Re.HUGっとジオウ!   作:yu-ki.S

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黒ウォズ「この本によれば、普通の中学生 時見ソウゴ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる運命が待っている。時見ソウゴはジオウⅡとなり、明導ゲイツはゲイツリバイブに進化した。そんなゲイツ君を止める為、私も仮面ライダーの力を手に入れた。
しかし一方でまた、新たな遭遇と我が魔王の過去が……
そして、いよいよオーマの日が近づいて……おっと、余計なことまで口走ってしまいました」


第28話 みんなが目指すゴール‼︎ 2018

過去に飛んだツクヨミは事件の日。そこでスウォルツによりソウゴ等の子供達が狙われた事を知り、更に未来の世界へ連れて行かれてダイマジーンに荒らされている姿を見せられる。

 

「さあ、王の候補者たちよ。生き残れ……」

 

瓦礫が崩れ落ち、それによって我に帰った幼いソウゴらは悲鳴を上げ、逃げ惑う。

 

「ソウゴ!」

 

ツクヨミは助けに行こうとするが、瓦礫に行く手を阻まれ、その場から移動できずにいた。

すると、まだ気絶したままの幼い飛流の上に瓦礫が落ちて来るのが見えた。

 

「危ない!」

 

同じ頃、ツクヨミと同じ光景を見ていたソウゴがとっさに叫ぶと、頭から『アブナイ』の文字が実体化した。それに連動したのか、時が止まったように瓦礫が静止した。

それに気付いたのか、ダイマジーンがソウゴに手を伸ばしてきた。

 

「うっ⁉︎」

 

ソウゴは強く視線を向けると、彼からオーラが放たれた。

それを受けたダイマジーンは塵となり、崩れ落ちていく。

 

「――現れたか」

 

その力を見たスウォルツがソウゴに近寄って来る。

 

「少年よ。お前は生まれながらの王。お前には王となり、世界を破滅から救う使命がある」

 

ツクヨミの耳に微かに届いたその言葉は、かつてソウゴの夢に出てきた男が言ったという台詞と同じだった。

 

「お前……名前は?」

 

「時見…ソウゴ」

 

「そうか」

 

スウォルツはソウゴの額に手をかざし何かを注ぎ始め、それが終わるとスウォルツが消えていった。

 

「何あれ…⁉︎」

 

「……」

 

すると止まっていた時間が動きだし、瓦礫が倒れている飛流に向かって落ちるのを、ソウゴが体を張り守る。

 

「ソウゴッ!」

 

落ちる瓦礫を見て叫ぶと、ツクヨミはまた運転手と共にオーロラのカーテンに潜り、その場から消えてしまった。

 

 

 

現代、2018年。

黒ウォズが仮面ライダーウォズとなり、ゲイツを止めるため戦っていた。

 

「黒ウォズ。貴様が変身しようと俺のスピードには敵わない」

 

「これならどうかな」

 

『シノビ!』

 

シノビミライドウォッチを起動させ、ウォズはドライバーのウォズミライドウォッチと切り替えた。

 

『アクション!投影!フューチャータイム!誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!』

 

フューチャーリングシノビとなったウォズは巧みな忍法を使い、出たり消えたり繰り返してゲイツを撹乱する。

 

「無駄だ」

 

だが、ゲイツリバイブ疾風の前にはシノビのスピードは通用せず、スピードもゲイツリバイブの方が圧倒的だった。

 

『パワードタイム!リ・バ・イ・ブ剛烈!』

 

ウォズの攻撃が終わり、油断している隙にゲイツが剛烈へと変わる。

 

『のこ切斬!』

 

剛烈となったジカンジャクローでウォズを吹き飛ばし、ウォズを強制変身解除させた。

 

「あっ⁉︎……あぁぁ…」

 

倒れた黒ウォズを見て、ゲイツは変身解除した。

 

「言ったはずだ。俺がジオウを倒す。お前に俺を止めることはできない……」

 

「……そうかな」

 

「…ッ⁉︎」

 

するとゲイツは両目から血を出し、膝をつく。

 

「私は言ったはずだよ。ゲイツリバイブの力にはリスクが有ると。戦えば戦うほど、身体にダメージが重なっていく。今の君に、我が魔王と戦う力が残っているかな?」

 

「時間稼ぎがお前の狙いか……!」

 

「体力の回復を勧めるよ。君の健康のためにもね」

 

もしゲイツが少しずつ、ゲイツリバイブの負荷をならしていったのなら話は違ったかもしれないが、慣れていない段階でジオウⅡ、アナザージオウ、ウォズという強敵と戦ってきた事で、彼の体には大きな負担がかかっていた。

そして、連続でゲイツリバイブの力を使い続けた彼に向かって黒ウォズが休むように助言する。

だが、ふら付きながらも決闘の場所へ向かうために歩き出す。

 

「ゲイツ君!」

 

「約束したんだ。決着をつけると……!奴との約束を破るわけにはいかない!」

 

黒ウォズの静止も聞かず、己の身体が疲労と溜まった負荷でフラフラになりながらも、ゲイツはただひたすら歩き続ける。

 

 

ゲイツと黒ウォズが戦いを終えた一方、ビューティーハリーには突如して現れたプリキュアの二人を連れてきた。

 

「自己紹介がまだだったね。あたしは美墨なぎさ。キュアブラックだよ」

 

「キュアホワイトの雪城ほのかよ。よろしくね」

 

「メップルメポ」

 

「ミップルミポ」

 

二人と二匹の妖精が自己紹介すると、はなが二匹の妖精を見る。

 

「へぇ〜これが二人の妖精さんですか〜?」

 

「前に会ったいちかちゃんやみらいちゃんのとまた違うね」

 

「そもそも、プリキュアっていっぱい会ってきたけど、まだいるの?」

 

「う〜ん。多分まだいる思うよ」

 

「私達も正確に何人いるか分からなくって」

 

二人の話では、まだはな達が会っていないプリキュアがいるみたいだ。そうえみる達は察した。

 

「それで、みんなの言うソウゴ君とゲイツ君って子が仮面ライダーなの?」

 

「はい」

 

「へぇ〜。晴夜君や龍牙君以外に、私達と同じ歳で仮面ライダーの子がいるなんて〜」

 

「やっぱり、晴夜君達の事知ってるんですね」

 

前にウソバーッカとの事件で会った桐ヶ谷晴夜と上城龍牙の名が出て、会ったことがあるかと聞く。

 

「うん。前に何度か晴夜君と龍牙君には助けて貰ったから」

 

どうやら、二人も彼らに会ったことがあるようだ。

 

「それよりも、ソウゴ君。どこに行ったんだろ」

 

「もしかして、二人で決着を着けるんじゃ……」

 

「だったら、早く止めなくちゃ!」

 

はな達が急いでソウゴとゲイツを止めようと話し合う。

 

「そもそも、白ウォズが来てからなんだか、二人の間に壁ができた感じがするよね」

 

ほまれが言うと皆は、確かに白ウォズが現れたあの日から、ソウゴとゲイツの間には敵という壁が現れ始めていたことを思い出す。

 

 

その頃、えみるが壊れた部分をガムテープで補強したギターの弦を弾くが、矢張り音は出なかった。

 

「もう音が出せないのですね……私のせいで……すみません」

 

