東京ロストワールド   作:ヤガミ

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第26話

~ロストワールド 職員室~

 真衣「おかしい…。前はここにいたはずだが…。」

 

 前回と同じ泉田のロストがいた職員室に向かったが、その姿がどこにもない。

 

 千里「あの後逃げられたから、他の階にいるのかもしれない。」

 

 あの幹部の2人を倒した後、泉田は逃げたんだ。

 

 

 

 ん?幹部の2人…?

 

 

 

 杏梨「そういえば、泉田はいつも屋上に行ってた気がする。」

 真衣「ああ、言われてみれば確かに…。とりあえずやるだけやってみるか。千里もそれでいいか?…千里?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 泉田『あんた…、私の友達に何した訳?』

 

 泉田『何話されるかと思ったら、いきなり北乃の味方してさ。こうなったのはあんたの仕業なんだろ?絶対何かしたよ。私の大切な友達に何しでかしたんだよ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしかすると、あの幹部を倒したから、泉田が激怒したのか?

 

 あの幹部達を倒した事によって改心し、昼間に泉田1人だけで来ていたって事?

 

 わからない事が多すぎる。

 

 でも、それは一理あるかもしれない。

 

 主だけでなく、幹部のロストを消しても、その幹部だった本人も改心するという事か…。

 

 

 

 

 

 真衣「千里!」

 

 

 

 千里「…!何?」

 真衣「大丈夫か?今日泉田のロストを消すって決めたのはお前だろ?」

 千里「ごめん…、考え事してた。それで、何の話だっけ…。」

 真衣「泉田って、いつも屋上にいたろ?そこならいるかもしれないって思ってな。」

 千里「そっか。」

 真衣「早く泉田を止めよう。ロストをぶっ潰して、江田みたいに改心させるんだよ。」

 千里「そうだね、行こう。杏梨ちゃんもそれで大丈夫?」

 杏梨「うん。いけるよ。」

 

 そうと決まれば、作戦開始だ。

 仮説は、後ででもできるだろう。

 泉田を改心させたら、真衣達にも話してみようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~屋上~

 ロスト泉田「…来たか。」

 

 

 

 千里「…!泉田…。」

 

 案の定、ロスト泉田がいた。

 泉田はここをどういう風に見ていたか、それは後でわかるだろう。

 

 ロスト泉田「今の私の気持ち、あんた達ならわかるよね?相当イライラしてんのよ。あんた達が私の何もかもをぶっ壊した事にね。」

 

 彼女は、そうとうご立腹のようだ。

 幹部の2人を消したからね。

 

 杏梨「泉田…。」

 ロスト泉田「元々は北乃、あんたのせいだからね?あんたがいなきゃ、私の才能が認められてた。なのにあんたと来たら、それが全て無駄になった。あんたは私の後を追えば良かったものの…!」

 

 出たよ。“才能”。

 どれだけコンプレックスを持っているのか。

 

 杏梨「なら、その才能っていうのは何?」

 ロスト泉田「…!」

 杏梨「私、嫌と言う程聞かされてるよ。泉田のその才能っていうのを。それだけ自分に才能があるって事は、具体的にどういうものか言えるでしょ?」

 

 杏梨ちゃんはロスト泉田にそう正論を言い放った。

 確かにそうだ。泉田はいつも才能に拘っているが、結局その才能がどういうものか私達もわからない。

 

 ロスト泉田「それは…!」

 杏梨「だから私に追い越されるんだよ。いい加減認めたらどう?“自分の才能が一番上”なんて拘らないでさ。そろそろ上には上がいるっていうのを認めなよ。じゃないと泉田、本当の地獄を見るようになるよ?」

 ロスト泉田「っ…!」

 真衣「杏梨…。」

 

 虐められっ子で、言われるがままであったあの杏梨ちゃんが、悪人である泉田にほんの小さな牙を剥けた。

 

 ロスト泉田

「黙れ!黙れ黙れ黙れ黙れ!!」

 杏梨「あなたがそれを認めるまで黙らない!私は…、どれだけあなたに地獄を見せられ続けたと思ってるの!?少しは被害者の身にもなってよ!だから友達も離れていったんでしょ!?それくらいわかりなよ!」

 ロスト泉田「…!!!」

 杏梨

「それでいいの!?あなたはこの先もずっと、自分の才能に拘って、誰一人も近寄れなくなってもいいの!?佐島先生だって、本当はあなたを選手にしたかったかもしれないんだよ!?あなたに殺されてから、ずっと苦しんでいるのかもしれないんだよ!?あなたは、あなたよって生み出された被害者達をどうでもいいと思ってるの!?ふざけないでよ!!」

 

 杏梨ちゃんはそう言い終わった後、ハアハアと息遣いを荒くしていた。

 

 対する泉田は、杏梨ちゃんを睨むだけでいた。

 

 

 

 

 

 ロスト泉田

「黙れって言ってんだろ!!あんたは私が昔何があったか知らないくせに!!調子乗ってんじゃねえよ!!!」

 

 千里・真衣「…!!」

 

 泉田はそう言うと、涙を流していた。

 昔?泉田は壮絶な過去を経験してきたのか?

 

 

 

 ロスト泉田「それなら、どうしても私の才能を認めないって言うのなら、力ずくで認めさせてやるよ!!」

 杏梨「やってみなよ。女王様ならできるよね?」

 ロスト泉田「言ったね?後でワンワン泣いても知らないから。」

 

 ついに、泉田と戦う時が来た───。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロスト泉田

「うおおおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 泉田は叫び、自身の身体を変異させた。

 

 

 

 真衣「来たか!」

 千里「これが…、泉田の本気…!」

 

 泉田は、足が鋏、腕は拷問器具と、虐殺マシーンのような姿に変わった。

 すると周りは、牢屋のような檻の中に変わった。

 なるほど、泉田は学校をこのように見ていたのか。

 

 ロスト泉田

「どいツモこいつも!才能を知ラナイで好き勝手やりやがッて!!カス共がアァ!!!」

 

 私達は、戦闘態勢に入った。

 

 

 

 杏梨「あなたは、このロストワールドから消えるべき!才能があるだけじゃ何もできない事、証明させてあげる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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