東京ロストワールド   作:ヤガミ

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お久しぶりです、ヤガミです。
すごい久しぶりの東京ロストワールドの投稿です。
前回の話を見返しながら書きました。
今回は泉田との対決です。

それではどうぞ!


第27話

 今の泉田の姿は、相当やばい状態だ。

 近付いただけで大怪我だけでは済まない。

 早いとこ弱点を見つけたいものだ。

 

 千里(弱点は頭?いや、それとも腕?足?)

 

 そう考え込むが、弱点が全く見つけられない。

 銃も効果があるかもわからないので、弱点を見つけるまでは懐にしまっておくようにする。

 

 ロスト泉田「バラバラに引キ裂いてあげルカら!アハハハハ!!」

 

ドゴォッ!

 

 真衣「あっぶな!?これ…拷問器具か…?」

 千里「女王様にピッタリな形態だね…。」

 

 片腕にはジベット、片腕はチェーンカッターと、なかなかに惨たらしい姿を持っている。

 まるで、女王様に隠された素の能力が剥き出されたかのように。

 

 ロスト泉田「どうシタの!?手も足も出ない!?アハハハ!!あンなに大口叩いトイテ情けないネエ!?」

 

 すると、ロスト泉田は杏梨ちゃんの方へと向かう。

 

 杏梨「来ないで!」

 

バアアンッ!!

 

 杏梨ちゃんは魔法をロスト泉田に当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 が、しかし─────。

 

 ロスト泉田「そんなモノが私ニ効くトデも!?」

 杏梨「え…!?きゃっ!!」

 

 杏梨ちゃんの体に何かを取り付けられた。

 その正体は、ロスト泉田の片腕のジベット。

 そう、杏梨ちゃんは拘束されてしまった。

 

 杏梨「離して……!あ……がぁ……!!」

 

 ロスト泉田のジベットは杏梨ちゃんの体を酷く食い込み、杏梨ちゃんは苦しめられていた。

 

 ロスト泉田「アハハハハ!!惨めだ!!本当に惨めダネエ!!痛い!?ネえ痛いデしョ!?」

 真衣「この野郎!!杏梨を離せ!!」

 

 

 

 

 

バァンッ!

 

バァンッ!

 

 ロスト泉田「いっ…!?」

 

 真衣は咄嗟に、ジベットに銃を向けて撃った。

 そして、杏梨ちゃんは解放された。

 真衣が持ってる銃は、リボルバー式のマグナムだったようだ。

 

 ロスト泉田「おのれ…!せっかく殺せる所だったのに!!」

 真衣「妹に手は出させねえよ!狙うならアタシを狙え!」

 ロスト泉田「そコマデ言うなら、あンタから殺してヤルよ!精々後悔ノないヨウニ死にな!!」

 

 ロスト泉田の標的は真衣に変わった。

 

 そして私は、ある一点に気付く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里(…ん?背中に何かある…?)

 

 ロスト泉田の背中に、何か付いている事に気付いた。

 

 よくみると、ネジのような物が縦に2つ嵌め込まれている。

 

 千里(…そういう事か。)

 

 つまり弱点は、あの中にある。

 

 やるだけやってみるか。

 

 

 

 

 

 千里「杏梨ちゃん!」

 杏梨「…!」

 

 

 

 

 

 千里「泉田の弱点、見つけた!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真衣視点~

 真衣「チッ、こいつもなかなか苦戦しそうだな…。」

 ロスト泉田「ほらほら!殺シチゃうよオォ!?」

 

 相棒(大剣)でどれだけ斬っても、なかなか歯が立たない。

 もしや、狙う部位を間違っているのだろうか?

 がむしゃらに戦っては、逆に狙われる一方だ。

 

 真衣「ああ、畜生!せめて弱点がわかれば───。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里「真衣!」

 杏梨「お姉ちゃん!」

 

 真衣「…!」

 

 突然、2人の声が聞こえた。

 何か持ってる…?