ギターが壊れたのは自分のせいと思い、ルールーがえみるに謝る。

 

「ルールーが無事なら良いのです。全然、平気なのです」

 

「大切なギターが壊れたのに……」

 

「もう終わった事ですから」

 

「……壊れたから終わりなのですか?」

 

えみるの呟きに対してルールーは、目の前に座っている彼女にギターが壊れたら終わりなのだと尋ねる。

 

「ギターを諦めなくて良かったと喜んでいたのも、えみるでは無かったですか?」

 

ルールーの言葉に、えみるは表情を暗くする。

 

「理解不能です。私にも分かるように説明を―――」

 

「ルールーには言いたく無いのです!」

 

腹の底から声を発したかのような言葉に今度はルールーが表情を暗くし、えみるがハッと気付く。

 

「そこまでや」

 

二人の間に気まずい雰囲気が漂い始めたところでハリーが仲裁に入る。すると、はぐたんの目が涙目になっているのが見えた。

 

「はぐたん、そろそろオムツ替えとこか」

 

「おむつ……」

 

「ああ、私がやるのです!はぐたん、行きましょう!」

 

えみるがはぐたんを抱え、この場から離れるようにしてはぐたんのオムツの取り替えに向かった。

 

「何故えみるは嘘をつくのでしょう……」

 

「優しい嘘じゃないかな」

 

「優しい嘘……?」

 

明らかに嘘だと分かるような発言に疑問を抱くルールーに、ハリーと一緒に入って来たほまれがそう言うと、続けてさあやも口を開く。

 

「ルールーが気にしないように、平気だって言ってるんだよ」

 

「でも、気になります」

 

「だよね」

 

「私は、どうすれば……」

 

「難しい事だとは思うけど―――大事なのは、あなたがどうしたいかって事だと思うの」

 

「私が……」

 

えみるとの接し方に悩むルールーに、ほのかがアドバイスをする。

 

「何これ……」

 

すると、なぎさがテーブルの下に何か紙が落ちていたのを見つけた。

 

『みんなへ、

俺はゲイツと決着を付ける。

……って、思ったけど、本当はゲイツともう一度会って話がしたいだけなんだ……友達としてかな?

みんなには迷惑はかけないから安心して。』

 

手に取って広げて見たそれは、ソウゴがはな達に向けて残した手紙だった。

 

「ソウゴ君……」

 

「どうして、ソウゴはゲイツと戦わなければならないの……」

 

ルールーはソウゴとゲイツが何故戦うのかわからなかったが、そんな彼女になぎさとほのかが口を開く。

 

「ソウゴ君はきっと、ゲイツ君の事を友達だと感じてからだと思うの」

 

「友達……」

 

「ソウゴ君とゲイツ君は、二人だけで解決したいじゃないのかな?」

 

「なら、二人を信じよう」

 

二人を信じようと言うなぎさの言葉にルールーは不安があるが、はな達は信じられる気がした。

 

 

その頃、えみるが部屋ではぐたんのオムツを取り替える。

 

「すっきりしましたか?」

 

はぐたんのオムツを替え終えたえみるがはぐたんを持ち上げる。

 

「えみりゅ、よちよち」

 

えみるの顔を見たはぐたんが、えみるの額を撫でるようにして触れる。

 

「平気なのです……

平気でいないと、ルールーを傷付けてしまうのです」

 

はぐたんの優しさに涙が溜まるが、我慢して微笑んで伝える。

 

「本当にそれでいいの?」

 

そこへなぎさが入って、本当にそれでいいのかと尋ねる。

 

「無理し過ぎて無い?」

 

「ルールーは親友なのです。

傷付けたく無いし、喧嘩したく無いので……」

 

「喧嘩したっていいじゃん」

 

「えっ?」

 

なぎさは二人の傍に近寄ってしゃがみ、喧嘩したっていいと伝える。

 

「たまにはぶつかって、怒ったり泣いたりするのもアリだと思うよ」

 

そういう彼女の脳裏には、時に激しく言い合い、時に涙を流し、それでも尚壊れることの無かった、ほのかとの友情物語が浮かんだ。

 

「もっと自分に正直になっても、いいんじゃないかな。本音をぶっちゃけられるって、親友だからこそでしょ?」

 

「しんゆうー!」

 

「……」

 

 

なぎさの言葉を聞いた後、えみるははな達のいる所に移動し、何かを作り出した。

 

「ルールーにプレゼントしたいのです」

 

「いいじゃん!」

 

えみるがルールーに送る為のブレスレットを作りながら、向かいに座るはなに伝える。

 

「オススメのプレゼント雑貨、色々あるで!」

 

「ありがとうございます。でも、手作りがいいんです。

ずっと思ってたのです。お揃いでいいなぁって。みんなと同じように、私とルールーも」

 

 

プレゼントを贈りたいと言うえみるだが、それはルールーも同じだった。

さあやの部屋で、ルールーが鉄板を指で溶断する。

 

「壊れた物は、元通りにはなりません。でも、何とかこの手で、えみるのギターを」

 

どうやら彼女はえみるの為に新しいギターを作って送る事を決めたらしく、ギター設計はほのかとさあやが担当してくれた。

 

「こうしていると、ルールーさんがアンドロイドって事、つい忘れてしまう。私も、科学についてもっともっと勉強しなきゃ」

 

ほのかが指から火花が散っている様子を遠目にそう呟きながら、えみるとルールーの為に新しいギターを設計する。

 

「素敵なギターを作りましょう」

 

「えみるちゃんが驚くようなギターを」

 

「ありがとうございます。実は、もう一つお願いが―――」

 

ルールーが手伝ってくれている二人に、もう一つお願いがあると言う。

 

 

その頃、過川飛流は通学途中の高校生を捕まえていた。

 

『オーズ…!』

 

そしてアナザーオーズウォッチを埋め込み、アナザーオーズを誕生させる。

彼は既に数体もの人間をアナザーライダーへと変えているのか、周りにはアナザーライダーが何体か居た。

 

「協力してくれたお返しだ。早く、君の軍団を作ろう」

 

ウールはさらにアナザーライダーのウォッチを飛流へと渡した。

 

「時見ソウゴは、俺が消す」

 

ソウゴを消すと言い、飛流はウールからウォッチを貰い去っていく。

飛流が去ると、ウールがふと空を見上げる。

 

「レグルスが……」

 

今は昼の空で、本来なら太陽の光で星なんか輝いていない筈なのだが、そこにひとつだけ太陽の輝きにも勝る位に星の輝きが増していた事に気付いた。

その時、背後から近づいた白ウォズがウールを転がし、背中を踏みつける。

 

「あぁぁぁ……ッ‼︎」

 

「一杯食わしてくれたね……少年。誰と通じてる?差し詰め、黒いほうの私というところか」

 

黒い自分にしてやられた事を忌々しく思い出しながら白ウォズはそう言うと、彼を踏みつける足に力を入れる。

 

「で、黒いほうは何を企んでいるんだい?」

 

白ウォズが体を反対に変えて彼の顔に蹴りを入れると、ウールは鼻を蹴られたのかおもわず手で抑える。

 

「ふぅん!」

 

「あぁぁ‼︎」

 

苛つきを紛らわす様に、さらにウールの腹を白ウォズは踏みつける。

 

「知るもんか!オーマの日とかいう日に、王様が決まるんじゃなかったのかよ!

