Re.HUGっとジオウ!   作:yu-ki.S

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ウォズ「この本によれば、普通の中学生 時見ソウゴ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる運命が待っている。
今回の話のターゲットは明導ゲイツと輝木ほまれ……
この二人には、人には言えないある秘密がある」


第34話 2018: ビビりタイム!ビビりを克服せよ!

この物語は、ほんの些細な出来事から起こった出来事だった。

当時の事は、彼――時見ソウゴもよく覚えている。

 

「えー、その時の事は俺もよく覚えているます。あの時、俺たちは悪ふざけ半分、彼らの恐怖心の克服に貢献しようと、肝試しを行いました。あの時の彼らの顔は非常に面白く、その日を非常に楽しく過ごしました」

 

「……そう思っていた時期が、俺にもありましたよ…」

 

あの出来事は、今も忘れる事が出来ない、根深い記憶を植えつけました。

 

「当時の俺たちは、まさかあんな出来事に発展するなんて。全く思いもしませんでした……」

 

 

 

そう、あれは。ソウゴ達がさあやのお母さんの撮影の見学に伺い、数日が経った時の事だった……

 

「ん……?」

 

スズメの囀りと共に、朝になった外の光がソウゴに射し込まれ、彼の目が覚める。

 

「んっ……あれ?」

 

起きて視線をずらすと、下の方にはボードゲームやお菓子のカスが散らばっており。床の上ではな、えみる、ツクヨミ、ウォズが毛布をかけられながら寝ていた。

 

(ああ……そういえば、みんなでうちでお泊まり会やってゲームしてその後……あっ!)

 

夏休みにクジゴジ堂でお泊まり会となり、昨日はゲームやビデオを見て盛り上がっていたが、何故かそのまま寝た事を思い出した。

 

「あれ?ゲイツとほまれは?」

 

ゲイツとほまれがいない事に気づき起き上がると、二つの手が自身の両腕に触れた感触に気づく。

 

「ん?…えぇ⁉︎」

 

その正体に気づくと少し声が漏れてしまう。

何故なら、ソウゴが寝ていたベットの中にさあやとルールーがいたからだ。

 

「んっ……」

「…ん……」

 

再び外から響くスズメの囀りと一緒に、綺麗な寝顔で寝ていた二人の声が聞こえ、起きてしまったのかと動揺する。

 

「……なんで?」

 

取り敢えずさあやとルールーが起きなかったのを確認すると、なんで二人が自分の隣で寝ているのかと思い驚く。

 

「とにかく……」

 

静かに起き上がってベッドから降りると、部屋を後にするため、部屋の扉をゆっくりと開き部屋を出た。

 

「なんで、二人が隣にいたんだろ……?」

 

何故二人が隣で寝ていたのだと考えながら、下のリビングへと向かおうとする。

 

「ソウゴ」

 

「⁉︎」

 

「どなんした?急に水鉄砲を浴びたような顔して」

 

声をかけられて振り向くと、そこに居たのはハリーと彼に抱えられたはぐたんだった。

 

「ハリーか……ん?何も無いよ?」

 

「ソウギョ!オハヨ!」

 

「おはよう。はぐたん」

 

ソウゴはハリーとはぐたんと共に下へと降りる。

 

「おはよう。叔父さん」

 

そこには、いつも通り朝食の準備をしていた叔父さんがいた。

 

「おはよう、珍しく今日は早いね。3番目だけど……」

 

「3番目……ゲイツ!ほまれ!」

 

三番目と聞き、リビングの方を振り向くと、既に椅子に座っていたゲイツとほまれが其処にいた。

 

「おはよう………」

 

「お……おはよう」

 

「……どうしたの二人共?」

 

だがしかし、何か二人からいつも元気を感じることが出来ない。

しかもよく見てみると、二人の目下には凄い隈が出来ていた。

 

「おはよう〜!」

 

「おはよう〜!あれ、ソウゴ早いわね」

 

何でそんなに寝不足なのかなと二人に聞こうとする前に、はな達もリビングへとやってきた。

 

「みんな、おはよう!」

 

「おはようございます!」

 

「ッッッ⁉︎」

 

首だけを回してみんなにおはようと言おうとしたソウゴは、はなやウォズの後ろに居たさあやとルールーを見て、額だけでなく項からも冷や汗を吹き出しながら勢いよく胴体を回して振り向く。

 

「…ソウゴ君、どうしたの?」

 

「体調が悪いのですか?」

 

「…ん?……いや、別に?」

 

耳をわずかに赤くして少し動揺するも、どうやら彼女らは今朝のトラブルは覚えなかったみたいで、少しホッとする。

……心なしか二人の肌が僅かにツヤツヤに見えたのだが、ゲイツとほまれの肌荒れがいつもよりも酷すぎて対象的にそう見えただけで、流石にそれは気のせいだろう。

 

「さぁ、みんな朝食を取ろう」

 

ウォズが言うと、いつもより広いテーブルでソウゴ達は椅子へと座り、茶碗にご飯と汁を入れる。

 

