東京ロストワールド   作:ヤガミ

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最初に言っておきます。
マジでお待たせして申し訳ないです…。
いつ書こうか考えていたら結構な間が空いてしまいました。
そこは申し訳ないです。
こんな感じのナメクジ更新なので、大目に見てくれると幸いです。

それではどうぞ。


第23話

~真衣視点~

 気付いたら杏梨がいて、凄まじい波動が走る。

 杏梨も…、アタシと同じで、契約を交わしたのだろうか。

 

 そして杏梨は杖を持ち、女神のような姿になった。

 

 

 

 杏梨「私は…、もう弱くなんかない。お姉ちゃんみたいな人になるって決めたんだ。だからあんた達みたいな弱い者虐めなんかには負けない!強い人間でありたいんだ!!」

 

 杏梨はそう叫ぶと、杖先を2人のロストに向けた。

 

 そして───。

 

 

 

 

 

バアアンッ!!!

 

 「「ぐわあああああああ!!!!!」」

 

 光の束を飛ばし、2人を撃破した。

 その威力は絶大だった。

 

 ロスト泉田「何だと…!?」

 真衣「すげぇ…。」

 

 妹の本当の強さに、アタシは開いた口が塞がらない状態だった。

 あの2人を、一撃で倒してしまったのだから。

 

 ロスト泉田「…ふん、使えない幹部ね!私は退くから、また今度にしましょ!」

 

 ロスト泉田はそう言い告げ、別の扉から出ていってしまった。

 

 杏梨「待って、泉田!!…何で出ないの!」

 

 杏梨はロスト泉田にも杖先を向けるが、先程のように光の束は出ない。

 気力を使い切ってしまったのだろうか。

 

 真衣「落ち着け!杏梨…!」

 杏梨「お姉ちゃん…?」

 真衣「きっと…、今ので力を使い果たしたんだ…。これ以上無理したら逆にやられるぞ…!」

 杏梨「……。」

 

 アタシの時もそうだったが、覚醒したばかりの力はまだ完全とは言えない。

 強力な技を繰り出した後はすぐに発揮しなくなるのだ。

 

 真衣「…な?これでわかったろ?」

 杏梨「……。」

 

 千里「…とりあえず、一旦撤退しよう。真衣、動ける?」

 真衣「ああ。何とかな…。」

 

 まだ傷は癒えてないが、何とか動けそうだ。

 杏梨を連れて、ロストワールドから出る事にした─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~千里視点~

 杏梨「学校…だ。」

 千里「戻ったみたいだね。」

 

 ロストワールドから帰還した。

 杏梨ちゃんを連れて出た時には、外はもう暗くなっていた。

 

 真衣「しかし驚いたよ。まさか杏梨も覚醒できるなんてな…。」

 杏梨「覚醒?」

 真衣「まあ、その辺の話は帰ってからな。もう遅いし、ここだと目立つしな。」

 

 真衣はそう言うと、私達は帰る事にする。

 

 

 

 

 

 が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「あ、鞄忘れた…。」

 真衣「…は?」

 

 そうだ。杏梨ちゃんは鞄を持っていない事に気付く。

 よく見ると、練習着のままだ。

 

 真衣「あー…、ならアタシが取ってこようか?」

 千里「え?大丈夫なの?」

 真衣「事情説明すれば何とかなるって。」

 

 真衣はそう言うと、小校門を開けて校舎に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 杏梨「あ、戻ってきた!」

 

 数分かかると、校舎から出てくる真衣が見えた。

 鞄の肩がけを持ち上げながら歩いて来ている。

 

 千里「取ってこれたみたいだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~午後7時~

 杏梨「ロストワールド……っていうんだ。」

 

 帰宅後、私達は夕飯を食べていた。

 その途中、杏梨ちゃんも迷い込んだロストワールドの事を真衣は話した。

 

 真衣「“善良を失った人々が集まる場所”…とも言われている。どこの誰が作ったのかは知らねえが、アタシ達は以前からそこに侵入できるようになったんだ。」

 杏梨「じゃあ、あの力もそのロストワールドで?」

 真衣「そうだな。覚醒する時、どこからか声が聞こえたろ?そいつと契約を交わす事によって、あのような力を貰ったって訳だ。最初はまだ不完全だけどな。」

 

 そう、真衣の時もそうだったが、覚醒したばかりの力は完全とは言えない。

 ロストワールドでできる事すらも、謎が多いばかりだ。

 

 千里「杏梨ちゃんは、何て言う二つ名で呼ばれたの?」

 杏梨「二つ名?」

 千里「その人の声を聞いて契約を交わした時、杏梨ちゃんも二つ名を言われてから覚醒したと思う。」

 真衣「アタシは“闇を斬り裂く騎士”、千里は“悪を打ち砕く鉄槌”だな。杏梨も、何かそれっぽい二つ名があったんじゃないか?」

 

 杏梨ちゃんは真衣にそう言われると、じっと考え込む。

 

 杏梨「“癒しを解き放つ女神”…だったかな。」

 真衣「女神…か。」

 

 謎の声の人からは、そう言われたらしい。

 確かに、女神みたいな姿になってたもんね。

 

 真衣「杏梨にピッタリじゃないか?実際女神そのものだし。」

 杏梨「私が…女神…?ごめん、どう言う事?」

 真衣「んー、簡単に言うと…、女神のように可愛らしい…かな。」

 杏梨「…え。」

 

 しばらく沈黙が続いた…。

 真衣…、いくら妹が好きだからって本人の前でそれは…。

 

 真衣「ご、ごめんな!今のは聞かなかった事にしてくれ!!ほら、まだ飯の途中だろ!?さっさと食って風呂入って寝ようぜ!杏梨も疲れたろ?」

 杏梨「え、何?急にどうしたの?」

 千里「……(苦笑)」

 

 私は苦笑いするしかなかった。

 真衣は思った事をすぐに口に出す性格だからなぁ。

 こればかりは仕方ないかぁ…。




杏梨が覚醒したので更新です。



登場人物紹介(随時情報更新)

北乃杏梨

▽プロフィール
読み仮名:きたの あんり
年齢:16歳
誕生日:12月19日
身長:156cm
血液型:A型
趣味:漫画や雑誌を読む事
特技:球技
好きなもの:苺
嫌いなもの:味がない物(水など)
ポジション:???
使用武器:近接→杖 遠距離→魔法、ブラスター


 北乃真衣の実妹。現在は真衣と千里の3人で自宅で暮らし、千里にも懐いてきている。

 外見はベージュ色のおさげに、真衣のように青緑色の瞳を持っている。性格は甘えん坊で人懐っこい。その反面目上の人物には礼儀正しく、近所や他人からも褒められている。少々内気で人見知りな少女だったが、姉の真衣の勇姿に目を焼き付け、「姉みたいな人になりたい」と意気込んでいた。

 特技が球技である理由で、聖麗学園高等学校ではバレーボール部に所属。

 実は聖麗学園高等学校で同クラス、バレー部同所属の泉田沙耶達に虐められており、痛みや苦しみ、悲しみを隠しながら過ごしていた。その光景は真衣は知らずにいたが、千里に知らせて以来、彼女達に恨みを持つようになった。

メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?

  • 書いてほしい
  • 書かなくていい
  • 書いてもいいけど先に続編書いてほしい
  • 作者に任せる
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