なんで、ジオウとゲイツの決戦とかいう話になるんだ!お前も、スウォルツも、リストルも何を考えているんだ……⁉︎」

 

「……所詮、君はスウォルツ氏やリストル氏の使い走りということか」

 

戸惑いの色を見せながらそう叫ぶと、白ウォズはウールから足を退かす。

 

「…ま、今更、君達が何をしても問題ない。

ゲイツリバイブが魔王を倒す。

魔王がゲイツリバイブを倒す。

あるいは、アナザージオウが両方を倒す。

どう転んでも、私達の計画に支障はない」

 

支障はないと言うと、白ウォズはウールから去っていく。

 

「“私達”って……どういう事だよ?」

 

ウールは白ウォズの発言から、彼と自分の知らない誰かがグルだと思い込む。

 

 

 

 

クライアス社の中で、既に後の無いパップルが、ある部屋の前で立ち止まる。

 

「私には……あの人がいる……!」

 

ドアの隙間から部屋を見ると、奥にあるベッドの傍で立つ一人の男性の人影が見えた。

その人影を見たパップルが中に入る。

 

「The Crane of Gratitude.」

 

「……!」

 

その時、ベットのカーテンの向こうで声が聞こえた。

 

「決して覗かないで下さいね。娘はそう言って機織りを始めました」

 

今度は、女性の声が聞こえる。

 

「しかし、お婆さんは戸の隙間から―――」

 

パップルはベッドのカーテンを勢いよく動かすと、ベッドの上にはジェロスが座っていた。

 

「あら、見ちゃったのね」

 

「何でアンタがここに……っ!」

 

「ホワイ?何でだと思う?」

 

彼女が向いた方にあった窓のすぐ傍で、先程の人影の男性が外を見ていた。

それを見たパップルは何があったのか察し、悲しい表情で部屋を駆け足で出て行った。

 

 

 

 

二眼レフのトイカメラで破壊されたビルを写真に収めるバスの運転手の近くで、気を失っていたツクヨミが目を覚ます。

 

「気がついたか……」

 

「あなたは?」

 

「門矢士だ」

 

「……仮面ライダーディケイド」

 

バスの運転手が門矢士と聞き、仮面ライダーディケイドだと思い出したツクヨミは警戒する。

しかし、士は気にする様子を見せずに、今まで彼女が見てきた出来事を要約するようにつらつらと語りだす。

 

「見ただろ。あれがお前たちが追っていた魔王の誕生した瞬間だ。

ソウゴの両親が亡くなった事故は、スウォルツが仕組んだ。

この未来に連れてきて、王になる素質のある子供を選ぶテストをするために。

そのテストに合格したのが、あの常磐――いや……時見ソウゴだったというわけだ」

 

さっきの文字を具現化させたり、ダイマジーンを塵の様にして消した、あの不思議な力。

あれを使ったソウゴを見て、スウォルツは幼い頃のソウゴに近づいたんだと再確認できた。

 

「さっき、スウォルツは何をしたの?まるで何か、力を注いだような……

それにもしかして、ソウゴの両親の事件にはクライアス社が関係しての?」

 

「………わからん」

 

士はソウゴについて心当たりがあるのか無いのか聞かれ、一瞬黙り込むと、すぐにわからんと答える。

 

「ソウゴ達は……」

 

「スウォルツによって、2009年に戻された。あの事故現場にな」

 

既にソウゴと飛流はあの事故現場へと戻されていたと知り、ほんの少しだけ安堵する。

 

「どうしてあなたがここに?」

 

彼女はふと。何故、関係ない筈の士がここにいるのだとツクヨミが問う。すると、士が歩き出した。

 

「俺は、この世界をライダーを見て、破壊すべきか否かを見極めようとしている」

 

「えっ?」

 

世界の破壊と聞き、ツクヨミは思わず驚く。

 

「以前、桐ヶ谷晴夜を見極め、破壊はしなかったが……時見ソウゴを新たに見極める必要になった。

時見ソウゴが魔王になる未来しか見えないのなら、結論は既に出ている。

しかし……」

 

「そうじゃない道もあるということ?」

 

「…さあな」

 

彼の言葉を信じるとすれば、もしソウゴが魔王になるのが確定的ならば、すでにこの世界は彼によって破壊されているはず。

それが今も尚存命しているという事は、まだソウゴは魔王になるとは決まっていない事になる。

 

この世に、()()というものは存在しない。

それ故、ソウゴがいつかは最低最悪の魔王になるとも言えるし、そうでないとも言える。

 

今はそんな曖昧な状況だが、彼の話を聞き、違う未来を作る可能性が見えたツクヨミ。

そうすればソウゴとゲイツが戦わずに済む未来も、彼がオーマジオウになることもない未来も作れると感じ始める。

 

 

 

 

2018年。

ソウゴはライドストライカーに乗り、ゲイツとの決着の地へ向かう。

だか突然、彼はライドストライカーを止めた。

それはソウゴの前に、飛流がアナザーライダー軍団を率いて立ちふさがっているからだ。

 

「過川飛流……」

 

ライドストライカーから降りてジクウドライバーを装着した。

 

「決着の時だ。時見ソウゴ」

 

「待ってくれ。俺には約束がある。ゲイツの所へ行かなきゃいけないんだ!」

 

「俺が……お前の息の根を止める!」

『ジオウ…!』

 

約束の地に行かなければならないとソウゴは言うが、その言葉を一切聞き入れていない飛流はアナザージオウとなり、後ろの連なるアナザーライダーの軍団がソウゴに襲いかかる。

 

『ジオウⅡ!』

 

それを見たソウゴはジオウライドウォッチⅡを取り出し、ジクウドライバーへと装填した。

 

「変身!」

『ライダータイム!仮面ライダー!ライダー!ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ!』

 

ジオウⅡへと変身するとアナザーライダーの軍団に対抗し、サイキョーギレードで寄せ付けない。

 

『ジオウサイキョウ!』

 

サイキョーギレードのジオウのフェイスの文字が“ジオウサイキョウー”へ変える。

 

『覇王斬り!』

 

『覇王斬り』でアナザービルド、アナザーエグゼイドを倒した。

 

「「「「うぅぅぅ……」」」」

 

だが、アナザーライダーの軍団はジオウを取り囲む。

 

「離して!俺には……約束が……ッ」

 

必死に振り払い、ゲイツの元へと向かおうと必死にアナザーライダーから振り切ろうとする。

 

 

 

ソウゴがアナザーライダーに囲まれる数時間前、埠頭付近にえみるとルールーが向かい合って立ち、はな達は埠頭から少し離れた所にある植木の裏から様子を見ていた。

 

「『ルールーには言いたく無いのです』

……あれはどう言う意味ですか?」

 

「それは、言いにくいと言う事です」

 

「理解不能です」

 

「ルールーはすぐそう言うのです!分かって貰えないんだって、嫌な気持ちになるのです!」

 

「えみるが説明しないからです」

 

「全部私のせいなのですか⁉︎少しは考えるのです!」

 

「嘘をつかれるのだって、嫌な気持ちになります!ギターが壊れて、全部平気じゃないクセに!」

 

互いに口喧嘩しながら頬を引っ張り合う。

 

「……本当に後悔はしていません。

だって、ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょう?」

 

「……っ!」

 

「私は何度だってあなたを助けます!大切な親友なのですから!」

 

「私も、えみるが大切だからです!

