アイリアとルナが出発して数時間後
「あっ、リグレアさんじゃないですか、さっき新人さんが始めてクエストに行きましたよ〜」
「そうかそうか、先程帰還した際にな***が樹海から黒い影が飛んで行くのが見えたんでな、集落があるだろ?森と丘だっけな?被害を出す前に討伐依頼がでてないか確認しに来たんだ」
ブロンドの髪に細身の体型何より見にまとっている真っ蒼な防具が目を引く
ただ、風貌だけを見るとチンピラである。
「えーっと…無いみたいですね、しかし探索依頼はありま…ちょっと待ってください⁉︎新人さんが向かったのも森と丘です‼︎」
そう、アイリアとルナがクエストに行った先も森と丘である、受付として長く勤めていなくてもそのモンスターが最近になって発見されたこと、空の王と呼ばれているリオレウスよりも危険で好戦的であることを知っていた
「なにっ⁉︎ならば探索でも良い、早く出発する!参加人数は1人でいい、猟団員までは巻き込みたくないし何より天翔竜討伐依頼で消耗しているだろうしな」
(マズイな…***は新人程度じゃ下手すると死ぬ…)
「わかりました!早く向かってあげてください」
「ああ」
〜森と丘〜
エリア9
時は戻ってアイリア視点
「ランポスとか言うのはどこにいるんだろうね?」
2人はランポスを探してエリアを彷徨っていた
「あれじゃ無いですかぁ?アイリアねーちゃんが悪行を繰り返しているk」
ゴキィ
「へー、ルナちゃんは私のどこが悪魔みたいだってぇ?」
「ちょっ!待って‼︎悪魔とまでは…」
「問答無用ォォォ」
「ヒィィィッ」
〜森と丘〜
ベースキャンプ
「やっと着いたか…近くにヤツは居ないようだな、戦闘をしているわけではなさそうだ、新人が見つかる前に助け出すか、討伐するかか…」
愛用しているルグレ・テュレイラを握り直す、今日も特に問題は無いみたいだ
「さぁ、行くか」
〜森と丘エリア3〜
「ふむ、1と2には居なかったか」
バサァッ
「む⁈ヤツか…あっちは…エリア9の方向か、しかし新人が居なかったということはもう帰っているのかもな」
しかしアイリアとルナがランポスを探して森の奥深くまで行っていたことを知らない
「エリア9に向かいペイントをぶつけて一旦帰還するべきだろうな、ヤツは私一人で狩ったことの無い相手だ…念には念を重ねるべきだろう」
〜森と丘エリア9〜
「ねーちゃん痛いって!ほらランポス探さなきゃだろ!?」
バサァッバサァッドオンッ
「なにっ⁉︎」
クルルルギャオオオンッ
特徴的な少し甲高い咆哮が響き渡る
漆黒の体躯、鋭く伸びた尾、赤い目ハンター経験が浅いアイリアやルナではもちろん見たことが無い
「なんだっ⁈なんだあれっ⁈アレがランポスか⁉︎デカくね⁈」
「あんなに大きいわけないでしょうがつ!」
ヒュンッバシッ
「ぐあっ…」
ルナが突進をもらってしまい転がっていく、しかし人間には大ダメージであるこの突進がモンスターにとっては攻撃ですら無い
「ルナっ⁉︎大丈夫?」
アイリアがルナに駆け寄るが謎の黒いモンスターはすでに攻撃の体制に入っている
「くっ……」
カッ
「おい⁉︎大丈夫か?さっさと逃げろ、お前らが倒せるような相手じゃない」
(ギリギリ間に合ったか…しかしナルガクルガが相手となると2人だけ逃がすのは厳しいか…)
「ルナがっ…ルナがっ…」
「おいさっさと逃げろ‼︎閃光玉の効果が切れたらうごきだすぞっ!」
そう先程炸裂させた閃光を放つアイテム閃光玉はモンスターの目を眩ませることができるがモンスターも体制を持ってしまい、少しの時間の足止め程度にしかならない
「チッ!秘薬だ飲ませときゃ死人以外には効くぞ」
「ありがとうございますっ…」
「何回も言ってるだろ!ソイツ連れて早く逃げろっ!」
目の光が増したナルガクルガか吼える
グルルッギャオオオンッ バッ
「ふん、あいつらは逃げたか、そろそろ狩らせてもらう!」
ギャリンッギャリンッ ググッ バシィンッ
「なんだっ⁈アクラヴァシムが飛ばしてくるような結晶だとっ?!」
前にナルガクルガと戦った時には結晶なんて飛ばしてこなかったはずだ…
「一旦引くか…」
手に持っていた閃光玉を放つ
カッ
「今だっ…」
グシャッベギィ
「かっ…がはぁっ…」
意識を失う前に見たのは真っ赤に染まった自分の背中と砕けた蒼い鎧、顔が変わったナルガクルガであった
FGをやったことのある方なら想像がつくと思います