『いただきます〜‼︎』

 

ソウゴ達は朝食を手に取り、ご飯を食べ始めるが、ゲイツとほまれは一度も箸を取らず、ただぼ〜っと座っていた。

 

「ほまれさんにゲイツさん。大丈夫ですか?」

 

「二人共凄い隈だよ」

 

はな達が二人の顔を見るとウォズの言う通り、ゲイツとほまれの目には酷い隈が出来ていた事に気付く。

 

「もしかして寝不足?」

 

はなは寝不足では無いのかと思い、二人に声をかける。

 

「ん……」

 

「そんな所だ……」

 

二人が肯定すると、まだ眠いのか目をこする。

 

「ひょっとして昨日見たこれのせい?」

 

ツクヨミが昨日の夜、ゲーム中にみんなで見た学校の幽霊に関するホラー映画のDVDを二人に見せた。

 

「「ッ⁉︎」」

 

そのパッケージを見た二人は、見るからに大きい動揺を見せた。

 

「い、いや〜そんなわけ!」

 

「無いでしょ!」

 

僅かに体を振動させる二人は椅子から立ち上がり、リビングから急いで上へと登る。

 

「…いや、間違いなく怯えてたね」

 

「あの様子じゃ、気になって寝れなかったみたいだね」

 

「おそらく、寝れても精々一時間くらいでしょ……」

 

「ホラー映画であんなになるなんて」

 

ツクヨミがホラー映画くらいで眠れなくなるなんて、と呆れていると、ウォズの頭に電球が光りながら浮かび上がった。

 

「それならいい考えがある」

 

「いい考え?」

 

ウォズがみんなに耳打ちをしたい為、ソウゴ達へ顔を寄せ話を聞かせる。

 

「面白そう!」

 

「やってみるのです!」

 

「いいね。なんかビビる気がする~!」

 

影で邪悪な笑みを浮かべたウォズによって、ゲイツとほまれに行う良い方法をやるために行動を開始する。

 

 

 

その夜……暗い保健室に、ゲイツとほまれが寝かされていた。

 

「ん……ふわぁ〜……あれ?」

 

「ほわぁ〜!……何これ?」

 

二人が目を覚めて起き上がると、見覚えのない場所だとすぐに気づいた。

 

「どこだ?ここは?」

 

「何なのここ?」

 

すると彼らの耳にアナウンス音が流れ始める。

 

『おはよう、明導ゲイツ君。輝木ほまれ君!』

 

「誰だ?」

 

いきなり二人の名を呼ぶ声が聞こえ、両者は警戒心を高める。

 

『生き残りたければ今夜中に、ここから脱出する事だ』

 

「なんだと」

 

「ここから脱出って?」

 

『健闘を祈るよ〜』

 

それを最後にメロディが流れ、アナウンスが終わった。

 

「なんだと……」

 

ゲイツとほまれは起き上がり、すぐに部屋から出ようとする。

 

「「ッ⁉︎」」

 

ドアを開こうとすると、そこにある人体模型を見て足止める。

 

「ヘッ……いい体してるね」

 

「ゲイツ……それ、人体模型だけど」

 

「うるさい!」

 

ほまれは人体模型にいい体してるねと言ったゲイツにツッコミを入れると、二人は保健室を出た。

 

「学園では無いのは確か……」

 

「ねぇ……ここから脱出ってどうすれば……?」

 

「と、と、とにかく、行くぞ……」

 

とりあえず、二人はここから脱出するために外へと向かう。

 

 

その頃クジゴジ堂では、ソウゴ達が数台ものテレビからゲイツとほまれの様子を観察していた。

 

「ゲイツとほまれ。起きたみたい」

 

これを見ている読者はもうお分りいただけただろうか。そう、これはソウゴ達が仕掛けたものなのだ。

彼らは愛崎家の力で今は使われていない学校を見つけ、そこを肝試しの会場へと選んだ。そして、夜までに寝ている二人を連れて行き、準備を行なっていた。

 

「ねぇ、ウォズ!起きたよ。起きたよ」

 

はなが二人が起きたのを報告すると、ウォズがアナウンスのマイクを取る。

 

「おはよう。明導ゲイツ君。輝木ほまれ君!」

 

先のアナウンスの声の主はウォズだったようだ。

 

『誰⁉︎』

 

「生き残りたければ今夜中に、ここから脱出する事だ」

 

そこからセリフ通りに進み、今の状況に至る。

 

『なんだと』

 

『ここから脱出って?』

 

ソウゴ達はモニターを見ながら、二人が人体模型に驚く様子を見る。

 

『ヘッ……いい体してるね』

 

その発言を聞いたソウゴ達は笑いを堪える。

 

『ゲイツ……それ、人体模型だけど』

 

『うるさい!』

 

『ねぇ……ここから脱出ってどうすれば……?』

 

『と、と、とにかく、行くぞ……』

 

モニターから二人が保健室から出ていくのを見た。

 

