日曜の午後に動画見てたら幼女になって配信する件について   作:二三一〇

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 何だかPV増えてるから何かと思ったら日間ランキング5位になってて驚き。お気に入りもいつの間にか百五十超えてるし……少しこわっ(笑)

 途中で父親のアデルベルト視点が挟まりますが、前後はいつもの俺氏でございます。


09 叱られ、謝り、教えて、守る?

 かつての俺は、まあ男だったのはご存知かもしれない。でも、その容姿やら性格やらを語ったことがなかった。

 まあ、顔は十人並みと言っていい感じだったかもしれない。実際、後輩ちゃんには言い寄られた事があったし。

 

 しかし、そこに最大のデメリットもあったのだ。

 全くというほど筋肉のつかないヒョロガリ体型。

 

 直そうと一念発起して高校の時分には空手部なんかにも所属したが、結果としてはあんまり変わらず。背もあまり高くなく、細いからか、高校の文化祭では三年連続メイド喫茶で女装接客というトラウマものの傷痕まであった。

 

『そういうわけでして……貧弱という単語にはいささか過敏に反応してしまうわけなのです』

 

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 てっきり身体のこと言われて怒ったのかと思ったら、俺氏のトラウマとかw

 涙を誘うところもあるけどやはり草

 どうしてそうなったとしか言えない(笑)

 あ、でも踵落とし出来たのはそういう訳ね

 ナンデヤって思ったw

 てか魔力操作も上手くなったね

 

 こんなナリだから身体鍛えてもどうせ筋肉つかないだろうし……魔法がある世界なら身体強化とかあるだろうと思って。

 

 呪文もあるけど我流のせいか出力凄くて草

 たぶん筋力が倍近くなってたね

 体型が貧相な娘にはもってこいだとは思うよ

 

 そっか(ニコッ)

 

「叱責を受けているのにニヤついているというのはどういうことかね、リーセロット!」

「ひゃ、ひゃいっ! すみません、お父さま……」

「そもそも君は行動するときになんでよく考えない? 決して頭が悪いわけではないのに、何故脊髄反射的な行動をする……」

 

 はい。

 

 今、俺はアデルベルトによって叱られている最中です。いい加減面倒になって来たのでコメントを見てたら、つい顔がにやけてしまいました。そしたらさらに炎上中なうw

 

 誰だって誉められたら嬉しいもんねw

 まあ、怒られてる最中にコメント読むとかいい性格はしてるよね、俺氏。

 にしても長いな。もう一時間くらいだぞ。

 

 基本甘々なアデルベルトだけど、こういう時は本当にしつこい。泣き落としでやめさせてもいいけど、今回は俺が悪かったのでちゃんと聞いてはいるけど……正直つらたん(;_:)

 

 項垂れる顔もまた悩ましくかわいい……

 こういう表情を見ると叱る奴の気持ちも分かるなw

 

 ウチの親父はしっかりしてるんだ。お前らと一緒にすんなっ(ペッ)

 ただ、少し長いよなぁ……と思ったら救いの手が差し伸べられた。

 

「侯爵閣下、もうその辺りでよろしくはありませんか?」

 

 来室したヘルブランディ伯爵が口添えをしてくれたのだ。

 

「しかし、ホドフリート殿。それではご子息に示しが付きません」

「あれは騎士を目指しておりますゆえ身体は頑健です。むしろあれを昏倒せしめたリーセロット様の技量を褒めるべきかと小生は愚考致しますなぁ」

「……それは結果論であり、行いを正当化する理由にはなりません」

「アンゼリカ君でしたか? 彼女の治癒術のおかげで大した怪我でもありませんでした。これ以上の叱責は互いの溝を深くしますゆえ、ご寛恕願えませんか?」

「……ホドフリート殿に感謝しなさい、リーセロット。あと、イザーク君への謝罪もきちんとしてきなさい」

 

 おうっ? イザークのとーちゃん、やるじゃん! 凡庸そうとか言って悪ぃ!

 

「今から、謝ってきますわっ!」

 

 そう言って、礼をしてから部屋を飛び出していく。ひゃっほうっ、これで自由だっ!

