Re.HUGっとジオウ!   作:yu-ki.S

16 / 86
ウォズ「この本によれば、普通の中学生 時見ソウゴ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる運命が待っている。
彼は世界の破壊者……仮面ライダーディケイドにより、未来の自分がオーマジオウとなった世界へと送られた。
そこで、我が魔王の覇道が……」


第14話 目指す未来!新たな可能性への挑戦!2018

2068年へと飛ばされたソウゴ達は、そこで未来のジオウ…オーマジオウに出会う。自分の未来の姿を信じられないソウゴが彼に戦いを挑むも、手も足も出ずに敗れてしまった。

そしてオーマジオウは、最悪な未来を回避したければソウゴにベルトを捨てろと言う。

 

「このベルトを……捨てる?」

 

「そのベルトを捨てれば、仮面ライダーの力がなくなる。

すなわち、魔王にならない。世界の破滅を防ぐことができるぞ」

 

「…………それは…」

 

ベルトを捨てる。それは王への道を捨てると言うことでもある。

どうするべきかと迷っていると、オーマジオウが何かの映像を見せた。

その光景は、今ゲイツがカッシーンとの戦いで劣勢な状況であることを表していた。

 

「ゲイツ……」

 

「間もなく我が忠実な下僕が、お前の仲間を打ち倒す」

 

「そんな……」

 

「お前のいるべき時代に帰るがいい」

 

そう言うと、オーマジオウが過去へ戻るゲートを作り出した。

 

「はな。立って急ごう」

 

「……」

 

「…ソウゴ君も、行こ?」

 

ツクヨミが虚ろな表情を浮かべながらはぐたんを見るはなを、優しく起き上がらせる。

アンジュもドライバーを握ったまま呆然とするソウゴを連れて、ゲートへと向かう。

 

「―――久しぶり会えて良かった……さあや」

 

「――えっ?」

 

ゲートを潜ろうとすると、オーマジオウがアンジュの名を呼んだ。

さっきまでつららの様に鋭く冷たい言葉を吐いていた人物から放たれたとは思えない、情愛と物懐かしさに満ちた声にアンジュは振り向く。

だがソウゴ達全員を通過させたゲートは直ぐに消え、過去と未来を繋いでいた懸け橋が断たれた。

 

「……やはり、私の知る歴史と変わり始めているか…

若き日の私よ。お前がどのような未来を選ぶか楽しみだ」

 

 

 

2018年。

ゲートを通過し、現代へと戻ったソウゴ達。外ではダイマジーンがまだ立っていた。

 

「はぐたんは?」

 

「まだ目が瞑ったままや……」

 

まだ目を覚まさないはぐたんに、ソウゴが悲痛な表情で近く。

 

「ごめん……はぐたん、俺を守るために……」

 

オーマジオウから守ってくれたはぐたんに謝ると、ダイマジーンの姿を見上げた。

 

「ねぇ。あれは後どれぐらいで動き出すの?世界の破滅まで、後どれぐらい?」

 

ダイマジーンがいつ起動するのかとツクヨミに尋ねる。

 

「あれが現れてから、数ヶ月もかからなかったはず……」

 

「そうか………

みんなは、先に戻ってて……俺はゲイツを助けに行く……」

 

「ソウゴ……」

 

はぐたんとはなをハリー達に任せると、ソウゴとツクヨミはゲイツを助けに行こうと向かっていく。

 

 

その頃、ファイズアーマーを装着したゲイツは、今もカッシーンと戦闘中だった。

 

「くっ!」

 

だが、ゲイツはかなり苦戦を強いられていた。

 

「だったら……こいつで!」

『エグゼイド!』

 

エグゼイドウォッチを起動させ、ドライバーに装填した。

 

『アーマータイム!レベルアップ!エ・グ・ゼ・イー・ド! 』

 

ファイズアーマーからエグゼイドアーマーへと変える。

それでも、状況は変わらなかった。

 

「オーマジオウの名において、貴様をここで葬る」

 

「ここまでか……」

 

このままでかと諦めた、その時…

 

「ゲイツ!」

 

ソウゴとツクヨミが現れ、ツクヨミのファイズフォンXでの銃撃がカッシーンを妨害し、ゲイツのピンチを救う。

 

「来るなジオウ!貴様の助けなどいらないと言ったはずだ!」

 

「あいつを差し向けたのは、俺だ」

 

「我が魔王」

 

「俺はオーマジオウなんだ……」

 

未来の自分を…オーマジオウを見たその瞬間から、自分が本当にあの姿へといつかなるんだと感じていた。

 

「………だから俺は決めた……」

 

何かを決意したソウゴは、ジクウドライバーを取り出す。

 

「ゲイツ、俺のベルト壊してくれ!」

 

「何だと⁉︎」

 

なんと彼は、いきなり自分のジクウドライバーを壊してくれと頼み込んだのだ。

 

「俺は………王様になるの、止めるよ」

 

自分の夢を叶えるためのジクウドライバーを壊し、王への道を止めると言う。

それが最悪な未来を防ぐための最善の道だと、そう思っているが故に。

 

「………そうか」

 

「いいからやってくれ、ゲイツ!」

 

ソウゴはジクウドライバーを掲げる。

それを見てゲイツも、ソウゴの覚悟を受け入れ立ち上がった。

 

『ジカンザックス!You!Me!』

 

ジカンザックスを弓モードで出現させ、ウィザードウォッチを装填した。

 

『フィニッシュタイム!ウィザード!』

 

「バカな真似はお止めください!」

 

ゲイツの破壊を止めようとカッシーンが急ぐ。

 

「うわぁぁぁーっ!」

 

だが既に時は遅く、ソウゴはドライバーを力強く投げ、ゲイツはジカンザックスのトリガーを離した。

 

『ウィザード!ギワギワシュート!』

 

ジカンザックスから放たれた氷の矢は、ソウゴのドライバーを凍らせ、次に放たれた炎の矢の熱がドライバーを粉砕した。

 

「ウワァァァ…………」

 

ジクウドライバーがなくなった影響で未来に変わったようで、カッシーンは機能停止し、外に現れたダイマジーンも同時に姿を消した。

 

 

そんな巨大ロボットが消えていく様子を、一人の青年が高台でたこ焼きを食べながら見ていた。

 

「…あ~あ、やっぱりそうなっちゃうか……」

 

 

 

「フハハハハ……」

 

同じ頃。未来でもジクウドライバーが無くなった影響で、オーマジオウと彼の住む館が消滅した。

 

 

 

 

そして現代では。ソウゴが自分で投げて砕けさせたジクウドライバーの残骸を見つめていた。

 

「これで、世界の破滅は免れたって事だよね?」

 

「ああ……最低最悪の魔王は生まれない。

本当に、お前が魔王になることを諦めるならな」

 

「俺は世界を救いたいと思ったから、王様になりたかった……

でも、俺が世界を破壊する張本人だとしたら、王様になる意味なんてない」

 

「ソウゴは、それでいいの?」

 

