Re.HUGっとジオウ!   作:yu-ki.S

55 / 86
ウォズ「この本によれば、普通の中学生 時見ソウゴ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる運命が待っている。
時見ソウゴが集めなければならないウォッチは後三つとなりました。しかし、影山瞬……ワームが地球に隕石を落とそうと企てていた。
そしてツクヨミも、門矢士と野乃はなの妹であることりと共に過去の自分を知ろうと未来へと向かう。
そして、ついに六人目の……おっと、先まで読みすぎてしまいました」


第47話 2018: 天の道へ…六人目、キュアアーラ誕生!

ジオウ達が地獄兄弟と隕石落下を喰い止めようと戦っている一方で、ゲイツとハリーは新フォームへ変身したリストルとビシンとの戦闘を行っていた。

 

「はぁ!」

 

ゲイツのジカンジャックローとリストルのクライソードがぶつかり合う。

 

『のこ切斬!』

 

ゲイツはジカンジャクローを回し、さらに斬撃を飛ばした。

 

「ふん」

『フィニッシュタイム!』

 

それに対し、リストルはジクウドライバーを回してクライソードにエネルギーを貯めて放った。

 

『クラレットタイムインパクト!』

 

ゲイツの放った斬撃をクライソードでリストルも斬撃を放ち、相殺された。

 

「こいつ……」

 

剛烈のパワーを全開に使っているのにリストルから一度も隙が作れず、決定的な一撃を繰り出されないでいた。

そして一方で、ハリーはビシンと戦闘を行なっていた。

 

「はぁ!」

 

ハリーはジェットで飛びながら何度もパンチやキックを繰り出し続けるが、ビシンのファングクローに攻撃を阻まれ続ける。

 

「はぁ、はぁ……」

 

防がれ続けたハリーからは、流石に疲れが見え始めてた。

 

「どうしたのハリ〜。もっと楽しもうよ!」

 

「かぁ⁉︎」

 

「ほらぁ〜ハリ〜!」

 

疲労を見せた隙にビシンにファングクローに殴られハリーは大きなダメージを受けた。

ギアファングのパワーにギアジェットの力を持つハリーでも苦戦を強いられる。

 

「ッ……」

『フィニッシュタイム!』

 

一発逆転の為にドライバーを回し、ハリーが腰を低く構える。

するとビシンもドライバーを回す。

 

『フィニッシュタイム!』

 

ハリーはローラで地面へ滑り加速すると、ジェットが火を吹き宙へと飛び上がりビシンに突撃する。

 

『ジェットタイムフィニッシュ!』

『ファングタイムデストロイ!』

 

ハリーがジェットの加速の勢いを利用してライダーパンチを放つと、ビシンもクローに貯めたエネルギーを解放。

二人の技は衝突した。

 

「あぁぁぁぁぁーー‼︎」

 

しかし結果は、ハリーのライダーパンチがビシンのクローに打ち負けたというものだった。

 

「ハリー!」

 

打ち負けたハリーは吹き飛ばされ、そのまま変身解除となってネズミの姿へと戻ってしまった。

 

「さぁ、ハリー……」

 

ビシンがネズミ状態のハリーへと迫ってくる。

 

「クッ……どけぇぇぇぇ‼︎」

『スピードタイム!』

 

ハリーの危機を察したゲイツがゲイツリバイブウォッチを回し、それを見てリストルは離れた。

 

『リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイブ疾風!疾風!』

 

ゲイツリバイブ疾風へと変わり、ジカンジャックローのエネルギーを溜め込みトリガーを引く。

 

『つめ連斬!』

 

ゲイツはつめ連斬の無数なエネルギーの雨をリストル繰り出す。

 

「ッ……」

 

リストルが防御を取り動けない隙にハリーの元へ、さらにスピードを上げへと向かう。

 

『フィニッシュタイム!百烈タイムバースト!』

「はぁぁ!」

 

「ッ⁉︎」

 

スピードを上げながら、ゲイツはビシンに向かってタイムバーストによるライダーキックを放った。

 

「うわぁぁぁ‼︎」

 

不意を突かれたビシンは飛ばされ、ハリーから離された。

 

「ハリー!行くぞ!」

 

ネズミとなり変身解除となったハリーを連れてゲイツは疾風のスピードですぐに去っていった。

 

「チッ……逃げられましたか」

 

追えないと思いリストルはウォッチを外し変身解除した。

しかし、ビシンは変身解除せず、地面を殴り続ける。

 

「クソ!クソ!クソ!あの負け犬!邪魔しやがって!」

 

ハリーを連れ戻そうとしたビシンはゲイツに邪魔をされ、その上ダメージも与えれた事で怒りを爆発していた。

地面に大きな罅が入っているのを視界に入れながら、リストルはビシンの肩に手を置く。

 

「ビシン、戻りますよ。今回はこれ以上の戦闘は行いません」

 

「なんでだよ……」

 

何故これ以上の戦闘をしないのかとビシンが問う。

それに対してリストルは、その問いに答える様に上を向き、落ちてくる隕石を見つめる。

 

 

 

リストルとビシンから逃れたゲイツとハリーは、橋の上で休息を取っていた。

 

「ハァ……はぁ、はぁ……ハリー。大丈夫か?」

 

「あぁ。何とかな……」

 

ネズミ状態のハリーはゲイツの肩に乗って大丈夫と言う。

 

「しかし、あいつらとんでもない力を手に入れたな……」

 

ゲイツの言う通り、リストルクラレット、ビシンギアファング。どちらも二人では苦戦を強いられた。

 

「今……誰か俺を笑ったか?」

 

その時、ゲイツとハリーの耳に声が聞こえ川を目にする。

そこにはウォズ達から逃れ、ボロボロの状態でふらつきながら凄まじい形相で歩く矢車だった。

 

「あの男……」

 

「ソウゴから来ていた。矢車という男か……」

 

橋の上から発見した矢車に、二人は接近を試みる。

 

 

 

一方、宇宙ではジオウがフォーゼアーマーで隕石を破壊したが、目の前にさらに破壊した隕石よりも巨大な隕石が現れた。

 

「うええええーっ⁉︎ さっきの10倍………いや、100倍はある。あんなのが地球にぶつかったら……!」

 

もし万が一でもこの隕石が地球にぶつかれば、地球への被害は計り知れない。

……それどころか、もしこの隕石に大量のワームがいたら地球がワームに侵略される。

その時、ジオウのもとへ連絡が入る。

 

「もしもしウォズ」

 

『我が魔王、一度戻って欲しい。作戦を立て直そう』

 

「わかった」

 

ウォズから連絡を受けたジオウは一度地球へと帰還し、作戦を考え直す事にした。

 

 

地球に戻ったソウゴはビューティーハリーへとみんなで集まり、隕石への対抗策を話し合っていた。

 

「本当デカい隕石……」

 

「この中には、あのワームがいっぱいいるんだよね」

 

ほまれの言う通り、この隕石には大量のワームが詰まっているのは間違いない。

 

「それで、あの隕石をどう破壊するのですか?」

 

ルールーが隕石の対処はどうするかと聞くと、ウォズが考えた作戦をイラストで書いていた。

 