 

 意外とストレスだった模様

 泣きそうだったのにもう笑ってるとか、子供ってくるくる変わるよなぁw

 

 

 

 

 

※ ※ ※

 

 

 

 

 

 しょげかえっていたリーセロットが元気よく部屋から飛び出していく。僕は彼の方を向いて頭を下げる。

 

「ありがとうございました、先輩」

「君の説教グセは変わらずだね」

 

 にこりと笑って応えるホドフリート先輩。身分では上位だけど、人としての器では彼に勝てるとは思えない。

 

「君とリーサンネさんの子供だからさぞ可愛いのだろうと思っていたが、想像以上だね」

「そうでしょう? 自慢の娘ですよ」

「恥ずかしげもなく言い切る所も変わらないな」

 

 学院の先輩である彼との付き合いもかなりの年数になる。お互いの子供を結婚させるなどと夢想したこともあったが、本当になるとは思わなかった。形だけだとしても。

 

「宜しかったのですか? イザーク君のことは」

「まあ、次男だし。元々騎士志望だからね。本人は不貞腐れていたけど、その後の支援を条件に納得してくれたよ」

「我儘を言って、申し訳ありませんでした」

 

 頭を下げると、彼は周りをキョロキョロと見ながら慌てて止めさせる。

 

「当主に頭下げさせるとか、私を悪者にする気かい?」

「素直に感謝したまでです」

 

 顔を見合わせ、破顔する。そんな所は学生の頃と変わりなかった。

 

 

 

 

 

※ ※ ※

 

 

 

 

「彼は元気かしら、アニカさん」

 

 部屋の廊下に椅子を置いて、静かに座っているメイドはアニカさん。今年で二十歳になるメイドさんで少し……おっとりしている感じのお姉さんである。

 

 ちなみに私の後ろに付き従うアンゼリカは今年で十五。元気な子犬系の愛くるしさと溌剌さを感じさせるかわいい人である。

 

 この国の労基法とかどうなってるん?

 

 他の国よりはマシな程度の法はあるけど、罰則とか厳密には無いなw

 年齢を制限には加えていないね

 貴族出身の連中はともかく、平民は数え年だし本人すら忘れるレベル(笑)

 

 あ、そう……ちなみにウチのメイドさん達はみんな貴族出身なの?

 

 たぶん近侍に使ってるのはそうだよ

 ほら、男爵とか子爵とか子供多くて行き場のないのが多いから。

 男爵家のメイドに伯爵家出身の子供とか普通だしw

 その辺はドライ草

 

 ……世知辛い感じだなぁ。

 つまり妹のヘンリエッテもそうなる可能性があるのか……

 

 女の子は政略結婚の駒にもなるから

 むしろ男の子の方が潰しきかんよ。

 騎士とか文官とか……後は冒険者かな

 

 ヘンリエッテを嫁に出すなんて有り得んっ!

 妹は姉が守るものだろうっ!?

 異議は認めないっ(ドンッ)

 

 予想通りの姉馬鹿で草

 いや、けど実際ヘンリエッテたん可愛いよな

 リーセロットたんの子供の頃みたいで……控えめに言って天使かなっ?

 お前ら……ウチの天使共がクリーチャーなの知ってて煽ってんのか、アアン?

 まだ直してなかったのか草

 二年あって直せてない無能乙

 こっ、コッチにも都合があるんだよぉっ……

 コチラの天使を眺めて餅付けw

 ア、ハイ(^◇^)

 

 随分と話がそれたな。

 アニカが中に居ないのは、イザークに一人にしておいてくれと頼まれたかららしい。ま、そういう時もあるだろうからね。

 

 原因が訳知り顔で言うとかw

 傷心の少年……フッ

 HHEMギャグはヤメロ草

 草は私のアイデンティティ。勝手に使うのは許さん草(# ゚Д゚)

 草付けて怒るとかw

 

「イザーク様。リーセロット様がお会いになられております」

「……放っておいてくれ」

 

 アニカの声にも変わらない様子。中から内鍵掛けてるらしい。どうも意固地になってるなぁ……こういう時は強引にいってみるか。

 

「では、勝手に入りますわ」

 

 体内の魔力を活性化させてやると、身体の周りに虹のリングが現れる。魔法的な障壁以外は突き抜ける俺だけの魔法、バイタルジャンプを使うと一瞬で姿が消え、扉の中に現れる。