 

 

 

 千里「クランクを見つけた!これで背中のネジを緩める!」

 真衣「背中のネジ…?…!そういう事か!」

 

 千里達のやろうとしている事をすぐに理解できた。

 となると、また囮役だな。

 一か八かだ。

 

 真衣「囮だろ?任せとけ!」

 

 アタシは、泉田を誘い込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~千里視点~

 杏梨「弱点って?どこ?」

 千里「泉田の背中に、ネジが2つあるでしょ?あそこの中にあると思うんだ。」

 杏梨「でも、何だか固そうだよ?開けるための道具か何かないと…。」

 千里「それを今から探すんだ。多分銃でも開かないやつだと思うから。」

 

 私は杏梨ちゃんに、泉田の弱点について話した。

 今泉田は真衣に気を引かれている。

 そのうちに道具を探す。これが私の作成だ。

 

 千里(真衣、少しだけ待ってて。今から策を作るから。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「千里ちゃん!これ使えそう?」

 千里「それは…、クランクか!」

 

 牢獄部屋が戦場である事だから、何かしら道具があるだろうと辺りを散策した。

 杏梨ちゃんが見つけたとは、かなり大きめのクランクだ。

 1人だと引き摺らないと運べないレベルのものだった。

 

 千里「これなら使えそう。行くよ!」

 

 私達は、真衣と泉田の所へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真衣「チッ、こいつもなかなか苦戦しそうだな…。」

 ロスト泉田「ほらほら!殺シチゃうよオォ!?」

 真衣「ああ、畜生!せめて弱点がわかれば───。」

 

 

 

 

 

 千里「真衣!」

 杏梨「お姉ちゃん!」

 真衣「…!」

 千里「クランクを見つけた!これで背中のネジを緩める!」

 真衣「背中のネジ…?…!そういう事か!

 囮だろ?任せとけ!」

 

 どうやらすぐに読めたようだ。

 真衣は走り回り、泉田を誘い込んだ。

 

 

 

 

 

 真衣「来いよ泉田!いくらでも相手してやる!」

 ロスト泉田「ええ、そう来ナクっちゃねえ!ならクれグレも後悔シナイようにね!」

 

 

 

 杏梨「それで、どうやってクランクを取り付けるの?」

 千里「方法としては、気付かれずに取り付けるのがいいかも。」

 杏梨「取り付けたらその後は?このクランク結構大きいけど…。」

 千里「あー…、ちょっと待っててもいい?」

 

 私は回れ右をし、聞き耳を立てる。

 

 それは、何者かわからないあの人の声を聞くために。

 

 

 

 千里「ねえ、あの大きなクランクを回すにはどうしたらいい?」

 ???『それなら心当たりがありますよ。』

 千里「なになに?教えて。」

 ???『クランクを取り付けた後、杏梨に魔法を使わせるように指示をするのです。』

 千里「杏梨ちゃんに?」

 

 クランクを回すには、どうやら杏梨ちゃんが必要みたい。

 だけど、杏梨ちゃんに何の関係が?

 

 ???『杏梨は“プッシュウィンド”という、風の力でものを動かす魔法を持っています。』

 千里「風で押す…って事か。わかった。杏梨ちゃんに指示出してみる。」

 

 私は話を終えると、杏梨ちゃんよ方へ向いた。

 

 千里「杏梨ちゃん、クランクを取り付けたら風の魔法で動かしてもらえるかな?」

 杏梨「わかった!」

 千里「行くよ!せーのっ…!」

 

 私と杏梨ちゃんはクランクを持ち上げ、背中に取り付ける。

 

ガシャンッ!

 

 千里「杏梨ちゃん、魔法使って!」

 杏梨「うん!」

 

 杏梨ちゃんは、杖先をクランクに向ける。

 そして…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「プッシュウィンド!!」

 

 

 

ゴオォッ!!

 

 凄まじい風圧が起きた。

 

ガラガラガラ…!!

 

 その風圧で、クランクが勢いよく回り出す。

 狂い出した時計のように。

 

 真衣(…!この音…、あのクランクか!)

 

 

 

 

 

ガチャンッ!!