えみるの悲しい事も、辛い事も教えて欲しい。

きちんと知って、えみるの力になりたいのです!」

 

「ルールー……」

 

「何か懐かしいような……あたし達もこんな事あったっけ」

 

「もう、なぎさったら」

 

少し離れた所でなぎさとほのかが二人を見ながら、そんな会話をしていた。

 

 

しばらくし、えみるとルールーがはな達の元へ戻り、ルールーが手製のギターを差し出す。

 

「それは?」

 

「さあやとほのかさんに手伝って貰って、私が作ったギターです」

 

「ルールーが?」

 

「心の中で密かに思っていました。えみるの好きなギターを、私も一緒に弾いてみたいと」

 

「私も心の中で思っていました。ルールーと、もっともっと仲良くなりたいって」 

 

えみるが受け取ったルールーお手製のギターを抱き締め、目を閉じて言う。

そして、えみるもお手製の赤と紫のハートのブレスレットを、ルールーの手首に付ける。

 

 

一方、クライアス社から出ていったパップルが、はぐくみタワーの最上部にトゲパワワを持って立っていた。

 

(あの人は、止めに来てくれる……馬鹿な事をするなと……

あたしは愛してるのに……!)

「愛されなかった……ッ!」

 

彼女はそう言ってから涙を流し、手に持ったトゲパワワを自分の中に入れた。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

悲鳴と共にパップルの体が変化していき、みるみる大きくなるとタワーが崩壊していく。

 

 

ソウゴとゲイツを探しに行こうとしたはな達の耳に、はぐくみタワーの方から崩れる音が聞こえた。

 

「あれって!」

 

「オシマイダー!」

 

「こんな時に!」

 

仕方なくはな達がはぐくみタワーの方を向くと、自分自身をオシマイダーにさせたパップルが最上部に立っていた。

 

「「「「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」」」」

 

五人が揃ってプリハートにミライクリスタルをセットし、いつもの手順を取り姿を変える。

 

「輝く未来を〜抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

「キュアマシェリ!」

「キュアアムール!」

 

「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

五人が初めて同時に名乗り、チーム名を叫んだ。

五人はオシマイダーとなったパップルを止めに向かう。

 

 

 

パップルがオシマイダーとして現れる少し前、ゲイツはふらつきながらもはぐくみパーキングへ到着した。

しかし、周りを見渡すがソウゴの姿がなかった。

 

「ふっ……そんなもんか」

 

来るはずないかと思い、ゲイツは地面に座る。だが……

 

「ハァ……はぁ、はぁ……っ」

 

アナザーライダーの軍団を切り抜き、それによって傷だらけのソウゴが、フラフラしながらも約束の場所へやってきた。

 

「ゲイツ……遅れちゃったかな」

 

「ボロボロだな……ジオウ」

 

「ゲイツだって……」

 

「そんなザマになってまで、何故来た」

 

「来るしかないだろ……約束したから。

それに今の俺、ゲイツに会うにはここしかないから」

 

「何……」

 

「俺さ、ゲイツに会うまで男の友達いなかったんだ」

 

友達と言うと、ゲイツがソウゴの胸倉を掴む。

 

「ふざけるな!俺達は友達じゃない。これから決着を付けるんだぞ!」

 

「それでもいいさ。以前言ったよね」

 

ゲイツの怒りの言葉を聞きながらも、ソウゴは気にした様子を見せずに、かつて交わした約束を思い出しながらそう語る。

 

 

『でももし、俺が間違った道を選んでほんとにオーマジオウになると確信したら……

その時はいつでも倒してくれ!みんなの判断なら、俺は信じられるから!』

 

 

――その言葉は、ソウゴとゲイツがまだ会って間もない頃に約束したものだった。

 

「……ッ」

 

その時の事は、ゲイツも覚えていた。

 

「俺はみんなを……ゲイツを信じたんだ。

俺がオーマジオウになるってゲイツが確信したなら、倒されたっていい」

 

「……」

 

ソウゴの信頼の言葉を聞き、ゲイツは思わず彼を倒す事を躊躇してしまう。

 

「うわぁ⁉︎」

 

「⁉︎」

 

そこへ何者かにソウゴは顔を叩かれ、地面へ転がる。

 

「逃さないぞ時見ソウゴ」

 

アナザージオウが現れ、ソウゴを不意打ちで殴ったのだ。

 

「お前はそこで見ていろ。俺が時見ソウゴを倒す瞬間をな」

 

アナザージオウはソウゴの胸倉をつかみ起こして、パンチを放とうとする。

だがその瞬間、ゲイツがアナザージオウの腕をつかみ止める。

 

「何?」

 

「ジオウに……ソウゴに手を出すな!」

 

必死にゲイツがアナザージオウを止める。

それを見たアナザージオウは、ジオウの敵だと思っていた奴がジオウを助ける様子を見て、彼がさっきまでの理念と矛盾している行動を取っている事実に気付く。

 

「こいつはお前にとって敵じゃないのか⁉︎魔王になる男だぞ‼︎」

 

「ジオウが……ソウゴが魔王になるだと?そんな訳があるかっ‼︎

こいつは誰より優しく、誰より頼りになる男だっ‼︎

そして………ソウゴは、俺の友達だ!」

 

「ゲイツ……!」

 

「そんな……ソウゴに比べ、貴様はただ過去に甘えているだけだ‼︎」

 

「うるさい!」

 

過去に甘えていると言われ怒ったのか、アナザージオウがゲイツを殴り飛ばした。

 

「ゲイツ!」

 

「何をボサッとしている。俺以外に倒されるなんて許さんぞ!」

 

「うん!」

 

彼の声に押されたソウゴは起き上がり、二人でジクウドライバーを装着する。

 

『ジクウドライバー!』

 

『ジオウ!』

『ゲイツ!』

 

「「変身!」」

 

彼らはジオウとゲイツのウォッチを装填し、ドライバーを回す。

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!』

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』

 

二人が揃って仮面ライダージオウ、仮面ライダーゲイツへと変身を完了した。

 

「やれ!」

 

そしてアナザージオウの命令で、二人に向かってアナザーライダー軍団が攻めて来た。

 

 

その頃、オシマイダーとなったパップルがエールに向かって跳びかかって右手から攻撃を繰り出し、エールが避けてパンチを繰り出すが、反撃を受ける。

 

「フェザーブラスト!」

 

アンジュがフェザーブラストを放つが、手で受け止められて掻き消され、回し蹴りを受けて吹き飛ぶ。

 

「スタースラッシュ!」

 

今度はエトワールがスタースラッシュを放って命中させるも余り効かず、反撃を受けて吹き飛ばされる。

マシェリとアムールが跳んでダブルパンチを繰り出すが、パップルのキックで砂浜に叩き付けられる。さらに追い打ちとして再度光線を放った。

 

『っ⁉︎』

 

みんなが防ごうと構えたその時、小さな光がパップルのオシマイダーの動きを鈍くさせた。

 

「「デュアル・オーロラ・ウェーブ!」」

 

その光は、なぎさとほのかが変身する光からだった。二人は光の中に包まれ、姿が変わって現れた。

 

