彼は魔王になるべくアナザーオーズ・壇黎斗と接触し、魔王とはなんなのかを学ぶ。
そして、我が魔王はついに仮面ライダーオーズの力を……
おっと、さすがに読みすぎてしまいました」
日本からの独立を宣言した檀黎斗王のお城内では、黎斗の暴政を批判して彼の怒りを買い、地下室に監禁された 花咲つぼみ と 来海えりか。
そこには黎斗によって誘拐された国会議員 火野映司 も監禁されていた。
「名前は?」
「来海えりか」
「花咲つぼみっていいます。あなた……テレビで見たことある……国会議員さん?」
「火野映司。よろしく」
三人が自己紹介をすると映司が扉の前へ進む。
「とにかく、ここから出ないと……俺にはやることがある」
「…やること?」
「あの王様にあって、すべて終わらせる」
そう言いながら牢の扉を押し続け、脱出しようと試みる。
「だったら、早くこんな所……!」
「もう〜!こんな体験はこの前でこりごりだよ!」
「えりか、落ち着いて……」
つぼみはえりかを落ち着かせようとすると、映司が押し続けていた扉が開いた。
「開いた……」
「よくわからないけど、行こう!」
何故牢の扉が開いたのだという疑問はさておき、三人は牢から脱出した。
「案内します。ここは詳しいんです」
つぼみの案内により、映司は彼女達と一緒に黎斗王のもとへ向かう。
そこへ、たまたま彼らの近くを通りかかったソウゴと目を合わす。
「もしかして……」
「つぼみ、早く!」
えりかにせがまれるも、つぼみ達はソウゴに何も言わず走っていった。
すると、彼の背後からウォズが現れる。
「あの男もまた、王の資格を持つもの」
「分かるよ。なんだろう、何か凄い力を感じる」
「さすがは我が魔王。あの力の正体は欲望」
「欲望……!」
一方、クライアス社のビルでは……
「俺ちゃんの机が……な〜い!」
「机は倉庫に移動済みです」
ルールーは机がないとショックを受けているチャラリートに、机は撤去されたと報告する。
「いつまでもあると思うな。机と仕事」
「か……課長!」
「せっかく俺が用意したオシマイライダーもやられた。その失敗をどう償うつもりだ」
「スウォルツさん……」
「今度は私の出る番よ。オーラ!」
チャラリートに課長と呼ばれた女性……パップルが呼ぶと、オーラが操縦するタイムマジーンが現れた。
「プリキュアの出た所までぶっ飛び行ってくれる?」
「わかったわ」
「バイビー!」
二人はタイムマジーンでソウゴ達のいる所へと向かう。
「オーラと課長……僕が擁立したオーズを守ってくれるかな……」
彼女らの様子を見て、デスクに座っていたウールが不安そうに呟いていた。
『HUGMAN』の花屋で手伝いに戻ったはな達三人は、午後の仕事への手伝いを始めた。
「もっと丁寧にね」
「「は……はい!」」
「花は生きているの愛情を持って接してあげて、そうすれば花は必ず私達に笑顔をくれる」
花屋の店員である咲田は、花による大切さを二人に教える。
「すいません。予約した草間ですけど」
「いらっしゃいませ」
さあやは直ぐに予約された花束を用意した。
「さあやちゃん。これをさっきのお客様に渡してくれる」
「わかりました」
咲田の指示でさあやは予約したお客さんの所へと持っていく。
「なんかあのさあやの姿、どこかで見た事あるような……」
はなは花束を持って歩く彼女の姿を見て、どこかで見たことがあると呟く。
「あ……くぅ……」
「みんな…」
「ゲイツ!ツクヨミ!」
そこへ先の戦闘でソウゴにやられたゲイツと、彼に肩を貸していたツクヨミが現れ、はなが二人に駆け寄ろうとする。
「あれ?うわぁ!あぁ、あぁ!めちょっく!」
しかし床が濡れていたためそのままこけてしまった。
「これえぇな、店の前において花壇みたいにしよか」
倒れているはなを見て二人が駆け寄った一方、鉢花コーナーでハリーが鉢花を見ていた。
「ふぎゃ!」
「ちょっと待っときや」
体制が苦しかったためはぐたんを商品の棚の上に置く。すると、そこに一人の少女がはぐたんと目が合う。
「ど〜じょ」
「はぎゅ?」
はぐたんはもう少女が押してるカートへと乗りこみ、どこかへ行ってしまう。
「は〜ぐたん!あっ……はぐたん?ど…どこ行ったんや⁉︎」
品物に夢中になっていたハリーは、はぐたんがいなくなっているのに気づき、彼女を必死に探し始める。
檀黎斗王の城内部。
牢から脱出した映司達らは、黎斗王の社長室へとやってきた。
「あれ?あの社長さんいないよ?」
「どこに?」
だが社長室の中には誰の姿もなく、黎斗王は今どこにいるのだと辺りを見渡す。
「ようこそ議員」