「オーケー!よし!本番行くよ!」

 

いよいよ、二人を驚かす為にソウゴ達の計画が始まる。

 

 

廃校の中を歩くゲイツとほまれは、此処から脱出するために進み続ける。

 

「ねぇ、此処どこなの?」

 

「おそらくは、俺達も知らない場所のようだ……」

 

二人が何も知らず歩いてると、一つの標識が見えた。

 

「こっち?」

 

「こっちに来い?」

 

矢印の描かれた看板を見た二人は、知らず知らずに矢印の方へ向かう。

それでは皆さんお待ちかね…仕掛けまでのカウントダウン。

 

『5……4……3……2……1……ゼロタイム…!』

 

〈ドン!ドン!〉

 

「「⁉︎」」

 

いきなり物を叩くような音が聞こえ、ゲイツとほまれは振り向く。

 

「と、と、トイレ……」

 

音が聞こえたのはトイレからだった。

 

「ま、ま、まさか………トイレのお化けの花子さん……」

 

「ほ、ほ、ほまれ………そんな、お化けがいるわけ……」

 

〈ドン!!ドン!!〉

 

トイレから聞こえた音を聞いた二人がまさかと思っていると、更に強い力で叩く音が聞こえた。

 

「こっちだよ。来てよ〜!」

 

「「⁉︎」」

 

するとトイレから声が聞こえて来て、二人のビビリ度がさらに上がる。

 

「まさか……」

 

「本当に……」

 

二人がトイレの前に立ち止まっていると…

 

〈ドカァァァァァァァーーーーンッッッ!!!!〉

 

「「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー‼︎」」

 

いきなり壁の方から物凄い音が炸裂し、立ち止まっていたゲイツとほまれが慌てて転がる。

 

「なんだ……敵襲か⁉︎」

 

「なんでもいいから逃げよ!」

 

〈ドカァァァァーーーンッッッ!!!!〉

 

「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー‼︎」」

 

再び音が響き、ゲイツとほまれは全速力で走り出す。

 

 

その頃、クジゴジ堂のモニターを見ていたソウゴ達は……

 

「「「「アッハッハッハッハッハッハッハーーー‼︎」」」」

 

当然、みんなは大爆笑である。鬼である、鬼畜である、最低最悪の魔王である。

 

「めちゃくちゃ驚いている。やっぱりゲイツとほまれ、ビビリだ〜!」

 

しばらくすると、クジゴジ堂にヘルメットを被って巨大なバズーカを持ったウォズとはなが戻ってきた。

 

「やぁ?どうだった?」

 

「いいや!めちゃくちゃ良かった!いい音出てた!」

 

「でしょ!でしょ!」

 

トイレの音ははなの仕業で、壁から放たれた音はウォズの仕業だった模様。

 

「ですが、ちょっとやりすぎじゃあありませんしたか?」

 

「いいや、まだまだ序の口だ。ビビリを克服するにはショック療法が一番!」

 

ウォズの良い案と言うのは、二人に怖い体験をさせてショック療法でビビリを克服するというものである。

ぶっちゃけ、この作戦は二人への悪意がマシマシである。

 

「次は、我が魔王とえみる君の番だ」

 

「うん!」

 

「飛びっ切りなの行くのです!」

 

「二人共!頑張って!」

 

「任してといて!」

 

ソウゴとえみるは仕掛けの準備へと向かう。

 

 

全力で走って息を切らしたゲイツとほまれは、困惑と動揺を隠しきれぬまま歩き続ける。

 

「さっきの……アナザーライダーか……?」

 

「まさか……だけど……ほ、本当に幽霊……」

 

「ば、馬鹿のことを言うな………ゆ、幽霊が……いるわけ……」

 

面白いくらいにガタガタと体を震わせながら、幽霊がいるのかと考え初めている二人。

そこへ、また矢印が現れた。

矢印が指していた所には『生物実験室』と書かれており、それを見た二人は足が止まり、目を大きくして驚かせる。

 

「失礼します……」

 

それでも二人はこの場から脱出する為に、体をバイブレーションさせながら実験室の中へと入る。

 

「来ました〜」

 

「オーケー」

  

実験室の中では既にソウゴとえみるが待機していた。

 

一方、ゲイツとほまれは二人が最初に仕掛けた紐に引っかかる。

 

「すいません!……って、脅かさないでよ…」

 

何もないと安心するゲイツとほまれ……

だが、ソウゴとえみるの二人が待機していて、何もないわけがない。それでは皆さんおまちかね、カウントダウンの時間です。

 

『5……4……3……2……1……ゼロタイム…!』

 

二人が目の前に置かれた骨の模型に背中を向ける。

すると、模型の腕が動いて二人の頭を触る。

 

「何すんのよ!」

 

「髪やめろ!」

 

一度は振り払うが、またしても模型は二人の頭を触る。

 

「毎朝、気遣ってるんだ!」

 

「もうしつこい!」

 

それでも模型が二人の頭を触るのはやめない。

 

