日曜の午後に動画見てたら幼女になって配信する件について 作:二三一〇
マップによると、メインストリートには市場とは別に露店の店が多いとある。夏場なせいか果物や野菜なども豊富だ。買食いをするにはこの辺りが最適だと思われる。
メインストリートには馬車やらロバやらが通行するエリアが真ん中にあって、露店はそれを背にする感じで並んでいる。
「来た時も思ったけど。やっぱり活気があるな、この街は」
「そうなのか?」
「まあ、俺もここ以外は自分の所しか知らないけどな」
アイザックも俺もまだ七歳。
このあたりは似たりよったりなはず。
ならば、この胸の高鳴りも理解できるだろう!
そ、それを知るには……触らないとっ
(笑)
(冷笑)
オマエ、過度なセクハラは赦さんぞ?(ニッコリ)
は、ハハ……サーセンm(_ _)m
ここはガチ勢いるから気ぃつけや?
自治厨乙。
てか、あんま目クジラ立てんな。
どうせほら。まな板やぞ?
アンゼリカに洗われててもこそばゆいくらいしか感じないしなw
アンゼリカ……アイツに憑依すればその感覚を……(゚A゚;)ゴクリ
それならイルセたんがいいなぁ、ワイ
……おい。ソレこそライン超えだからな
(# ゚Д゚)
ウチの関係者に手を出したら絶許。
アッ ハイ
スミマセンデシター(_ _;)
デキゴコロナンデスー
ユルシテクダサイ……
まったく……くだらん話のせいで屋台を見るのがおろそかになったじゃんか!
まずはと、割と大きめの果実に目を向ける。
見た目はメロンとか瓜のようだ。なんとなく甘い香りがする。
じー、と見てると露店のおっちゃんがこちらに気付いたのか声をかけてきた。
「どした、坊主。お使いか?」
「これ、食べられる?」
「シロウリとアカウリ、どっちも銅貨五枚、半分なら三枚だな。川で冷やしてから食った方が美味いが、そのままでも十分甘いぜ?」
うん、やっぱりスイカみたいな果物らしい。アイザックに聞くと、食った事が無いらしい。
「おっちゃん、一個買うから四つくらいに切ってよ」
「それくらいはやってやるよ。食い方、知ってるか?」
「齧りつくんじゃないの?」
「あってるが、種は食うなよ? 腹を壊すかもしれん。あと、皮のあたりは味がないからな。ほらよ」
ザクッ、ザクッと包丁で切ると、中が真っ赤なまさにスイカである。てことはシロウリは身が白いのかな?
「お、おい。匙はないのか?」
「アイザック、これはそのまま……」
と言って、がぶりと齧りつく。
食感はスイカだけど味はメロンに近い。甘みもそれなりにある。ただ、やっぱり種が邪魔だね。もごもごと口の中で選り分け、吐き出そうとするとおっちゃんが待ったをかけた。
「どうせ捨てんなら種くれないかね?」
と言いつつ、側に置いてある桶を指差す。竹のような物を編んだ籠がその上に置いてあって、種がそれなりの量溜まっていた。
「ん」
頷いて、そこへ種を吐き出していく。ちなみに種は白い色をしている。シロウリの場合、分からないかも知れんな(笑)
「お、おまえ……なんて下品な」
「ん? そう?」
アイザックが驚いているが、スイカはこうして食べるもんだ。おっちゃんも当たり前だと言わんばかりに彼を見ている。
おっとこ前やなぁ
ほれぼれすんね、この食いっぷりw
貴族の娘の所作ではないな(笑)
今は平民のガキ
「うまいぜ。食ってみなよ?」
と奴に勧めつつ、もう一口。子供なせいか、それとも女のコだからなのか、一度に入る量が少ないので時間がかかりそうなのだ。
俺の食べてるのを見て、意を決したようにかぶりつくアイザック。
「!」
「
口に含んだまま喋ったら、わけ分からん言葉になった(笑)
これも家では叱られるのだけど、今ここにそれを咎める大人はいない。
いやー、自由ってイイなっ!(小並感)
咀嚼して、ザルの上に種を吐いてからアイザックが驚いたようにつぶやく。
「おいしい。こんな果物、食べた事が無かった……」
