真衣「…は?急に何言ってんだ?」
まあ、そうなるよね。
でも私は、調べに行きたい。
千里「こうなったらって時の最終手段。アイコンを頼りにロストワールドに行く。昼間の杏梨ちゃんの事、どうしても放っておけないの。だから…、協力してくれる?」
真衣「……。」
あの様子からして、何かあったに違いない。
絶対に、ロストがいるはずだ。
真衣「…まあ、千里がどうしてもってんなら、アタシは別にいいけどさ。」
千里「…!本当?」
真衣「お前は杏梨と仲良いからな。そりゃ放っておけないか…。わかった。アタシもまだ体力は有り余ってるし、行くよ。」
千里「…部活の時ちゃんとやってた?」
真衣「何でそこ疑うんだよ!?」
千里「まあいいけど…。じゃあ、ここでこのアイコンが出たから、今すぐ現すね。」
真衣「お、おう。わかった。」
私はスマホを取り出し、ホーム画面にある謎のアイコンをタップする。
ドォンッ!!
真衣「来たか!」
千里「やっぱり…、ここにロストがいるんだね。」
さあ、2人目のロストに会いに行こう。
どんな奴が来るかは、まだ予想ついていない。
扉に触れ、ロストワールドへ─────。
真衣「…まだ、普通の学校だな。相変わらず赤黒だけど。」
千里「そのようだね。中に入ろうか。」
目の前にあるのは、現実でも存在している聖麗学園高等学校。
全体的な見た目は、姿は変わらず赤黒い色に染まっているだけ。
私達は颯爽と中へ入る事にする。
が、しかし─────。
『………、黙っ………で何か……よ!』
千里「…?」
遠くから声が聞こえる。
幻聴ではない。明らかに遠くから聞こえる。
真衣「千里?どうした?」
千里「ちょっと待ってて、奥から声が…。」
真衣「…?声?あっちに何かあるのか?」
千里「行ってみよう。」
聞いただけでは、実際に何が起きているかわからない。
声のする方へ行ってみる事にする。
情報を得るチャンスかもしれない。
千里「…!あれは…!?」
???「痛い…!やめてよ…!」
真衣「…!!杏梨…!?」
隠れて覗いてみると、そこには複数の女子生徒が1人の少女を囲っている。
囲まれているのは、間違いなく杏梨ちゃんだった。
赤黒くて薄らとだが、あのおさげや童顔からして、杏梨ちゃんそのものだった。
???「……!」
誰かもわからない奴はこちらに気付き、逃げていった。
そして、杏梨ちゃんと思われる人物も、霧のように消えてしまった。
真衣「どうなってんだ…?何でも杏梨がここにいるんだ…?」
千里「わからない…。でも、ここに杏梨ちゃんも関係しているって事は間違ってないね。」
真衣「…そういや昼間、杏梨の様子がおかしかったよな。それが今の状況に繋がるって事か…?」
千里「どうだろう…。でも、一理あるね。」
このロストワールドはとことん調べ尽くした方が良さそうだね。
女王様気取りと、ここでの杏梨ちゃんの行方。
やれやれ、今回も忙しくなるな。
~昇降口~
真衣「中も今の所普通の学校だな。」
辺りを見回してみる感じ、まだ私達の知ってる学校だ。
果たしてここのロストは、ここを一体どのようなものと思ってるのか。
女王様だから城か、それに関するものか。
???「お前ら、そこで何をしている!!」
真衣「!?やべ!」
まずい、見つかった。
しかも、前にも後ろにもいる。
???「侵入者は排除する!」
千里「ああ、くそ!こうなったらやるしかない!行くよ!」
真衣「わかった!」
私はそう叫ぶと、戦闘態勢に入った。
真衣「こいつらにも試す機会だ。頼むぜ、“相棒”!」
千里(相棒…?)
私は、真衣が独り言を言っているのかと思っていた。
でも目線の先は…、大剣?
まあ、今はそんなのどうでもいい。
私達は敵へと走り出す─────!
バキッ!ドゴッ!
ザシュッ!ズバッ!
???「侵入者には死を!」
???「侵入者には死を!」
真衣「この野郎!どれだけいやがんだ!」
千里「これはまずい…。ここは一旦退こう!」
流石にこれは数が多すぎる。
ある程度は倒せたが、次から次へとわんさか湧いてくる。
ここの敵はどれだけ多いの?
これ以上の戦闘は無理だと思い、私達は隙を見て逃げた。
が、しかし─────。
ガチャンッ!
千里「…え?」
真衣「今何か……て、おわあぁっ!?」
千里「…!!」
何かが作動した音が鳴り響き、私達は逆さに吊るされた。
まずい、罠だ。
逃げる事を考えすぎて、それすらも気付かなかった。
真衣「くそ!離せ!…っ!?」
千里「え、真衣……。」
プチッ
私は、首元に何かを打たれた。
千里「嘘…で……しょ………。」
─視界がどんどん薄れていく。
──何が起きたかわからない。
───ダメだ、どんどん真っ暗になってきた。
────私が最後に目にしたのは。
???「─────捕まえた♪」
─────ニヤリと笑った女の姿だった───。
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
-
書いてほしい
-
書かなくていい
-
書いてもいいけど先に続編書いてほしい
-
作者に任せる