すると、彼らの背後から黎斗王が現れた。
「君を止めに来た」
「命を駆けてまでか?」
映司が黎斗を止めに来たと言うと、黎斗王はそんな彼を嘲笑いながら屑ヤミーを呼び出す。
「勿論。君がしていることで苦しむ人間がいるなら、何があっても止める」
映司は自身を囲う屑ヤミーに怯えることなく言い切ると、そこへソウゴもやってくる。
「ねえ、聞いていい?王様は王様になってどんな国を作りたいの?」
「何?」
「みんな王様を止めるって言うけどさ、この人がいい王様じゃないって……何で分かるの?」
「「「……」」」
「俺はまず、王様がどんな王様になりたいか、知りたいんだ」
「よかろう。ならば教えてやろうか、ポチ」
映司たちが黙ってソウゴの話を聞いているのを傍らに、黎斗王は彼の顔を掴んで、自身の野望を話そうとする。
「私はやがてこの国の頂点に立つ。そして檀黎斗王改め、檀黎斗大王となるのだぁぁぁぁー‼︎」
黎斗王がソウゴ達に言い聞かせる様に、そう高々と叫んだ。
「…………それだけ?」
ソウゴは眉を寄せながらそれだけかと訊くと、黎斗王は「なぜ今ので分からない?」と内心小馬鹿にしながら話を続ける。
「全ての民を私の元に跪かせてやる。それが私の真の目的だ」
「待って下さい!そんなの酷すぎます!」
「跪かせるとかアンタ!いつの時代よ!」
「あぁ、誰にも皆の自由を奪う権利なんて無い!」
彼の話を聞いた三人は黎斗王の考えを否定する。
「それが私にはあるんだな。何故なら私が檀黎斗王だからだ!」
だか黎斗王は自分が王だから良いのだとのたまい、彼らの言葉を一切耳に入れずに一蹴する。
「こいつは私の王道を邪魔するもの。蹴散らせー!」
黎斗王の指示で屑ヤミーが襲ってきた。
映司はつぼみとえりかを守りつつ、屑ヤミーに応戦するが、生身で立ち向かうには限界があった。そして遂に映司は屑ヤミーに殴り飛ばされると、ソウゴが彼に縄をかける。
「王様。この人のことは任せて」
「任せたぞ、ポチ」
三人はソウゴに任せ、黎斗王は屑ヤミーともども引き上げる。
「…ねぇ。あんたも王様になりたいの?」
「王様?」
縄をかけていたソウゴは、映司に自分も王様になりたいのかと尋ねる。
「まさか。俺はちょっとのお金と明日のパンツさえあればそれでいい」
「そっか」
その頃、『HUGMAN』ではソウゴにやられたゲイツの怪我の部分にツクヨミがタブレットを当て、そこから光線を出して治療していた。
「俺が甘かった!この時代に来て、もしかしたらアイツは魔王にならないかも知れない。そんな風に考え始めていた自分がいた!答えは出た!アイツは最凶最悪の魔王になる男だ!」
治療を終えたゲイツはそう言って、再びソウゴの元へと向かう。
「ソウゴが、本当に魔王に……」
ツクヨミが困惑した顔で呟くと、一人の少女がカートにはぐたんを入れて押してる姿が見えた。
「はぐたん……?」
「床が濡れているってどういうこと?すべったら危ないじゃないの!」
一方咲田は、先程はなが掃除中に濡らした床にクレームを言うお客に対応していた。
「こんな花屋じゃ花もかわいそうね!フン!」
クレームを言ったそのお客は帰っていった。
「……はぐたんとハリー、もう帰っちゃたかな?」
はなは二人がいなくなっていることに気づき、先に帰ったんだと思い呟くと、カートの中にいる赤ちゃんに目がいく。
「小さなお母さんね」
「はぎゅはぎゅ〜!」
「……えっ?」
「今のはぐたんの声?」
「あそこから!」
「はぎゅはぎゅ!」
「はぐた〜ん!」
カートの中にいるのがはぐたんだと知り急いで追いかける。
「ちょっと……!」
「知り合いの赤ちゃんが……このままだと迷子になるかも」
「ココはいいから行きなさい」
咲田は事情を聞き、三人を送り出す。
そのまま三人は店の中を走り回りはぐたんを探す。
「いた?」
「ううん」
結局、カートを押していた少女は見つからなかった。
そこへツクヨミが三人の前に歩み寄ってきた。
「みんな……」
「ツクヨミ」
「はぎゅ〜!」
「「「はぐたん!」」」
すると三人の目に、ツクヨミの腕にはぐたんが抱かれていたのが見えた。
「どこで見つかったの?」
「はぐたんと一緒にいた女の子に会って事情を説明したの」
「ツクヨミありがとう!」
ツクヨミにお礼を言ってはぐたんを抱く。
『野乃はな様。お連れ様がお待ちです。迷子センターまでおいでください』
だがそんな中、はなに向けた場内アナウンスが聞こえた。
「「「「えっ?」」」」
はぐたんはいるのに何故と思いながらも、四人は迷子センターへと向かう。