ツクヨミは自分の夢を捨てていいのかと尋ねる。するとソウゴは自虐的な笑みを浮かべながら、ゲイツの顔を目に映す。

 

「……ゲイツ、感謝してほしいな。君がどうしても俺を倒せないから、仕方なく自分で決めたんだからさ」

 

「何だと……⁉︎」

 

「じゃあね……あと、はぐたんにごめんねって言っといて……」

 

「ちょっと!ソウゴ!」

 

それだけを告げて、ゲイツとツクヨミの前から去っていった。

 

「これでいいんだ……」

 

そんなソウゴの姿を見ながら、ゲイツはこれで最悪な未来は来ない。これでよかったんだと自分に言い聞かせる。

 

「我が魔王……」

 

重い足取りで歩いているソウゴが上を向くと、非常階段の上にウォズがいた。

 

「ごめん。俺はもう君の魔王でも何でもない。じゃあ…」

 

しかしソウゴは覇気を失った顔で、もう魔王じゃないとウォズに謝って、そのまま何処かへ歩んでいった。

 

 

 

 

場面は変わり、クライアス社。

そこの特別ルームにいる門矢士の前にオーラが現れた。

 

「オーマジオウが消えた。あんたがあの子を未来に送り込んだの、正解だったみたいね」

 

オーマジオウが未来から消えた事を話すと、それを聞いた士は眉に皺を作って溜め息をついた。

 

「何だ……もっとあいつのように骨のある奴だと思ったのに……俺の計画をどうしてくれる」

 

「…計画ってどういう事?」

 

門矢士の言う計画。それが何なのかと彼女は聞くが、本人は興味の無さそうに「どうだっていい」と一掃する。

 

「…それで、この会社。これからどうする?」

 

「我が社は新しい時の王者の擁立と、ミライクリスタルの回収を続けながら、ゲイツとプリキュアを倒すわ」

 

「そうか……」

 

 

 

 

同刻。先にビューティーハリーに戻っていたはな達ははぐたんを看病し、熱を出したはぐたんはベッドで眠り続ける。

 

「熱は下がったけど……」

 

「苦しそう……」

 

さあやが体温を測ると、体温計には『36.5』の数字があった。

点滅していた額の宝石も水色に戻り、熱は下がったが、彼女は苦しそうな表情のまま眠りについていた。

 

「はぐたんのアスパワワ、あの時全部使ぅてしもうたんやな」

 

「あの時、オーマジオウの攻撃からソウゴとはなを守るために……」

 

ハリーとツクヨミはあの時、二人を守るために張ったバリアにはぐたんがアスパワワを使い切ってしまったのだと推測する。

 

「(私が、プリキュアになれなかったから……ソウゴを、守れなかったから……)

ごめんねはぐたん……!私のアスパワワ全部あげるから、だから目を覚まして!お願い!」

 

はなはそんなはぐたんを見ながら涙を浮かべ、抱きかかえるようにしてベッドに倒れ込み、そう叫ぶ。

 

「今は静かに寝かせてあげよう……」

 

ツクヨミがはなの肩を叩き、今は寝かせてあげようと言う。

 

「私のせいだ……ごめん、みんな……」

 

「はな……」

 

「私……プリキュアもう出来ない……!」

 

「えっ……⁉︎」

 

すると彼女はプリハートをベッドの上に置き、プリキュアはもう出来ないと告げる。

 

「もう、決めたから……ごめんね!」

 

「待て」

 

そう言って立ち上がり、出て行こうとするが、ゲイツに手首を掴まれる。

 

「逃げるのか」

 

「だって……私のせいだもん!

はぐたんにこんな苦しい想いをさせて……プリキュア失格だよ……!

はぐたんから、いっぱい元気を貰ったの。嬉しそうな笑い声、ぷにぷにのほっぺ、ハグした時の温かさ。

なのに私、何も返せて無い!

私には……私には何も無い……」

 

「そんな事無いよ!」

 

「そんな事ある!私は、さあやとほまれとは違うもん!

だからプリキュアにもなれなくなっちゃったんだ!

きっと……もっとプリキュアにぴったりの子が他にいるんだよ。はぐたんをきちんと守れる子が……」

 

「それがお前のなりたい、野乃はななんか!」

 

ハリーが思わず妖精態に戻りながら、それがお前のなりたい姿なのかと呼び掛ける。

 

「ごめんね……」

 

しかしはなは悲しそうな作り笑顔を浮かべ、部屋を出て行った。

 

「どうして……」

 

「……あの、ゲイツ君……

ソウゴ君本当に、王様になるのやめたの……?」

 

「…………あぁ」

 

ソウゴは本当に王様の夢を諦めたのかと聞くさあやの質問に、ゲイツは頷く。

 

「奴は俺にベルトを壊してくれと頼み。俺が壊した」

 

「そんな……」

 

「でも……わかるよ。オーマジオウの力を見せられたら……」

 

未来で見たオーマジオウの力…その力にソウゴは、手も足も出ずに負けた。

そして、あれが未来のソウゴでもあることも、彼が王としての覇道の歩みを止めた理由のひとつであった。

 

「……ッ」

 

「さあや?」

 

いきなりさあやはビューティーハリーから出ていった。

 

 

同じ頃、クジゴジ堂へと戻ったソウゴは、ジオウライドウォッチを見つめていた。

 

「これでいいんだよな……」

 

「ソウゴ君」

 

声が聞こえ、顔を上げるとそこにはさあやがいた。

 

「さあや……」

 

「ソウゴ君……なんで、諦めちゃうの?王様の夢……」

 

「…………さあやも見たろ、未来の俺を…」

 

「……でも、ソウゴ君がそんなこと…」

 

「俺だって思ったよッ!」

 

「ッ⁉︎」

 

彼がオーマジオウになるという未来を必死に否定しようとするさあやに、ソウゴは怒鳴り散らす。

 

「………けど、あいつは…オーマジオウは……俺かもしれない……

だから、最悪な未来を防ぐためにこうするしかなかったんだ!」

 

最悪な未来を防ぐにはこうするしかなかったと、ジオウウォッチを強く握り締める。

 

「ソウゴ君……諦めないで」

 

そんな彼の様子を見たさあやが、ソウゴに諦めないでと言う。

 

「はなだって言ってたじゃん。なにだってもなれる。なんでも出来るって……

だから、ソウゴ君だってオーマジオウ以外のものにだってなれる」

 

「オーマジオウ以外になれる……」

 

「だから……」

 

するとさあやが、ソウゴが握るジオウウォッチの手を優しく握る。

 

「みんなで一緒に目指そう。オーマジオウじゃない、新しい未来を」

 

「新しい……未来……」

 

さあやはソウゴの手を握って、新しい未来を目指そうと語り掛ける。

 

「…⁉︎」

 

ソウゴの手を握っていたさあやは何かに気づき、慌ててソウゴを離す。

 

「じゃあ、またね!」

 

顔を少し赤らめたさあやは慌ててクジゴジ堂から出ていった。

 

「ソウゴ君……さあやちゃんと何かあったの?」

 