「「だから⁉︎……はっ⁉︎」」

 

振り向いた途端、一気に二人の表情が変動した。

 

『ゲイツ!』

 

「「あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁぁぁぁぁぁぁーーー‼︎」」

 

骨の模型が動いているのだと気付き、二人の汚い叫びが廃校中に響く。

 

「逃げろ!追うな!」

 

「来るな!こ、来ないで!」

 

逃げようとする二人。ちなみにこの模型にはピアノ線が両腕に繋がれており、机に隠れるソウゴとえみるが操作していた。

 

 

そして、それを見ているクジゴジ堂では大爆笑をしている一同の姿がある。

 

「「アッハッハッハッハッーーー‼︎」」

「ムッフッフッフーーー‼︎」

 

二人のビビリの姿に、ツクヨミとさあや、ルールーの笑いが止まらない。

 

 

一方の二人は模型にビビリに逃げようとするが腰に力が入らず、すぐに逃げれなかった。

 

「追うな!追うな!」

 

「来ないで!来ないで!」

 

何とか起き上がり、目の前にいる骨模型から逃げようとすると、

いきなり床から炎が吹き上がり、ゲイツとほまれはびっくりして飛び上がってしまう。

 

「「あぁぁぁぁぁぁぁーーー‼︎」」

 

「「っ⁉︎」」

 

「もう、つまずきすぎぃ!」

 

「お願いだから許して!」

 

二人は恐怖のあまり、すぐに生物実験室を出て行く。

それを見て隠れていたソウゴとえみるが、困惑を含めた真顔のまま顔を出す。

 

「……」

 

「時見先輩……?あれって……」

 

「いや、俺じゃないよ……」

 

何故か二人は、さっきの仕掛けに関しては疑問があるような様子だった。

 

 

しばらくして、二人はクジゴジ堂へ戻ってきた。

 

「「ただいま(なのです)……」」

 

「お疲れ様!ソウゴ!えみる!」

 

「流石は我が魔王にえみる君。ゲイツ君とほまれ君。腰が砕けていたよ」

 

ウォズがソウゴとえみるを褒めるが、当の二人はあまり浮かない顔だった。

 

「あの……」

 

「最後、炎吹き出した、あれ。あんなの仕掛けていないんだよね……」

 

「えっ?」

「何……」

 

炎を吹き出した仕掛けはしていないと聞き、はなとウォズは驚く。

 

「それって……」

 

「もしかしたら……」

 

「本物の幽霊の〜仕業かもね〜……」

 

階段から次の仕掛けの為に、本当の幽霊のようなコスチュームへと着替えた三人が現れた。

 

『うわぁぁぁぁぁーーーッッ!!!??』

 

よりリアルさのある姿にソウゴ達は驚く。正直おっかない。

 

「な、なん、なんや……」

 

「ツ、ツ、ツクヨミ……」

 

「ル、ルールー……」

 

「さ、さあや……」

 

その姿は、まんま映画に出てくる幽霊に見えた。

 

「あの学校、本当に心霊スポットらしいよ」

 

『えっ⁉︎』

 

「あの学校を調べた所、あの学校には仲良しの兄弟がいたらしいのです」

 

「でもある日、その兄弟がいなくなったって」

 

「それ以来、夜な夜な学校に現れて遊び相手を探しているんだって」

 

それを聞いて、そこの学校について教えた三人以外は腕が震え出した。

 

「それは……もちろん作り話だよね……?」

 

「ううん。本当の話だよ」

 

本当だと知り、先の仕掛けはまさか…と思い始める。

 

「じゃあ、先程のは……」

 

「か、か、考え過ぎだよ……えみる君。ぐ、偶然だよ……」

 

「そ、そ、そうだよ……」

 

ソウゴは震えながらコップにお茶を入れて、僅かなお茶の水飛沫を発生させながらすする。

 

「もしかして、五人共怖がってるの?面白そうじゃん!」

 

「本物の幽霊に会える〜!」

 

「とても、感激です。幽霊の存在を知ることが出来ます〜!」

 

だがこの三人は幽霊に会えると思い、興味深々だった。この三人、本気でノリノリである。

 

「う、うそ……」

 

「な、なんで、う、嬉しそうなのですか……」

 

はなとえみるは震えながらコップに入れたお茶を、少し溢しながら飲み続ける。

 

「「「じゃあ、行ってきます!」」」

 

三人が楽しそうにゲイツとほまれを驚かすために向かっていく。

それを見てソウゴ達はモニターを見ようと、お茶で口元が僅かに濡れた顔を合わせる。

 

『………あぁぁぁぁぁぁーーーッッ!!』

 

先の話を聞いたソウゴ達は顔を見合わせただけで大声で驚く。やはり、さっきの話がソウゴ達に恐怖を与えていた。

 

 

何も知らないゲイツとほまれは、既に精神的な限界が見えた。

 

「もう、もう、何時になったら……」

 

「おい……出口もうすぐだ……」

 

