Re.HUGっとジオウ!   作:yu-ki.S

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ウォズ「この本によれば、普通の中学生 時見ソウゴ。彼には魔王にして時の王者『オーマジオウ』となる運命が待っている。
遂に我が魔王は全てのライダーの力を手に入れた。
魔王としての力を、今こそ見せつける時が来た!」


第49話 2018: 揃った力⁉︎魔王の誕生⁉︎グランドタイム!

モモタロスからソウゴへ電王ウォッチを託された事で、全てのライダーのライドウォッチが合体して『グランドジオウライドウォッチ』が誕生した。

 

「これが……」

 

ソウゴは自身の手にある魔王の力を持つというウォッチを見つめていると…

 

「そいつを渡したらダメだ。そいつは世界を滅ぼす魔王なんだ」

 

「そうだ」

 

「魔王……?おい、俺を騙しやがったなぁ!返せ!コラ、離せ!」

 

侑斗とデネブにソウゴが魔王になると教えられたモモタロスにより、電王ウォッチを無理やり取り返えされてしまった。

すると、ソウゴの手に持っていたグランドジオウライドウォッチは消滅した。

 

「えっ?」

 

「ウォッチが消えた……」

 

どうやらグランドジオウライドウォッチは、全てのウォッチがソウゴの元に無いと現れないウォッチのようだ。

 

「やっぱ、コイツは渡せねえな!」

 

「お願いです!時見先輩を信じて下さい!」

 

「ソウゴは絶対に魔王になっても、ソウゴはソウゴのままだから!」

 

「……」

 

えみるとはなの説得も虚しく、モモタロスは自分のウォッチを渡そうとしなかった。

その間に侑斗は手に持ったチケットをユキヒロにかざす。

 

「2013年4月5日。

…この件は俺が解決する、お前たちは手を出すな。行くぞデネブ」

 

「よく覚えといてください」

 

侑斗とデネブはゼロライナーで2013年4月5日へと向かう。

 

 

その後、ソウゴ達は病院のホールの休憩室でユキヒロから事情を聴く。ちなみにモモタロスは病院にあった着ぐるみに姿を隠させた。

 

「どうして、イマジンと契約を?」

 

「見たんだ……タクヤ君が化け物になるのを……」

 

タクヤは自分の姉の墓参りに来ていたユキヒロを追い返した後、そこに現れたオーラにアナザー電王ウォッチを埋め込まれてアナザー電王に変身したのを目撃していた。

 

「そのタクヤって人は……?」

 

「病気で死んだ俺の恋人、遠藤サユリの弟で……」

 

「2013年4月5日。この日付に心あたりは?」

 

ウォズは侑斗が向かった時代の事を話し、その時代に何があったのかと聞く。

 

「俺がサユリを病院から連れ出した日だ……その後、すぐ容体が急変して……」

 

この日、彼の姉であるサユリを連れ出したが、彼女の容態が急変してしまった。

その後、間もなくして亡くなってしまい、その日からずっとタクヤに恨まれるようになった。

 

「タクヤ君は、俺のことを恨んでる」

 

「そいつはその日に行くためにアナザー電王になり、デンライナーを盗んだわけか。イマジンもその日に……」

 

「桜井侑斗が解決してくれるって」

 

「アイツになんか任せられるか!俺がその時間に行って、デンライナーを取り戻す!」

 

「あの、デンライナーなしでどう行くのですか?」

 

えみるはデンライナー無しでどうやって過去に行くのだと聞くと、モモタロスは頭を抑えて叫び出した。

 

「ダメじゃねぇか!デンライナーがないんじゃ、時を渡れねェっ!」

 

「そうでもない。アナザー電王を野放しには出来ん。2013年に行くぞ」

 

「おうっ!……で、どうやって行くん?」

 

「黙ってついてこい」

 

ゲイツはアナザー電王を追う為にタイムマジーンを呼ぼうとする。

 

 

 

デンライナーを乗っ取ったアナザー電王はウラタロス、キンタロス、リュウタロスを縛り拘束していた。

 

「邪魔をしなければお前達に危害は加えない。

あの日、あいつが姉ちゃんを連れ出さなければ……!」

 

 

一方のゲイツはタイムマジーンでウォズ、モモタロスとともに2013年へ向かう。だが、中の様子はかなり狭苦しいようだ。

 

「狭いじゃないかゲイツ君!」

 

「もうちょっとそっち行け!トゲトゲ刺さってるよ!」

 

「何ちんたら走ってるんだ!」

 

気の短いモモタロスがゲイツから無理矢理操縦を変わろうとする。

 

「ソウゴは何故来ない!」

 

ソウゴはまだ現代に居るために、タイムマジーン一台で行く羽目になった事にゲイツは不満を溢す。そのソウゴは、まだやらなきゃいけないことがあると言い、後から向かうらしい。

 

 

そして、2013年4月5日。

そこには2013年のユキヒロの体を抜け、この時代へワープしてきたモールイマジンが現れた。

同時にデンライナーもこの時代へ到着し、アナザー電王とビシンが飛び降りる。

 

「姉ちゃん……」

 

モールイマジンとアナザー電王が病院内へ侵入した。

そして、彼らの姿を見た病院にいる人々は逃げ惑い、院内では何やら騒然とする声に反応した二人がいた。

 

「タクヤ、何かあったのかな?」

 

そこには過去でまだ生きているサユリと、アナザー電王になる前の過去のタクヤがいた。

 