順一郎は慌てて出ていったさあやを見て、何かあったのかと聞く。

 

「王様になるの、やめるって伝えたんだ……」

 

「うそ⁉︎ あんなになりたがってたのに?」

 

何時も王様になる事を夢見ていたソウゴが王様をやめると言い、こちらも驚く。

 

「この際、レベルの高い高校に受験でも挑戦しようかな。叔父さん、どう思う?」

 

「あ………そうだな…」

 

どう返せばいいか言葉に詰まると、叔父が話を変える。

 

「………前にさ、おじさんにも夢が叶うチャンスがあったけど見送ったって話したことあったよね?」

 

「うん。覚えてる」

 

確か、一度だけその夢をかなえるチャンスにも出会ったけど、それには大きなリスクが伴っていたから、次のチャンスが来ることを期待して見送ったみたいだけど、結局そのチャンスが訪れることはなかったという話だった筈だ。

 

「あれ……嘘なんだ」

 

「嘘?」

 

しかし、その前に話してくれた事は嘘だと言う。

 

「嘘だけど……半分本当。

叔父さんが掴みかけた夢っていうのは、海外の有名な時計屋さんで働くこと。

その夢は諦めたけど、今はこうして時計の修理をしてる。

だから幸せなんだ」

 

だが、今の時計の修理をする仕事に、今の自分の生活は幸せだと語る。

 

「時間って、みんな同じ速度で進んでるように見えるけど、違うんだよ。

時間の進み方は人それぞれ。

今は諦めたとしても、時間は夢に向かって進み続ける」

 

「夢に向かって……進み続ける……」

 

それ聞いて、ソウゴはジオウウォッチを見つめる。

 

 

その夜、はなは毛布を頭まで被ったが眠れず、ベッドの上でミライクリスタルをじっと見ていた。

 

「私のなりたい私……あーもう、何で……⁉︎」

 

自己嫌悪に陥りながら枕の傍まで移動したその時、ノックの音が聞こえた。

 

「はな」

 

「ママ……?」

 

ノックをしたのは、母のすみれだった。

 

「どうしたの?眠れないの?」

 

すみれはドアを開け、夜中になっても目を開けている娘に眠れないのかと尋ねる。

 

「ママ……」

 

「なぁに?」

 

二人がベッドの上に座り、はながぽつぽつと口を開く。

 

「どうして私は、さあやみたいに賢く無いし、ほまれみたいに運動出来ないんだろ……

どうして私……何も持って無いんだろ……」

 

その話を聞いていたすみれが微笑み、はなの後ろ頭を撫でる。

 

「はなが産まれて来た時ね、パパとママは、とっても嬉しかったの。

はなは笑うだけで、私達を幸せにしてくれた。

今もそう。はなの笑顔はどんな時だって、ママ達に幸せをくれる」

 

「ママ……!」

 

母の言葉を聞き、はなが泣きながらすみれに抱き着く。

 

「イケてるお姉さんになりたいのに、私、めっちゃカッコ悪いよ……!

こんな私、全然好きじゃ…無い……!

どうしたらいいか、もう分かんないよぉ……!」

 

「はなは、少し大人になったのね。フレフレ、はーな」

 

そう言いながら彼女は娘の手を掴み、エールを送る。

 

「前を向いて今を頑張れば、きっと素敵な未来がやって来る」

 

そして次に娘の耳元に手を当てて顔を近づけ、大丈夫だと囁きながらそう励ましの声をかける。

 

「未来……?」

 

「うん」

 

 

翌朝、靴を履いたはなが傍の鏡の方を向き、自分を見る。

 

「フレフレ、私……。頑張れ頑張れ……うん!」

 

「行ってらっしゃい」

 

「行って来ます!」

 

はなは母にいってきますと言ってドアを開けて外に出ると、すぐそこにさあやとほまれがいた。

 

「さあや……ほまれ……」

 

するとさあやははなに近付き、語りかける。

 

「いつでも頑張り屋さん」

 

「えっ?」

 

「誰かの為に一生懸命になれる所。

失敗してもガッツで乗り越える所。

素直で表情がクルクル変わって、見ているだけで元気になれる所。

まだまだいっぱいあるよ。私が憧れた、はなの素敵な所。

だから、何も無いなんて言わないで!」

 

「さあや……」

 

あまりにも真剣な表情で言われた、自身にあるという素敵な一面を言われたはなが、面を喰らった顔で驚く。

 

「はな」

 

「ほまれ……」

 

ほまれがはなの名を呼んで、両腕を伸ばす。

はなは目に涙を溜め、ほまれに駆け寄って抱き付き、ほまれも優しく抱き締め返した。

 

 

それからしばらくし、はな達がビューティーハリーへと訪れた。

そこには、ゲイツやツクヨミ、ネズミ状態のハリーがはぐたんを看病しながら見ていた。

 

「これで良かったんやろか……?一緒に逃げて来たのに、またお前をこんな目に遭わせて……目を、覚ましてくれ」

 

ハリーがはぐたんの手に自身の手を当てる。

 

「ハリー……」

 

「……」

 

ツクヨミとゲイツがそんなハリーの様子を見ていると、ミライパッドの画面が光り出した。

 

「何や……⁉︎」

 

「ミライパッドが……!」

 

「「「どうしたの⁉︎」」」

 

「ミライパッドが、急に光ってな……」

 

画面には何かが映し出されようとしていた。

 

「のびのびタワー?」

 

「はぐたんを元気にするヒントがあるのかも!」

 

画面には『のびのびタワー』が映っていた。

それが映ったという事は、何かしらの意味があると考えたさあやがそう伝える。

 

「はぐたん………行こう」

 

彼女の話を聞いたはながはぐたんを持ち上げ、プリハートを見つめる。

はぐたんのために『のびのびタワー』へと向かう事を決めたはな達は、目的地に向けて歩みを進めた。

 

 

 

 

クライアス社のビル。

そこではかつて、ソウゴ達の前に敵として現れていたチャラリートが苦しんでいた。

 

「暗い……!怖い……!」

 

恐怖に怯えていると、自身の近くに寄って来たパップルの傍に擦り寄り、彼女の足に抱き付く。

 

「頼む……!助けてくれ……!」

 

「アンタには後が無い。今度こそプリキュアと、ジオウとゲイツを倒すのよ。

……社長。この件、承認お願いします!」

 

天井のプレジデント・クライに承認を頼み、プレジデント・クライが頷く。

 

「稟議、承認!」

 

リストルが書類を投げ、天井からハンコが押されると同時に、謎のエネルギーが真下のチャラリートに直撃した。

 

「あ〜あ〜!チャラリート可愛そう〜」

 

うなり声をあげる彼の様子を、窓越しからウールとスウォルツが見ていた。

 

「だが、我らの思うように事を進めるには、邪魔者は徹底的に叩き潰さねば」

 

スウォルツは密かに回収した、機能停止したままのカッシーンの方を見る。

 

「徹底的に?」

 

「時見ソウゴとプリキュアの息の根を止める」

 