「簡単に言えば、我が魔王のフォーゼの力で私と共に宇宙に向かい。そのまま隕石内部に突入する」

 

イラストでは、ソウゴがフォーゼの力でウォズと共に宇宙へと向かい。さらに隕石内部へと潜入すると言う方法が描かれていた。

 

「ここまで私を連れて行ってもらおう」

 

「そこからはウォズさんはどうするんですか?」

 

さあやがそう聞くと、ウォズは自身の持つギンガウォッチを掲げて見せる。

 

「内部へ潜れたのなら、私のギンガファイナリーのタイヨウモードで隕石を中から焼き尽くす」

 

ソウゴ達は取り敢えず、ウォズの一通りの作戦は理解した。

 

「分かった……あれ?そういや加賀美さん何処行ったの?」

 

事情の知らないソウゴが周りを見ると、どこにも加賀美新の姿がなかった事に気づく。

 

「それが……居なくなった」

 

「は…?」

 

「影山に捕まったのかもしれない。こんな書置きがあった」

 

「地獄……」

 

ウォズから渡された書置きの手紙をソウゴが読み上げる。

 

「加賀美新を返してほしければ……全然捕まってじゃん!」

 

隕石と同じくらいに大変なことがまた一つ増えてしまった。

 

 

ビューティーハリーへと戻る途中で矢車を見つけたゲイツとハリーは、彼が川の中から上がってきた所を呼び止める。

 

「矢車だな」

 

「お前……なるほど、さっきの連中の仲間か……」

 

矢車はフラフラで歩きながらゲイツの横を通り過ぎようとする。

 

「待ってや!あんさ何処へ行く?」

 

「弟の所だ!影山は俺が守る」

 

ハリーが呼び止めるが、矢車は影山の元へと行くと言う。

 

「待て。その影山はもう……」

 

「ワームだったら何だっていうんだ⁉︎ 俺の……かわいい弟だ」

 

「…何故そんなに影山に固執する」

 

「笑えよ。どうしても倒さなきゃならなくなったら、俺がやる。もう一度、この手でな……」

 

――それは、今でも矢車にとっては忘れられない記憶、一番矢車の心に傷をつけた記憶。

それが、弟である影山をこの手に掛けた事だった。

 

 

それはまだ自身の隣に、本物の弟がいた頃の記憶。

当時、影山は自身が所属していたZECTから配布されたと言う、緑の石が付いたネックレスをいくつか持ってきていて。そんな影山の様子を見ながら、矢車は弟ともう一度光を掴むべく、闇の中でも輝き続ける世界へ旅立とうと計画していた。

 

しかしそれは、永遠に叶わない計画となった。

何故なら、影山が持ってきたそのネックレスが、本当の地獄への片道切符だったからだ。

 

実はそのネックレス、人間をネイティブと言うワームと類似した化け物へと変える品物であり。影山は複数装着していたため、その影響から早くもネイティブになりかけた事で絶望し、兄である矢車に自身を倒すように懇願したのだ。

 

『さよならだ……兄貴』

 

『相棒!』

 

その時、弟であった影山を自らトドメを刺した事を、昨日のように矢車は思い出す。

 

 

「――自分で殺したんか……」

 

「あぁ……」

 

それを聞いたゲイツは矢車がそうしたことに対し、自らもソウゴが最低最悪の魔王になったら倒すと誓った時のことを思い返す。

 

『最低最悪の魔王になったら、俺が倒してやる!必ずな。

俺を信じろ。ジオウ……ソウゴ!』

 

その事を思い返し、自分も矢車と同じようにもしソウゴがオーマジオウとなった時には、本当にソウゴを倒せるのかと考え込む。

そこへ、ゲイツの携帯に着信が入る。

 

「何……影山瞬が……わかった」

 

ゲイツが電話を切り、ソウゴ達と合流しようと向かうおうとする。

しかしその時、ゲイツの背後から気配を感じた。

 

「せぁ!」

 

「かぁ!」

 

「ゲイツ!?」

 

いきなり矢車がゲイツを蹴り飛ばし、反応しきれなかったゲイツは壁に激突された。

 

「……矢車……お前………」

 

矢車の蹴りでゲイツは気を失ってしまった。

 

「弟……」

 

影山の姿を思い浮かべたその時、矢車の体に埋め込まれたアナザーライドウォッチが反応した。

 

『カブト…!』

 

アナザーカブトへと変身し、クロックアップですぐ様、影山の元へと向かった。

 

 

 

加賀美を人質にした影山の指定した場所へ、ソウゴとウォズ、さあやとほまれの四人がやってきた。

 

「加賀美さん!」

 

そこには柱で鎖で縛りづけられた加賀美がいた。

 

「お前らの持っている宇宙の力を俺によこせ」

 

「これのこと?」

 

ソウゴとウォズは、フォーゼとギンガのライドウォッチを取り出し、影山に確認させる。

2人は影山の数メートルの場所へウォッチを投げる。影山は慌てて、ウォッチを奪おうと駆け出す。

 

「アムール君!マシェリ君!今だ!」

 

「マシェリポップン!」

「アムールロックロンロール!」

 

マシェリとアムールに変身していた二人が必殺技を放ち、影山の周囲を撹乱させる。

 

「ッ……」

 

咄嗟のことに影山は直ぐに動けず、足止めに成功した。

 

「加賀美さん。大丈夫ですか?」

 

影山が身動き取れない隙に、エールが加賀美を縛る鎖を強引に引き千切る。

 

「ありがとう。えっ〜と……」

 

「キュアエールです」

 

エールにお礼を言うと加賀美の元にガタックゼクターが現れ、加賀美が掴み取る。

 

「変身!」

 

ガタックゼクターをドライバーにセットした。

 

『HENSHIN!』

 

「キャストオフ!」

『Cast Off!CHANGE Stag Beetle!』

 

ガタックへと変身すると、すかさずライダーフォームへと変わる。

 

「クロックアップ!」

 

クロックアップを発動させ、身動きの取れない影山に攻撃を仕掛けようとする。

 

「セラァ!」

 

「ぐわぁ!」

 

ガタックが仕掛けようとした時、アナザーカブトが駆けつけ、ガタックにカウンターキックを放った。

 

「フッ!」

 

追い討ちをかけるようにアナザーカブトはクロックアップしたまま、今度はマシェリ、アムールと一撃ずつキックを繰り出した。

 

「ッ⁉︎ みんな!」

 

クロックアップが終わり、ソウゴは三人が倒れているのを見て投げたウォッチを取り戻そうとする。

しかしフォーゼウォッチとギンガミライドウォッチは既に、影山に拾われてしまっていた。

 

「しまった……」

 

「助かったぜ」

 

「お前は俺が守る」

 

そこへホッパーゼクターが影山の元へ現れ、彼の手に置かれた。

 

「変身!」

『CHANGE Punch Hopper!』

 

影山はベルトにホッパーゼクターをセットしてパンチホッパーへ変身し、アナザーカブトと並び立つ。

 

『CLOCK UP!』

 

「くっ!」

 

アナザーカブトとパンチホッパーがクロックアップすると、ガタックもクロックアップを発動し、応戦する。

しかし、ソウゴ達はクロックアップ中では変身も出来ず助けにも行けない為、ガタックは1対2の戦いで苦戦する。

 

