ドラえもんとのび太が竈門一家を救う話   作:夜嶺

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初めましてという方は初めまして。
本作はpixiv様にも投稿してあります。

あらすじにも書いてありますが

注意
・原作の方は最終回まで一通り読んでいますが、何度も繰り返し読んでいるわけではないので、いろいろな知識が物凄く浅いです。ただのにわか作者です。

・多少原作と異なる設定、明らかに作者勘違いしてる間違った設定等があるかもしれません。

・各キャラクターの口調に違和感を感じるかもしれません

・旧ドラより新ドラの方を意識してます。

以上の事に注意して下さい。

第一話は短いです、全四話ぐらいで完結の予定です。
誤字・脱字あったらすみません。


第一話「慈しい鬼退治へ」

第一話「慈しい鬼退治へ」

 

 

時は現代の日本、肌寒くなってきた秋の頃。

 

「ドラえもーーーん!!」

 

何処にでも居そうな冴えなさ過ぎる眼鏡の少年、野比のび太の涙混じりの大絶叫が彼の家中に響き渡った。

 

「全く君というやつは……またスネ夫やジャイアンにでもいじめられたの?」

 

嗚咽しながら号泣するのび太に対して、漫画を読みながら、またいつもの事かと呆れてる口調だが彼には見向きもせずにページを進めるドラえもん。

 

「聞いてよ!!スネ夫やジャイアンが鬼はいないって言うんだ!!」

 

困った時にいつも味方になってくれる親友の顔を見て、取り敢えずは落ち着きを取り戻したのび太は叫ぶ。

 

「ドラえもんは鬼は実在したって信じてるよね!?」

 

漫画を読みながら一向にこちらを向いて話を聞かないドラえもんに両肩を掴みながら言った。

 

「うん、鬼は実在するよ」

 

「何で信じてないのさーー!鬼は本当にいるって僕は……………えええぇーーー!!!本当にいるの!!?」

 

大抵、アレは実在するかどうかの話をした時はドラえもんがロボットとは思えない大爆笑をされて終わるオチが決まっている。

 

またドラえもんに笑われた条件反射のように思い込んだのび太は先程までの自分の発言を全否定するかのような唖然とした表情で言った。

 

「鬼って本当にいるの!?いつ!?何処に!?」

 

「えーと……あったあった」

 

読んでいた漫画を落とすほど大きく揺さぶられながらドラえもんはお腹のポケットに手を入れ、辞典のような物を取り出す。

 

「宇宙完全大百科端末機!!」

 

「あっ、それ前にも見た事ある!」

 

見かけこそ平凡な辞典かのように見えるが、誰もが知ってる当たり前の物事から個人の一生まで幅広く、個人情報なんてあったもんじゃないある意味恐ろしい辞典だった。

 

「えーとね、これの……ほら見て!」

 

「なになに……」

 

普段のび太は辞典など一ページも開くことはないので、かなり珍しい光景ではあるがドラえもんは気にせず、辞典を読んでいく。

 

「読むね。鬼、日本の妖怪、桃太郎などの御伽噺に登場する事で有名……ここじゃなくてもっと先の………」

 

「えー、いつから存在したのかは定かではないが、大正時代までは鬼は実在していたと言われ、その鬼を狩ると言われる鬼殺隊が存在したと言われている」

 

他にも鬼のイメージやら、鬼が使われてる作品一覧など様々な情報は書いてあったが、ひとまず肝心の目的である鬼が実在したかどうかの情報は手に入れたのでドラえもんは辞典を閉じると再びお腹のポケットにしまった。

 

「きさつたい?」

 

のび太は何やら聞き慣れない言葉に首を傾げた。

 

「うん、鬼退治の専門家らしいよ。なんでも政府非公認の組織とかなんとか」

 

「えーと……政府、ひこうにん?認められてないってこと?」

 

あまりに致命的な頭の悪さをしているのび太にしては、実は非公認という言葉を理解できたのは奇跡なのではないかとドラえもんは思ったが、とりあえず話が進まないので説明を続ける事にした。

 

「自衛隊やタイムパトロールのように誰もが知ってる人たちじゃなくて、根も葉もない噂話だとか都市伝説みたいに、よく知られてない人たちだったらしい」

 

「あまりに情報が少ないから鬼殺隊がどういう組織だったのか、実在したという鬼の生態とかは22世紀の科学力を持ってもあまり解明されてないんだ。実際、宇宙完全大百科に載ってないなんておかしすぎるし」

 

これが22世紀になっても発見されてない新種の生物ならともかく、先程のアカシックレコードのような宇宙完全大百科で定かではないという言葉が出てくるのはあまりに異常だった。

 

「へー、でも実在したのは間違いないんだよね?」

 

「まあ22世紀でも意見は分かれてるけど、多分いたと思うよ」

 

それは鬼や鬼殺隊が秘密主義だったからなのか、或いは影を超えて闇の中で活動を続け過ぎたからこそ存在が世に出回らなかったからなのかの真相はドラえもんのいた22世紀ですら分からない。

 

しかしのび太は気にも留めずに続ける。

 

「じゃあタイムマシンで大正時代に行って、鬼や鬼殺隊の事を調べようよ!!」

 

「またそんな無茶な……」

 

ある程度は予想していたのか、ドラえもんはあまり驚きはしない代わりにため息を吐く。

 

「鬼は実在したってスネ夫とジャイアンにギャフンと言わせるんだ!それに鬼殺隊っていう人たちもカッコいいって感じがして気になるし……」

 

「あのねのび太くん、鬼は犬や猫と違って人を食べるんだよ?それに鬼殺隊も危ない組織だったりするかもしれないしさ」

 

「いざとなればドラえもんの道具があるじゃない、お馴染みの空気砲やショックガン、ひらりマントとかさ」

 

他にも地球や銀河系を木っ端微塵に破壊できる道具もあったり、ご家庭用のロボットとは到底思えない恐ろしいひみつ道具もあるのだが、一番恐ろしいのは、そんな危険なシロモノを忘れてしまってる二人の危機管理の無さなのかもしれない。

 

「うーん……まあバリヤーポイントもあるし……今度は修理中の道具とかもないから……よし分かった行こう!」

 

「但し!危なくなったらすぐに帰るからね!?」

 

「もちろん分かってるよ!ねえ早く行こうよ!」

 

そう言ってのび太は普段あまり座ることのない自分の机の引き出しを開け、中にあるタイムマシンに座るようドラえもんの肩を引っ張って誘導する。

 

 

 

「……よし大正時代に時間をセットして、場所は……うーんまあ適当でいっか」

 

目的地の時代など簡単な操作を終えると、タイムマシンのエンジンが光り輝き、周りの超空間が流れていく。

 

「のび太くんしっかり掴まってて、行くよ!」

 

「うん!じゃあ大正時代に出発!」

 

すっかり乗り慣れて見慣れた光景だが、二人は今から始まる大冒険に胸を躍らせていた。

 

過去に何度もこうして自分たちの知らない未知の世界へ赴き、そこで多くの人々を救い、助け、時には強大な悪と戦い世界を護った。

 

こうしてドラえもんとのび太の二人の大冒険はまたも幕を開けたのである。

 

彼らが征くのはそう…………。

 

 

ーーーー日本一、慈しい鬼退治へ。




22世紀のあのとんでもwikiに載ってないって、鬼とか鬼殺隊って何やねん……とツッコミたい。

始まりは映画等でお馴染み、○○いるかいないか議論でいると証明してやる!とのび太が意気込んだあの展開。

ドラえもん側から登場するのは、ドラえもんとのび太だけです。
他のしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンの登場予定ありません。
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