スウォルツがカッシーンの頭に指を差し込むと、彼の手によってカッシーンが再起動した。

 

「わかったよ」

 

ソウゴの息の根を止めるべく、クライアス社が動き出す。

 

 

 

 

ミライパッドの導きにより、はな達は展望台に訪れる。

そこではラヴェニール学園の吹奏楽部の演奏会が開かれていた。

 

「ミライパッドが示してたのは、ひなせ君の演奏会だったのね」

 

「けど、はぐたんは何も変わらない……」

 

「ひなせ君言ってた。楽器一つ一つの個性が合わさって、想像を超えた素敵な音が奏でられるんだって」

 

「一つ一つ……」

 

はながはぐたんを自分の胸元に寄せ、心臓の音を聞かせる。

 

「はぐたん聞こえる……?私の心の音は……どんな感じかな……?」

 

そう語りかけながら、窓際の方へ歩く。

 

「聞いた人が、はぐたんが元気になれるような音が鳴ってるかな?」

 

「私の音も聞こえるかな?」

 

「のびのびタワー、音楽、抱っこ。はぐたんの大好きなものばっかだ」

 

そしてさあやとほまれも一緒に寄り添い、立ち止まってから言葉を繋いでいく。

 

「私の大好きなものもいっぱいだ」

 

さあやとほまれがはぐたんに手を当て、三人が目を閉じて心臓の音を聞かせる。

――すると、三人の思いが通じたのか、はぐたんが目を開けた。

 

「はぐたん!」

 

「目が覚めたんか!」

 

一同は彼女の目覚めに歓喜で震えていると、はぐたんがミルクを欲しがる素振りを見せる。

 

「はぐたん!ミルク欲しいんだね!」

 

「私、準備して来る!」

 

はぐたんをハリーに預け、ミルクを作りに向かったはな。

涙を拭いながら走ってる最中に、角からYシャツと黒いズボンの男性が出て来て、慌てて足を止める。

だが一歩遅く、ぶつかって尻餅を付き、男性は持ってた本を落としてしまった。

 

「あいてててて……大人の人……」

 

はなは以前にもこの男性に会った事がある事を思い出す。

 

「…この物語は、君に運命を感じているのかもしれないね」

 

「えっ?」

 

その男性――ジョージは、本を拾ってからそう呟く。

 

「明日を失いつつある世界の為に、天は何も持たない少女を選んだ」

 

「何も持たない……?」

 

「そして少女は、勇気を胸に戦った。

何故少女は戦う事が出来たのか?

誰かの為に身を削ってまで……富の為?名声の為?」

 

「それは……」

 

その時、衝撃が生じ、外からは煙が上がった。

外を見ると、オシマイダーが暴れ回っていた。

 

「あれって……ソウゴ!」

 

「ねぇ見て。ソウゴ、昨日の奴に襲われてる!」

 

「何?」

 

更に騒ぎを聞きつけたさあや達もタワーの外を見てみると、オシマイダーとカッシーンにソウゴが襲われていた。

 

 

――どうしてこうなったのか説明するにあたって、少し時間を遡る必要がある。

さあや達がここに来ていると連絡を貰い、更に『はぐたんに謝るなら、自分の口から謝ってね』とさあやからのメッセージも受け、ソウゴもタワーへとやってきた。

 

「はぐたん……うわぁ!」

 

はぐたんの顔を思い出し、呟きながらタワーを見上げたその時、いきなり誰かに殴られた。

 

「ッ⁉︎ なんで……」

 

殴った犯人を見る為に顔を上げたソウゴだったが、目の前には昨日現れたカッシーンが無機質な目で睨みつけていた。

 

「驚いた?」

 

「クライアス社……」

 

「ちょっと貸してもらったんだよ。君を始末するためにね」

 

ウールがそう言うと、カッシーンはそのまま過去の主君を階段から突き落とし、ソウゴはそのまま転がって落ちていく。

 

「やめてくれ!俺は王様になるのやめたんだから!」

 

「そうはいかないわ」

 

後ろを振り返ると今度は、いつもより巨大なオシマイダーと共にパップルが現れた。

 

「あんたがいると、オーマジオウになるかもしれないから」

 

「俺はもうベルトを捨てたんだ!」

 

ソウゴはベルトを捨てた事を言うが、向こうはやめるつもりなかった。

 

「仕方ないな、我が魔王。変わりのベルトがこちらに」

 

そこへ代わりのジクウドライバーを持ったウォズが現れた。

 

「俺は……俺はもう、魔王になるつもりなんてない!うわぁ⁉」

 

ジクウドライバーを使うのを断り、生身でクライアス社に立ち向かう。

だが、そのままソウゴはカッシーンに一方的に痛めつけられる。

 

「……うっ………うっ」

 

「このままでは死んでしまう。ベルトを取るんだ」

 

「嫌だ!」

 

ウォズはジクウドライバーを取るんだとソウゴに近づくも、やはり彼はジクウドライバーを使うのは拒否する。

 

「うわぁぁーっ!」

 

再び起き上がりカッシーンへ立ち向かう。

 

「我が魔王!」

 

「君さ、僕達の味方じゃなかったっけ?」

 

ウールが一瞬時間を止め、ウォズの持っていたジクウドライバーを奪った。

 

「邪魔しないで、そこで見てなさい」

 

「私はこの本に従って行動するだけ。君こそ、邪魔しないでもらえないか」

 

「そう。でも、もう終わりだね」

 

カッシーンに痛めつけられるソウゴ。そこへオシマイダーが巨大な爪を振り上げ、彼を葬り去ろうとする。

 

「⁉︎」

 

「避けろ!」

 

タワーから出てきたゲイツ達が、ソウゴに避けろと言う。

だが、ソウゴは避けようしなかった。

 

『ソウゴ(君)!』

「あの馬鹿!」

 

ゲイツは咄嗟に近くにあった工事用の矢印看板を放り投げ、オシマイダーの攻撃からソウゴを守った。

 

「あっ!あれ!」

 

ほまれがソウゴの後ろを指すと、ソウゴの後ろには巻き込まれた子供達の姿があった。

 

「あの子を守るために……」

 

ソウゴが避けなかったのは子供達を守るためだった。

 

「俺は……俺の民を傷つける奴は絶対に許さない!