「ありゃ? アカウリ食った事もないとか珍しいな」
「わた……俺も食った事なかったけど?」
「はあー、さてはお前ら他所から来たんだな? よく見りゃいい
屋台のおっちゃんが顎を擦りながらそう言った。えー……、この恰好でも良い感じに見えるか。
そらそうやな。おっちゃんなんて黄ばんだランニングみたいだし、行き交う人も大概そんな感じ。女の人はそれなりに露出は少ないけど、まあ似たような感じだ。
「アカウリもシロウリもこの辺じゃあよく取れるけど、他の地方だとあんま食えないからなぁ。北の方だと、種しか食わんとか言うし」
「へぇー、そうなんだ」
受け答えする間ももぐもぐと口は動かす。それはアイザックも同じ。マジ旨そうに食うなぁ。
「この侯爵領は農産物も良く出来るけど、そのお陰で畜産にも力を入れてるぞい。その辺の屋台を覗いてみな?」
「うん、ありがと。おっちゃん」
ちなみに代金は先払いしてある。こういうとこだと持ち逃げとか普通にありそうだし。
食べ残した皮をザルの下の桶に捨てると、今度は煙を上げてる屋台へと向かう。
「次はあそこ、行こう」
「ちょ、ちょっと待てよ。残りのアカウリ、どうすんだ?」
「あ、そっか。悪い」
アイザックに持たせたままなの忘れてた(笑)。半分に割ったアカウリに口を拭いた
「
「呪文唱えてないからね♪」
「相変わらず、とんでもねえ」
彼のボヤキを聞くよりも、先に屋台に行こう♪
扱いが雑でワロタw
この世界だと無詠唱ってかなりの熟達者じゃないと出来ないんだよな?
魔力とイメージ力が双方高くないと無理。
魔力はともかく、イメージ力が基準に達するのはなかなかに難しいかもね
煙を上げている屋台は、思ったとおりやきとりだ。炭火で焼かれる細かく切った鳥肉がジュワジュワ脂を落としながら焼かれていて、見るからに食欲をそそる。
「おっちゃん。二、いや四本くれっ」
「あいよ。36セルダだ」
セルダというのはこの国、アークステインの通貨単位である。セルダ銅貨一枚が十セルダ。セルダ大銅貨が百、シルダ銀貨が千、ゴルダ金貨は一万セルダとなる。
銅貨を四枚出して、お釣りに小さな板を四枚渡してくる。これが最小貨幣、セルダ賤貨だ。
俺も見るのは初めてだ(笑)
銅貨、大銅貨は中に図柄もあるし数字も描いてあるが、賤貨には花の図柄を打ってあるだけだ。
賤貨も銅貨も実は青銅だね。
大銅貨はニッケルが入ってるよ。感じから言うと百円玉とかに近いね。
詳しく聞きたきゃアデルベルトが詳しいはず。
そういうのは別にいいや。その内嫌でも教えられるんだろうし。
それよりも今は焼鳥である。おっちゃんが炙っているのはどれも部位が違う。一つの串に皮と肉が、砂肝とももがなんてやり方だ。
むむむ……なんてテキトーな!(怒)
そんなに食文化発展してないからね、ここw
さっきのモツ煮でお察し
たぶん、これもそんなには旨くないと思うに100
ガンバレ リーセロット!!→100
他の奴が投げるの(笑)
上手くないから俺も投げる→100
あー、シャリンシャリン、相変わらずうるせーなw
「おっちゃん、これとこれ。あとそっちの並び二つ」
「お? 坊主、部位とか分かんのかい?」
「ないぞーは分かんないけど、肉と皮は区別つくだろ?」
「はは、違いない♪ そういうあけすけな奴は嫌いじゃないぜ。ほらよ」
分厚い葉っぱに串を四本並べて渡してくれる。薬味や香辛料の類いは置いてないので店の味付けだけが頼りだね。
「待て。俺が先に食うって言ったろ?」
「……そうだったな。わりぃw」
アカウリの時、忘れてたよなw
言ってやるな。少し面食らってたし
アイザックに差し出すと、彼は皮の方を掴んだ。エイヤッと口に含み串を引き抜く。半分くらいを残して咀嚼……そして、彼の顔色が変わる。
「うまい……うまいぞ、レオッ」
おお、かなりな好感触♪ これは期待できますねっ!(フラグ?)