「光の使者!キュアブラック!」

「光の使者!キュアホワイト!」

「「ふたりはプリキュア!」」

 

黒とピンクを基準としたコスチュームと白と水色を基準としたコスチュームへの変身を終え、二人は名乗りを上げる。

 

「闇の力のしもべ達よ!」

「とっととお家に帰りなさい!」

 

そうオシマイダーに向けて決め台詞を言うと、二人はオシマイダーの下へと走る。

 

「だあっ!」

 

オシマイダーがパンチを繰り出すと同時に、ブラックがアッパーを繰り出して打ち勝つ。

 

「だぁーっ!」

 

ホワイトが太陽を背にして跳ぶと、全身を回転させてキックを彼女に頭部に叩き込む。

ブラックとホワイトが海岸に着地した直後、オシマイダーが海から出て来る。

 

「だだだだだだだっ!」

「やああああぁぁぁっ!」

 

そこへブラックがパンチ、ホワイトがキックによるラッシュを繰り出し、攻撃の隙すら与えない様にする。

オシマイダーが距離を取ってすぐさまブラックにキックを繰り出すが防がれ、バク宙して近付いたホワイトに両足跳び蹴りを叩き込まれる。

 

「「だああああぁぁぁっ!」」

 

ブラックとホワイトが跳んでオシマイダーの手首を掴み、回転させて海に叩き落した。

 

「凄い……!」

 

「今まで会ったプリキュアより強い……」

 

エール達は二人が今までに会ってきたプリキュアよりも強いという事に、驚きを隠せなかった。

ブラックとホワイトが海岸に着地した直後、オシマイダーになったパップルが海から出て来ると、彼女は「おしまいだ」と叫びだし、両手で顔を隠して泣き崩れた。

 

「パップル……?」

 

「えっ?」

 

「あのオシマイダーは、私の上司だった人です」

 

あのオシマイダーがパップルだと気づいたマシェリとアムールが、パップルに向かって跳ぶ。

 

「胸に響いて来るのです。痛い程の嘆きが……

私に行かせて下さい!」

 

「私達に行かせて下さい!」

 

マシェリとアムールがパップルの元へ行かせて欲しいと頼む。

 

「あたしは信じるよ」

 

「今の二人なら、何でも出来そうな気がするわ」

 

「「「うん。行けー!マシェリ!アムール!」」」

 

みんなに声援を送られマシェリとアムールが手を繋ぎ、パップルの中に入った。

 

二人の入ったパップルの中は、白くて何も無い空間だった。

 

 

ジオウとゲイツは、アナザージオウ率いるアナザーライダー軍団と戦闘を繰り広げる。

 

『ファイズ!』

 

ゲイツはファイズウォッチを起動させるとドライバーに装填し、ドライバーを回す。

 

『アーマータイム!ファイズ!』

 

ゲイツはアナザーファイズと応戦しつつ、ファイズアーマーとなった。

 

『フィニッシュタイム!ファイズ!』

 

ドライバーを回し、ゲイツが高く飛躍した。

 

『エクシードタイムバースト!』

 

アナザーファイズをポインターが捉え、ゲイツのキックが決まってアナザーファイズは倒され、変身させられた人の変身を解除させた。

 

『鎧武!』

 

ジオウも鎧武ウォッチを装填し、ドライバーを回す。

 

『アーマータイム!ソイヤッ!鎧武!』

 

ジオウは鎧武アーマーとなり、二本の橙々丸Zでアナザーライダーに応戦する。

 

『フィニッシュタイム!鎧武!スカッシュタイムブレーク!』

 

オレンジ色のエネルギーがアナザー鎧武を捕らえ、そのまま橙々丸Zですれ違いざまに斬撃を放つ。

アナザーライダーを減らしているが、まだ数は多い。

 

「相性悪いな!」

 

「交換しようか!」

 

二人が別のウォッチを互いに見せ合う。

 

『フォーゼ!』

『ウィザード!』

 

見せ合った二人はドライバーに装填し、再びドライバーを回す。

 

『アーマータイム!プリーズ!ウィ・ザード!』

『アーマータイム! 3・2・1! フォーゼ!』

 

ジオウはフォーゼアーマーに、ゲイツはウィザードアーマーへと変わった。

 

『フィニッシュタイム!フォーゼ!リミットタイムブレーク!』

「ロケットきりもみキック!」

 

『フィニッシュタイム!ウィザード!ストライクタイムバースト!』

 

ジオウの回転キックとゲイツの巨大化したキックが炸裂し、アナザーフォーゼ、アナザーウィザードを倒した。

次にアナザーオーズとアナザーゴーストが二人に攻めてきた。

 

『オーズ!』

『ゴースト!』

 

二人は今度はオーズとゴーストのウォッチを装填した。

 

『アーマータイム!タカ!トラ!バッタ!オーズ!』

『アーマータイム!カイガン!ゴー・ス・トー!』

 

ジオウはオーズアーマーに、ゲイツはゴーストアーマーへと変わる。

 

「はぁぁッ!」

「いけェッ!」

 

ジオウのトラクローZの攻撃とゲイツのパーカーゴーストの攻撃により二人が一緒になると、同時にドライバーを回す。

 

『フィニッシュタイム!オーズ!』

『フィニッシュタイム!ゴースト!』

 

二人は高く飛び上がり、お互いにキックの態勢を取る。

 

『スキャニングタイムブレーク!』

『オメガタイムバースト!』

 

ジオウのスキャニングタイムブレーク、ゲイツのオメガタイムバーストのダブルライダーキックでアナザーオーズ、アナザーゴーストを同時撃破した。

 

「うぉぉぉぉぉ‼︎」

 

アナザーライダーを二人倒すと、そこへ槍を回しながらアナザージオウが現れ、二人に攻撃を仕掛ける。

 

 

 

一方、アムールとマシェリがこころの中に入りしばらく歩くと、虚無の様な白い空間の中で泣きじゃくるパップルの姿が目に入る。

 

「愛してたのに……捨てられた……!もうおしまいだ……!」

 

「おしまいではありません」

 

「……!」

 

「あなたには、未来があります」

 

「うるさい!」

 

アムールとマシェリの姿を見たパップルが叫ぶと同時にトゲパワワが飛ぶが、二人に大したダメージは無かった。

此処にいる者の中で一番傷ついているのは、パップル…彼女の心。

だから、この程度の攻撃で大きくダメージを受けていては、彼女を救うことなど夢のまた夢。

 

「お前なんかに、私の気持ちが分かってたまるか……!心の無い機械人形のクセに……!」

 

「私もそう思っていました。アンドロイドには、人の心が分からないと。でも……」

 

アムールは思い浮かべる、只の無機物から生まれた存在である自分でも、はなやソウゴと共に過ごしていくことで芽生え、そして生まれた人の心。

それを手にすることが出来たからこそ、自分はここに居られる。

 

「私にはもう何も無い……!何もかもオシマイなんだ……!」

 

彼女がそう叫ぶと更にトゲパワワが増え、二人に向かって飛んで行く。

 

「それでも!それでも未来はあるのです!」

 