 

 ブレンパ○ードのは厳密には瞬間的な高速移動だけど、俺のこれはどうも空間転移になるみたい。こっちのが便利だからいいけど。

 

「お、お嬢さまっ?」

「消えましたの?」

「おそらく中ですわ」

 

 扉の向こうから二人の声が聞こえるけど、ドアは内側から掛かってるので手出しはできない。フッフッフ……

 

 それ、ブリンクやんw

 この国だと使える奴かなり少ないぞ

 ちな、とーちゃんは使える

 

 扉の外の騒ぎを知って、イザークがベッドの上からこちらを伺う。そして、俺を見て仰天する(ここまでワンセット)

 

「な、なんで、ここにっ?」

「それは秘密ですわ?」

 

 にっこり笑ってそう答える。

 驚いただけらしく、こちらを怖がる素振りはないので笑ったまま近くに寄る。そして、床に座ると頭を低く下げた。

 

「先ほどは乱暴を働いてしまい、申し訳ありませんでした」

 

 きっちりとした、土下座。

 この世界にあるのか知らんが、俺の知るもっとも格の高い謝罪方法だ。

 

 なぁーーっ!?

 リーセロットたんが、土下座ぁ?

 

「ばっ、ばかっ、やめろ!」

「許して下さいますまで、やめるわけにはいきません」

 

 慌てて止めるイザークにそう言った。

 

「許すよ、だからやめろって!」

 

 おや、あっさり許してくれました。

 許してほしければ何かあるだろ? アアン? みたいなコト言ってきそうだと思ったんだけど。

 

 俺氏の方がゲスいw

 何を要求されると思ったんですかねぇ?

 そりゃ……チラッ

 

 いや、ガキなんだからお前らの想像するような事は言わんだろ? まあ、言われたら今度は本気で処す(ニッコリ)

 

 ヒイッ

 この幼女、こわいわぁ……

 

「では、水に流して下さいますね?」

「ああ、男に二言はない」

「ほっ……ありがとうございます。イザークさま」

 

 見せかけの安堵に彼も緊張を解いたようで、咳払いをして離れる。

 

「それに……悪かった。貧弱とか言って」

「え……?」

「女の子なんだから、力が弱いのは当たり前だよな。そんな事も分かんなかったのは、俺が悪い。だから、ごめんなさい」

 

 こちらに向いて頭を下げるイザーク少年。

 なんだ。いい子じゃん、この子。

 

 むしろ君の方が悪いw

 どう見ても彼は被害者草

 

 コメント、うるさいなぁw

 分かってるよ、俺が悪いのくらい。

 

「で、でも。あの連撃からの蹴りは、凄かった。あんなに力あるのになんで素振りはダメなんだ?」

「あー……あれは、ちょっとズルをしまして♪」

 

 感心する彼に近寄り、耳打ちする。

 

「ま、まほう? お前、もう魔法が使えるのか?」

「まだまだですけど」

 

 お、いいシーン(パシャ)

 ここは投げ時 →1500

 お、そうだなw →30000

 

 シャリンシャリンコメントがうるさいのでちょっとコメント非表示にしておこうw

 

「おれ、まだ魔力の流れが分かんなくて」

「あ、わたくしもそうでしたのよ」

「それで、なんで使えるんだよ」

「身体の中の流れは把握出来ますのよ」

 

 あの方法だと俺は分からなかったけど、身体の中にある魔力は分かるのである。この辺は感覚の差としか言えないと思う。

 そうだ。

 

 ベッドに座る彼の横に座って、顔を覗き見る。

 

「わ、な、なんだよ」

「わたくしの魔力の流れを感じてもらえれば理解して頂けると思いますの」

 

 アンゼリカには分かったんだし、彼にも分かるとは思う。それに魔力の流れが実感出来るなら魔力の発動がしやすくなるはずだ。

 

「た、たしかに父上もそう言ってはいたけど」

「では、参りますわ」

 

 型を組んで、ゆっくりと魔力を流していくイメージをする。すると、イザーク少年が驚いた。

 

「……わ、何だこれ……?」

「分かりまして?」

「あ、ああ。何だか温かいけど、凄く重い感じが、する」

 