みんなの幸せのためにできることがあるなら、命を懸けたって惜しくないっ!」

 

「ソウゴ君……」

 

「ソウゴ……変身できないのに……」

 

変身できないのに必死に子供を――自分の民を守るソウゴに、みんなは胸を打たれた。

するとカッシーンがソウゴに襲い掛かろうと、槍を振りかかる。

 

「くそ!」

『ゲイツ!』

 

腕のゲイツウォッチを外して起動させ、ドライバーに装填しながら走り出す。

 

「変身!」

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』

 

仮面ライダーゲイツへと変身し、カッシーンからソウゴを守る。

 

「戦う力もないのに何をしている!」

 

「ゲイツ。なんでここに……」

 

「たまたま、近くにいただけだ……それと、こいつをぶっ潰してやりたかった!」

 

ゲイツとカッシーンの戦闘が始まると、はなも一緒に戦おうと手に持ったプリハートを見る。

だが、昨日の変身出来なかった出来事がフラッシュバックし、変身を躊躇させる。

 

「出来るよ!」

 

「ほまれ……」

 

「きっと出来る」

 

「フレフレ、はな!」

 

「さあや……うん!でも出来る!何でもなれる!」

 

きっとなれる。2人にそう励まして貰えたはなはプリハートを強く握り、ミライクリスタルを取り出す。

 

「「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」」

 

はなは仲間の声に応えるべく、さあやとほまれと一緒にミライクリスタルをセットし、姿を変える。

 

「輝く未来を~抱きしめて!!みんなを応援♪元気のプリキュア!キュアエール!」

「輝く未来を抱きしめて!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

「輝く未来を抱きしめて!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

今度こそ三人一緒に、変身することが出来た。

 

「やった!プリキュアになれた!」

 

「アスパワワが戻ったんだ」

 

「やっぱめっちゃイケてる!」

 

「――全部終わったかと思ったが、ずいぶん賑やかだな」

 

再びキュアエールになれて喜んでいると同時に、門矢士とオーラがこの場へ現れた。

 

「おい、俺はどっちの味方すればいい?」

 

「好きなほうにつけば?」

 

「なら……変身!」

 

マゼンタカラーのドライバーを腰へ装着し、一枚のカードを見せる様に取り出す。

カードを腰に装着したネオディケイドライバーに差し込み、真ん中の部分を操作した。

 

『KAMEN RIDE!DECADE!』

 

士は黒とマゼンタカラーが特徴のライダー、仮面ライダーディケイドとなった。

ディケイドはライドブッカーをソードモードにするとゲイツに振りかかり、彼を吹き飛ばす。

 

「こっちの味方をした方が面白そうだ」

 

「門矢士……」

 

ディケイドの介入により、ゲイツはさらに不利な状況となった。

 

『ウィザード!』

 

ゲイツはウィザードウォッチを起動し、ドライバーに装填する。

 

『アーマータイム!プリーズ!ウィ・ザード!』

 

ドライバーを回すとウィザードアーマーを装着した。

 

「ならこっちも」

『KAMEN RIDE!WIZARD!フレイム!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒィー‼︎』

 

それを見て、ディケイドはウィザードのカードを取り出し、ドライバーに差し込む。

赤い魔法陣を潜ると、ディケイドは仮面ライダーウィザードへと変わった。そこへさらに一枚のカードを取り出した。

 

『FINAL ATTACKRIDE!WI WI WI WIZARD!』

 

ディケイドウィザードの左から巨大な魔法陣が発動し、ゲイツの方にも同じものが現れた。

そしてディケイドウィザードがその巨大な魔法陣に腕を突っ込むと、ゲイツの方にある魔法陣から巨大な腕が現れ、ゲイツを吹き飛ばした。

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

吹き飛ばされたゲイツは変身解除してしまった。

 

「ゲイツ!」

 

「とんだ飛び入りだったけど、さっさと片付けてよ」

 

「トドメ刺しなさい」

 

ソウゴがゲイツの方を見ている間に、カッシーンがソウゴを攻撃してゲイツのところまで吹き飛ばした。

 

「排除…」

 

「フレフレ!ハート・フェザー!」

 

カッシーンが二人にトドメを刺そうとする。

そこへアンジュが前に現れ、カッシーンの攻撃から二人を守る。

 

「やぁぁ!」

 

エールがキックでカッシーンを二人から離す。

 

「大丈夫!」

 

「うん……」

 

今度はオシマイダーがソウゴに襲い掛かろうとする。

すると赤い光線が放たれ、オシマイダーはそっちを見る。

 

「ソウゴはやらさせない!」

 

「ツクヨミ!」

 

ツクヨミがファイズフォンXを使い、オシマイダーの注意を自分に引きつけている隙に、ゲイツは自らのドライバーを外す。

 

「ジオウ!こいつを……使え」

 

「えっ?」

 

ソウゴに自分のジクウドライバーを使えと言う。けどソウゴは一瞬驚きながらもそっぽを向き、ゲイツのドライバーの受け取りを拒否した。

 

「あいつらに好き勝手やらせるつもりか?」

 

「………でも、それを使ったら、俺はオーマジオウに…」

 

それを使えばオーマジオウへとなってしまう。だから受け取れないと言いかけると…

 

「ソウゴ!なんでも出来る!なんでもなれる!

フレフレ!ソウゴ!フレフレ!ソウゴ!」

 

「エール……」

 

エールがソウゴに応援の声を送ると、ゲイツがソウゴの腕を掴む。

 

「お前は最高最善の魔王になると、俺に言った!だったら問題ない」

 

「……でも」

 

「最低最悪の魔王になったら、俺が倒してやる!必ずな。

俺を信じろ、ジオウ………ソウゴ!」

 

初めて名前で呼んでくれた。そして、ゲイツの真剣な表情にソウゴの心が響いた。

 

「ゲイツ……分かった……」

 

ゲイツの言葉を信じ、ソウゴは彼のジクウドライバーを掴む。

 

「俺は魔王になる。魔王になって、世界を救ってみせる!」

 

『ジクウドライバー!』

『ジオウ!』

 

ジクウドライバーを装着すると、ジオウウォッチを起動してドライバーに装填。

ドライバーのロックを解除すると、後ろから時計が出現させながらドライバーを回す。

 

「変身!」

 

そして再び、世界が回った――

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

 

ソウゴは再び、王を目指し、ライダーの力を受け継ぐ時の王者…『仮面ライダージオウ』へと変身した。

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来を知ろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ、まさに再誕の瞬間である」

 

相変わらずのようにウォズの祝いの言葉が告げられた。そのままジオウはカッシーンからの攻撃からアンジュを守る。

 

「ソウゴ君」

 

「ここは任して!あのオシマイダーを!」

 

『ディディディ・ディケイド!』

 

ディケイドウォッチを起動させドライバーへと装填すると、カード型エネルギーがジオウに重なる。

 

『アーマータイム! カメンライド!ワーオ! ディケイド!ディケイド!ディーケーイードー! 』

 

ディケイドアーマーが装着されると、ジオウはゴーストウォッチを取り出した。

 

『ゴースト!』

 

ディケイドウォッチにゴーストウォッチを装填した。

 

『ファイナルフォームタイム!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト! 』

 

ジオウはゴースト・グレイトフル魂の姿へとなったディケイドアーマー・ゴーストフォームへとなり、カッシーンに応戦する。

 

「やっと面白くなってきたな」

 

そこに仮面ライダーウィザードも参戦し、二対一となる。

 

「だが、数はこっちの方が多いぞ?」

 

数の差によりディケイドウィザードとカッシーンに押される。

 

「分かってるよ!だから……」

 

ジオウはゴーストウォッチを押し、ウォッチからパーカーゴーストを出現させ、二人を自分から離した。

そのうち一体は、ウールへと向かっていた。

 