迷子センターに到着すると、そこには周りの子供にあやされていたハリーの姿があり、ツクヨミは思わず呆れた表情を浮かべる。
「迷子って、あんた……」
「だってここにおると思っていたんや……うぅ〜……」
ハリーが泣いていると、はなの腕にはぐたんがいるのに気づく。
「赤ちゃんを連れて来るからにはしっかりと責任感を持ったなきゃね」
そこにはなの父、森太郎も現れた。
「…あれ?ソウゴ君とゲイツ君は?」
「その……」
ソウゴとゲイツがいないことに気づかれたツクヨミが事情を説明しようとすると、森太郎の携帯から15時からある新人バイト面接の連絡が流れる。
「面接の相手って、森太郎さんがやるんですか?」
「まぁね。その人を出来るだけ知って、任せられるどうかを決めることだからね。人の本質なんてのは、一面だけじゃ判断出来ないでしょ」
「一面だけじゃ、判断できない……」
『みんなの判断なら俺は信じられるから』
ツクヨミはあの時、二人に言ったソウゴの言葉を思い返す。
「…やっぱり、私は私の目で判断する。ありがとう!」
森太郎の言葉を聞き、ツクヨミも何処かへ行ってしまう。
その頃、城で映司達三人を縛り上げるソウゴへ着信が入る。
「もしもし、あ、ゲイツ?……分かった、すぐ行く」
映司達を一度その場に放置すると、城を出てゲイツが指定した場所へと向かった。
しばらくしてソウゴが指定の場所に到着した頃には、既にゲイツがジクウドライバーを装着し準備していた。
「さっきは、やりすぎちゃってごめん」
ソウゴは先の戦闘でゲイツにやり過ぎたと謝る。
「詫びの言葉はいらん。俺はこれから、貴様を倒すのだからな。変身!」
『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』
だがゲイツは彼の言葉を一掃しながらウォッチをドライバーに装填し、仮面ライダーゲイツに変身。
すると屑ヤミーが現れ、ソウゴを守るかのようにゲイツを抑えにかかる。
「貴様はオーマジオウになる、俺はそう判断した!」
それに対してゲイツは屑ヤミーを払いながらジカンザックスを手に持ち、ソウゴへと向かっていく。
『ジオウ!』
「変身」
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
ソウゴもジオウに変身、ジカンギレードを手に持ち応戦する。
「どうして?」
「貴様が、あの魔王の軍門に下ったからだ!」
オーマジオウになると判断したゲイツにどうしてそう思ったんだい?と純粋に問いかけるソウゴと、あの傲慢な王の傘下に入ったことに怒りを感じているゲイツ。二人の武器がぶつかり合う。
「あいつに力を貸すつもりはないよ」
「だったら、今のこれは何だ⁉︎」
「知りたいんだ。いい魔王になるために、魔王ってもんがどんなものか……⁉︎」
飽くまでソウゴは黎斗王に従っているつもりはないと、ゲイツと交戦しながら語っているとそこへ、通りかかった作業員を襲う屑ヤミーの姿が目に映る。
「やめろ!」
ジオウはゲイツを振り払い、襲われていた人々を守る。ゲイツの方には他の屑ヤミーが襲ってきた。
「俺の大事な民に何してくれるの!」
ジカンギレードをジュウモードへと変え、ウォッチを装填する。
『フィニッシュタイム!ギリギリシューティング!』
ジオウはジュウモードのジカンギレードで屑ヤミーを撃ちまくり、次々と片付けていく。ゲイツもジカンザックスにウォッチを装填する。
『フィニッシュタイム!ザックリ割り!』
ザックリカッテイングで周囲の屑ヤミーを一掃する。
「ゲイツ!この人達のこと、お願い!」
そう言うとソウゴは去っていく。
「待て……!」
ゲイツは追おうとしたが、まだソウゴとの戦闘で受けたダメージがあるらしく、追えなかった。
同じ頃、ツクヨミはタイムマジーンで檀黎斗について調べていた。そこには父、正宗失踪の記事について書かれていた。
「これがあの魔王の正体⁉︎」
『HUGMAN』の屋上。そこにはクライアス社から来たパップルが現れていた。
「ちょっと、しもしも〜?何なのよここは、アスパワワがぶっ飛ぶくらいあるじゃん!」
彼女はアスパワワの多さにご機嫌斜めの様子だった。
「はぁ……」
そこに先程のお客さんのクレームを受けショックを受けていた咲田が、荷台を押して歩いているのを見かけた。
「トゲパパワ見〜つけた」
パップルは咲田から流れるトゲパパワを察知した。
「明日への希望よ!消えろ!ネガティヴウェーブ!」
「しもしも〜発注!オシマイダー!」
オシマイダーが現れたことを察知したはな達三人は現場に赴き、プリハートを持ち変身をする。