「ライダージャンプ!」

『RIDER JUMP!』

 

ホッパーゼクターを上に上げてパンチホッパーが飛び上がる。

 

「ライダーパンチ!」

『RIDER PUNCH!』

 

「ぐぅ……」

 

「セラァァァ!」

 

ガタックはパンチホッパーのライダーパンチを何とか耐えたが、次にアナザーカブトから繰り出されたキックに追い討ちを受けガタックが倒れた。

 

「っ!!……あぁ……ッ!」

 

攻撃を受けすぎたガタックが変身解除してしまった。

 

「加賀美さん!大丈夫ですか!」

 

エールが倒れた加賀美に駆け寄り介抱する。

 

「こいつがなかったら隕石は阻止できない」

 

そう言ってアナザーカブトとパンチホッパーは、フォーゼとギンガのウォッチを持って去っていった。

 

「そんな……」

 

こうして、隕石を破壊する唯一の対抗手段であるフォーゼとギンガのウォッチが、敵の影山の手に落ちてしまった。

 

 

しばらくしてから、ソウゴ達はビューティーハリーへと向かい。今後の作戦をしている近くでは、ビシンに傷付けられたハリーをほまれが看病していた。

 

「イテ……もうちょっと優しく頼むで」

 

「ほら。動かないで」

 

ほまれがハリーに包帯や絆創膏を貼っている様子を横目に、ツクヨミとことりの今の行方についてゲイツが説明していた。

 

「ことりがツクヨミと未来に!」

 

「あぁ、あの子もせめて俺達の力になりだろ」

 

「ことり……」

 

ツクヨミが一緒とはいえ、はなは妹のことりが心配だった。

 

「どうするのですか?」

 

「策はまだありますか……?」

 

「いいや、流石に万事休すだな……」

 

えみるとルールーに他に方法は無いのかと聞くが、ウォズは首を横に振ってそれに答える。

 

「フォーゼとギンガのウォッチがないんじゃな……ハリーもこんな状態じゃ……」

 

宇宙に行くためにはフォーゼとギンガのウォッチの力が必要不可欠。しかもハリーがこの怪我では、戦力はかなり落ちている。

 

「すまない。俺のせいで……」

 

加賀美はウォッチを取られたのは自分の所為だと責める。

 

「いや……」

 

「加賀美さんの所為じゃないですよ」

 

ソウゴとさあやが加賀美を慰めていると、ゲイツは自身の気になっていたことを呟く。

 

「しかし、クライアス社は何を考えている?」

 

ワームに侵略されるのはクライアス社も嫌な筈。クライアス社がワームと手を組んでいるとは思えない。

 

「地球を狙っている主犯はワームだ」

 

「じゃあ、クライアス社の狙いは何?」

 

「…推測だが、加賀美君と我々の時間が混ざり合っているようだ」

 

ウォズは加賀美の言っていた渋谷隕石の事を思い出しながら、カブトの時空とこの時空が複雑に混ざりつつある事を説明する。

 

「混ざってるって、どういうことなの?」

 

「それは、わからないが、クライアス社としての本当の狙いはカブトの力を奪うのが目的だったはずだ」

 

ウォズの言葉から、ゲイツは士の言っていた『どうやらだいぶ時空が歪みだしている』と言う発言を思い出す。

 

「門矢士もそんなことを言っていた……」

 

時空の歪み。それと何か関係しているかもしれない。

 

「カブト……」

 

そしてカブトと聞き、加賀美は過去の事を思い出す。

 

 

 

それはかつて自身がまだライダーでなかった頃、俺は弟がワームに襲われ行方不明になったことを契機にワームを憎み、全てのワームを倒すことを誓いZECTに入隊していた。

しかし、俺はワームを倒せなかった。憎くて憎くて仕方なかったワームを倒せなかった。

それが悔しく思いながらも、俺はZECTで行動をし続けていた。

 

そして、遂に転機が訪れた。

仮面ライダーカブトの力さえ手にすることができれば、ワームを倒すことが出来る。

そう思いながら俺はベルト片手に、カブトゼクターを自身の手にする事を願った。

 

『さぁ来い。カブトゼクター!』

 

――だが自分は、カブトゼクターに認められなかった。

そして、カブトの真の変身者とは何度かぶつかり合うも、その度に何度も打ち負かされ、遂に自分は彼に勝てなかった。

だが、カブトとの間にある信頼もある。それが一番、自身の胸に引っ掛かっていた。

 

 

 

外では雨が降りしきる中、とある倉庫で地獄兄弟が雨宿りした。

 

「……影山。お前、地球を滅ぼそうとしてるのか?」

 

「ああ。もっと地獄にして見せる。兄貴は反対かい?」

 

「いや~、俺はお前さえいればそれでいい。俺達はずっと一緒だ」

 

矢車はそう答えると、二人はタイル缶の上に置いてあるカップラーメンを取る。

 

「この地獄で生き続ける」

 

二人が二人がカップラーメンを口にしようとした。

だがその時、地獄兄弟二人の時間の流れが止まった。

 

「麗しい兄弟愛っていうやつ?」

 

傘をさして止まっている二人の前にウールが現れた。そう、二人の時を止めたのも彼だ。

 

「地獄もいいけど、地球を滅ぼされちゃ困るんだよ」

 

ウールはタイル缶の上に置かれているソウゴとウォズのウォッチを回収し、その場から去っていく。

 

それからしばらく歩くと、スウォルツと合流した。

 

「ウール。そのウォッチをどうする気だ」

 

「悔しいけど、こいつをウォズ達に渡すしかない。このままじゃ隕石が……」

 

ウールが言いかけると、スウォルツは彼の回収したウォッチを取って背を向けた。

 

「スウォルツ!何処行くんだよ?」

 

「お前が知る必要はない」

 

スウォルツの背を向けて歩いていくのを見て、ウールは苦々しい表情で彼を睨みつける。

 

 

 

2062年。

門矢士に案内されたツクヨミとことりが、ある邸宅の前へと着いた。

 

「ここは……」

 

「おそらく、お前の住んでいた場所だ」

 

「ここがツクヨミお姉ちゃんの家……」

 

士に案内されるまま、三人は邸宅の中へ入る。

中はツクヨミが見たビジョンと同じだった。だが、中には人のいるような気配をあまり感じられなかった。

 

「あの……気になってたんだけど?」

 

「なんでそんな格好してるのよ⁉︎」

 

その道中で二人はこの世界に来てから、士の服装がコックの姿へと変わっている事に気になっていたことを指摘する。

 

「今、俺はこの家のコックになってるらしい」

 

士はこの世界での役割のような姿だからコックだと言い、三人は階段を上がり二階へとやってきた。

 

「誰?」

 

二階へと着くと、その邸宅の住人と鉢合わせた。

 

「あなたは……」

 

「ツクヨミお姉ちゃん……」

 

そこにいたのはまだ小さいけど、長い黒髪に白い服装という、確かに面影がある姿を持つ、幼い頃のツクヨミだった。

 

「あなた達、介入者ね。時間を超えて来た……」

 

「えっ?(なんで、わかるの?)」

 

幼いツクヨミは、三人が時を超えて来たことを知っていた。それを聞いたことりはどうして知っているのだと疑問に思った。

 

「私は……!」

 

「近寄らないで!」

 

ツクヨミが若かり日の自身に近付こうとすると、少女のツクヨミは手をかざし三人の時を止めた。

 

(う、動かない……)

 

(これって……)

 

三人が時を止められ動けないでいると、帽子を被った少年が現れた。

 

「お兄ちゃん」

 

(……え?)