二人が死んだ目で前を向くと、そこに『出口はこっちだよ』と書かれた文字と矢印を見つけた。

 

「本当……ムカつくような……矢印し……」

 

「だが……勝利まで……はぁ、はぁ……」

 

「はぁ、はぁ、後少し……」

 

「「行くぞ……フレフレ!俺!(私!)」」

 

勇気を振り絞り、ゴールへ行こうとする二人に声が囁かれた。

 

『こっち、こっち……』

 

「なんだ?」

 

突如声が聞こえ、二人は振り向くがそこには誰もいなかった。

 

「…あれ?矢印こっちだったか?」

 

「まぁいい……行くぞ……」

 

なんだか矢印が変わったような気がした…と思ったが、早くここを脱出したい二人は気にせずそこへ移動する。

 

…だが二人はまだ知らなかった、確かにその方向にあるのはゴールである。

――ただし、絶望までのゴールだがなぁ…!

 

 

数分程歩くと、ゲイツとほまれは音楽室へ到着した。

 

「音楽室……」

 

二人は音楽室の中へと入る。

 

「さっきは変な声も聞こえたし、何なの……」

 

〈ドォォーーーーーー‼︎〉

 

「「なっ⁉︎」」

 

するといきなり音が聞こえたが、音楽室には誰もいなかった。

 

「ビックリした…なんもないような……」

 

ほまれが何が起こっているのかと思っていた。すると…

 

〈タララ〜ララ〜タララ〜ララ〜♪〉

 

突如として、ピアノの伴奏が流れた。

 

「「えっ?」」

 

幻聴か?いや、違う!これは明らかに誰かがピアノの伴奏をしている音だ!

二人はそんなことを考えながら、ここに自分達以外の人物がいるのかと思い、ピアノがある方へ顔を向ける。

 

・・・

 

…ダレもいない、ただのピアノのようだ。

 

「おい〜?聞こえてる〜?」

 

「聞こえてるよね……ピアノ鳴ってるよね……鳴ってるよね」

 

その時、彼らの脳裏に浮かんだ世にも恐ろしい想像が、二人の体中に襲いかかる。

それを解消する為、気休め程度の試しに、ピアノの椅子に誰が座っているのか呼び掛けてみた。

 

・・・

 

…へんじがない、ただのイスのようだ。

 

「うそ……あ…あぁぁぁぁーーー‼︎」

 

「「鳴ってる!」」

 

誰もいない筈なのにピアノが鳴っているという事実に体が震え、すぐに逃げようとする。

 

「ウォッチウォッチ!」

 

逃げようとするがウォッチを落とし、すぐに拾ったゲイツとほまれは音楽室から逃げる。

 

 

その頃、クジゴジ堂のモニターから流れる映像を見て、ソウゴ達も驚く。

 

「ピアノが鳴った……」

 

「誰……?」

 

「ねぇ、まさか……この学校……」

 

「ほ、本当に……の、呪われて……」

 

「まさか……そ、そんなはずは……」

 

「あの〜」

 

『ッ⁉︎』

 

するとドアが開く音が聞こえ、そこにはさっき仕掛けに向かった三人が現れた。

 

『あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁぁぁぁぁッッッッ!!?』

 

「こないんだけど〜」

 

「ゲイツとほまれが全然来ないんだけど〜」

 

三人の表情がわからない為、ソウゴ達の顔には怯えが見える。

 

「あ、あの、お、音楽室に……い、い、行かれましたけど……」

 

「はぁ⁉︎どう言う事!」

 

ツクヨミがモニターを巻き戻し、二人が居た音楽室の様子を見る。

そしてツクヨミ達が見たものとは―――

 

『ツエスギ!』

 

「ご理解いただけだろうか……」

 

そう、そこにいたのは二人分の人型のナニカであった…

 

「よし!いた!本物幽霊!」

 

「感激!幽霊がいたんだ♪」

 

「とても、興味深いです!」

 

「だから……そんなに嬉しそうなのですか……?」

 

えみるは無駄にテンションの高い三人を見て、何でそんなに嬉しそうなのだと戦慄し始める。

 

「あれ?ちょっと見て?」

 

すると何かに気付いたツクヨミはミライパッドを操作し、映像を拡大化すると、そこには制服姿をした見覚えのある顔が居たのだった。

 

「これは、ウールとオーラ?」

 

それは、タイムジャッカーチームのウールとオーラで、その二人の後ろにはゲイツとほまれがいなくなった途端にアナザーゴーストが現れた。

 

「まさか、クライアス社?だったら、ゲイツとほまれが危ない!ハリーはここで待機ね!」

 

「おー!」

 

クライアス社が絡んでいると思い、ソウゴ達はツクヨミ、さあや、ルールー、ハリーを残し急いで肝試しの会場へと赴く。

 

 

教室にアナザーゴーストが現れた為にゲイツとほまれは変身し、アナザーゴーストと戦闘に入る。

 

「やはり、クライアス社の仕業!」

 