 

 ロスト泉田「ん?なンカ背中が…?」

 

 ロスト泉田の背中の蓋は外され、どす黒くボコボコとした気味の悪い物体が剥き出しになった。

 

 ???『千里、あれがロスト泉田の弱点です!銃を出して狙ってください!』

 千里「オッケー!」

 

 私は、懐からハンドガンを取り出す。

 

 千里「杏梨ちゃん、銃とかは持ってる?」

 杏梨「…?これの事?」

 

 杏梨ちゃんが取り出したのは、ブラスター(光線銃)だ。

 魔法よりは威力が低いと思うが、出も早く連射できそうだ。

 

 千里「あれが泉田の弱点!あそこをブラスターで狙って!」

 杏梨「あの黒いの?わかった!」

 

 杏梨ちゃんはブラスターを構え、弱点であるロスト泉田の背中に銃口を向けた。

 

バンッ!

 

バンッ!

 

ビシュンッ!

 

ビシュンッ!

 

 ハンドガンとブラスターの銃声が、辺りに鳴り響く。

 弱点からは、血が大量に噴き出す。

 惨いが、やるしかない。

 

 ロスト泉田「この…!背中カラ狙ウナんて卑怯ナ…!」

 真衣「アタシばかり狙ってるっていう証拠なんじゃねえか!?そのせいで背中はガラ空きって訳よ!」

 ロスト泉田「あんタハ囮って事か…!こうナッタラもうやけクソダあぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロスト泉田

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「…!何…!?」

 千里「気を付けて!本気出した!」

 

 ロスト泉田は耳障りな雄叫びを上げた。

 ここからが本番って事だね。

 

 

 

 ロスト泉田「コレガアァ!!ワタシノ!!最終兵器ダアァ!!!!!」

 

 ロスト泉田の頭上に、何かが上がってくるのが見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真衣「丸鋸!?」

 

 現れたのは、円状の鋭い刃を持った、巨大な丸鋸だった。

 あんなもので斬られたら、大怪我では済まない。

 確実に真っ二つにされると察しがついた。

 

 杏梨「どうしよう千里ちゃん!丸鋸なんて正気じゃないよ!」

 千里「さっきより動きも速いから、弱点は狙えなさそう…。ちょっと待ってて!考える!」

 

 

 

 できる事なら、丸鋸を止めたい。

 あれはロスト泉田にとっては最終兵器だから、それを無くせば反撃できるかもしれない。

 

 千里(でも、そうするためにはどうすれば…?くそ!また大きな課題が出てしまった…!)

 

 考えろ…!考えるんだ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバァッ!!

 

 真衣「あっぶな!?泉田お前、丸鋸で殺すとか正気か!?」

 ロスト泉田「コウデモシナイト死ナナイデショ?サア、諦メテ真ッ二ツニナリナァ!!」

 

 

 千里(…これは、また真衣に囮をやってもらうしかないのかな…。ダメ元でやってみよう。)

 

 ロスト泉田「アハハハハ!!バラバラニ斬リ刻ンデアゲルヨォ!!!」

 

ガガガガ…!!!

 

 真衣「されてたまるかよ…!!」

 

 すると、真衣は自分の剣を盾にして受け止める。

 

 

 

 

 

 千里(…ん?)

 

 私は、何かに気付いた。

 

 真衣はロスト泉田の攻撃を受け止められてる。

 

 すなわち、ロスト泉田は相手を斬り刻むまで、ガードされようが動いていない。

 

 

 

 

 

 千里(…!これだ!)

 

 ようやく攻略方法がわかった。

 

 真衣にまた囮を頼む事になるが、最善を尽くすにはこの方法しかない。

 

 千里「杏梨ちゃん!今泉田は隙だらけだよ!」

 杏梨「…!わかった!」

 

 千里と杏梨は、泉田の背中を狙い撃つ。

 

バンッ!

 

バンッ!

 

バンッ!

 

 

ビシュンッ!

 

ビシュンッ!

 

ビシュンッ!

 

 

 

 ロスト泉田「グウゥ…!アンタラ…!小賢シイ真似シヤガッテ…!!」

 

 

 千里「真衣!トドメはお願い!」

 真衣「ああ!」

 

 真衣は背後に回り込み、高く跳び上がった。

 そして……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真衣

「これで終わりだ!泉田ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドグシュッ!!!