 

(お兄ちゃん?)

 

若いツクヨミの口からお兄ちゃんという言葉が出てきた事で、ツクヨミに兄がいると事実を知ったツクヨミとことり。

兄と呼ばれたその少年は、冷たい眼差しでツクヨミとことり、士を見る。

 

「行こう」

 

「うん」

 

しかし帽子の少年は自分らには危害がないと悟ったのか、妹であるツクヨミを連れ、部屋の方に行ってしまう。二人が去ると三人の時が動いた。

 

「動けた……ツクヨミお姉ちゃん……」

 

ことりは話しかけようとするが、ツクヨミはさっきの少年の事を考えていた。

 

「(まさか……あの顔に……あの感じ、もしかして……)

…ッ⁉︎」

 

「ツクヨミをここに連れてくるとはな」

 

その時、階段の方からスウォルツが現れた。

 

「……まずいものでも見られたか?」

 

士もあの二人から何かに感づいたかの様子だった。

 

「お前の意見は聞いていない!」

 

スウォルツは士に襲いかかり、三人を外へと移動させた。

 

「っ!……大丈夫?」

 

「ツクヨミ。ここに居る時間はないぞ」

 

スウォルツはフォーゼとギンガのウォッチをツクヨミへ投げ渡す。

 

「これ……」

 

「時見さん達の……」

 

ソウゴの持っていたフォーゼウォッチとウォズの持っていたギンガウォッチを見た二人は、どうしてこれをスウォルツが持っているのか気になった。

 

「そいつをやつらに返してやれ。奴らは隕石を止めようとしているが無理だ。お前の力がなくてはな」

 

「隕石?」

 

「どうゆうこと?」

 

ツクヨミはそう問い掛けるが、スウォルツはそのまま立ち去ろうとする。

 

「じゃあな」

 

「待って‼︎」

 

ツクヨミが止めるも結局、スウォルツは何も言わず三人の前から去っていった。

 

「俺達も帰るか」

 

士が灰色のオーロラカーテンを作ると三人はそれを通り、現代へ戻った。

 

 

カーテンを潜ると三人はどこかの屋上へと戻っていた。

そして、ことりは空を見て驚く。

 

「何、あれ……?」

 

空を見上げて見ると隕石が太陽に被さっていた。

 

「スウォルツの言っていた隕石だろ?」

 

「!?…早くこれを届けないと!」

 

ツクヨミは急いでフォーゼとギンガのウォッチを届けようとする。

 

 

 

とあるビルの屋上では、地獄兄弟が隕石を見上げていた。

 

「兄貴。いよいよだよ」

 

影山は笑みを浮かべて隕石を見上げる。

 

「あそこには俺の仲間が沢山いる!最高の地獄があるんだ〜!」

 

「相棒……」

 

「そんな事はさせない」

 

そこへ、ゲイツ、ウォズにえみる、ルールーが現れた。

 

「隕石は必ず破壊する!お前の野望は俺達が止める!行くぞ!」

 

『ゲイツ!』

『ウォズ!』

 

二人はウォッチを起動し、もう二人がプリハートを取り出し、それぞれドライバーとプリハートにウォッチとミライクリスタルをセットした。

 

『アクション!』

 

「「「変身‼︎」」」

「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」

 

二人がドライバーを操作した事でアーマーが体に纏われ、ルールーとえみるが揃ってプリハートにミライクリスタルをセットし、いつもの手順を取り姿を変える。

 

『ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!』

『投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

「キュアマシェリ!」

「キュアアムール!」

 

変身を完了すると、矢車が前へと出てくる。

 

「消えろ……」

 

『カブト…!』

 

矢車の体内のアナザーカブトウォッチが反応し、アナザーカブトへと変身した。

 

 

その頃、加賀美がはぐくみ市の『のびのびタワー』を見つめ、その後ろをソウゴとはなにさあやとほまれが見守っていた。ハリーはソウゴの肩にネズミの姿で乗っていた。

 

「似ているな……」

 

加賀美は『のびのびタワー』を、自分のいつも見かける東京タワーと似てるなと呟く。

 

「俺はカブトゼクターに俺は選ばれなかった。

それからは俺はカブトに……あいつに勝ったことはない」

 

「加賀美はんにとって、カブトどんな人だったの?」

 

ハリーにそう聞かれると、加賀美は自虐気味に笑いながら、仮面ライダーカブトについて語り出す。

 

「あいつは……何でも一人でこなせる完璧な奴だった。

そんなあいつをいつか超える目標になったんだ。

でも、俺は一度も勝て無かった」

 

やはり俺はカブトには勝てないのだと弱音を吐いている加賀美を見たソウゴは、彼に話しかけて慰めようとする。

 

「勝てるよ、絶対!あんたは立派な戦士だ。

俺が王様になったら、みんなを守る大事な仕事に就いてくれないかな?」

 

「……フフッ……ハハハ!王様かぁ!

あいつもそこまでは言わなかった!フハハハハ……!」

 

「…そこまでって、カブトはどんな感じだったの?」

 

「言うなれば、俺様系かな」

 

ほまれにカブトの事を話していると、加賀美からどこか吹っ切れたかのような笑みが見えた。

 

「ソウゴ!みんな!」

 

そこへツクヨミとことりが駆け寄ってきた。

 

「ことり!」

 

妹の姿を見たはながことりに走って抱きしめた。

 

「お姉ちゃん⁉︎」

 

「よかった!ことりが無事で本当によかった!」

 

ことりが安心して戻ってきたのを見て、はなは安心してしばらくことりを抱きしめた。

 

「姉妹か……」

 

加賀美は野乃姉妹を見て、自分も既に亡き弟の事を思い出していた。結局、自分は弟にちゃんとした別れを言う事はなかったなという後悔を交えながら。

 

「ソウゴ!……これ」

 

ツクヨミは奪われた二つのウォッチを渡すと、ソウゴはそれを受け取り、みんなの居る方を振り返る。

 

「行こう」

 

ソウゴ達は隕石を止めるために行動を開始した。

 

 

ビルの屋上では。ゲイツとウォズ、アムール、マシェリがアナザーカブト、パンチホッパーと戦闘を繰り広げていた。

 

「どうしてなのです!地球が滅びるんですよ!」

 

マシェリがアナザーカブトに、地球が滅びるかもしれないのに、どうしてワームを守り、手を組んでいるのだと聞き出す。

 

「地球なんて……どうせ俺達にとっては、地獄だ!」

 

「地獄だと……」

 

「なぁ相棒」

 

パンチホッパーとアナザーカブトは腕と足に力を収束し始めた。

 

『フィニッシュタイム!タイムバースト!』

『ビヨンド ザ タイム!タイムエクスプロージョン!』

 