「「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」」
はなとさあや、ほまれはミライクリスタルをセットし、姿を変える。
「輝く未来を~抱きしめて!みんなを応援♪元気のプリキュア!キュアエール!」
「輝く未来を抱きしめて!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」
「輝く未来を抱きしめて!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」
「これは……クライアス社」
「オシマイダーか……急がないと!」
城の中へ入ろうとしていたソウゴはオシマイダーが現れた事に気付き、急いで中に戻って映司達の縄をほどく。
「さっきはごめんね?」
映司達の縄を解き終えると、さっきまで三人を拘束した事を謝る。
「さあ、行こう」
「どうゆう事?貴方の事、信用出来る訳無いでしょ⁉︎」
えりかは黎斗王の軍門に入っているソウゴは信用できないと言うが…
「待ってください。えりか」
「なんでさ?」
「この人は、私達を牢から出してくれたんですよ」
牢屋から脱出したあの時、自分達はソウゴと目を合わせた。
だが彼は、あそこに自分達が居たのに何もしなかった。
本当に彼の軍門に入っているのなら、あの対応は余りにも不自然だった。
「えっ?じゃあアンタ……」
「俺は、ここでいい魔王になるためにちょっと勉強中なだけ」
ソウゴは黎斗王の軍門に下ったわけではなく、本当にただ勉強のためだったらしい。
「いい魔王……?君、王様になりたいの?」
「なりたいっていうか……生まれた時から王様になる気がしてた」
彼は自分の心から決めている事を映司に話す。
「ハ…ハ………面白い人だなぁ」
ソウゴの話を聞いて苦笑する映司は少し顔を引き締めると、彼に『王様、つまり人の上に立つ人間』になるのに必要なことを教える。
「王になりたいんだったら覚えておいた方がいい。一人じゃ出来ない事があるって事を」
「一人じゃ……出来ない事……?」
「どんなに誰かを助けたいと思っても、一人じゃ助けられない命がある」
「一人じゃ………助けられられない……」
「だから俺は、沢山の人と手を繋ぐ事にした。それで政治家になった。いつかこの国の全ての人と手を繋いで見せる」
「私もです!」
映司の話を聞き、つぼみも映司と同じだと言う。
「私も、どうしても手を繋いだい人がいるんです!」
「つぼみね。宇宙に行くのを目指しているの!」
つぼみも手を繋いだい人がいると語ると、えりかが横から宇宙に行くことを目指しているとソウゴに話す。
「アンタ達のこと、好きだな」
そんな彼らの話を聞いたソウゴは、三人のことが好きになっていく。
「貴様、裏切るつもりか?」
するとそこへ、黎斗王が僅かなる怒りを感じながら四人の前に現れた。
「王様。あんた、人と手を繋ぎたいって思う?」
ソウゴは黎斗王も、映司と同じ考えなのかと思い尋ねる。
「バカな。下等な人間など、私の手に触れる事すら許されん」
それに対する黎斗王の答えは、映司とは全く正反対の答えだった。
「それ、すっごいやな感じ」
それを聞いたソウゴは黎斗王のその考えを批判し、本格的に彼に対して反旗を翻した事を表した。
「そうなったら駄目なんだって分かった。魔王って呼ばれる人がどんな人間か知りたかっただけだからさ」
「私は魔王ではない。王だぁぁぁぁーっ!」
そう叫ぶと黎斗王はアナザーオーズに変身した。
それを見たソウゴは変身しようとしたが、アナザーオーズは彼のライドウォッチを叩き落として襲いかかる。
そこに映司がアナザーオーズに掴まってソウゴを助けるも、直ぐにアナザーオーズに突き飛ばされていまう。
「何の力も無いお前に何が出来るというのだ‼︎」
「それでも、掴んだ手は絶対に離さない!」
しかし映司は、例え力の差があっても、諦めず立ち上がる。
「火野さん……私…もう、堪忍袋の尾が切れましたーー!シプレ!」
「待ってましたですぅ〜!」
「妖精!」
彼女は映司の覚悟を聞き、黎斗王の今までの行動に対してそう叫ぶと、つぼみの後ろから一匹の妖精が現れた。
「コフレ!もう出てきていいよ!」
「わかったですっ〜!」
「また……!」
えりかからもつぼみと同じ妖精が現れ、ジオウは驚きの声をあげた。
「「プリキュアの種!いくですぅ〜!」」
二人は変身アイテム・ココロパフュームを取り出し、二匹の妖精から光が放たれた。
「「プリキュア オープンマイハート‼︎」」
二人が光に包まれて行き、そして…