「今日は、絶対に許さないだから!」

 

実際にはウォズ達のせいなのだが、それを知らないゲイツとエトワールはアナザーライダーに攻め込もうする。

 

「あそぼう〜……」

 

「ッ!……か、か、顔が……」

 

だがしかし、見慣れている顔なのに、ここまで二人を襲った恐怖で二人の足がすくむ。

すると、何者かがゲイツの肩を叩いて呼びかける。

 

「今!取り込み中だ!……えっ?」

 

「あそぼう〜……」

 

「「あぁぁぁぁぁぁーーー‼︎」」

 

肩を叩いていたのはアナザーウィザードだった。それを見てゲイツとエトワールは、あまりの恐怖に変身解除してしまった。

 

「来ないで!ね、お願い!来ないで!」

 

「助けて―――!」

 

すると二人の前に新たな影が出て来る。

 

「あ……そ……ぼう……」

 

「「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」」

 

今度はアナザー鎧武までも現れ、ゲイツとほまれは必死に逃げ続ける。

 

「来たーーー‼︎」

 

ゲイツが後ろを振り向くとアナザーライダー達が追ってきた。

 

「「来ないで!来ないで!」」

 

二人は出口に繋がる扉を見つけ、直ぐに扉へと急ぎ、ほまれが即刻ドアノブを回す。

 

「あ、あ、開かない!」

 

だが鍵がかかっているのか、ドアノブが回らない。

 

「あ、開かない!開かない!」

 

「どけ!タイムバースト!せやぁぁ!」

 

ゲイツがドライバーを回すモーションを取りキックをぶちかます。

…が、何も起きなかった。

 

「ダメじゃん!」

 

「な〜に〜!」

 

「「「あ〜そ〜ぼ〜……あ〜そ〜ぼ〜……あ〜そ〜ぼ〜……」」」

 

ゲイツとほまれがシャウトしていると、もうすぐ側までアナザーライダー達が迫ってきていた。

 

「ごめんなさい……ごめんなさい……」

 

「もう……許して……許してください……」

 

見たまえ!彼らの顔を!彼らがかつて戦った相手に命乞いを行なっている、その情けない顔を!あまりの恐怖に、二人は体力的にも精神的にも限界だった。

それでは、ここで二人の心境を察しつつ一句(唐突)。

 

恐怖心 キミの心に 恐怖心  ゲイツとほまれ、心の俳句。

 

もうダメだ、オシマイダーと思ったその時、後ろのドアのノブが回った。

 

「ゲイツ!ほまれ!大丈夫!」

 

「「いやぁぁぁぁぁぁーー‼︎」」

 

ソウゴ達が現れると、直ぐにゲイツはソウゴに、ほまれははなに抱きつく。

 

「ちょ、ちょっと……」

 

「お二人共落ち着くのです!」

 

「ゲイツ!俺だよ!ソウゴ!」

 

「ソウゴ……」

 

「ほまれ!大丈夫!?」

 

「はな……はななの……?」

 

「そうだよ」

 

もはや彼らはいつものクールキャラでは無い、これでもかという位のキャラ崩壊である。ヘタレ化である。圧倒的幼児化である。

 

「行こうか?諸君」

 

「あぁ!」

 

『ジクウドライバー!』

『ビヨンドライバー!』

 

ソウゴとウォズはドライバーを装着して、ウォッチを構え。はなとえみるはプリハートとミライクリスタルを取り出す。

 

『ジオウ!Ⅱ!』

『シノビ!』

 

「「変身‼︎」」

「「ミライクスリタル!ハート!キラッと!はぎゅ〜!」」

 

『ライダータイム!仮面ライダー!ライダー! ジオウ・ジオウ・ジオウ!Ⅱ!』

『投影!フューチャータイム!誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!』

 

「「行けえ!」」

 

「「「「うわぁ⁉︎」」」」

 

四人が変身を完了し、アナザーライダーに応戦するために走ろうとすると、ゲイツとほまれに足を掴まれ転倒する。

 

「ゲイツ!ほまれ!」

 

「「ごめん」」

 

二人に腕を離してもらい、四人はアナザーライダーと戦闘を始める。

 

「ゲイツ!ほまれ!ちょっと待ってて!」

 

「おお!」

「わ、わかった……でも、早くして〜!」

 

二人はジオウ達から離れ、戦闘を見つめる。

 

「はぁ!」

「やぁ!」

 

ジオウとウォズは、サイキョーギレードとジカンデスピアをアナザーライダーに繰り出す。

 

「やった!」

 

エールは二人の様々なアナザーライダーを倒していったその一撃を見て、アナザーライダー達を倒したと思った。しかし、アナザーライダー達は何も無かったかのように起き上がった。

 

「バカな……」

 

「だったら……フラワーシュート!」

 

エールがメロディソードから放ち、アナザーライダー達が地に伏せるが…

 

「「「あそぼう〜あそぼう〜」」」

 

メロディソードの攻撃でも簡単に起き上がった。

 