ゲイツとウォズもドライバーを操作し、必殺技を発動する。

アナザーカブトのライダーキックに対しウォズもキックで、パンチホッパーのライダーパンチに対しゲイツもパンチで迎え撃つ。

 

「「「「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」」」」

 

ぶつかり合った両者の技は相殺され、四人共吹っ飛び、ゲイツとウォズは変身解除となる。

 

「ゲイツ。ウォズ。大丈夫ですか?」

 

「あぁ……」

 

アムールとマシェリに支えられ、二人が起き上がる。

 

「あの隕石には、俺の仲間がわんさか乗っている!この星は俺達のものになる」

 

隕石を見て一度変身を解除した影山が叫ぶと、矢車を説得しようとゲイツが叫ぶ。

 

「目を覚ませ矢車!この影山はお前を利用しているだけだ!」

 

「いいんだよ。俺は相棒さえ居れば」

 

そこへソウゴ、加賀美、ツクヨミ、はな達が駆けつけてきた。

 

「ウォズ、これを」

 

ソウゴは取り返したギンガミライドウォッチをウォズに渡す。

 

「さすが我が魔王」

 

「俺じゃあないんだけどね」

 

「急いで。隕石を阻止できるリミットはギリギリよ!」

 

「加賀美さん。あいつらのこと、頼めるよね」

 

「もちろんだ……王様」

 

加賀美がガタックゼクターを掴み、任せろと言うとソウゴ達もウォッチを取り出す。一方の地獄兄弟はホッパーゼクターを構えた。

 

「変身」

「変身」

 

『CHANGE Punch Hopper!』

『CHANGE Kick Hopper!』

 

地獄兄弟がキックホッパー、パンチホッパーへと変身を完了すると、ソウゴ達はウォッチとミライクリスタルをセットする。

 

『ジオウ!フォーゼ!』

『ゲイツリバイブ剛烈!』

『ギンガ!』

 

「「「「変身!」」」」

「「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」」

 

『ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム! 3・2・1!フォーゼ!』

『ライダータイム!リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!』

『投影!ファイナリータイム! ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー! ウォズギンガファイナリー!ファイナリー! 』

『HENSHIN!』

「輝く未来を~抱きしめて!みんなを応援♪元気のプリキュア!キュアエール!」

「輝く未来を抱きしめて!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

「輝く未来を抱きしめて!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

「キャストオフ!」

『Cast Off!CHANGE Stag Beetle!』

 

みんなが変身を完了すると、ガタックがキャストオフし、ライダーフォームへとフォームチェンジし、両者の変身が完了した。

 

「隕石は止めさせない!」

 

パンチホッパーの背後から生き残ったワーム達が現れ、隕石の元へ行かせないと阻もうとする。

 

「お前たちの相手は俺達だ!」

 

「ソウゴとウォズの邪魔させない!」

 

プリキュア達はワームを、ゲイツはパンチホッパー、ガタックはキックホッパーを相手取る。

 

「ソウゴ君とウォズさんは早く隕石を!」

 

「みんなお願い!行こうウォズ!」

 

「あぁ」

 

ウォズがジオウにしがみ付くと、ジオウがその姿をロケットへと形態を変えた。

 

「宇宙……」

 

「「行くぅぅぅぅー!」」

 

ジオウの腕のロケットが火を吹き、そのまま上空をグングンと登っていく。

 

「凄い……」

 

その光景にことりは驚いた。

 

 

ジオウはそのまま勢いよく飛び続け、成層圏を超えていき宇宙空間へ到達した。

そして隕石の目の前で、ジオウとウォズは対峙した。

 

「では、突っ込もうじゃないか、我が魔王」

 

「うん!」

『ビルド!』

 

一度フォーゼウォッチを外したジオウはビルドウォッチをドライバーに装填し回すと、前方にビルドのアーマーが出現、彼の体へと装着される。

 

『アーマータイム!ベストマッチ!ビ・ル・ドー!』

 

ビルドアーマーを装着したジオウは、ウォッチを押しドライバーを回す。

 

『フィニッシュタイム!ボルテックタイムブレーク!』

 

右手のドリルクラッシャークラッシャーで穴を掘りながら隕石内へ突入していき、ウォズもジオウの後ろを突いて一緒に向かう。

 

「はぁ!」

 

二人は隕石内部へと潜入に成功した。

 

「これは……」

 

ジオウがその中を見ると、隕石内部には気持ち悪いくらいに居る大量のワームが保管されていた。

 

「ここからは私の仕事だ」

 

ウォズはドライバーからギンガミライライドウォッチを外す。そして、ウォッチのダイヤルを回す。

 

『タイヨウ!』

 

ギンガミライドウォッチの顔が変わり再びウォッチをドライバーに装填し、レバーを引く。

 

『投影!ファイナリータイム!灼熱バーニング!激熱ファイティング!ヘイヨー!タイヨウ!ギンガタイヨウ!』

 

ギンガファイナリーのままウォズの額の模様が太陽を模したものに、複眼が『タイヨウ』という文字で炎の様な赤色へと変わり、ウォズの周囲に炎が燃え上がる。

 

「うぉっと、熱い、ウォズ、熱いよ……!」

 

とても熱くて近くに入れないジオウはウォズから離れる。

ギンガタイヨウへとなったウォズは胸前に小型太陽を出現させ、それを放つと、それが膨れ上がり高熱エネルギーがワームを次々襲いかかっていく。

 

 

一方地上では。ワームはプリキュアとガタックとキックホッパー。ゲイツはパンチホッパーと戦闘を繰り広げる。

 

「フェザーブラスト!」

 

「スタースラッシュ!」

 

アンジュとエトワールの放ったフェザーブラストとスタースラッシュを放つ。

 

「「「はああああぁぁぁっ!」」」

 

エールとマシェリ、アムールが同時にパンチを叩き込んみ、ワームは全て爆発して消滅した。

 

「はぁぁ!」

 

「せぁ!」

 

その近くでは、ガタックのパンチとキックホッパーのキックが何度もぶつかり合っていた。

その一方で、ゲイツは剛烈の力でパンチホッパーをパワーで押していた。

 

「くっ……」

 

パンチホッパーは隕石を気にしているのか、うまく力を出せないでいた。

 

「お前が……余計なことを!」

 

パンチホッパーはウォッチを返したツクヨミを睨む。

 

「お前がぁぁぁ‼︎」

 

パンチホッパーはゲイツを振り切り、ツクヨミとことりの方へと向かっていくと、そのまま二人に攻撃しようとする。

 

「危ない!」

 

咄嗟にエールが二人の前に現れ、クロスさせた腕でパンチホッパーの攻撃から二人を守った。

 

「ッ……!」

 

「お姉ちゃん⁉︎」

 

攻撃を受けたエールが膝を折り、パンチホッパーは更に追撃しようとした。

だがゲイツがパンチホッパーにジカンジャックローで攻撃し、パンチホッパーをエールから離した。

 

「エール!大丈夫か?」

 

「うん」

 

「お姉ちゃん」

 

エールはゲイツに大丈夫だと言うと、ことりがエールに駆け寄る。

 

「大丈夫。お姉ちゃんがことりを守るよ」

 

ことりの不安そうな顔を見たエールは、妹に向かって笑顔で守るよと言う。

しかし、ことりは…

 

