狂気に満ちた影と、それに光を灯す者達の戦い。
これが、本当の最終決戦。
これに打ち勝てば、全てが終わる。
しかしそれは、とても険しいものだった。
千里「これが、最大の力…。」
シャドウ・チサト「アハハハハハ!!!!!ドウダ!!!コノ力ニ怖気付イタカ!!?コレガアレバ!!!ヨウヤク野望ガ叶ウ!!!!!オ前ラミタイナ庶民ニハ味ワエナイタッタ一ツノ野望ガナアァッ!!!!!」
影はそう言うと、背負っていた剣と盾を構え出した。
真衣「あれは柊太の…!て事はパリィしてくるって事か!?」
柊太「う~ん、これは僕でも攻められないなぁ~…。」
千里「となれば…。」
この中で有利な者と言えば…。
千里「杏梨!!」
杏梨「え!?」
そう、唯一魔法を使える杏梨だ。
前がダメなら後ろから!
千里「こうなれば杏梨の出番だよ!行ける!?」
杏梨「う、うん!わかった!」
杏梨は杖を影に向け、放つ。
バシュッ!!
ガキンッ!!
シャドウ・チサト「フン!!!ソレガ私ニ効クトデモ!!?」
バシュッ!!
バシュッ!!
ガキンッ!!
ガキンッ!!
シャドウ・チサト「何度ヤッテモ同ジ事!!!イクラデモ跳ネ返シテヤルワ!!!!!」
真衣「ガラ空きだっつってんだろうが!!!」
ズバァッ!!
シャドウ・チサト「グハァッ!!?」
千里「チャンス!」
バキッ!!
ガチャンッ!
隙を見て私は影の両腕に衝撃を与え、剣と盾を落とした。
シャドウ・チサト「グッ!?シマッタ!!!」
真衣「うおらああぁっ!!!」
バキィッ!!
そして、それを真衣が叩き斬り、ぶっ壊れる。
シャドウ・チサト「オノレ!!!ナラバ次ハコレダ!!!」
影は次に、杖を構え出した。
バシュッ!!
バシュッ!!
バシュッ!!
千里「まずい!避けて!!」
この能力は杏梨のものだ。
これも吸収して使い出したのだろう。
千里(真っ向勝負だとまともに喰らう…。魔法を跳ね返したりできる者は…。)
千里「柊太!」
柊太「はーい、柊太だよ~。」
千里「パリィお願い!あいつをよく狙って!」
柊太「おっけー。」
魔法を放ったタイミングが、1番有利なのは柊太だ。
シャドウ・チサト「ホラホラァ!!!コレデモ喰ライナアァッ!!!!!」
バシュウゥッ!!
柊太「来た…!」
ガキンッ!!
柊太「ぐっ…!重た…!!」
柊太は大きめの魔法を防ぐ。
とてもじゃないが、高威力のものを跳ね返すにはそれなりの力がいる。
シャドウ・チサト「モット行クゾオォッ!!!!!」
バシュウゥッ!!!
柊太「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ガキャアァァァアンッ!!!!!
跳ね返すと同時に、魔法同士がぶつかり合う。
シャドウ・チサト「フン、コレジャアホームランニモナラ─────。」
柊太「隙あり!!」
ザシュッ!!
シャドウ・チサト「!!!」
黒い煙を切り払うが如く、柊太は影に攻め込んだ。
シャドウ・チサト「畜生!!!ソッチガソノ気ナラ魔法ノ剣デ…!!」
真衣「させるかっての!!」
バァンッ!!
シャドウ・チサト「グワァッ!?」
柊太に魔法を放つ影だが、真衣のマグナムにより落とされる。
そして、再び真衣に武器を壊される。
これを繰り返せば、真っ向勝負まで持って行ける!
シャドウ・チサト「コノ騎士女!!!次カラ次ヘト!!!」
次は大剣を構える。
真衣の能力だ。
ガキンッ!!
真衣「あっぶね!?アタシの能力か!」
真衣の剣と影の剣がぶつかり合う。
杏梨「千里ちゃん!今度はお姉ちゃんの能力だよ!」
千里「真衣だから、火力はかなり高いと思う…!私達は遠距離で攻めよう!」
柊太「おっけー。弓なら持ってる~。」
私は作戦を実行し、銃を構える。
杏梨は魔法、柊太は弓…これなら遠距離でも攻撃できる。
真衣「へぇ?アタシの影もなかなか良い剣持ってたんじゃねえか!」
シャドウ・チサト「アハハハハハ!!!ソウヤッテ余裕コイタラ真ッ二ツダヨ!!!!!」
真衣「余裕こいてねえよ!こっちにはしっかり策があるんだからな!!」
シャドウ・チサト「ホラホラァ!!!斬ルゾォ!!!覚悟シロォ!!!!!」
影は真衣に剣を振りかぶる。
真衣「“カウンター”!!!」
ガキンッ!!
シャドウ・チサト「何ィ!?」
真衣は見事に影の剣を弾き返した。
千里「杏梨!」
杏梨「任せて!」
杏梨「“プッシュウィンド”!!!」
ゴオオォッ!!
ガチャンッ!!
