もうそろそろ終わりも近付いてくると思うので、最後まで見届けてもらえると嬉しいです。
最終章は恐らくシリアスなシーンが続くと思います。ご了承くださいm(_ _)m
それではどうぞ。
~千里視点~
私は今、教室で授業を受けていた。
もちろん、あいつの戦略を考えながらも。
あの時ロストワールドの出入口まで吹き飛ばされたから、今度はそうならないように対策を考えないと。
真衣『お前には仲間がいるんだからよ。ぜってえ無駄にはするなよな。あいつのロストを消したいのは、お前だけじゃない。杏梨や柊太…アタシだって同じだ。』
真衣の言う通り、私はもう1人じゃない。
あの時は父親を殴りたい気持ちがいっぱいで、周りが見えなくなっていた。
でも、今は違う。
私には信頼できる仲間がいるから─────。
バリイィンッ!!!!!
千里「!!!」
突然、窓ガラスが割れた。
教室の中は、何が起きたのかとざわめいた。
真衣「…!!何だ!?」
私と真衣は席を立ち、窓の外を眺める。
するとそこには─────。
賢一郎「…チッ、外したか。」
千里「…!!」
なんと、あの男…彩神賢一郎が立っていた。
しかも、何かを構えている。
真衣「おい、あいつ…!ライフルとか正気かよ!?」
そう、スナイパーライフルを持っていた。
一体どこから取り入れたものなのか。
私は破片に気付いて避けただけで済んだ。
弾はどこに行ったかというと、教室の天井に煙を出して穴を空けていた。
「何だよあいつ!銃持ってるぞ!」
あいつの存在に気付いた生徒が叫び出す。
それに続いて他の生徒が騒ぎ出し、混沌の空間へと変わり果てた。
先生「皆落ち着いて!避難命令が出るまで待ちなさい!」
あいつ、面倒な事しやがって…。
~賢一郎視点~
賢一郎「……。」
俺は海外から届いたスナイパーライフルを持って、娘が通っている学校の窓ガラスを撃った。
娘を誘き寄せるため。
きっと怖くなって逃げ出したんだろうな。
賢一郎「ははっ、やっぱ天才だわ、俺。」
あんなに俺に歯向かってた娘よ。
お前は俺の操り人形なんだよ。
お前は俺の言う通りに動きゃいい。
何度も何度もあの奴らに振り回されるのは嫌だろう?
……馬鹿な奴だ。
~千里視点~
校内アナウンスから避難命令が出された。
先生が生徒達を纏め、一斉に避難する。
その時だった。
賢一郎『千里ぉ!いるかぁ!!』
千里「…!?」
スピーカーから耳を劈くような声が聞こえた。
あいつだ。
まさか、アナウンスを奪って…!?
賢一郎『父さんの声が聞こえるか!?今すぐ屋上来やがれ!!わかってると思うが仲間は連れてくんなよ!!1人で来い!!』
真衣「…!!」
…呆れた。
こうなったからには、もう行くしか無い。
真衣「千里…、行くのか?」
千里「こうなった以上、そうするしかないかも。」
真衣「マジか…。」
千里「巻き込んだのは私だよ。あいつは私が何とかする。
あの銃だって、私を誘き寄せるためだけの物だからね。」
放っておいたら学校中が危ない。
できれば周りの人まで巻き込みたくない。
千里「先生、ちょっと行ってきます!」
先生「彩神さん!?」
腹を括り、私は屋上へと走り出した。
~屋上~
ガチャッ…
屋上の扉を開ける。
思えば、ここに来るのは久しぶりだな。
最悪な状況だけど。
賢一郎「来てくれたか、我が娘よ。危うく父さんはここの生徒を撃つ所だったよ。」
千里「学校に銃持ってくるとか何考えてんの?私だけじゃなくて、周りの人まで巻き込むとか頭おかしいでしょ。」
私はそう言い放った。
でもあいつは、私の言葉なんかには動じなかった。
賢一郎「頭おかしいのはどっちだ?母親を死なせたってのに、いい加減罪を認めろよ。お前がそんな奴に育ったからこうなったんだろ?全てはお前の自業自得って訳よ。」
ごめん、真衣。
私、抑えられないかも。
千里「マジでいい加減にしろよ、このゴミクズが。」
賢一郎「…あ?」
千里
「お前がお母さんを殺した!!お母さんが病気を持っている事はお前が1番知ってるくせに!!犯罪者のお前が正義ぶんなよ!!!」
辺りに響き渡るくらい、私は怒鳴った。
こいつはもう人間以下の存在。
何をしても「自分に正義がある」と思い込んでいるのだから。
千里「私はお前の人形じゃない。機械でもない。ちゃんとした人間なんだよ。いつまでも私がお前みたいな奴の言いなりになると思うな。」
賢一郎「……。」
千里「もううんざりなんだよ。これ以上、私の過去を蒸し返すな。私がお母さんが死んだの思い出したくないの、わかってるでしょ?」
私が言いたかった事は、もうこれで全てだ。
ウウウウウ…
賢一郎「お。」
遠くからサイレンの音が聞こえた。
どうやら先生が通報したらしい。
賢一郎「すまねえな千里。父さんが誘ったばかりに、サツが来ちまった。」
千里「……。」
賢一郎「だが心配すんなよな?父さんは簡単には捕まらねえからよ。んじゃ、また会おうぜー。」
千里「…二度と顔見せて来ないで。」
奴はそう告げると、柵から身を乗り出して飛び降りた。
下を見下ろすと、奴は平然と走っていった。
千里「…絶対に改心させてやる…!」
私のやる事はもう決まった。
気が早いかもだが、こうなった以上やるしかない。
そう思いながら、私は教室に戻ったのだった───。
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
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書いてほしい
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書かなくていい
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書いてもいいけど先に続編書いてほしい
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作者に任せる