「ドライバー頂き!」

 

ウールからジクウドライバーを奪い返したパーカーゴーストは、ゲイツにドライバーを渡した。

 

「ゲイツ!こっちの人手が足りないんだってさ!」

 

「人使いの荒い魔王だ」

『ゲイツ!』

 

手伝ってと頼むジオウに、ゲイツは腕のホルダーにあるウォッチを外して起動させ、ドライバーに装填する。

 

「変身!」

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』

 

仮面ライダーゲイツへと変身し、エグゼイドウォッチを取り出す。

 

『エグゼイド!』

 

エグゼイドウォッチを起動させ、ドライバーに装填した。

 

『アーマータイム!レベルアップ!エ・グ・ゼ・イー・ド! 』

 

ゲイツもエグゼイドアーマーを装備し、ジオウと共にカッシーンとウィザードと戦う。

 

「やるな……だが……」

『FINAL ATTACKRIDE!WI WI WI WIZARD!』

 

ディケイドウィザードからチェーンが放たれ、ジオウとゲイツを拘束。

その隙にカッシーンが二人を飛ばす。

 

「同じ数になったって、しょせん互角だ」

 

向こうはまだまだ余裕なのようだ。

 

「だったらゲイツ、交換だ」

 

「よし」

 

お互いにゴーストウォッチとエグゼイドウォッチを投げ合い交換し、キャッチした。

 

『エグゼイド!』

『ゴースト!』

 

エグゼイドウォッチをディケイドウォッチの隣へと装填し、ゲイツはゴーストウォッチをジクウドライバーへ差し込む。

 

『ファイナルフォームタイム!エ・エ・エ・エグゼイド!』

『アーマータイム!カイガン!ゴースト!』

 

ゲイツがゴーストアーマーを装備し、ジオウはエグゼイドウォッチを装填した途端、ジオウが二人に分かれ、ジオウの顔のモニターが変わり、コードインディケイダーにはそれぞれ『エグゼイドダブルアクションXXR』、『エグゼイドダブルアクションXXL』と刻まれた。

 

『ライドヘイセイバー!』

『ジカンギレード!』

 

「「これなら!いける気がする!」」

 

二人となったジオウは各二つの剣を持ち、ディケイドウィザードに攻撃を繰り出す。

 

「くぅ!」

 

数で優先に立ち、ディケイドウィザードを押していた。

 

「「はぁ!」」

 

二人のジオウの同時攻撃に柱へと衝突した。

 

「…流石に分が悪いか。ここらが引き時だな」

 

「本当、気まぐれね」

 

「また、会おう……それと、桐ヶ谷晴夜によろしくなってな」

 

「えっ?晴夜に?」

 

ディケイドウィザードの後ろからジオウを未来へと飛ばしたカーテンが現れた。

 

「じゃぁな」

 

「待って!」

 

別れを告げながらカーテンに包まれた時、ディケイドウィザードの姿はなくなった。

 

「消えちゃった……」

 

ディケイドウィザードが消えると、オシマイダーが町を暴れ回っているのが見えた。

 

「みんな!」

 

「ここは俺とゲイツがやるから、オシマイダーを!」

 

「頼む!」

 

「あぁ!」

 

カッシーンはジオウLとゲイツに任せ、ジオウRは急いでエール達が戦っているオシマイダーの元へと向かう。

 

 

その頃、オシマイダーが暴れ回っている町の中ではエール達が戦っていた。

 

「プリキュア……」

 

そのオシマイダー…いや、怪物へと成り果てたチャラリートが前転してカカト落としを繰り出し、跳んで避ける。

 

「フレフレ!ハート・スター!」

 

エトワールがハート・スターを放つが、オシマイダーはそれを左足で防いだ。

 

「ミライクリスタル……よこせ!よこせェ!」

 

「フレフレ!ハート・フェザー!」

 

足を伸ばしてハート・スターを掻き消しながらビルにめり込ませ、伸びた右足を元の長さに戻してエール達を睨みながら、再度足を伸ばして蹴りを放つ。

アンジュはハート・フェザーを発動し、オシマイダーのキックを防いだ。だが余りの衝撃に、アンジュは苦痛に顔を歪ませた。

 

「……ッ!凄いパワー……!」

 

「いつものオシマイダーと違う……!」

 

「クリスタル、よこせ!」

 

「もう!何やってんのよアイツ!さっさとやっちゃいな!」

 

ビルの屋上に、ルールーとオーラと共に立ってたパップルが苛立った表情を見せる。

オシマイダーが跳んでビルの屋上を掴み、足を伸ばしてキックを繰り出す。

それをエール達は跳んで避け、オシマイダーの頬へ三人同時にキックを叩き込む。

 

「もう〜……さっさとプリキュアをやっちゃいなさい!」

 

パップルの指示を受けたオシマイダーが、エール達に狙いを定めて激しい攻撃を繰り出し。エトワールをビルに叩き付け、アンジュは踏み付けに、キックを受けて吹き飛ばされたエールはビルに叩き付けられた。

更にエールへ向かって跳び、キックを繰り出してビルを崩壊させる。

 

「あっ⁉︎ ことり!えみるちゃん!」

 

巨大なビルの破片が、その下で逃げていたえみるとことりの元へ、二人の眼前まで落ちる。

 

『タイムマジーン!』

 

その時そこへ、ジオウの乗るタイムマジーンが現れ、二人の盾となった。

 

「あれは……あの時の……」

 

「二人共、大丈夫!?」

 

えみるがあの時自分の前に現れたロボットの事を思い出していると、瓦礫を横に捨てたタイムマジーンからジオウが現れ、二人に大丈夫かと聞く。

 

「仮面、ライダー……?」

 

「早く逃げて」

 

そこへエールも駆け寄ってきた。

 

「その子と一緒に、ここから離れるんだ」

 

「あなた達は……?」

 

えみるが尋ねた直後、すぐ傍にオシマイダーが現れる。

 

「俺は戦うよ!世界をみんな守るために!うぉぉぉぉぉ!」

 

ジオウはオシマイダーにライドヘイセイバーを持ち、立ち向かっていく。

 

「私も逃げない……

私は…プリキュアだから!」

 

ジオウの姿を見たエールも戦う事を決意すると彼女の胸元が光り出し、タイムマジーンが投げ捨てた破片を持ったまま跳ぶ。

 

「どうなってんの……!?」

 

「やああああぁぁぁっ!」

 

チャラリートが跳びかかると同時に、エールは両腕を振り下ろして破片を叩き付けた。

その衝撃でエールはビルの屋上に叩き付けられ、オシマイダーは吹き飛びながらも体勢を整えて着地する。

 

「みんなの笑顔が好き……!みんなを……元気にしたい!

