないけど、、、」

 

それを聞いて、キリトは少しだけ落ち着いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

リリィの墓地ー

 

梨璃「ふぅ、、、やっと来る事が出来ました」

 

結梨の墓の前に来て、お参りをした

 

キリト「、、、、、」

 

墓をずっと見ているキリト。微かに、持っている剣が震えていた

 

梨璃「、、、あの」

 

夢結「?」

 

梨璃「美鈴様にも、ご挨拶しませんか?」

 

夢結「、、、そうね。行きましょう」

 

キリト「、、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

美鈴の墓ー

 

すると、梨璃は夢結にある事を聞いた

 

梨璃「お姉様は、美鈴様の事をどうやって乗り越えたんですか?」

 

夢結「さぁ、、、でも、起きてしまった事は時間を掛けて受け入れるしかないわ。もう起きてしまって、どうしようもない事は、、、」

 

梨璃「私はまだまだ掛かりそうです」

 

夢結「それで良いのよ。人の死の最も残酷な事は、その人に纏わる一切の物が断ち切られてしまう事よ。その思いも、願いも、凡ゆる感情も、永遠に宙に浮いたまま時を止めてしまう。残された者は、その事にただ、戸惑う事しか出来ない、、、」

 

?「上出来だ」

 

夢結「!?」

 

そこに現れたのは

 

 

 

 

 

 

美鈴の幻影だった

 

 

 

 

 

 

美鈴「大切なシルトを不安にさせちゃいけない」

 

夢結「例え幽霊であっても、本人とまた気持ちを交わす事が出来るなら、それは救いと言えるかも知れないわね」

 

梨璃「?」

 

キリト「、、、、、」

 

夢結「だけど、、、あなたは、、、?」

 

 

 

 

 

次回へ続く、、、

 

 

 

 

 

























次回「守りたいもの」
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