シャドウ・チサト「何ダト!?クソッ!!」
真衣の風の魔法により、偽者は剣を落とす。
真衣「取らせねえよ!!」
バキッ!!
そして、真衣が剣をぶっ壊す。
これで丸腰になった!
シャドウ・チサト「コノ…!!ナラ素手デオ前ラヲ消シテヤル!!!!!武器ガ無クトモ戦エルンダヨコッチハ!!!!!」
千里「この時を待ってた!!」
ここから真っ向勝負!
正面から挑む!!
~真衣視点~
真衣「これで武器が全部無くなったか!」
???『真衣!杏梨!柊太!』
3人「…!!!」
声が聞こえた。
アタシらが覚醒する時に聞こえたあの声。
???『私が集めた光を使って!千里に浴びせて、この戦いに勝つのです!!』
真衣「…!勝ち確ってやつか!」
杏梨「わかった!」
柊太「勝とー!」
彼女の力で、あいつに勝つ。
これでロストワールドは消える。
アタシらは、武器を掲げた。
そして、光り出す……!!
???『さあ!それを千里に!!』
真衣「千里!!!」
杏梨「千里ちゃん!!!」
柊太「千里お姉ちゃん!!!」
3人
「「「行けえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」」」
~千里視点~
お互いに次々と殴り、蹴り、双方ボロボロになっていく頃。
シャドウ・チサト「消エロ!!!消エロ!!!!!消エロオオオオオッ!!!!!!!!」
千里「この…!」
どこからも血が流れ始め、瀕死寸前まで陥っていく。
それはお互い一緒だった。
真衣「千里!!!」
杏梨「千里ちゃん!!!」
柊太「千里お姉ちゃん!!!」
千里「!!」
3人の声が聞こえる。
それに、武器が光っているようにも見える。
???『千里!!』
千里「…!この声…!?」
そして、あの女の人の声。
???『あの力で、影の千里に勝つのです!この悪夢にどうか打ち勝って!!!』
千里「…なるほどね…!」
私は、3人から力を受け取り、最後の力を振り絞る─────。
3人
「「「行けえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」」」
千里「この勝負─────!」
千里
「もらったあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ドゴオオオオオンッ!!!!!
シャドウ・チサト
「グワアアアアアッ!!!」
~真衣視点~
千里は、アタシらから力を受け取り、最後の一撃を放った。
その衝撃で煙で見えない。
しかし…。
真衣「…!千里!」
千里「……。」
千里は倒れていた。
重い一撃を喰らわせた反動か、仰向けに倒れていた。
杏梨「千里ちゃん!」
柊太「千里お姉ちゃん!」
杏梨や柊太も駆け寄る。
しかし、千里は目を覚まさない。
そう思っていた─────。
千里「……う……ん……。」
真衣「…!千里!」
千里はゆっくりと目を開いた。
体を起こし、倒れた影の千里の方に顔を向けた。
~千里視点~
ああ、そうか。
私、影に勝ったんだ。
終わったんだ。全部…。
ゆっくりと立ち上がり、ハンドガンを持ちながら歩み寄った。
そして、銃口を影に向ける。
千里「……これで終わりだよ…。何もかも…。」
シャドウ・チサト「うぅ……。」
千里「……所詮、あんたが偽者…。私の真似をした所で、何も変わらない……。
結局は、本人に消される運命なんだよ…。」
シャドウ・チサト「くっ……ふふふ……。」
影は笑い出した。
全てを奪われたその顔は、どこか寂しげにも見えた。
シャドウ・チサト「終わり…かあ……。
あーあ……、終わっちゃったんだ……。全部……。アハハハハ……。」
千里「……もう、思い残す事は無いよね…。」
シャドウ・チサト「当たり前じゃん……。ここまで痛められたらさ…、動ける方がおかしいじゃん……。」
影はそう言うと、私はトリガーに指を添える。
これで、本当に……。
千里「さよなら─────。」
─────シャドウ・チサト。
パァンッ…
影は撃ち抜かれ、散り散りに消えていった。
真衣「…千里。」
千里「……。」
真衣「……これで良かったんだよな?」
千里「……うん…、任務完了だよ…。」
ロストワールドの主も消し、黒幕も消し…、全て終わった。
そして、この役目も、全部……。
ゴゴゴゴゴゴ…!!
杏梨「…!ロストワールドが…!」
主を消したからか、ロストワールドが揺れ出した。
それもそのはず、いつもより大きい。
???『皆さん!急いでこれを!』
彼女の声が聞こえた。
ここは最後のロストワールドだが、出入口が見当たらない。
その時に聞こえたのだ。
そして現れたのが…。
???『これで脱出して!急いでください!!』
柊太「階段…?」
昇った先に見える光に繋がる階段だ。
千里「……皆、行くよ!」
疲れきった体を無理矢理動かしながら、光へと向かった。
『───これで、全て終わったのです。』
『大切な人を守りたい…あなたの役目が、ここで果たせたのです。』
『ありがとう、千里─────。』
メインストーリーが終わったら番外編を書いてほしい?
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書いてほしい
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書かなくていい
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書いてもいいけど先に続編書いてほしい
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作者に任せる