フレ、フレ、みんな……フレ、フレ、私!」

 

エールが自分を応援するのと同時に、エールの胸元から花を二つ重ねたような形をした新たなるミライクリスタル『ミライクリスタル・ローズ』が出て来た。

 

「新しいクリスタル⁉︎」

 

するとそのミライクリスタルが、翼の形になっている鍔を持ち、虹色の刃を輝かせる剣に変化した。

 

「これは……」

 

「あれは……!まさか……!」

 

「プリキュアの剣や!」

 

「「エール!」」

 

エールの元にアンジュとエトワールが着地する。

 

(力が……みなぎって来る……!)

 

エールが剣を握ると、その剣から流れる強力な力を感じ取る。

すると、オシマイダーが跳びかかり、腕を振って生じた風圧で周囲のビルのガラスを割る。

エールは吹き飛ばされそうになるが、剣が光り出すと同時にオシマイダーが剣から出されたエネルギーで吹き飛び、地面に叩き付けられる。

 

「よし!これなら!」

 

「待って!」

 

ライドヘイセイバーで決めようとしたジオウを、エールは止めた。

 

「エール!どないしたんや⁉︎」

 

「早くそのオシマイダーを!」

 

ハリーとツクヨミが駆け付け、アンジュとエトワールが着地する。

 

「違う……これは、私のなりたいプリキュアじゃない……!」

 

エールは今持っている剣を見ながら、これは自分がなりたいプリキュアじゃない、違うといいながらオシマイダーに近づく。

 

「苦しい……!苦しい……!心がぁ……!」

 

するとオシマイダーから闇のエネルギーが放出され、頭を抑えて苦しみ出す。

 

「うわっ!」

 

放出された時の衝撃でエールが吹き飛ぶが、ジオウが助ける。

 

「いつも中途半端……!

何も出来ない……!

何にもなれない……!

何にも……頑張れない……!オシマイダ……!」

 

更に闇のエネルギーが放出され、オシマイダーの素体となったチャラリートが絶望に苛まれながら縮んでいく。

 

「オシマイダーが縮んでいく……」

 

「俺には……何の才能も無い……!

何で俺は……何も持って無いんだ……!オシマイダ……」

 

人間サイズにまで縮んだオシマイダーから闇のエネルギーの放出が止まると同時に、エールがプリキュアの剣を落とす。

 

「「エール!?」」

 

エールがオシマイダーの元に駆け寄り、後ろから抱き締める。

 

「心が苦しいの……分かるよ……」

 

「おい……!離せ……ッ!」

 

オシマイダーがエールの腕を掴んで引き剥がそうとする。

 

「私も…そうだもん。私も、頑張れない時ある」

 

頑張れないこともある。そう共感の言葉を続けるエールの体がピンクの光に包まれ、アスパワワが放出される。

 

「宿題サボっちゃった事あるし、ニンジンとグリンピース避けた事あるし……」

 

「止めろ……ッッ!」

 

そう言って抱きしめ続けるエールを拒絶すると、ジオウRもヘイセイバーを地面に突き刺して、オシマイダーに近寄ってくる。

 

「……ねぇ、おしまいって言うけど、まだおしまいじゃないと思うよ」

 

「何……」

 

そして、オシマイダーにまだおしまいじゃないと話し掛ける。

 

「だって、あんたの可能性はまだ消えてないから」

 

「――えっ?」

 

「俺も、あんたも、まだ時計の針が動いている。

その針が動いて限り、俺たちの時間は終わりを迎えていない……

だから、まだおしまいじゃないよ!」

 

「俺ちゃんの……針……」

 

オシマイダーが、チャラリートが自分の胸に手を当てる。

 

「大丈夫だよ。その気持ち、私が抱き締めるから」

 

「ッ……止…めろ…!」

 

オシマイダーの口から闇のエネルギーが放たれると、剣が浮かんでハグを続けるエールの傍に止まる。

その佇まいは、まるで「その同情は戦いの足風になる、早くやれ」と言っているようだった。

 

「違うよ。必要なのは剣じゃない」

 

プリキュアの剣がその柄に手を取られるのを待ち遠していると、エールはそう言って、誰かを斬り伏せて傷つけることしかできない剣へ向けて拒否の意志を伝えた。

すると、剣がミライクリスタル・ローズに戻り、それがセットされた新たな姿へと生まれ変わった。

 

「これは……」

 

その影響は、アンジュとエトワールのネイビーとオレンジのミライクリスタルにも及び、彼女達のクリスタルからも同じものが作り出された。

 

「何やアレ⁉︎」

 

「多分、あれが彼女達の剣なのよ」

 

ハリーがプリキュアの剣が形を変えたことに驚いていると、ツクヨミはあれが彼女達の剣なのだと推測する。

 

「これが私の応援。これが私のなりたいプリキュアだ!」

 

オシマイダーになったチャラリートを倒すのではなく、暴走を止めて助けたいというエールの思いによって、ミライクリスタルと剣から新たなアイテムが現れた。

 

 

一方、ジオウLとゲイツがカッシーンとの戦いが決まろうとする。

 

「俺は俺の夢を信じる!みんなを救いたいって気持ちは変わらない!

俺は、みんなを救う魔王になる!」

 

『ジカンザックス!You!Me!』

 

ジオウがそう言うとゲイツがジカンザックスを出現させ、クローズウォッチを装填する。

 

『フィニッシュタイム!クローズ!ギワギワシュート!』

 

蒼い炎の龍状のエネルギー体をカッシーンへぶつけ、怯ませる。

 

「行けえ!ソウゴ!」

 

「あぁ!」

 

ジオウLはジカンギレードにエグゼイドウォッチを装填。

 

『フィニッシュタイム!エグゼイド!』

 

ジオウLはそのままカッシーンのもとへと走る。

 

『ギリギリスラッシュ!』

 

ジカンギレードの連撃がカッシーンに直撃して『HIT!』と浮かび続け、最後に『GREAT!』の文字が浮かび、カッシーンを倒した。

 

 

そしてオシマイダーの方も、ジオウRがライドヘイセイバーにディケイドライドウォッチを装着した。

 

『フィニッシュタイム!』

 

ライドヘイセイバーの時計の針を三周回し、回し終わるとジオウは構える。

 

『ヘイ、カメーンライダーズ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!』

『ディディディディケイド!平成ライダーズアルティメットタイムブレーク!』

 

「おりゃぁぁぁぁー‼︎」

 

『ヘイセイ』の文字と描かれた20枚のカード型エネルギーを纏ったヘイセイバーで、オシマイダーの口から放たれたエネルギーを切り裂き相殺し、オシマイダーの動きを止めた。

 

「今だ!みんな、あの人を!」

 

「「「ミライクリスタル!」」」

 

「エールタクト!」

「アンジュハープ!」

「エトワールフルート!」

 

三人が新たな武器『メロディソード』のボタンを押して演奏し、虹色のエネルギーを作り出す。

 

「「「心のトゲトゲ、飛んで行けー!

