東京ロストワールド   作:ヤガミ

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前回の続きです。


第16話

~翌日 昼休み~

 真衣「この時間が丁度いいな。」

 千里「大丈夫なの?授業始まるまであと15分だけど…。」

 真衣「15分あれば十分だろ?とりあえず、1年の校舎辺りで聞き込みしてみるか。その方が情報得ると思うし。」

 千里「…期待はしないけどね。」

 

 仕方なく、真衣の言う通りにやってみる。

 時間までに情報があればいいんだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里、真衣「……。」

 

 あれから10分くらい経つが、女王様気取りの生徒は知らないとの事……。

 

 真衣「おいおい、マジかよ…。こんだけ聞き回って知らねえとか、情報得る所じゃねえな…。」

 千里(期待はずれ、当たったな。)

 

 うーん、他に手はないかな…。

 こうなったら特徴を見抜いて、その生徒本人を探すしか……。

 

 

 

 杏梨「お姉ちゃんと千里ちゃん?何してるの?」

 真衣「…え?杏梨?」

 

 突然私達の所に、杏梨ちゃんがやってきた。

 

 杏梨「なんかさっきから廊下が騒がしくて…。何かあったのかなって。」

 真衣「ああ、それはだな…。」

 

 

 真衣「なあ杏梨、アタシの思い違いかもしれないけど、聞いていいか?」

 杏梨「え?いいけど…。」

 

 もしかして、杏梨ちゃんなら知ってると思って聞いてみるのかな。

 

 

 

 真衣「杏梨は…さ、“1年の女王様気取りの生徒”って聞いた事あるか?」

 

 杏梨「…!」

 

 …え?この反応って…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~杏梨視点~

 真衣「杏梨は…さ、“1年の女王様気取りの生徒”って聞いた事あるか?」

 

 杏梨「…!」

 

 もしかしてお姉ちゃんがここにいる理由って…。

 

 あいつの事かな…。

 

 

 

 真衣「…杏梨?」

 杏梨「う…、ううん、知らない。」

 真衣「え、でもお前……。」

 杏梨「本当に知らない。じゃあ授業始まるから、帰ったらね!」

 真衣「あ、おい!」

 

 ああ、やってしまった。

 

 何も言えずにいた。

 

 

 

 

 

 本当はこの事を話すチャンスだったのに、それから逃げてしまった。

 

 絶対に心配されちゃうな、これ…。

 

 

 

 

 

 ごめんね、お姉ちゃん…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真衣視点~

 ───昼休みの杏梨、様子がおかしかったな。

 

 一体、あいつに何があったんだ?

 

 ただ女王様気取りを探そうとしていたのに、どういう訳かそれから逃げるみたいに離れていった。

 

 くそ、また1つわからない事が増えちまったな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~放課後 図書室~

~千里視点~

 千里「…お願いします。」

 

 今日は図書室で読書しようとしていた。

 

 …だけど、昼休みの杏梨ちゃんの様子を見て、それ所ではなかった。

 

 本に集中したくても、あの様子を思い出してしまい、それができなくなってしまう。

 

 

 

 千里(…やっぱり、何かあったに違いない。)

 

 心の中でそう呟き、私は隠れてスマホ画面を覗いた。

 

 もしかしたら杏梨ちゃんはこのロストワールドに関わってる……。

 

 …そんな訳はない…のか?

 

 だけどロストワールドは、“善良を失った人々が集まる場所”だから、昨日あの場所でこれが現れたって事は、ここにそうなっている人物がいるって事は間違いない。

 

 もしそうなら、杏梨ちゃんはその人物と関わっているかも…?

 

 仮説だから何とも言えないけど、一理あるかもしれない。

 

 

 

 ああもう、ますます気になるじゃんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里「……。」

 

 

 

 剣道部員『じゃ、お疲れ~。』

 真衣『お疲れした~!』

 千里「…!」

 

 あの後から私は、校門で真衣が来るのを待っていた。

 理由は勿論1つだけ。

 

 千里「…真衣。」

 真衣「ん?千里?先に帰ったんじゃなかったのか?」

 千里「どうしても気になる事があって。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里「───今からロストワールドに行けるかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




モチベーションが下がってきた気がする…。

メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?

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