「そんな〜」

 

「めちょっく!」

 

「効かない!」

 

「「「あそぼう〜あそぼう〜」」」

 

アナザーライダー達が攻撃するために仕掛けようとする。

 

「我が魔王!危ない!」

 

「エール!」

 

「「「「うわぁぁぁぁぁ‼︎」」」」

 

ウォズとマシェリが二人を庇うために前に出たが結局巻き込んでしまい、アナザーライダー達の攻撃が直撃し、四人の変身が解除されてしまった。

 

「このままじゃ……」

 

「待って!」

 

「無茶だよゲイツ、ほまれ、怖がりのくせに」

 

「確かに怖い。だが……」

 

「やるしかないでしょ」

 

二人が勇敢にアナザーライダーに挑もうとするが…

 

「いや、足震えてるじゃん!」

 

ガタガタガタキリバと、足がビビリまくり震えていた。

 

「ダメ」

 

「ごめん、やっぱ無理……」

 

「わ、私も……」

 

「「「「えぇ〜〜……」」」」

 

ソウゴ達がさっきの威勢はどこに行ったんだよと呆れた。

 

「「ほぉ⁉︎あぁぁぁぁぁぁぁぁぁーー‼︎」」

 

ゲイツとほまれはアナザーライダーに触られビックリする。すると、ソウゴ達は全速力で走り屋上へとやってきた。

 

「ゲイツ!ほまれ!頼んだよ!ごめん!」

 

「「無理!無理!無理……!」」

 

ソウゴ達は、体を寄せ合いながら震えながらゲイツとほまれに戦いを任せる。

 

「ごめん!ゲイツ!あとお願い!」

 

だがほまれは走ってソウゴ達の元へと行き、ゲイツだけアナザーライダーと戦うためになってしまった。

これがプリキュアの姿か……?

本来、どんな困難であろうと果敢に立ち向かうのが、彼女たちの姿である筈。

だがこの時、彼女の身には恐怖心が蝕み、勇気を忘れ、困難に立ち向かうことの出来ぬ醜さだけがあった。ほまれ、最低です。

 

「やってやる……」

 

ゲイツは震えながらゴーストウォッチを取り出す。

 

「お、おおおおおお前……こ、こ、これで……」

『ビビル!』

 

するとゴーストライドウォッチがオレンジカラーから、真っ青なカラーに変化した。

それに気づかないまま、ウォッチを起動させドライバーに装填する。

 

「変身!」

 

ドライバーを回転し、ゲイツが仮面ライダーゲイツへと変身する。

 

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!ビビルタイム!びびるぅ~ビ・ビ・ル!』

 

前から出現したゴーストアーマーになったアーマーが現れ、ゲイツの体に装着される。

すると、ゲイツの体に変化が現れた。

 

「あれ?赤いゲイツが真っ青になっちゃった?」

 

いつも赤いハズのゲイツの装甲が、どういう訳か青くなっていた。それに装着されたのはゴーストアーマーはずだが、複眼は『びびる』となっており、肩にあるアイコンの部分に白とオレンジでカラーリングされた目がつけられていた。

 

「ライドウォッチがゲイツ君のビビりが反応したのか?」

 

ウォズがゴーストウォッチがゲイツのビビリに反応したと分析する。

 

「青い!なんで、青いよ⁉︎ ウワァァァァアアアアア!!」

 

叫びながらもゲイツはアナザーライダーに立ち向かう。

 

『ビビルゲイツ!』

 

ゲイツはアナザー鎧武の攻撃を紙一重で躱した。そのまま足を掴み、アナザー鎧武を転けさせる。

 

「倒した……」

 

次にアナザーゴーストが仕掛ける。そこへ、タイル缶が倒れる音が響く。

 

「どわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

『ビビルゲイツ!』

 

缶からガスが噴射すると、ゲイツがそれに驚き、あの時炎が吹き上がり飛び上がったかのようなポーズでアナザーゴーストに体当たりした。

ビビリながらも戦うゲイツだが、思ったよりもアナザーライダー達を翻弄し、アナザーライダー達もゲイツの動きが読めずにいた。

 

「めちょっく……凄い……」

 

「ビ、ビ、ビビルゲイツ?」

 

そんな感じで戦っていると、ゲイツの顔にビニール袋が引っ付く。

 

「なんか付いた⁉︎ ねぇ!なんか付いた⁉︎」

 

袋が引いつけられてもとりあえず、ゲイツは攻撃を続ける。

 

「なんか付いたっ⁉︎ 出を!ねぇウォズ!えみるでもいい!取って!」

 

そのまま子供が暴れるように、走り回りながら攻撃を続ける。

 

「ビビリの力をそのまま攻撃力に変えたのか?凄まじい力だ。

仮面ライダーゲイツ、ビビルアーマー!」

 

ビビルアーマーを装着したゲイツは背筋に冷や風が当たって「ふぉぁっ⁉」などという奇声を発しながらも、ライダー達を押していた。

 