「嫌だ……」

 

「ことり……?」

 

「嫌だよ……私も……私もお姉ちゃんと一緒にいたい。

私も、お姉ちゃん達と並んで歩きたい!!」

 

ことりがそう叫んだその時、彼女の胸元から緑の光が放たれた。

 

「な、何ッ⁉︎」

 

「これって……!」

 

「ことりちゃん、まさか……!」

 

その時、ことりを見たはぐたんが額の飾りから光を放つ。

その光に反応し、ことりから鳥の羽を模した装飾の付いた緑色のミライクリスタル、ミライクリスタル・エメラルドが誕生した。

 

「ことり……⁉︎」

 

「けど、プリハートはもう……」

 

ツクヨミの肩にいたハリーは新しいクリスタルが生まれたことに驚くも、クリスタルがあっても肝心のプリハートがなければ変身など出来ない事に落胆する。

 

「おい」

 

すると士がことりの背後に現れ、士はポケットからあるものを取り出した。

 

「そらぁ」

 

士はそれをことりへと投げ、ことりはそれを受け取った。

 

「これ……」

 

なんと、士がことりに渡したのはプリハートだった。

 

「必要なものなんだろ?使ってみろ」

 

受け取ったプリハートを使い、ことりはミライクリスタル・エメラルドをセットした。

 

「ミライクリスタル!ハート!キラッと!」

 

そう叫ぶとことりの体が光り、彼女の服が変わり始めた。

 

「はぎゅ〜!」

 

光に包み込まれると、ことりの髪の色が明るいピンクに、髪型はツインテールへと変わり、緑のリボン付きのカチューシャが付けられた。さらに緑と白のアイドル風のコスチュームを纏い、背中に白いマントのような布を羽織る。

 

その光景はさながら、卵を割って小鳥が翼を広げながら産まれるかの様に見え、蛹から美しい蝶々が羽化しようとしている様にも見えた。

 

「輝く未来を抱きしめて!みんな舞い上がれ!希望のプリキュア!キュアアーラ!」

 

そして遂に変身を完了し、ことりは――いや、キュアアーラは高々と名乗りあげた。

 

「「「「キュアアーラ!」」」」

 

「ことり……」

 

「ことりさんが、なっちゃったのです!」

 

だがしかし、変身した姿に驚いたのは彼女達だけじゃない、本人も同じ事だった。

 

「私も……プリキュアになれた……!」

 

今の自分の姿を見たキュアアーラは喜びを見せる。

 

「なれたね、プリキュアに」

 

「うん……!」

 

ツクヨミの言葉を聞いたアーラの目から涙が一粒溢れる。

 

「それがどうした!」

『RIDER JUMP!』

 

虚仮威しだと言いながらパンチホッパーはベルトのホッパーゼクターの足を上げて、パンチホッパーが飛び上がる。

 

「ライダーパンチ!」

『RIDER PUNCH!』

 

パンチホッパーがアーラにライダーパンチを放とうとすると、アーラはプリハートのハート部分をタッチして手を画面にかざす。

 

「フレフレ!ハート!ウィンド!」

 

「ッ!?」

 

プリハートから緑の風の形作り、自分の周りに広げる。

そのままアーラはライダーパンチを放とうとしたパンチホッパーに放った緑の風を直撃させ、ライダーパンチを失敗させた。

 

「やった!」

 

技が決まってアーラが驚く。

 

「凄いよ!ことり!」

 

技を見ていたエールも驚きならも、感動のあまりアーラに飛びつく。

 

「相棒!……お前ェ……ライダージャンプ!」

『RIDER JUMP!』

 

キックホッパーはゼクターを操作し、飛び上がる。

 

「ライダーキック!」

『RIDER KICK!』

 

キックホッパーがアーラとエールにライダーキックを放とうとする。

 

「⁉︎」

 

「矢車!」

 

不意を突かれて動けないアーラを守るため、ガタックはガタックゼクターのフルスロットを三回押す。

 

『1……2……3……』

 

「ライダーキック!」

『RIDER KICK!』

 

ゼクターホーンを位置を戻し、もう一度開き足をに力を貯めると、キックホッパー向かって飛び上がり、ガタックとキックホッパーのライダーキックがぶつかった。

 

「ぐわぁぁ!」

 

ガタックのライダーキックが打ち勝ちキックホッパーを吹っ飛ばし、そのままキックホッパーが倒れ込む。

 

「どうせ……俺なんか……!」

 

『カブト…!』

 

ライダーキックを受けて起き上がると、キックホッパーからアナザーカブトへと変身した。

 

「あぁぁぁ……!」

 

アナザーカブトへと変身すると、すぐにガタックへ襲いかかる。

 

「ッ……」

 

アナザーカブトの攻撃にガタックは押され始め、アナザーカブトとの一撃一撃に強烈な攻撃がガタックに次々と決まる。

 

「せぁ!」

 

「ぐわぁぁ!」

 

アナザーカブトの右足から放たれた強烈な一撃を受けて、ガタックが倒れると変身解除してしまった。

 

「ガァ⁉︎」

 

「加賀美……お前の負けだ」

 

そう言いながらアナザーカブトは倒れている加賀美を踏みつける。

 

「はぁ、はぁ………負けるか……俺は、あいつ以外には負けない!」

 

負けないと言う加賀美だが、ワームとパンチホッパーに集中している為ゲイツ達も助けに行けない。まさに絶対絶滅だった。

 

 

その時、懐かしい口調が加賀美の耳に聞こえた。

 

「――おばあちゃんが言っていた……」

 

声が聞こえると、時が静止したかの様に、全員の動きが止まった。

 

「どこからなのです?」

 

「男の声だよね」

 

その時。アナザーカブトに何かがぶつかり、加賀美から離れた。

そしてみんなの前に現れたそれは、加賀美のガタックゼクターと違うゼクターだった。

 

「カブトゼクター……」

 

それは赤いカブトムシのゼクター、カブトゼクターだった。

これが現れたという事は、彼も居る。加賀美にはその答えに直ぐに気づいた。

 

「世の中で覚えておかなければならない名前がただ一つ……

天の道を歩き全てを司る男……」

 

この加賀美が何度も聞き、このよく知る口調。

声はどんどんここへと近づいてくる。

――その時、巨大隕石によって日食の如く隠れていた太陽が動き、その場に光を神々しく照らす。

 

「皆さん!あそこを!」

 

そして、そこに一人の男がゆっくりと歩き、全員がその男に注目する。

 

「俺の名は……天道…総司」

 

その男――天道総司は、太陽に向かって人差し指を上げ、自身の名を名乗る。

 

「天道……」

 

「久々に日本に帰ったら。何やら騒がしいな……」

 

天道はアナザーカブトとパンチホッパーに振り向く。

そして、カブトゼクターが天道の方へと向かい、彼はそれを掴む。

 

「天道……」

 

「矢車……お前にカブトは似合わない……変身」

『HENSHIN!』

 

カブトゼクターを腰に巻かれたベルトに装填すると、天道の体をアーマーが一瞬にして纏われた。

ガタックとは違う、赤いメタリックカラーの入っているマスクドフォームへと変身すると、カブトゼクターのホーンをあげる。

それにより、マスクドフォームのカブトの体の鎧が浮かぶ。

 