プリキュア!トリニティ・コンサート!」」」

 

対象に向かって虹色のエネルギーを飛ばす“トリニティ・コンサート”を放つ。

その技は、罪無き者に害なす悪人を滅殺する一撃でも、安っぽい同情から生まれた慈悲の恵みでもない。

それはまるで、その者の悪意の心だけを愛から産み出した音楽で浄化し、未来に絶望した人々を救済する、癒しの波動。

 

「心が温ったけぇ………俺にも、未来が……」

 

命中と同時に巨大な木が作り出され、ピンク・水色・黄色の花が咲き誇ると、オシマイダーが浄化され、チャラリートの姿へと戻った。

 

「「「HUGっとプリキュア!エール・フォー・ユー!」」」

 

「何なのよ……!」

 

「プリキュア……理解不能……」

 

新たに生み出した未知なる技を見たパップル達が、困惑の念を抱きながら瞬間移動して引き上げる。

 

 

―――その様子を、誰にも知られる事の無いまま、ただ静かに見守る者が居た。

 

「…それでいい。それでこそ、『ジオウ』の名に恥じぬ行動だ……」

 

ビルとビルの隙間からジオウとエールがハイタッチする姿を見据えるその青年は、焼きそばが入っているビニール袋を持ちながら、また静かにこの世界から姿を消したのだった。

 

 

 

 

その頃、未来でも……

 

「――若き日の私よ。お前が夢を捨てられぬ事は知っていた。お前は、私だからだ…」

 

ソウゴがベルトを再び手にしたため、50年後の未来にオーマジオウは復活していた。

そしてオーマジオウは、ソウゴが絶対夢を捨てられないことを読んでいたかのように、ただ静かに過去の自分を見ていた。

 

 

 

 

そして、現代。

 

「はぐたん!」

 

はぐたんを抱っこするハリーの元にはなが駆け寄り、ハリーからはぐたんを受け取る。

 

「はぐたん、ごめんね。私、はぐたんがとってもとーっても大切だよ!

はぐたんが笑ってくれると嬉しい。はぐたんの笑顔の為なら頑張れる!はぐたん、大好きだよ」

 

「ま~、ま~、ま~、ま~ま!」

 

「ええっ!?」

 

するとはぐたんがはなに“まま”という。

 

「ママ言うとるで!」

 

「初めて喋ったね」

 

「まーま!」

 

「確かにママって言ってる!」

 

「はな、良かったね!」

 

「うん!は~ぐた~ん!」

 

嬉しさの余りはぐたんに頬ずりする。

はぐたんから「ママ」と呼ばれ、はなもいつもの笑顔を取り戻したのだった。

そして、ソウゴも……

 

「ゲイツ、ありがとう」

 

ゲイツが渡したジクウドライバーを見せ、ありがとうとお礼を言う。

 

「別にお前のためにやったわけじゃ……」

 

「あ、そういえば。初めて俺のことを名前で呼んだよね♪」

 

「⁉︎ そんなつもりは……」

 

「照れないでよ。可愛いねゲイツ!」

 

「うるさい!」

 

仲良く痴話喧嘩を始めるとみんな笑顔で笑っていた。

そして、そんな光景はとても純粋だった。

 

 

 

「かくしてジオウは復活した。彼はより強固な意志をもって、覇道を進んでいくことになる。全てのお膳立ては整い……ここから歴史の大きな転換点が始まる」

 

 

 

 

 

 

その頃、クライアス社 会議室。

 

「まさか、若きの日のオーマジオウの復活……

更には、プリキュアが新たな力……状況は最悪ですね…」

 

「それにこのままでは“あの日”が早く来るかもしれない……」

 

「だから…お前らは甘いんだよ」

 

スウォルツが“あの日”の事を思い浮かべながら呟いていると、彼らの前に一人の黒いローブを身に着けた男が現れた。

 

「何が言いたんですか?ティード君?」

 

リストルが『ティード』と呼ばれた男に尋ねると、その男は暗い眼差しのまま話し続ける。

 

「プリキュアはどうにでもなるが、俺はジオウ……いや、仮面ライダーそのもの存在が気に入らねぇんだ……

ああゆう、間違った方へ力を使う奴らがな……」

 

「何が言いたいんだ……」

 

「だから、俺が全て仮面ライダーを消して……俺が、俺一人が仮面ライダーになればいい」

 

その手にはアナザーライドウォッチが握られていた。

 

「待ちなさい。それは流石に認められません。社長が許すわけ――」

 

目の前の男が何を企んでいるのか察知したのか、リストルがそう言いかけるとティードが手を広げ、二人の時間を止めた。

 

「俺の邪魔をするな」

すると、ティードの後ろからクローバーのマークが特徴的な、巨大な扉が現れた。

 

「さぁ、始めようか……」

 

そしてティードは不敵な笑みを浮かべて、その扉の中へと入っていった。

 

 

 

 


次回予告!

 

はぐたんのためにとある丘へやってきたソウゴ達。

だがそこに現れた謎の敵に…

 

「ウォッチが…」

 

「プリハートも…」

 

「世界中を嘘で書き換えてやる!」

 

ウソバーッカと名乗る敵に、プリハートとウォッチが石にされてしまう。

そして、仮面ライダービルド・桐ヶ谷晴夜は謎の少年と遭遇した。

そこへさらに、謎の男も現れる。

 

「誰だお前……?」

 

「クライアス社のティード。お前じゃあ、俺に勝てない」

 

謎の敵により、世界も歴史も全てが偽物の嘘に変えられ、仲間も次々と消えていく。

ティード率いるアナザーライダーとウソバーッカの前になすべなく絶対絶命となる。

だがそんな彼らの前に現れたのは――

 

 

 

 

『サイクロン!ジョーカー!』

 

 

 

 

 

「オリャャャャャ!」

 

 

 

 

 

「俺!参上!」

 

 

 

 

 

『平成』という名の伝説を作ったレジェンド達と先輩チームと共に、最悪にして、最強の敵との、世界の運命を賭けた戦いが始まる。

「行くぞ。ソウゴ!」

 

「あぁ!行こう!晴夜!」

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

『ジオウ!』

 

「「変身‼︎」」

 

 

 

特別編 ジオウ&ビルド スーパースターズ!レジェンドForever‼︎

 

 

―――仮面ライダーとプリキュアを、愛してくれた、あなたに……




おまけ

さぁ〜て!次回の『Re.HUGっとジオウ!』は〜?

親父ィ「パラガスでございます。先程の予告編を見る限り、『ウソバーッカ』と名乗る敵が現れるそうですが、いくら奴らでも俺の息子のブロリーには敵わないだろう・・・それよりもこの作品には大人のおねぇさんは出ないのかね?・・・ゑっ、出ない?・・・・・・
あ、あぁ、そうか・・・

さぁて次回は――

『嘘つきは泥棒の始まりって言うけど、どっちかと言うと詐欺師の始まりじゃね?』
『この素晴らしい仮面ライダー達に祝福を!』
セビギザブシバゲグ(歴史は繰り返す)

――でございます。腐☆腐」

次回もまた見てね☆ぴかぴかピカリン!ジャンケンポン♪

ピース「はい!私の勝ち!なんで負けたのか、次回のお話までに考えて来てね♪」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。