 重い? アンゼリカは温かいって言ってたけど……人によって違うのかな? そういや違うって言ってたな。コメント消してるから確証はないけど、ウザいからしばらく消しとこうw

 

「宜しかったら、実践してみては? わたくしが見てますから」

「そ、そうだな……よし」

 

 手を前に出して少し曲げ、輪っかを作るようにする。これが基本的な形だ。

 精神を集中するように彼が目を閉じる。

 

「……んう……ダメだ。分かんねえ」

 

 間に手を入れても、流れの感じは分からない。アンゼリカやアデルベルトがやっている時の感覚は分かるので、本当に流れてないのは間違いない。

 

 才能として魔力を扱えない人もいるらしいけど、イザークは違う気がする。なんとなくだけど。

 

「わたくしの流れを参考にしてみては?」

 

 そう言って彼の手を握る。正対して右手で左手を。左手で右手を。

 

「わっ!?」

「? どうかなさいまして?」

「お、おまえ……いや、なんでもねえよ」

 

 そうして、魔力を流してみる。

 どうだろうか?

 

「え? なんかおかしくないか?」

「そうですか……あ」

 

 右手から左手だと、彼からすると反対なのか。

 

 それなら。

 

「わ、わっ! 何してんだっおまえ?!」

「こうすれば分かりやすいでしょ?」

 

 ベッドに乗っかり、イザーク少年の後ろから両手を添えてやる。これなら右手は右手、左手は左手になる。

 

「ん? 届きませんわね?」

「お前のほうがちっこいんだから届くわけないだろっ いいから離れろ!」

 

 身体を離そうと暴れるので、身体強化をかける。ふふふ、この体力(魔力で上増し)に勝てるものかっ!

 

「お、ホントにちから強っ!」

「んー、身体強化しても腕は伸びないのですわよね?」

「当たり前だろっ いいから離れろって」

「そうですわ♪」

 

 ちょっとだけ足りないのなら、俺が内側に入ればいいんだ。超あたまいーじゃん、おれ♪

 少しだけ手を離してバイタルジャンプでイザーク少年の内側に移ると、すぐに腕の下側から手の甲を掴む。

 

「なあっ?」

「これなら大丈夫ですわね?」

 

 形としては、2人羽織のような感じである。さっきは俺が覆う感じだったけど、こちらの方がしっくりくるね。

 

「あわわ……」

「さ、やってみましょう? イザークさま」

 

 後ろを振り向くと顔を赤くしたイザーク少年が慌てている……ん? なんで?

 

「なにをしているのかね、ふたりとも」

 

 語りかけるように、よく通る声が響く。

 

「え? お、お父さま?」

「こ、侯爵さま……」

 

 個室の扉は開いてはいないし、窓も今は閉じてある。なのに、部屋の中にいるアデルベルト。俺と同じように転移で入って来たのであろう。手には杖が握られていて、わなわなと震えているのが見える。

 

「……最近の子供は早熟と聞いたが、流石に許すわけにはいかないな……死ね」

「ヒイッ!」

 

 杖が光り、閃光が室内を真っ白に染めたのはそのすぐあとだった。

 

 

 

 

 

 

 ──今日の収穫。

 

 父親(アデルベルト)の魔法がかなり強いと実感できた。とっさに守らなきゃイザーク死んでたよ、マジで。

 そんでまだ怒ってたから殴って気絶させた。

 

 子ども相手になにマジで怒ってるの?

 ひと(リーセロット)のこと、叱る資格無いと思うけど、どう思う?

 

 親父が正しい

 てか俺氏がゆるい

 女子的にガバガバw

 なんかヒワイに聞こえる(笑)

 やりたい事は分かったけどやり方がおかしい

 ま、まあまだ子供だしセーフ

 絶許ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

 絶対許さないマン

 微笑ましくて草

 俺氏、これ見て彡サッ

 

 画像が送られてきたので見てみた。

 

 あー……

 少女を後ろから抱きしめる少年……

 これはギルティ、かなぁ……(;^ω^)

 

 

 




 ていうかランキングってすごい効果あるんですね。
 今まで乗った事なかったから自覚無かったんで……都市伝説かと思ってましたw

 まあ、これからもゆるゆるといきますので、よろしくお願いします(>ω<)
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