だがトゲパワワを弾き飛ばしたマシェリが、未来はあると叫ぶ。

最初はプリキュアの真似事と隠れて弾き続けた不自由(ギター)から始まり、それでも諦めきれずに、友達と共にがむしゃらに頑張った末に手にした、未来を手にする力と自由を奏でる為の唄。

彼女は歩み続けることが出来たからこそ、自分はここに居ることが出来る。

 

「私はあなたの事が好きではありません。いつもルールーに酷い事ばかり……でも!」

 

ルールーにやってきた酷いことを思い出しながらも、マシェリはパップルの元へ歩きながら言葉を出す。

 

「あなただって何でも出来る!何でもなれる!何もかも失ったって、それでも未来に奇跡を起こすのです!」

 

「嘘だ!でたらめだ!」

 

パップルが立ち上がり、トゲパワワの竜巻を起こす。

 

「私には……嘘と言う物が良く分かりません。

ただ分かるのは、あなたは、そんなに苦しむ程に人を愛したと言う事です!」

 

アムールが竜巻に耐えながらパップルに近付き、自分の思ったことを喋り続ける。

 

「そこに嘘は無いハズです!」

 

アンドロイドらしくバッサリと言い切ったアムールの言葉にパップルが反応すると同時に、彼女の周りで壁を作るように発生していた竜巻が収まる。

 

「あなたは、全てを失った訳ではありません。

あなたには、まだ人を愛する心があります」

 

「愛しても愛しても、どうにもならない事だって……」

 

「愛する心を持ち続ければ、必ず誰かに届きます。愛は無敵なのです!」

 

その言葉は、余りにも綺麗事だったが、二人は信じていた。

例え愛されていなくても、誰かを愛し続ける限り、その愛は絶対に絶えることは無いと。

 

「綺麗事ね……愛したって報われるとは限らない……

……でも、届いたわ……ブッ飛び……」

 

そんな二人の言葉が届いたのか、パップルの心にアスパワワが芽生える。

 

「あなたの愛……」

「私達が、抱き締めます」

 

マシェリとアムールがパップルを優しく抱き締める。

すると、真っ白な空間が星空のような青空が広がる空間に変わった。

その光景は、まるで虚無しか感じられぬ純白のキャンパスが、星の様に遠くで輝く無数の未来で塗りつぶされ、「まだ貴女の道は続いているよ」と言っているようだった。

 

「あぁ……暖かい……」

 

 

 

「あれは……!」

 

動かなくなったパップルの胸元から光が放たれ、消えると同時にマシェリとアムールが出て来る。

そして、新しい二つのミライクリスタル・ルージュとバイオレット、ギター型の武器・ツインラブギターが誕生した。

 

「これは……?」

 

「一緒に弾いてくれますか?」

 

「勿論なのです!」

 

「「ツインラブギター!ミライクリスタル!」」

 

アムールとマシェリが顔を合わせあうと、ツインラブギターにルージュとバイオレットのミライクリスタルをセットする。

 

「アーユーレディ!」

「行くのです!」

 

ツインラブギターを使い、二人が弦を弾き演奏を始める。

 

「「届け!私達の愛の歌!」」

 

「心のトゲトゲ!」

「ズッキュン撃ち抜く!」

 

「「ツインラブ・ロックビート!」」

 

マシェリとアムールがツインラブギターを持ち替え、二人同時に赤と紫のハート型エネルギーを放つ“ツインラブ・ロックビート”を放つ。

その一撃は、邪悪に染まった心を浄化するものであり。その魂にまで響く唄は、未来へ歩む事が出来なくなった者に送る“応援歌”の様でもあった。

 

(私の恋は終わった……

でも、それで全てが終わる訳じゃない……

私も……もう一度…………)

 

ツインラブ・ロックビートが命中し、オシマイダーとなったパップルが浄化された。

 

「愛してる!」

 

「センキュウ!」

 

二人が決めポーズを取ると、パップルは二人の前から去っていった。

 

「やったぁぁぁ‼︎」

 

「凄いね二人共‼︎」

 

オシマイダーを浄化させた二人にエール達が駆け寄る。

すると、爆発音のような轟音が遠くから聞こえだした。

 

「あそこ!」

 

エール達が何処から聞こえたのか見渡していると、音が聞こえた場所を察知してそっちの方へ振り向いたエールが指を指す。

 

「あれって……もしかして、ゲイツ!」

 

彼女の指さした方を見たエトワールは、アナザーライダーと戦うゲイツがゴーストアーマーで宙に高く飛んでライダーキックを放つのが見えた。

 

「ソウゴ君!」

 

「ソウゴ!」

 

さらに、同じくオーズアーマーの驚異的なジャンプ力で宙に高く飛んでいたジオウが剣で応戦しているのも見えた。

 

「行きましょう!」

 

「急ごう!」

 

エール達は急いでジオウとゲイツがいる場所へダッシュで向かっていく。

 

 

ジオウとゲイツは連続アーマータイムでアナザーライダー軍団を全滅させ、残るはアナザージオウのみとなった。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

彼らはアナザージオウの攻撃を躱すと、ジオウⅡとゲイツリバイブのウォッチを起動させる。

 

『ジオウ!Ⅱ!』

『ゲイツリバイブ!剛烈!』

 

二人がウォッチをドライバーに装填し、後ろから二人の変身エフェクトが現れるとドライバーを回す。

 

『ライダータイム!仮面ライダー!ライダー! ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ!』

『ライダータイム!リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!』

 

ジオウⅡとゲイツリバイブ剛烈へとフォームチェンジした。

 

「はぁぁぁぁ!」

 

「くぅ!」

 

アナザージオウの槍による攻撃を受け止め、ジオウⅡがサイキョーギレードで斬撃を放つ。

 

「うぉぉぉぉぉ‼︎」

 

続いてゲイツリバイブ剛烈がジカンジャックローでの打撃を浴びせる。

ジオウが更にアナザージオウへ攻撃を加えて走ろうとすると、ゲイツが胸を押さえ膝をつく。

 

「ゲイツ⁉︎」

 

「気にするな!」

 

心配になったジオウは、アナザージオウをゲイツから遠ざけるように攻撃する。

アナザージオウは二人の攻撃を受け続け、彼らから離れる。それを見てジオウの針が回った。

 

「見える!お前の未来が……!」

 

ジオウが見たのはアナザージオウが高く飛び上がり、上から二人に向かって攻撃すると言う未来だった。

 

「ゲイツ!上だ!」

 

「わかった」

『スピードタイム!』

 

ジオウに上と言われ、ゲイツはリバイブウォッチを回転させる。

 

『リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイブ疾風!疾風!』

 

アナザージオウはすぐさま飛び上がり、未来を見たように上から攻撃しようとする。

だがゲイツが疾風へと変わり、即座にアナザージオウの真横へ移動した。

 

『スピードクロー!』

 

スピードクローとなったジカンジャクローで攻撃を浴びせ、アナザージオウが怯む。

 

「このぉぉぉぉ!」

 

アナザージオウは槍を振り回し攻撃するが、ゲイツはアナザージオウの攻撃を疾風のスピードで避け続ける。

 

『パワードタイム!リ・バ・イ・ブ剛烈!』

 

避け続けるゲイツが剛烈にチェンジし、アナザージオウの槍の攻撃を受け止めた。

 

「決めろ!ソウゴ!」

 

「よし!」

 