「大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!」
「海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!」
「「ハートキャッチ!プリキュア!」」
光が収まると、そこに立っていたのは花弁を模したピンクのコスチュームで身を包んだポニーテールの少女と、頭にティアラを載せて水色のコスチュームを着た鮮やかなロングヘア―の少女――キュアブロッサムとキュアマリンだった。
「ええぇーーっ!君達、プリキュアだったの!?」
二人がプリキュアだと知り、ソウゴは驚いた。
そのままアナザーオーズが映司を攻撃しようとするが、ブロッサムはその前に立って守った。
「なんだそれは……!」
「これが、私のもう一つの姿……キュアブロッサムです!」
そう言うとブロッサムはアナザーオーズの腕を掴み、ぶん回した。
ぶん投げられたアナザーオーズは、凄い勢いで城の窓を壁諸共突き破り、場外へふっとばされた。
「うそ……プリキュアって、キュアハートとソードだけじゃなかったのか……」
「マナちゃんと真琴さんに会ったことがあるの?」
「あの二人は私達の後輩なの!」
「じゃあ、二人はあの二人の先輩なんだ!」
彼女達の話を聞き、この二人があの時会ったマナ達の先輩だと知る。
「みんな、大丈夫?」
映司が三人に駆け寄ってきた。
「二人共、その格好……」
「これが、私達のもう一つの姿なんです」
「そうか」
「やっぱり俺、あんたの事好きだ」
すると何を思ったのか、映司はポケットから何かを取り出す。
「これも君のだろう?」
「これって……」
ポケットから出したのは赤と黄色と緑の三色と、全体が赤い、二つのライドウォッチだった。
「君なら本当の王になれるかもね」
「ありがとう。行ってくる」
ソウゴはウォッチを受け取り、急いでアナザーオーズの元へと向かう。
「あ、そうだ。二人にお願いがあるんだけど……」
ブロサッムとマリンに頼みがあると尋ねたソウゴは城の外へと出て行くと、其処へ城外へ放り出されたアナザーオーズが現れた。
「おのれぇぇーっ!」
「悪い魔王は倒さないとね。それがいい魔王の仕事」
『ジクウドライバー!』
「魔王ではないと言ったはずだっ!」
ドライバーを装着しているとアナザーオーズが襲い掛かってきたが、気にせずジオウライドウォッチを取り出す。そしてウォッチを回してD'9スロットに差し込み、ロックを解除してドライバーを回す。
「変身!」
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
ジオウへと変身し、アナザーオーズと戦闘に入る。
だがそこに、ドラゴンと城を合わせたようなロボットが一体現れた。
「手助けしてあげる、私達の王様」
それは、オーラが操縦するタイムマジーンだった。
タイムマジーンは変形し、口から火炎弾を何発も向け放つ。ジオウはタイムマジーンの攻撃を避けるのが精一杯だった。
「手を焼いているようだな。ジオウ」
「ゲイツ!」
そこにゲイツが現れ、二つのウォッチを起動させる。
『ゲイツ!ゲンム!』
二つのウォッチをドライバーに装填し、ドライバーのロックを解除しドライバーを回す。
『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!アーマータイム!レベルアップ!ゲーンームゥー!』
ゲイツ・ゲンムアーマーへと変身し、車輪状のエネルギー弾を飛ばしてオーラのタイムマジーンを攻撃し城へ叩きつける。
「ジオウ。お前は2010年に行け」
「えっ!手を貸してくれるの⁉︎」
「どうあれ、お前が魔王と確信した事に変わりはない」
「俺はいい魔王になる!皆の自由を守れる魔王になる!」
「……」
「それと、オシマイダーの方はよろしくね!」
ソウゴは例え魔王になったとしても、悪い魔王ではなく良い魔王になるとゲイツに言い切りながら、ついでにオシマイダーを任せると、そこにツクヨミがタイムマジーンを操縦して現れた。
「ソウゴ、乗って」
ジオウはタイムマジーンに乗り、オーラのタイムマジーンへと挑む。だが、ジオウのタイムマジーンが押されている。
「少しは楽しませてくれないかな」
空中からの火炎弾を受けてしまったジオウは、予想以上の猛攻に思わず脂汗を額に滲ませる。
「このまま、じゃあ……」
するとタカウォッチロイドが現れ、オーズライドウォッチを使えという動きを見せる。
「これを使えということか。よーし……」
『オーズ!』
オーズのライドウォッチをドライバーへと装填した。