「キャスト……オフ」

『Cast Off!』

 

キャストオフと宣言し、ホーンを動かしたその時、マスクドフォームのアーマーが飛び散った。

 

『CHANGE Beetle!』

 

その姿は、まさにカブトだった。

赤いライダーフォームに、複眼には特徴的なカブトのホーンを立たせていた。

 

「俺も付き合おう」

『スピードタイム!』

 

ゲイツがカブトとの隣に立つとゲイツリバイブウォッチを回す。

 

『リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイブ疾風!疾風!』

 

ゲイツリバイブ疾風へとフォームチェンジした。

 

「あぁ……天道……

今……お前も俺のバカにしたのか……

笑えよ………ぁぁぁぁあ"あ"あ"ッッッ!!」

 

カブトの姿を見て、怨嗟の声を上げながらアナザーカブトがクロックアップした。対するカブトも……

 

「クロックアップ!」

 

ベルトの横にあるスイッチを押してクロックアップを発動。アナザーカブトとクロックアップの世界で戦闘を始める。

 

「クロックアップ」

 

「はぁぁ!」

 

パンチホッパーもクロックアップを発動、ゲイツは疾風のスピードでパンチホッパーについていく。

そのまま、四人がクロックアップの世界での戦闘を繰り広げる。

だがしかし、カブトがアナザーカブト、ゲイツがパンチホッパー相手に優勢な戦いを見せる。

しかもカブトはアナザーカブトの攻撃を綺麗に捌き続け、一度もアナザーカブトの攻撃を受けていなかった。

 

「はぁ!」

 

「くぅ!」

 

カブトのキックが決まり、アナザーカブトが怯んだ。

対するゲイツもパンチホッパーのジカンジャックローの攻撃を繰り出し、パンチホッパーを圧倒すると、アナザーカブトの方へと向かった。

 

「矢車。万が一の時は、お前が影山を倒すと言っていたな」

 

「俺達は、永遠に2人で……地獄を……彷徨うんだ……」

 

「そうか……」

『フィニッシュタイム!百烈タイムバースト!』

 

「うわぁぁぁぁぁ‼︎」

 

アナザーカブトの言葉を聞いたゲイツは、パンチホッパーにジカンジャッククローで強烈な一撃を放った。

それを受けたパンチホッパーは変身解除となった。

 

「相棒ぉぉぉぉぉぉーーー‼︎」

 

「……」

 

影山が倒れたのを見て自棄になったのか、アナザーカブトが怒り心頭のままカブトに突撃する。

それを見て、カブトは後ろを振り向く。

 

『1……2……3……』

 

するとカブトは後ろを向いたまま、カブトゼクターのフルスロットルのスイッチを三回押し、ホーンを戻す。

 

「ライダー……キック!」

『RIDER KICK!』

 

「はぁぁ!」

 

「ぐうぉ⁉︎」

 

ホーンを回したカブトは、右足に収束されたエネルギーを一気に爆発させ、強烈な回し蹴りを自身に向かって突撃するアナザーカブトへと放った。

キックが決まると、カブトは再び人差し指を天へと向かって上げる。

 

「あぁぁぁぁぁ……」

 

カブトのライダーキックを受けて、アナザーカブトは変身解除となった。

完全敗北した矢車の体内から排出されたアナザーカブトウォッチも、破壊された。

 

 

その頃、隕石を破壊しようと宇宙へと昇ったジオウとウォズは……

 

「ウォズ!これじゃあ間に合わない!」

 

フォーゼアーマーとなった宇宙空間に出ていたジオウだが、隕石はまだ破壊出来ていなかった。

 

「これでフルパワーだ!」

 

内部にいるウォズもタイヨウの力を最大限に使っているが、まだ全てを燃やし切れていない。

 

「このままじゃ・…」

 

このままでは間違いなく隕石は地球に落下する。

 

 

地球で隕石が落下してくるのを見て、ツクヨミがスウォルツの言った事を思い出す。

 

『やつらは隕石を止めようとしてるが無理だ。お前の力がなくてはな』

 

「お願い、もう少し時間を!」

 

ツクヨミが時を止める力を天に向け放つ。

するとツクヨミの思いが通じたのか、隕石が止まった。

 

 

「隕石の動きが……止まった?」

 

「今だ!」

『バーニングサンエクスプロージョン!』

 

隕石の動きが止まったのを好機と思ったウォズは手から高熱を発し、さらに周囲を溶かしていく。そのまま内部のワームは全て燃え尽くした。

 

「我が魔王!」

 

「よし!行くよ!ゲイツ!ウォズ!」

『ジオウトリニティ!』

 

ワームが全滅したのを確認したジオウがジオウトリニティウォッチを起動し、ドライバーへと装填しウォッチを回し。

 

『ジオウ!ゲイツ!ウォズ!』

 

地球にいるゲイツと隕石内部のウォズの体が腕時計へと変わり、隕石の前にいるジオウの元へ集まってジオウの体にはめ込まれ、ジオウの身体も変化を始める。

 

『トリニティタイム!三つの力、仮面ライダージオウ!ゲイツ!ウォズ!トーリーニーティー!トリニティ‼︎』

 

「ゲイツ。ウォズ、一気に決めるぞ!」

 

「「ああ!」

 

ジオウトリニティへとなり、急いでドライバーを回す。

 

『フィニッシュタイム!トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン!』

 

ジオウトリニティのライダーキックを放つと、そのまま隕石内部を突き抜けていき巨大隕石を粉砕した。

 

「やったーー‼︎」

 

粉々となった隕石はそのまま地球の大気圏で燃え尽きていく。

 

 

それを地球で見た影山は、悔しがる表情で見届けた。

 

「俺の……仲間が……」

 

仲間のワームがやられたのを見て落ち込む影山に、矢車は声をかける。

 

「影山……もう一度、兄貴って呼んでくれよ……」

 

兄貴と呼んで欲しいと頼む矢車。しかし…

 

「俺は……俺は、影山じゃない。

お前は俺の……兄貴なんかじゃない……」

 

影山はコウロギの様なワームの姿へとなるが、エールとアーラの姿を思い出すと、再びワームから影山の姿へと変わった。

 

「でも……また、さよならだ。兄貴……」

 

最期に兄貴と言い残し、影山のワームは笑って爆裂霧散した。

 

 

しばらくして、ジオウトリニティが地球へと帰還し、みんなの前へと降りた。

 

「ソウゴ!ゲイツ!ウォズさん!」

 

「やったのです!地球は救われたのです!」

 

「ううん、みんなが力を貸してくれたから隕石が止めれたんだ」

 

ソウゴがみんなにお礼を言うと、他の皆も笑って返してくれた。

 

「それと、ことりちゃん。なれたね、プリキュアに!」

 

「うん!」

 

「あ、そうだ!ハリー、あれ出して」

 

「ん?…あぁ、わかった」

 

ツクヨミの肩に乗っていたハリーがはなにスプーンを渡すと、彼女は妹にそのスプーンを手渡してミライクリスタルをそこに乗せてはぐたんに近づけるようにさせる。

ことりは姉の言われるがままに、ツクヨミが抱き抱えるはぐたんにミライクリスタル・エメラルドを乗せたスプーンを近付けると、ミライクリスタル・エメラルドのアスパワワが、はぐたんの額の飾りに入っていった。