ジオウがジカンギレードとサイキョーギレードを手に持ち、ジカンギレード・ケンモードとサイキョーギレードを合体させる。

 

『サイキョーフィニッシュタイム!』

 

それと同時に、剣から『ジオウサイキョウ』の文字が浮かび上がる。

 

『のこ切斬!』

 

ゲイツがジカンジャクローのアッパーでアナザージオウを上空へと吹き飛ばす。

 

『キングギリギリスラッシュ!』

「オリャャャャャ‼︎」

 

ジオウはサイキョージカンギレードを振り下ろし、アナザージオウに直撃させた。

サイキョージカンギレードで切り裂かれたアナザージオウは変身解除し、アナザージオウウォッチも飛流の元から離れて転がる。

 

「あッ……あぁぁ……まだまだ!」

 

「……」

 

戦いに敗れても尚諦めない飛流へ、変身解除したソウゴが歩み寄る。

 

「お前さえ、お前さえいなかったら……!」

 

「俺がいなかったら、事故がなくなって、家族は生き残ってた?」

 

「……」

 

「そうかもしれない。でも……ごめん」

 

責任があるのだと思い、ソウゴが飛流に謝罪した。

 

「俺にはどうする事も出来ない」

 

しかし消えた命はどうする事も出来ない。

それはわかっているが、ソウゴはそれでも飛流に伝える。

 

「ただ……思うんだ。きっと俺と飛流なら乗り越えられるって。あの過去の日から」

 

それを聞いた飛流は目から涙が溢れる。

 

「だから、過去の為じゃなく……“今”のために生きようよ」

 

「う……うぅぅ……わぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

その言葉を聞いた飛流は、ソウゴが支える手を強引に払いながらも、その場で涙を流す事しかできなかった。

 

一方、残っていたアナザージオウウォッチも粉々に砕け散った。

――しかし、アナザージオウウォッチが砕け散った状態から時間が巻き戻るかのように一瞬で修復された。その事実は、まだ誰も知らない。

 

過川飛流は、何も告げずソウゴとゲイツの前から去っていった。

 

『ソウゴ(君!)!ゲイツ(君!)!』

 

入れ替わるかのようにエール達が二人の前にやってきた。

 

「みんな……」

 

「見つかったか……」

 

みんなが現れたソウゴは、ゲイツの方へ駆け寄り肩を貸す。

 

「大丈夫ゲイツ?」

 

「ああ、余計な邪魔が入って、力を使い過ぎたようだ」

 

ソウゴはゲイツに肩を貸し、寄り添いながら起き上がった。

 

「だが。俺達は決着を付けるしかない」

 

「……そうだね」

 

二人は離れ、一定の距離を取る。

 

「本当に戦わなきゃ行けないの!?」

 

「戦わなくっても!もしかたら……」

 

エールとアンジュが、ソウゴとゲイツに他の方法があるのではないかと言うが……

 

「それは俺も望むが……これは、俺とソウゴの約束なんだ」

 

そう言うとゲイツがウォッチを取り出す。

 

「約束……」

 

「こんなの事しなくても……」

 

「二人が戦うのはおかしいのです……!」

 

エール達は二人の問題でも、やはり戦うのは違うと止めようとする。

 

「ゲイツが望むなら……俺も……」

 

だが、ソウゴはジオウウォッチを取り出す。

 

「行くぞ!」

 

「ちょっと待って!」

 

ゲイツはゲイツウォッチを起動させようとする。

しかし、ソウゴが戦う前に待ってと止める。

 

「ゲイツ、頼みがあるんだ」 

 

「往生際が悪いぞ!ソウゴ!」

 

往生際が悪いとゲイツが言うと、次の言葉に驚かされる。

 

「クジゴジ堂に帰って来てくれない⁉︎」

 

「何?」

 

『えっ⁉︎』

 

ゲイツに帰ってきて欲しいとソウゴが頼む。

 

「あそこはもうゲイツの家なんだ。ゲイツやツクヨミのいないクジゴジ堂なんて、寂しいんだよねっ!!

だから……帰ってきて欲しい!」

 

「ソウゴ君……」

 

「いいな。帰れたらいい。帰れるものなら……

だがツクヨミは……もう……」

 

ゲイツはツクヨミが過去で事故に合い、もういない事を思い出す。

すると、ソウゴ達の前にオーロラカーテンが出現した。

 

『ツクヨミ!!』

 

そこから、死んだと思っていたツクヨミが現れた。

 

「ソウゴ!ゲイツ!やめてっ!二人が戦う必要なんてないかもしれないの!」

 

いきなり現れたツクヨミに、ソウゴ達が駆け寄る。

 

「まだ何も分かってないけど、これには深いわけがあって、だから……」

 

「「プっ……アッハッハッハッハッハ‼︎」」

 

「「「「アハハハハハ‼︎」」」」

 

ソウゴ達は顔を見合わせて、突然笑いだす。

 

「え?何?何なの?」

 

事情を知らないツクヨミには、なんでみんなが笑うのかわからなかった。

 

「私達の役目はここまでかな」

 

なぎさとほのかがここまでだと言うと、二人は顔を見て頷く。

 

「それじゃ、帰ろっかほのか」 

 

「ええ」

 

「あっ……!よく考えたら財布も無いんだった……!」

 

ここに来たのもはぐたんのおかげなので、帰りの事は考えてなかった。

 

「よかったなら、俺達が送ろうか?」

 

「本当‼︎」

 

ソウゴがタイムマジーンで二人を送ろうと提案する。

 

「は~ぎゅ~!」

 

するとはぐたんの全身が光り、その光を上空に向けて放ち、光のゲートを作り出す。

 

「えっ⁉︎ えっ⁉︎」

 

「お別れみたいね。皆さんお元気で」

 

なぎさとほのかが浮かび、光のゲートへ飛んで行く。

 

「行っちゃった」

 

「そういえば、あの人達って何番目のプリキュアだったの?」

 

『あっ⁉︎』

 

そういえば、アナザージオウやルールー、えみるのことで気を取られ、彼女たちの事を聞くのを忘れていた事を思い出した。

 

「……まぁ、いいや!みんな帰ろう!」

 

『うん!(おお・はい!)』

 

まあでも、またそのうち会えるだろうから、その時に聞けばいいやと判断し、ソウゴ達はみんなで一緒に帰っていく。

――その時はみんな笑っていて、ギクシャクしていた感じも、ソウゴとゲイツとの間にあった壁もなくなっていた。

 

 

なぎさとほのかと別れたソウゴ達は、みんなでクジゴジ堂へ戻った。

 

「ただいま〜!」

 

「あ!ソウゴ君!おかえり!それにみんなもいらっしゃい!」

 

「「「「「こんばんわ」」」」」

 

後ろからはな達も現れ、みんな順一郎に挨拶する。

 

「ねぇおじさん。上の部屋を借りたいっていう人がいるんだ」

 

「ええ?」

 

「しかも2人」

 

ソウゴ達の後ろからゲイツとツクヨミが入ってくる。

 

「……またご厄介になってもいいですか?」

 

ツクヨミが順一郎にもう一度と頼み頭を下げる。

 

「ほら、ゲイツも」

 

「また、よろしく……お願いします」

 

ツクヨミに言われゲイツも頭を下げる。

 

「どうかな?」

 

