~昼休み~
中庭で3人で昼食を取っている所だ。
しかし、真衣は眠そうにしていた。
千里「…真衣、授業中寝てたでしょ?」
真衣「いやぁ…、色々考えすぎてるせいか眠くなりすぎてな…。」
千里「ちゃんとしてよ。泉田のロストを消すんでしょ?」
ロストワールドに侵入する予定について話そうとしていたが、真衣は口を大きく開けて欠伸をかましていた。
こういう時くらいしっかりしてほしいもんだよ…。
「北乃!!!」
杏梨「…!?」
突然、誰かに大声を掛けられた。
真衣「泉田…?」
ガッ!
杏梨「…!!」
千里、真衣「…え…!?」
声の主はやはり泉田であった。
その突如、杏梨ちゃんの胸倉を掴んだ。
泉田「あんた…、私の友達に何した訳?」
杏梨「え…?」
泉田「何話されるかと思ったら、いきなり北乃の味方してさ。こうなったのはあんたの仕業なんだろ?絶対何かしたよ。私の大切な友達に何しでかしたんだよ!!」
杏梨「それは…!」
杏梨ちゃんは苦しそうにしていた。
見てられない。止めないと!
真衣「泉田てめえ!妹に何しやがる!!」
泉田「シスコンは黙ってろ!!これは私とこいつの問題だから、部外者は余計な首突っ込んでんじゃねえよ!!」
真衣「何が部外者だ。罪のない人間を責めてすっきりするのか!?」
泉田「ああそうだよ!今日は北乃に言いたい事山程あるからな!!」
千里「…やめなよ。」
泉田「あ?」
私は、杏梨ちゃんの胸倉を掴んだ泉田の腕を引き剥がした。
もう我慢の限界が来ていた。
泉田「何だよ。クソ陰キャが調子乗んなよ。あんたまで私の邪魔する訳?」
千里「そうだと言ったら?」
泉田「佐島先生みたいに殺す!ここにいる奴全員ぶっ殺す!!」
泉田はそう言うと、ポケットに隠していたのか鋏を取り出した。
完全に殺すつもりだ。冗談や脅しに見えない。
真衣「いい加減にしろ!!」
ガチャンッ…!
真衣は泉田の腕を掴み、鋏を落とさせた。
真衣
「いつもそうやって杏梨に迷惑かけやがって!もう杏梨には近付くな!!」
泉田「っ…!」
真衣はそう怒鳴り、泉田は鋏を落としたまま颯爽と行ってしまった。
杏梨「はぁ…、はぁ…。」
真衣「杏梨…、平気か?」
杏梨「うん、何とか…。」
杏梨ちゃんは苦しそうに胸元を抑えている。
余程強い力で掴まれたのだろう。
真衣「あの野郎…、ここまでやるのか…。これはロストの方も相当ヤバいんじゃないか?」
千里「そう予想した方がいいね。とてつもなく正気が狂ってる。」
真衣「さっさと止めねえとな。罪を告白させるんだ。杏梨を虐めた分…それと、何の罪もない佐島先生の仇討ちだ。」
有言実行だね。
そして私達は、放課後まで待つ事にした。
絶対に恨みを晴らす。その一心で。
精々人生最後の時間を楽しむ事だね。泉田沙耶───。
~放課後~
校門近くで、真衣と杏梨ちゃんを待っている所だった。
私はスマホ画面に残されている、ロストワールドに続くアイコンを覗く。
千里(…本当に、誰がこんなの作ったんだろ?前から不思議に思ってたんだけど…。)
ロストを消して、アイコンも消えたと思ったらまた現れるし…。
このアプリ、一体…。
ビリッ!!
千里「っ…!?」
突然、頭の中で電撃が走った。
辺りを見回しても、何もいない。
下校途中の生徒が歩いているだけだ。
千里「今のは…!?」
???「…私を探しているようだね?」
千里「…!?」
声のした方に顔を向けると、誰かが立っているのがわかる。
そこにいたのは─────。
千里「もう1人の…私…!?」
そう、目の前にいたのは、真っ黒に染められたもう1人の私だった。
何か見覚えがある気がする。
千里(…!もしかして…!)
~数週間前~
千里(…!?私…!?)
千里(いや…!やめて…!)
???
「いなくなれば良かったのに!!!」
そうだ、あの時だ。
私が真衣の家に居候したばかりの頃の夜、あの悪夢の中にいた私だ。
今でも鮮明に覚えている。
あれから、“あの夢は何だったんだろう”と、常に毎日頭の中でそうよぎっていた。
千里…?「あんたは、私を止められない。」
千里「…え…?」
千里…?「止める事なんてできない。どう足掻こうとも…。」
ビリリリィッ!!!
千里
「うぐっ…!うあぁっ!!」
もう1人の私がそう言い告げると、再び電撃のようなものを私の頭の中で走らせた。
その痛みで頭を抱え、かがみ込んでしまう。
真衣「千里!!」
千里…?「…!」
千里「はぁ…、はぁ…。」
遠くで真衣の声がし、もう1人の私は姿を消した。
あれは何だったのか…?
“私を止められない”…。もしかして…。
真衣「千里!大丈夫か!?」
千里「平気…。」
杏梨「そうなの?千里ちゃんが叫んでたから、何かあったかと思って駆け付けたんだけど…。」
千里「……。」
一応、聞いてみる事にしようか。
千里「真衣、杏梨ちゃん…、ここにもう1人の私って居なかった?」
真衣「…は?」
千里「さっき、そいつに襲われたんだ…。ここに来る時、それが見えなかったのかと思って…。」
杏梨「ううん、何もいなかったよ。千里ちゃんが叫んでただけだった…。」
真衣「何かいたのか?千里にしか見えないものとか…。」
千里「……。」
もしかしたら、私にしか見えない奴なのかもしれない。
私の考えすぎだろうか?
千里「ごめん、やっぱり何でもない。それよりも、2人は部活終わったでしょ?今日は泉田のロストを消すんじゃないの?」
真衣「まあ、そうだな。早いとこ終わらせようぜ。時間も無限にある訳じゃねえからよ。」
千里「オッケー。扉を出すからちょっと待ってて。」
私はスマホ画面のアイコンをタップする。
ドォンッ!!
杏梨「わっ…!」
あ、そっか。杏梨ちゃんはこれを見るのは初めてだったっけ…。
真衣「こんな感じで扉が現れるんだ。わかっててもちょっとびびるけどな…。」
杏梨「そうなんだ…。びっくりした…。」
まあ、初めて見るのであれば誰だってびっくりするよね。
千里「覚悟はいい?ここに入ったら、後戻りはできないと思ってて。」
真衣「ああ。アタシはもうできてるぜ!」
杏梨「私も。ちょっと怖いけど…、頑張る!」
千里「じゃあ行くよ。泉田を終わらせるんだ!」
そう言うと、私達は扉の中へ入った。
暴走している泉田を止めるんだ。私達の力で─────!
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
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書いてほしい
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書かなくていい
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書いてもいいけど先に続編書いてほしい
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作者に任せる