いざ、口に含んでみる。
くっちゃ、くっちゃ……うん。
やはりお察しか。
──味の塩梅は悪くない。でも、部位毎に焼き方を変えてないから、皮は焼け焦げてて、腿だか胸だかの肉は中まで火が通ってない感じだ。
あと、唐辛子みたいな香辛料も無いのが地味にキツい。わりと脂が多いようで炭火で焼いてるにも関わらずかなり残っている。
そのため、若干のクドさがマイナス要因と言える……でも、安さを考えたらこんなものか?
グルメみたいに語ってる……え? リセたんそんなキャラだっけ?
お嬢は食には並々ならぬ執着しよるで……ラーメンダメ出しされたからのw
ワイ氏、そこんとこ詳しくw
地球の管理者、食いつき早っ
出汁が足らんとか、麺が良くないとか……初見醤油やないとイヤとか訳分からんかったw
ああ……けっこう拗らせてますねw
→1500
そこで無言スパチャやめーやw
人間なんて一生に食える量なんてたかが知れてるんだから、拘ってもおかしくないだらぁっ?
スイマセンm(_ _;)m
サーセン(._.)
ペコリ →3000
詫びスパチャ →2000
お前ら困るとスパチャだよな。ありがとー♪
にしても、イザーク、いやアイザックはこんなの、よく旨いとか言ったな?
「アイザック、美味しそうに食べるな」
「温かい肉って旨いよな。俺も父上と出かける時の料理が一番好きでさ」
爽やかに笑いながら、かなり寂しい事を言いやがる……あ、目から汗がw
あー、貴族のご飯て大概冷めてるからね
スープくらい? 後は作り置きのを並べてるだけだし
そうなんだ。
ウチは
君んとこは特殊なんだよw
リーサンネは男爵家といっても貧困寄りだし
平民は温かい料理食うのが普通だからね
なんでなん? なんか理由があんだろ?
それこそ、毒殺とかだよw
そういうのを警戒してたのが慣習になって、料理を作る人間は限られるようになる。
メイドが料理に触るのは、給仕の時だけだし
そうして温める事すら出来ない状況が作られるのさ
なーる……んじゃあ、アイツがうちの料理に喜んだのもそういう理由だったのか。
まあ、かーちゃんの料理は旨いと評判だったしね
伯爵も内心楽しみにしてたんだよw
あれも素直じゃないからな
ふむぅ……
ま、とにかくこのやきとりはちょっと頂けないかな。俺の残りは
さて、次に行こう!
……何軒か梯子してみて分かったことは、やっぱりそれなりというところだった。
素材が良いけど調理がまずいとか。
野菜や果物も良い物と悪い物の混在が激しい。品もよく見ると似たりよったりな物が多い。
そんな中で声をかけてきた子供がいた。
と言っても、こっちよりは年上。たぶん十二くらいかな? 黒っぽい髪が少しアフロっぽく見える。ヒョロいけど筋肉はそれなり。
そして何より。この暑さに薄手とはいえジャケットを羽織っていて、その下に僅かな膨らみ。
これは乗るべきだろうね♪
「ココより旨いメシがあるとこ、知ってるぜ? よかったらどうだい?」
「ああ、いいぜ。ウマイ獲物を探してたんだ♪」
「? お、おい。レオ、お前はまた勝手に……」
アイザックが止めに入るけど、ここはご招待に応じたい。なので。
「行こうぜっ アイザック(≧∀≦)b」
「……お、おう……(ポッ)」
だんだん操縦が上手くなっててw
あー……イイね。この笑顔 →15000
パシャ →3000
トラブルに飛び込んでいくスタイルか……GJ○
お前さぁ……嫌われる前にヤメよ?
さて。
次は社会科見学か。
それとも運動の時間かな♪(クスッ)
文化水準もあるけど、基本として食に旨さを追求する平民は少数派です。食えればいいというのが基本的なスタンスなので、俺氏の期待に応えるのはなかなか難しいかと(笑)