『タカ!トラ!バッタ!オーズ!』
音声が鳴ると腕部にトラクローが追加され、顔がオーズのウォッチへと変わった。
「顔が変わった……!」
オーズモードとなったジオウのタイムマジーン。そこへオーラタイムマジーンの火炎弾が放たれるが、タイムマジーンは腕のオーズのクロー『トラクロー』で薙ぎ払った。
そこへさらにクローで斬り裂き、打撃攻撃を追い込んでいく。
「まずい……」
そのままクロー攻撃で、オーラのタイムマジーンを吹っ飛ばす。
「空ならこいつだ!」
今度はもう一つの赤いオーズのライドウォッチを装填した。
『タカ・クジャク・コンドル!』
オーズ・タジャドルコンボモードとなったタイムマジーンは背中から赤い翼を広げると、空中戦でオーラのタイムマジーンを圧倒する。
『フィニッシュタイム!』
二つのウォッチを起動させドライバーを回転させる。
『ギガスキャンタイムブレ-ク!』
タイムマジーンの脛部部位を猛禽の爪の如く変化させ、急降下しながら炎をまとった一撃を炸裂させ、オーラのタイムマジーンを退けさせる。
そのままジオウは2010年へとタイムワープしていった。
「さよならだ。ジオウ」
「あの小僧……どこだーーーーっ!」
タイムホールがあった所を見ながら呟くと、アナザーオーズがゲイツの前へと現れた。
「お前の相手は俺だ」
ゲイツがアナザーオーズとの戦闘へ入った。
タイムマジーン機内でツクヨミはタブレットで、黎斗が父:正宗を殺害している場面をソウゴへ見せる。
「檀黎斗はアナザーオーズになって父親を殺している」
「父親を……」
「檀黎斗の父親はただひたすら頂点を目指した。檀黎斗にも相当なプレッシャーをかけてたみたい。でも力を手に入れたら結局……」
「父親と…同じことを……」
そして、2010年。檀コーポレーション内で事件は始まった。
「駄目だ駄目だ。このままではパパを見返す事が出来ないッ!」
そこには、まだアナザーオーズの力を手に入れていない壇黎斗が焦っていた。
「私ならできる。私なら別だ。私の神の才能に不可能はない。何故なら私は天才で、やがて檀黎斗神を名乗る男だからだぁぁぁーっ!」
もし彼が自身のインスピレーションを高ぶらせる『未知なるコンピューターウイルス』と出会っていれば、彼の言う『神の才能』を目覚めさせることが出来たのかもしれない。
だが『エグゼイドウォッチ』の影響で歴史が変わってしまったことによって、彼は自信の才能に限界を感じてスランプに陥っていた。
しかし彼は、父親からのプレッシャーで精神をすり減らしながらも、自身はいずれ神になると黎斗が叫ぶ。
すると、彼以外の時が止まった。
「はっ……時間が止まった⁉︎私は遂に神に……!」
「違うよ。僕なら君を神より凄い存在にできる」
「なんだと……?」
そこに現れたのは、タイムジャッカーチームのウールだった。
「惜しいな。君の才能をゲームなんかに使うなんて。世界の王になってよ」
『オーズ…!』
ウールはアナザーオーズウォッチを起動させて契約のやりとりなしに、ウォッチを黎斗の中へ入れる。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁーー‼︎」
そのまま、黎斗はアナザーオーズへと変貌する。
「歴史が代わって、今日から君が仮面ライダーオーズだ」
「私は、神をも超える王となるのだ!」
「違うね。あんたじゃ王にはなれないよ」
タイムワープしてきたソウゴがアナザーオーズの前へと現れた。
「何だ、貴様は?」
「王様になるのは俺だからさ」
『ジクウドライバー!』
『ジオウ!』
ジクウドライバーを装着し、ジオウウォッチを取り出すとウェイクベゼルを回して、D'9スロットの差し込み口に入れる。ドライバーの真ん中を押してロックを外し、時計が現れるとソウゴが構える。
「変身!」
ドライバーのジクウサーキュラーを反時計回りで回すと、音声が流れた。
『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』
ジオウへと変身し、アナザーオーズとの戦闘に入った。
その頃、現代。
エール達三人がオシマイダーと戦闘を始めようとしていた。
「ちょっとストッピ!一瞬いい?」
そこへオシマイダーを作ったパップルが現れた。
「何?」
「あんた誰?」
そう言ってパップルは扇子でエトワールを指す。
「プリキュアだって」
「そう言ったじゃない」
「えぇ〜⁉︎なんでプリキュアまた増えてんの?」
「あの……あなたは?」
「パップル様よ!知らないの?」
「「「知らない」」」
「己プリキュア!ぶっ飛びな!
