千里「ぅ……ん……。」
───あれからどれくらい経っただろうか。
──意識が徐々に戻ってきた気がする。
ガチャッ…
千里「…え?」
何やら金属音が聞こえる。
よく見ると、手足には錠が掛けられていた。
真衣「千里…、目ぇ覚めたか…?」
千里「うん、何とか…。でも、これって…。」
真衣「ああ、見ての通りだ…。アタシら捕まっちまったんだよ。」
???「目が覚めたみたいだな。」
千里「…?」
???「女王様がここに来る。そこでじっと待ってな。」
女王様?
…!今、女王様って…。
???「───ごきげんよう、侵入者さん。」
真衣「…あんたは…?」
見るからに派手なドレスを着ている。
こいつが噂になってた、女王様?
となると、こいつがここのロストか。
ロスト???「正面から堂々と来たようね。でも、挙句の果て罠に掛かった…。馬鹿ねえ。そうやって逃げようとしたからこうなったのよ。うちの建物は罠だらけにしてるって知らないの?」
小馬鹿にされたような言動だ。
私は彼女を睨む。
真衣「女王様ってのはあんたの事か?確かにそれっぽい格好してるけどな。」
ロスト???「あんたさぁ、今の状況考えた方が良いと思うよ?私に口答えしたらどうなるか、わかってる筈でしょ?」
真衣「はあ?やってみろよ!」
真衣は強気に牙を剥くように叫ぶ。
しかし、彼女は全くびびる様子はなかった。
ロスト???「そんな言葉しなきゃ、心地良い快楽あげようと思ったのになぁ。でもそんな様子じゃ、必要ないみたいだね。私の事を拒否してるようなモンだし。」
真衣「何だと…!?」
こいつは一体何を言い出すんだ。
ロスト???「まあいいや。思い通りにならない奴なんて、所詮壊れて使えなくなったゴミクズと変わらないし。
この2人、焼却炉に入れといていいよー。」
焼却炉…?
という事はつまり…!?
真衣「おい!話はまだ終わってねえぞ!」
ロスト???「はいはい、ゴミは黙って燃やされなよ~。」
ロストの女はそう言い捨て、行ってしまった。
???「連れて行け!」
千里・真衣
「うわああああああああっ!!!」
ドスンッ!
物凄い高所から落ち、身体中に痛みが走った。
真衣「痛え~…。千里、無事か…?」
千里「何とか…。」
真衣「…しかし酷ぇな…。でも、あの時に顔覚えられたぜ。となると、あいつが杏梨と関係しているか…。」
千里「うん。あいつと杏梨ちゃんとの間で何かあったに違いないね。」
十中八九…とはまだ言い難いが、可能性はある。
とりあえず後日、それっぽい人物を探ってみよう。
真衣「…つーか、ここ焼却炉っつってたよな?薄暗くて気味わりぃし、ゴミだらけじゃねえか…。」
あのロストの言っていた通り、私達は焼却炉に放り出された。
これは脱出するまで相当時間がかかりそうだ。
真衣「なあ、千里。」
千里「ん?」
真衣「確かロストワールドって、最初に入った所から出られるんだよな?」
千里「まあ、そうなるね。見た感じ、地下っぽいけど。」
ここに落とされた…って考えると、出入口はかなり上っぽいな。
真衣「なら早いとこ出ようぜ。アタシら放課後にここに来たんだからよ。」
千里「…だね。ロストの特徴は掴めたし、一旦戻る事にしよう。」
私はそう言い告げ、焼却炉の出口を探す事にした。
千里「そういえば思ったんだけど…。」
真衣「ん?何だ?」
私はさっきの戦闘の事で気になった事を言ってみる。
千里「さっき真衣、“相棒”とか言ってたけど何の事?」
真衣「え?ああ、そういや教えてなかったな。相棒ってのは、まさにこの大剣の事だ。なんかそう言った方が馴染みやすいし、かっこいいだろ?」
千里「…そういうものなのかな。」
わざわざ人でもない物を“相棒”って言うのは、なんか独特だな。
そういうの、“擬人法”…って言えばいいのかな。
まあ、真衣がそうしたいのなら別にいいか。
~杏梨視点~
杏梨「あれ?スマホがない…。」
部活が終わったので、お姉ちゃんに終了報告しようとしていた。
しかし鞄の中を漁っても、私のスマホはなかった。
杏梨「どうしよう…、どこかで落としちゃったのかな…。」
とりあえず準備できるものは準備し、体育館を出る事にした。
あれから15分くらい経っただろうか。
自分がいた校舎を探していても、スマホは見当たらなかった。
杏梨「…明日また探していてみよ。」
仕方ないので、このまま帰る事にした。
佐島先生「あら?北乃さん、どうしたの?」
杏梨「あ、先生…。」
諦めて帰ろうとした途端、佐島先生に声を掛けられた。
佐島先生「何か忘れ物でもした?」
杏梨「あの、部活終わった事をお姉ちゃんに報告しようと思ったら、スマホがなくて…。どこかで落としちゃったのかと思ってて…。」
佐島先生「そう?それは困ったわね…。
じゃあ、今日はもう遅いからあなたは帰りなさい。スマホの方は先生が探しておくから。
見つかったら、真衣さんの方に連絡するわね。」
杏梨「ありがとうございます…。」
佐島先生にそう言われ、私は帰る事にした。
無事に見つかればいいんだけど…。
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
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書いてほしい
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書かなくていい
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書いてもいいけど先に続編書いてほしい
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作者に任せる