~翌日 昼休み~
真衣「この時間が丁度いいな。」
千里「大丈夫なの?授業始まるまであと15分だけど…。」
真衣「15分あれば十分だろ?とりあえず、1年の校舎辺りで聞き込みしてみるか。その方が情報得ると思うし。」
千里「…期待はしないけどね。」
仕方なく、真衣の言う通りにやってみる。
時間までに情報があればいいんだけど…。
千里、真衣「……。」
あれから10分くらい経つが、女王様気取りの生徒は知らないとの事……。
真衣「おいおい、マジかよ…。こんだけ聞き回って知らねえとか、情報得る所じゃねえな…。」
千里(期待はずれ、当たったな。)
うーん、他に手はないかな…。
こうなったら特徴を見抜いて、その生徒本人を探すしか……。
杏梨「お姉ちゃんと千里ちゃん?何してるの?」
真衣「…え?杏梨?」
突然私達の所に、杏梨ちゃんがやってきた。
杏梨「なんかさっきから廊下が騒がしくて…。何かあったのかなって。」
真衣「ああ、それはだな…。」
真衣「なあ杏梨、アタシの思い違いかもしれないけど、聞いていいか?」
杏梨「え?いいけど…。」
もしかして、杏梨ちゃんなら知ってると思って聞いてみるのかな。
真衣「杏梨は…さ、“1年の女王様気取りの生徒”って聞いた事あるか?」
杏梨「…!」
…え?この反応って…。
~杏梨視点~
真衣「杏梨は…さ、“1年の女王様気取りの生徒”って聞いた事あるか?」
杏梨「…!」
もしかしてお姉ちゃんがここにいる理由って…。
あいつの事かな…。
真衣「…杏梨?」
杏梨「う…、ううん、知らない。」
真衣「え、でもお前……。」
杏梨「本当に知らない。じゃあ授業始まるから、帰ったらね!」
真衣「あ、おい!」
ああ、やってしまった。
何も言えずにいた。
本当はこの事を話すチャンスだったのに、それから逃げてしまった。
絶対に心配されちゃうな、これ…。
ごめんね、お姉ちゃん…。
~真衣視点~
───昼休みの杏梨、様子がおかしかったな。
一体、あいつに何があったんだ?
ただ女王様気取りを探そうとしていたのに、どういう訳かそれから逃げるみたいに離れていった。
くそ、また1つわからない事が増えちまったな…。
~放課後 図書室~
~千里視点~
千里「…お願いします。」
今日は図書室で読書しようとしていた。
…だけど、昼休みの杏梨ちゃんの様子を見て、それ所ではなかった。
本に集中したくても、あの様子を思い出してしまい、それができなくなってしまう。
千里(…やっぱり、何かあったに違いない。)
心の中でそう呟き、私は隠れてスマホ画面を覗いた。
もしかしたら杏梨ちゃんはこのロストワールドに関わってる……。
…そんな訳はない…のか?
だけどロストワールドは、“善良を失った人々が集まる場所”だから、昨日あの場所でこれが現れたって事は、ここにそうなっている人物がいるって事は間違いない。
もしそうなら、杏梨ちゃんはその人物と関わっているかも…?
仮説だから何とも言えないけど、一理あるかもしれない。
ああもう、ますます気になるじゃんか。
千里「……。」
剣道部員『じゃ、お疲れ~。』
真衣『お疲れした~!』
千里「…!」
あの後から私は、校門で真衣が来るのを待っていた。
理由は勿論1つだけ。
千里「…真衣。」
真衣「ん?千里?先に帰ったんじゃなかったのか?」
千里「どうしても気になる事があって。」
千里「───今からロストワールドに行けるかな。」
モチベーションが下がってきた気がする…。
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
-
書いてほしい
-
書かなくていい
-
書いてもいいけど先に続編書いてほしい
-
作者に任せる