……ったく!ホワイト以外にどんどんミライクリスタル増えてんじゃないの……チャラリートのヤツ、『ほうれんそう』がなっていない!」
「「「ほうれんそう?」」」
「報告・連絡・相談で『ほうれんそう』。仕事で一番大事なことでしょ?」
「仕事ですって?」
「そうよ。ミライクリスタル・ホワイトを手に入れること、明るい未来を消すこと、それが私らクライアス社のお・し・ご・と!」
ミライクリスタルを手に入れ、未来を消す事をパップルはクライアス社の仕事と明かす。その隙にエール達がオシマイダーの口に捕まってしまった。
「しまった!」
「何?これベタベタする」
「食虫植物よ。このままだと溶かされちゃう!」
オシマイダーの口の中でベタベタするモノ――溶解液が露出した肌に当たっていることに気付くと、その溶解液に触れた肌から僅かながらも熱を感じ、アンジュの言う様に溶かされ始めている事を察した三人が力を入れて脱出しようとする。その時……
「「やぁぁぁぁぁーー!」」
突如、二人の同じような姿の少女のキックがオシマイダーの口に決まった事で三人は脱出し、キックを放った二人が目の前に着地した。
「えっ?」
「あなた達は?」
「初めまして、キュアブロッサムです」
「私はキュアマリン!先輩だよ。よろしく!」
「先輩って……」
「時見君に頼まれて来たの!」
「ソウゴ君に…」
「ソウゴはどうしたの?」
「頭がおかしい社長を止めにどっかに行っちゃた」
「だから、私達が助っ人に来ました!」
「めちょっくありがとう!」
三人も起き上がり、ブロサッムとマリンの横に並ぶ。
「みんなと一緒ならいける!」
五人は再びオシマイダーへと向かっていく。
「オシマイダー!早くおやり!」
オシマイダーが彼女らを攻めるが、五人の動きに翻弄されていた。
そのまま彼女達はオシマイダーの口を広げ、投げ飛ばす。
「マリンタクト!」
マリンは自身の専用武器・マリンタクトを出現させると、アンジュとエトワールはプリハートにクリスタルをセットする。
「フレ!フレ!ハート・フェザー!」
「フレフレ!ハート・スター!」
「花よ煌け!プリキュア・ブルーフォルテウェイブ!」
三人の技が放たれオシマイダーは後ずさる。
「「エール!」」
「ブロサッム!」
「OK!」
「一緒にやりましょう!」
「はい!」
「ブロサッムタクト!」
ブロサッムもマリン同様にタクトを出現させる。それを見てエールもプリハートにクリスタルをセットする。
「フレフレ!ハート!フォ~ユ~!!」
「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ! 」
ハート型の光線とブロッサムタクトからピンクのエネルギー弾が同時に放たれ、オシマイダーは消滅した。
「そんな……オーラ!」
オーラが操縦するタイムマジーンが現れ、パップルがそれに乗り込む。
「帰るわよ!」
「わかったわ……」
そのままタイムマジーンへと乗り、逃げていく。
そして、2010年。
ジオウとアナザーオーズの戦いの舞台は、会社内から野外へと移っていた。
「私が王だ。私が頂点に立つ!」
アナザーオーズの言葉を聞いたその時、映司の言葉を思い出す。
『王になりたいんだったら覚えておいた方がいい。一人じゃできないことがあるってことを』
「あんたより、いい魔王になってみせる!」
『サンダーホーク!』
タカウォッチロイドがアナザーオーズに雷攻撃をした。
「小賢しい……」
その隙にオーズのウォッチを回転させて起動させる。
『オーズ!』
オーズのウォッチを装填すると、前からオーズのアーマーが、タカ・トラ・バッタを模した姿で出現し、ドライバーを回す。
『アーマータイム!タカ!トラ!バッタ!オーズ!』
アーマーが装着され、胸部のオーラングサークルを模した『スキャニングブレスター』には、カタカナの「タカ」「トラ」「バッタ」の文字が描かれており、カラーリングは黒いボディに赤・黄・緑が入り、トラのクローを模した爪――『トラクローZ』を右手に装備した姿、ジオウ・オーズアーマーへとなった。
「ハッピーバースデイ!祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者。
その名も仮面ライダージオウ・オーズアーマー! また一つ、王たるライダーの力を継承した瞬間である!」
そこへウォズが現れ、新たな力の継承に祝いの言葉を叫ぶ。
「なんか、いける気がする!」
オーズアーマーとなったジオウは、アナザーオーズへと向かって行く。
「同じ時代に、王は二人も要らない!」
オーズアーマーとなったジオウの攻撃が効いているのか、アナザーオーズはクロ―で斬りかかられた部位を押さえながら苦しみの篭った呻き声を漏らす。
「私が王だ!頂点に立つ存在だ!」
「それを選ぶのは……あんたじゃないっ!」
「ならば、誰だぁぁーっ!」
「俺だっ!……って言いたいけど違う!」
ジオウの叫びと共に、オーズアーマーのクローでアナザーオーズに攻め込む。
「ツクヨミやゲイツ、はなとさあやにほまれ、ハリーにはぐたん!この時代に生きるすべての民だぁぁぁーーっ!」
映司の言う通り、王国はたった一人の王で築き上げているわけじゃない。
だからこそ王は、王国を繁栄させる為に多くの民、一人ひとりと共に力を合わせて初めて、国を治めることが出来る。
それが彼の言っていた、「一人じゃ出来ない事がある」ということだと感じていた。
だから―――
『フィニッシュタイム!オーズ!』
自分ひとりの欲望を満たすためだけに王になって、人々を支配する様なお前を、王にするわけにはいかない!