「なんか倒せている?」

 

尚、当のゲイツは何が起こっているのかわからず、生き恥をさらしながら戦っていた。

 

「最強フォームの誕生!ということか!」

 

「「「最・恐だね(ですね)」」」

 

ウォズに対して四人がビビルゲイツは最恐だと言うと、アナザーライダー達との戦いに決着が着く様子を見せていた。

 

「これで……」

 

ゲイツがドライバーのロックを解除し、技を放つ準備をする。

 

「決まってください!」

『フィニッシュタイム!』

 

そしてドライバーを回し、技を放とうする。

すると、屋上のゴミ箱が倒れて音が響く。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

音に驚いたゲイツが足を曲げて、ポップコーンが弾けるかのように飛び上がる。

これぞ正しく生き恥ポップコーン(違)。

 

『ビビッタイムバースト!』

 

人魂の炎の様な青いオーラを纏ったゲイツの突撃を受け、アナザーライダー達がそれぞれ飛ばされて倒れていった。

 

「はぁ、はぁ、もう無理……」

 

しかしゲイツはもう限界で、無残にも膝を折り変身解除となる。

 

「……ねぇ、ゲイツとほまれも…俺達、友達何だから。そういう怖がりのところも隠さないで素直になってよ。一人じゃあ怖くても、みんな一緒なら怖くないでしょ?」

 

「「うん……」」

 

「いや、ソウゴ……」

 

「みんなで行っても怖かったよ……」

 

ソウゴは二人にそれとなく良いことを言って、その場を纏めようとしていると……

 

「「「あ……あ……そ……ぼう……」」」

 

『ッ⁉︎』

 

すると、ビビルゲイツの攻撃を受けたアナザーライダー達が起き上がった。

 

「まだ来んの?」

 

「もうやめて……」

 

二人の様子的に、流石にこれ以上戦うのは精神的に限界だ。

 

「何?あれなんかの儀式……」

 

「「「わかった……」」」

 

『ッッ⁉︎』

 

振り向くと髪を伸ばした幽霊?がソウゴ達に接近しているのに気付いた。

 

『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

 

あまりの怖さにゲイツとほまれが気を失ってしまう。

 

「ゲイツ君!ゲイツ君!」

 

「ほまれさん!ほまれさん!しっかりするのです!」

 

「さあや!ルールー!ツクヨミ!」

 

その幽霊の正体はさあやとルールー、ツクヨミの三人だった。

 

「普通に出て来てよ!」

 

「これが普通よ!」

 

「実は先ほど、いなくなった兄弟の顔がわかったです」

 

「……って事は」

 

「「アッハッハッハッ……」」

 

笑い声が聞こえソウゴ達が振り向くと、そこには写真に写っていた二人の兄弟が現れた。その兄弟はソウゴ達に迫ってくる。

 

「やだ!やだ!」

 

「来ないでよ!」

 

「ウォズ!来てよ!」

 

「ウォズ!頼んだよ!」

 

「いやだ!」

 

「お願いします!」

 

「やめて!」

 

何とかしてとお願いするソウゴとはな、えみると嫌がるウォズの下にに幽霊の兄弟が迫ってくると兄弟はソウゴ達の体を擦り抜けた。

 

『!?』

 

擦り抜けたのを見て、後から来た三人は嬉しそうな表情だった。

兄弟はそのままアナザーライダー元へと向かう。

 

「「「あそぼう!あそぼう!……あそぼう」」」

 

「遊んでくれてありがとう」

 

「楽しかったわ」

 

二人の兄弟とアナザーライダー達は遊んでくれてありがとうと微笑みながら消滅していった。

それを見てさあや、ルール、ツクヨミは感激した様子だったのに対し、ソウゴ達は……

 

「あ、あの……わ、わ、私達が戦っていたのは……」

 

「ウールとオーラに似ていただけで……」

 

「ほ、本当は……本物の……幽霊……」

 

「「「「あっ……っ⁉︎」」」」

 

「ちょっと、ソウゴ君!はな!」

 

「えみる!ウォズ!」

 

四人は戦っていたのが幽霊だと知り、ショックのあまり気を失う。

 

「もう!六人共だらしないんだから!」

 

結果、この三人以外は全員がビビリだと気付かされた事になり、三人以外は気を失なったまま一日を過ごした。

 


次回!Re.HUGっとジオウ!

 

第35話 2018: 先生の初めての子育て

 

 




おまけ

はな「今回登場したアーマーはビビビのビビルゲイツ!」

さあや「ビビビのビビルゲイツ!」

えみる「ビビビのビビルゲイツ!」

ルールー「そしてこの人が――」

一同『ビル=ゲイツ』

ハリー「関係無いやん!」

ソウゴ「てか、何で叔父さんがいるの」

順一郎「いや〜、おまけ編に出られると聞いたから…」

ウォズ「以上!」

ほまれ「HUGっとジオウの!」

ツクヨミ「ロックンロール劇場!」

はぐたん「おしゅまい!」

See you!

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