「いや~こんなに嬉しい事はないよ!これでますます賑やかになるな!」

 

『―――え、ますます……?』

 

「はぎゅ〜?」

 

ますますと言われ一瞬、全員が体を僅かに強張らせながら驚く。

 

「うん。入居者ね、先約決まってるのよ」

 

順一郎が言うと階段から誰かが降りてきた。

 

「よろしく」

 

階段を下りてきたのは、なんと黒ウォズだった。

 

「何だと⁉︎」

 

「黒ウォズ」

 

黒ウォズが現れたのを見たゲイツ、ルールー、ハリーは警戒する。

 

「男子はもう、相部屋でいいよね!2人仲いいもんね!」

 

だがそんな空気を読まずに、順一郎がゲイツと黒ウォズを仲良くするかのように近づけさせる。

 

「「えぇ……」」

 

相部屋と言われ、露骨に嫌な顔になる二人。

 

「よし!とにかく今日は2人が戻ってきたお祝いだ!みんなですき焼きだ!」

 

「すき焼き!えっ、すき焼きだって!やった‼︎」

 

「めちょっく!すき焼き!」

 

「私も手伝うのです!」

 

すき焼きと聞いたソウゴ、はな、えみるは順一郎がいるキッチンへと向かう。

 

「すき焼きは……」

 

「時期がおかしいと思います……」

 

「ええやないか。御馳走になりましょう」

 

「ハリーは食べたいだけでしょ……」

 

もうじき夏が始まるであろうこの季節に時期外れのすき焼きだが、まぁいいかと思い、さあや達も手伝いに向かう。

 

「ツクヨミ。前に俺に聞いたな」

 

みんながすき焼きの準備をしている光景を目にしながら、ゲイツはかつて、ツクヨミが言った言葉を思い出す。

 

『――あのソウゴが、本当に私達の知るオーマジオウになると思う?』

 

あの時は答えが出なかったが、今はハッキリと答えが言える。

 

「ソウゴは魔王になどならん。俺達がさせない」

 

「うん」

 

それを聞いたツクヨミ、ハリーも頷く。

 

「黒ウォズ。お前はソウゴを魔王に仕立て上げようとしているみたいだが、それは俺達が撃ち砕く」

 

「つれない事を言うね。兎にも角にも、これで私達は仮初めのチームになったというのに」

 

横からやってきて三人を囲み、チームだと黒ウォズが言う。

 

「誰がチームだ。それにお前が今までしてきた仕打ち、無視出来る訳ないだろう」

 

ゲイツ達が黒ウォズを振り払い、信用できないと睨みつける。

そこへ、道具と材料を持ったソウゴ達が現れた。

 

「黒ウォズ、謝っちゃいな。今なら大丈夫」

 

「黒ウォズさん謝って!」

 

「謝れば全て良しと言いますよ!」

 

「何ががあった知らないけど謝れば」

 

みんなに謝れと言われ、黙り込む黒ウォズ。

 

「ウォジュ!アヤマッテ‼︎」

 

そこへ更に、レッドとパープルのミライクリスタルのアスパワワを注ぎ終え、ルージュとバイオレットのミライクリスタルのアスパワワを注ぐ準備をしていたハリーの腕の中からはぐたんから笑顔で謝ってと言われ、黒ウォズは仕方ないといった顔になる。

 

「……ごめんね?」

 

そしてまったく感情のこもってない声と顔で謝罪を行う。

 

「それで謝ったつもりかぁッ!」

 

それを震えながら聞いていたゲイツは、全く反省していない黒ウォズに向けて飛びつく。

 

「ちょっと、ゲイツ!落ち着いて!」

 

みんなで黒ウォズとゲイツの喧嘩を仲裁しようとするが、みんな面白半分で二人の喧嘩を見ていた。

 

 

 

暗くなった空の下、白ウォズがひとり見上げていた。

 

「レグルス……」

 

「お前のもたらそうとしたオーマの日は、回避されたようだな」

 

夜空に浮かぶその星を見ていると、そこへスウォルツが現れた。

 

「お手上げだよスウォルツ氏。どうやら、君達の言う通りにしか事は進まないらしい。

後は君に従おう」

 

「最初からそのつもりだ。お前の意見は求めん」

 

スウォルツはそう言って、白ウォズに()()()アナザーライドウォッチを見せる。

 

 

 

その頃、ビルの上から夜の街を眺める青い銃を持つ男が現れた。

 

「まだこの世界にはお宝があるみたいだね。この世界のお宝を、独り占めにはさせないよ?士」

 

――彼の名は海東大樹。又の名を、仮面ライダーディエンド。

彼の登場がソウゴ達をかき乱す事になる訳だが。その出来事は未だ、神のみぞ知る。

 


- 予告編 -

 

ある日、ソウゴ達はある事件についての情報を耳にした。

 

それは、世界中にいるプリキュアがアナザーライダーに狙われ昏睡状態にある、という事件であった。

 

「この本によればこの事件は、あるプリキュア……キュアミラージュと名乗る少女が、意識不明の重体になった日を境に、アナザーライダーが生まれた時から始まったらしい」

 

だが彼らの敵は、鏡から現れるアナザー龍騎だけではない。

 

アナザーブレイド「始さん』…始さん!」

 

さらに始と名乗る人を探すアナザーブレイドも現れ、彼らは混乱となる。

 

ソウゴ「この事件をみんなで止めよう。現実と鏡の世界に分かれて!」

 

プリキュア5とハピネスチャージプリキュアと共に、ジオウ達は二つの世界に分かれて行動を開始する。

 

 

しかし、鏡の世界では……

 

「お前らが……祭りの相手か……」

「面白いゲームになるね」

「俺の占いは当たる」

 

「「変身‼︎」」

 

そこでは、仁義なきライダーバトルが行われる。

 

 

そして、現実世界では……

 

始「剣崎……」

 

剣崎「始……運命は避けられないのか……」

 

ゲイツ「どういう事だ……」

 

黒ウォズ「会ってならぬ。二人が出会ってしまった……」

 

運命に争う、二人の再会……

 

 

オーマの日。それは時間の止まる世界に……

それでも、ジオウは諦めない。

 

ジオウ「行くぞ!ゲイツ!ウォズ!」

 

ジオウの起こす奇跡が、二つの世界を救う。

 

 

特別編2 ライダータイム!王の決まる日‼ 2018

 

 




おまけ

さぁ〜て!次回の『Re.HUGっとジオウ!』は〜?

マッキー「マクギリス・ファリドだ。次回の話では龍騎とブレイドというライダーが出てくるそうだね。更に、この日を境に王が誰か決まるらしい。ふっ、私もバエルの力で王を目指すか・・・?―――えっ?そんなんだからみんなに嫌われるんですよ。だって?
・・・色々言いたいが、これだけは伝えておこう。私は嫌われていない。

さて次回は――

『鏡が割れる!剣が折れる!なんか色々砕け散る!』
『ソードマスターブレイド〜完結編〜』
『三人寄れば文殊の知恵って言うけど、バカが三人集まったって結局バカはバカ』

――の三本だ」

次回もまた見てね☆ぴかぴかピカリン!ジャンケンポン♪

ピース「はい!私の勝ち!なんで負けたのか、次回のお話までに考えて来てね♪」

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