そんな思いを募らせながら二つのウォッチを起動させ、ドライバーを回転させる。
『スキャニングタイムブレーク!』
「せいやぁぁぁーっ!」
ジオウは空中に飛び、三つのメダル状のエネルギーを出現させ、それらをキックで通過し完成させるとともに爆散させアナザーオーズに直撃した。
そして黎斗の体は元に戻り、アナザーオーズウォッチも破壊された。
「私が…王だ……ッ!そして…神をも超える……壇黎斗王となるのだぁぁぁーっ!」
そう叫び、黎斗は力尽きて倒れるとウォズが現れた。
「祝福しよう、檀黎斗。お前は偉大なる魔王が生まれるための、偉大なる肥やしとなった」
「私は……」
最後にウォズの言葉を聞き、黎斗は気絶した。
その後、ソウゴはこの時代の火野映司へと会いにいき、ブランクウォッチを渡し現代へと帰って行った。
その頃、現代では映司がエール達の前に現れた。
「どうやら、やったようだね」
「あっ…‼︎ あの人……拐われた国会議員の……」
「火野映司さん!」
「君達が、あの王様の友達?」
映司はエール達を見て、ソウゴの友達なのかと聞く。
「「ありがとうございました」」
「俺は何もしてないよ。あいつと手をつないだってことぐらいかな」
「王様になりたいったあの子にですか?」
ブロサッムが言うと映司は微笑で頷く。
「じゃあ行くよ。俺には俺のやらなきゃいけないことがある。もっとたくさんの人と手を繋ぐっていう大事な仕事がね」
そう言って彼はそのまま、エール達の前から去っていった。
「じゃあ、私達もここでね」
「ありがとうございました。先輩」
「先輩か〜なんか照れるな〜」
「エール。これからも頑張ってね」
「うん。私達も先輩達に負けなくらい頑張る!」
エールとブロサッムは固い握手を交わす。
それからしばらくし、はな達は『HUGMAN』の花屋へと戻った。
「いろいろ回ったけど、ここの花が一番綺麗で元気だったわ」
先程、クレームを言ったお客さんが花を買いに戻ってきた。
「なんか、咲田さんいい笑顔だね」
ソウゴは咲田さんに笑顔がいいと言う。
「ところで、ソウゴ。あの王様の勉強はもういいの?」
「うん。もっと他に学ばなきゃならないことがあるって気付けたんだ。これをくれた人がそれを教えてくれた」
ソウゴは映司が貰ったオーズライドウォッチを見せる。
「新しいウォッチだ!」
「はな」
後ろから呼ぶ声が聞こえ振り向くと後ろに母:すみれがいた。
「はな達が来てるってきいてね。お仕事体験はどうだった?」
「うん、すごく大変だった。だけど!」
「だけど?」
「みんなの笑顔、最高だった」
花屋の仕事で出会った笑顔を思い出しながら答える。
「そう」
「みんなを笑顔にできるお仕事、もっと色々やってみたい」
「じゃあ、連載してみよっかな」
「何を?」
「はな達のお仕事体験ルポタウン誌にね」
「すっごーい!」
これにはソウゴ達も驚いた。
「すごいね。ねぇ、ゲイツ……あれ?ゲイツは?」
ソウゴはゲイツがいないことに気づく。
「そういえば……」
「ゲイツがいない!」
はな達もゲイツがいなかった事に気付いた。
「さあやちゃん、これお願い」
「あ、はい」
さあやは包んだ花束を貰い、お客さんへと持っていく。
すると、さあやの後ろ姿が気になったすみれが呟く。
「あなた、ひょっとしてさあやちゃんじゃないの?野菜少女の!」
「野菜少女?」
「言われてみれば覚えてる」
「それで見た事あると思ったんだ。……うん?もしかして、ソウゴ知ってた!?」
「あ…それは…その……」
「うっ、うぅ……」
ソウゴとさあやはお互いに顔を合わせる。
一方、ゲイツは荷物を持ってどこかを歩いていた。
「思い出せ。俺は奴の仲間でも何でも無い。俺はオーマジオウを倒すためにこの時代に来た」
ゲイツは自分がこの時代に来た理由を口にしながら自分に言い聞かせ、歩き続ける。
「かくして、我が魔王は新たにオーズの力を手に入れた。時代は着実にオーマジオウへと向かっている。
そして…また、新たなレジェンドが彼の前に……」
次回!Re.HUGっとジオウ!
第9話 オンパレードと迷い…マジック!2013
おまけ
ウール「ここが檀コンポレーションか…早速このウォッチをあの社長に……」
只の黎斗「ヴェハハハハハハハ!!ないよぉ!ガシャット(のアイディア)がないよぉ!」
ウール(……なんだこいつ、ウゼェ…)
黎斗!うるさい!!
完