 

 

 

 ロスト泉田

「……!!ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 千里、真衣、杏梨「はぁ…、はぁ…。」

 

 

 

 

 

 ようやく、終わった。

 

 後は、ロスト泉田を消すだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロスト泉田「ぐっ…、うぅ……。」

 真衣「…お前はもう終わりだ、泉田…。諦めてロストワールドから消えな。」

 

 真衣はそう言うと、大剣を上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「…待って、お姉ちゃん。」

 

 

 

 真衣「…え?」

 

 すると、杏梨ちゃんは真衣を止めた。

 

 どうしたのだろうか。

 

 杏梨ちゃんは、倒れている泉田の前に立った。

 

 

 

 

 

 杏梨「…泉田、何でこんな事したの?」

 ロスト泉田「……。」

 杏梨「何か理由があったんでしょ?お願い、話して。」

 ロスト泉田「……。」

 杏梨「昔、何かあったからこうなったんでしょ?ねえ泉田、最後に教えてくれる?」

 ロスト泉田「……。」

 

 何を言っても、泉田は黙ったままだった。

 人には言いたくない事情があるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨

「泉田!!!!!」

 

 

 

 

 

 千里、真衣、ロスト泉田「…!!」

 

 すると、杏梨ちゃんは大声で泉田に怒鳴った。

 

 杏梨「…何で話さないの?そんなに人には教えたくないの?そこまで黙れるような簡単に解決できる事なの?1人で抱え込まないでさ…、私に話してみなよ…!」

 ロスト泉田「北乃…。」

 

 杏梨ちゃんはそう言い終えると、声を震わせて泣き出した。

 それに対し泉田は、申し訳なさそうに杏梨ちゃんを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロスト泉田「…わかった。あんたになら話してもいいかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロスト泉田「……私さ、小学校の時にピアノのコンクール出た事あったんだ…。どれも私は最優秀賞取れて…、周りの人からはかなり褒められてて…、それから私は…、“才能ありのピアノコンクール少女”なんて言われてた…。」

 

 泉田は自分の過去について語り続けた。

 しかし私は、泉田がピアノのコンクールに出ていたという事は知らずにいた。

 それは真衣も杏梨ちゃんも、同じ事を思っていただろう。

 

 ロスト泉田「……だけどさ、私の天才ってのは終わってた…。ある日…、私より腕のいい子がいて…、いつの間にか私は…、その子よりも下に行くようになってしまった……。何度も最優秀賞はその子に取られ続けて…、私の天才少女ってのはどこかに消え去って…、底辺扱いされていった…。私は毎晩親泣きついちゃってさ……。アハハ…、今思えばバカだよね…、私って…。」

 

 なるほど…。

 だから泉田は、自分より上の立場の人が許せなかったのか。

 確かに、追い越されたら誰だって悔しい。

 

 真衣「…お前は、お前なりに努力していたんだな。」

 ロスト泉田「…まあね…、だから私は…、北乃みたいな奴が許せなかった…。だから北乃を虐めてた…。それが…、私が女王様になった…、本当の理由だよ…。」

 

 これが、泉田の最大の理由か。

 泉田の中で、苦しみや憎しみ、悲しみが入り交じって、複雑な気持ちになっていたのだろう。

 

 千里「もう、あなたは終わりって事でいい?」

 ロスト泉田「いいよ…、それで…。どうせ普通に生きてたって…、何も変わりやしないんだし…。」

 

 泉田はそう言うと、杏梨ちゃんは杖先を泉田に向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 杏梨「バイバイ、ロスト泉田。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バアアアンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法は放たれ、やがてロスト泉田は消え去った。

 

 これで、泉田は終わったね。

 

 長い長い女王様との戦いだった───。

 

 

 

 

 

 真衣「…大丈夫か、杏梨。」

 杏梨「うん、平気。なんだかスッキリした気分。」

 真衣「…そうか。」

 千里「これで杏梨ちゃんの虐めはなくなるね。多分…。」

 真衣「多分かよ…。そこはなくなるって締めてもいいんじゃね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴ…!

 

 千里「…!」

 杏梨「え、何?なんか揺れてるよ!?」

 真衣「泉田のロストを消したから、このロストワールドが崩れるんだ!

 急いで最初の入口に向かおう!」

 

 真衣はそう言い放ち、私達は一斉に走り出した───。

 

 

 

 

 

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