 

「うん。ことり!ありがと!」

 

「…これが、アスパワワ?」

 

「そう。ミライクリスタルはアスパワワで出来た結晶なんだよ」

 

「これで、はぐたんを育ててたんだね」

 

「……では、私からも……祝え!」

 

突如ウォズが祝えと叫び出し、それを初めて見たことりは驚く。

 

「今ここに六人目のプリキュアが誕生を!その名もキュアアーラ!キュアエールの妹であり!姉妹プリキュアの誕生の瞬間である!」

 

ウォズがキュアアーラの誕生を祝福する。

 

「あの……ありがとうございます……」

 

とりあえずお礼を言うが、ことりは驚きのあまり顔が少し引きつっていた。

それを後ろの方で聞いていた天道と加賀美は少し引いていた。

 

「……おい、あんな事をいつもやるのか?」

 

「まぁ、あれは奴のお決まりのようなものだ」

 

すると後ろにいた矢車が、この場から立ち去ろうとする。

 

「矢車さん!」

 

そんな矢車の様子を見かねたはなが、矢車を呼び止める。

 

「………笑いたいのか……」

 

「影山さんは生きてますよ!矢車さんが思っている限りずっと!矢車さんの中で生きてますよ!」

 

はなが矢車に、影山はずっと心の中にいると話す。

すると、矢車から少しだけ笑みが見えた。

 

「……フッ。お前も、妹は大事に守れ」

 

妹を守れとはなに言うと、矢車は赤く光る夕日に向かって歩き出す。

 

「…変われるのかな。矢車は?」

 

「さぁな……だが、また奴の完全調和の姿は見られたと思うがな」

 

「パーフェクトハーモニーか……」

 

かつて彼自身が掲げていた信念の言葉を思い出しながら、矢車を見つめる天道と加賀美。

その時、二人のゼクターが変化し始めた。

 

『カブト!』

『ガタック!』

 

二人のゼクターは、カブトとガタックのライドウォッチへと変わった。

 

「これは……」

 

「なるほど」

 

ふたつがウォッチとなったのを見て、二人はソウゴと近づきウォッチを渡す。

 

「これはお前に必要なものようだな」

 

「カブトウォッチ……」

 

ソウゴは二人からウォッチを受け取る。

 

「おばあちゃんが言っていた。継ぐ者が現れた時、それに掛けてみるのも面白いと…」

 

「それに、君が王様になるために必要なんだろう?」

 

「わかった。大切に使わせてもらうよ」

 

天道と加賀美からカブトとガタックのウォッチを受け取った。

 

「これで、あとふたつ」

 

「いよいよ、継承するウォッチもあと僅かですね」

 

「うん……」

 

さあやとルールーの言う通り、これで残るウォッチはあとふたつとなった。

 

 

その様子を屋上の階段から見ていた士も、その場から去ろうとした。そんな彼の姿を見掛けたことりが士に駆け寄る。

 

「あの門矢さん……これ」

 

ことりは士にプリハートを返そうとする。

 

「それはお前にやる。いいものを見せてくれた礼だ」

 

それに対し、そう言って士が去ろうとすると、士がことりに振り向いた。

 

「おい、確かお前キュアエールの妹なんだったってな」

 

「はい」

 

「姉とは仲良くやれよ」

 

はなとは仲良くやれ、それだけを伝えた。

更にそこへ、ツクヨミも彼のもとへ駆け寄った。

 

「あなた。どうして……」

 

どうして士がプリハートを持っていたのとツクヨミが問う。

 

「以前、奴らに協力した時に偶然に拝借したのさ」

 

それに対して士は最初に現れたあの時、クライアス社に手を貸した時にクライアス社に残っていたプリハートを奪ったと語る。

 

「ねぇ、あなたは敵なの?それとも、味方なの?」

 

「俺は、ただの通りすがりの仮面ライダー。

面白いと思う方に手を貸すだけだ」

 

「あの……」

 

ツクヨミにそう言っていると、ことりがまた士を呼び止めた。

 

「ありがとうございます!」

 

ことりが頭を下げてお礼を述べ、手を出して後ろ向きで振ると士は歩き出し去っていった。

 

 

 

その夜、はなが寝る準備してた最中に、背後から気配を感じて振り向くと、ドアの辺りにことりが立っていた。

 

「どうしたの?」

 

「えっと……」

 

「ははーん、さては一緒に寝たいんでしょ。ほらほら」

 

「ええっ……?」

 

はなはニマニマしながら、布団を上げてことりを誘う。

 

「甘えちゃって」

 

「そ、そう言う訳じゃ……」

 

ことりはそう言ってから視線を一瞬逸らす。再度はなの方に視線を向けると、いつの間にか寝てしまった。

 

「ええっ……?お姉ちゃんって、本当にお子ちゃまね」

 

微笑んでからそう言い、電気を消してから仕方なくベッドの中に入る。

 

「ねぇ……お姉ちゃん」

 

「…ん?」

 

自身を呼ぶ声が聞こえたのか、はなが眠そうに瞼を開きながら妹の顔を見る。

 

「私、立派なプリキュアになれるかな?」

 

ことりは不安そうな声で、立派にプリキュアになれるのかなと、はなに尋ねる。

 

「立派なプリキュアね……

私達以外に先輩のプリキュアがいるけど、みんな自分の守りたいもの為に戦う。それが立派なプリキュアだと思うよ」

 

「私の守りたいもの……」

 

ことりにとって守りたいもの。それを考えていると、はなはことりの手を握る。

 

「私達と一緒に、プリキュア頑張ろうね!」

 

「……うん!」

 

そのまま二人は幸せそうな寝顔で、手を繋ぎ合って一緒に眠る。

かくして、キュアエールとキュアアーラと姉妹のプリキュアが結成したのだった。

 

 

 

その頃。クジゴジ堂のソウゴの部屋で、ソウゴは自身の持っている18個のライドウォッチを見ていた。

 

「後は一つ……後一つでウォッチが揃う」

 

ビルド、エグゼイド、ゴースト、ドライブ、鎧武、ウィザード、フォーゼ、オーズ、W、ディケイド、キバ、カブト、響鬼、ブレイド、ファイズ、龍騎、アギト、クウガ……数々のライダーの力を継承したソウゴ。

残る最後のウォッチは……仮面ライダー電王のライドウォッチ。

このウォッチで、全てのライドウォッチが揃う。

 

 

 

 

「かくして、六人目のプリキュア……キュアアーラが誕生し、我が魔王はカブトとガタックのウォッチを手に入れた。

継承するべき、残るウォッチは後二つ。

そして、我が魔王は……いよいよ魔王としての真価が試されます」

 


次回!Re.HUGっとジオウ!

 

第48話 2007: さあやの夢と最後のウォッチ!

 

 




おまけ

カ・ガーミン「加賀美です……13年越しにかつての夢が叶うと思ったら、また天道に良いところ全部取られました……加賀美です…加賀美です…………」

君が願うことなら すべてが現実になるだろう〜♪

ことり「ただし選ばれしものに限ります!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。