「姉ちゃんはじっとしてろ。ちょっと見てくる」

 

まだ高校生くらいの過去のタクヤが様子を見に向かうと、1人になったサユリは飾ってある写真を見つめる。

その頃、病院の前にはゲイツ達が到着した。

 

「ここにも怪物だ!」

 

モモタロスを見てみんな怪物だと騒ぐ。

 

「誰が怪物だコノヤロウ!!」

 

「ここにも……ということは奴らが中に……」

 

「え、確かに匂うぜ。イマジンの匂いだ!」

 

「待て!大体お前は目立ちすぎる!」

 

「だったら……よっ‼︎」

 

イマジンの姿では目立ちすぎると申告されると、モモタロスはゲイツの体に入った時のように光の球となった。

 

「させるか!」

 

「なっ⁉︎」

 

何をされるのか察したのか、咄嗟にゲイツはウォズを盾にする。モモタロスはそのままウォズの体へと入ってしまった。

 

「これで文句ねぇだろう」

 

モモタロスはウォズへ憑依し、そのままウォズの体で病院の中へと入る。

 

「叫け!叫け!」

 

「見つけたぜ!」

 

そこで院内で暴れるモールイマジンを見つけた。

 

「おい!楽しそうだな?」

 

モモタロスが憑依したウォズはビヨンドライバーを装着する。

 

「なんだぁ~?人が気持よく暴れてるってのによぉー!」

 

「ヘッ!俺も暴れてやるよ。お前を倒すためにな」

『ギンガ!』

 

モモタロスはギンガミライドウォッチを起動し、ドライバーに装填すると、レバーを引く。

 

「変身!」

 

レバーを引くと同時に走り出す。

 

『投影!ファイナリータイム! ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー! ウォズギンガファイナリー!ファイナリー! 』

 

ギンガファイナリーへと変身すると、モールイマジンを屋上へと移動させる。

 

「俺、参上!」

 

いつものポーズを取ると、モモタロスは背中のマントを気にする。

 

「なんじゃこりゃ?ま、いいか」

 

マントの事は一先ずさて置き、モールイマジンへと向かう。

 

「行くぜ行くぜ行くぜ!」

 

モモタロスがウォズの体でそう叫びながら、モールイマジンと戦闘を開始する。

 

 

その頃、変身しているアナザー電王は過去の自分を襲っていた。

 

「姉ちゃんは俺が守る」

 

過去の自分を殴って気絶させると、アナザー電王は姉の病室へやってきた。

 

「キャアァー!」

 

「姉ちゃんは俺が守る。俺が……」

 

未来の弟は知らないとはいえ、アナザー電王は怯える姉に近づこうとする。

 

「待て!お前の相手は俺だ!」

 

そこへゲイツが現れるとジクウドライバーを装着し、ゲイツウォッチとゲイツリバイブを取り出す。

 

『ゲイツ!ゲイツリバイブ!剛烈!』

 

二人がゲイツリバイブを起動し、ドライバーに装填して構える。

 

「変身‼︎」

『ライダータイム!リ・バ・イ・ブ剛烈!剛烈!』

 

ゲイツリバイブ剛烈へと変身し、ゲイツはアナザー電王を外の広場へと出す。

 

「邪魔をするな!」

 

「それはこっちの台詞だ!」

 

ゲイツがアナザー電王に攻撃を繰り出そうとする。

 

「待ってたよ〜」

 

すると、アナザー電王の前にビシンが現れた。

 

「ビシン」

 

「負け犬。今日こそお前を倒してあげる!」

 

ビシンのファングクローが繰り出され、ゲイツはジカンジャックローで受け止める。

 

「くっ……!」

 

「この間の借りを返してあげる!」

 

ゲイツはビシンとアナザー電王のニ対一と戦う事となり、かなり苦戦していた。

 

 

屋上で戦っているウォズは、モールイマジンを圧倒していた。

 

「俺に迷いねえ。最初から最後までクライマックスだぜ!」

 

『ファイナリービヨンド ザ タイム!』

 

そう言ってレバーを引き、必殺技を繰り出そうとする。

 

「な、何だ……体が動かね……」

 

だが再度レバーを引こうとした突如、ウォズの動きが止まってしまう。

 

「今のうちに!」

 

勝てないと踏み、モールイマジンは撤退した。

モールイマジンが撤退すると、ウォズも変身解除となる。解除すると、ウォズの体からモモタロスが出てきた。

 

「いててて……何すんだ!」

 

「ウォッチは欲しいが、二度と体を奪うのはやめてもらえないか」

 

「あ"ぁ⁉︎」

 

「台詞が恥ずかしすぎてね。口が腐る」

 

「てめぇもういっぺん言ってみろ!」

 

どうやら、ウォズは憑依されている間のモモタロスの言動や戦い方がかなり嫌だったようだ。

 

 

 

 

クライアス社の会議室では、ジェロスが一人深刻な表情で呟いていた。

 

「まだ……まだ大丈夫……!まだ……ッ!」

 

ジェロスが自分の机で自分にそう言い聞かせるも、彼女からは大きく動揺を見せていた。

 

「ありゃ駄目だ。私が行くしか無いね」

 

ドアから見ていたトラウムがそんなジェロスの様子をみて、自分で行くことにした。

 

「と言う訳で、今週も私、ビックリドンドン出撃!今日でHUGっとジオウ最終回!来週からバグっとトラウム、スタート!」

 

そう言って、トラウムはプリキュア達のいる下へ向かおうとする。

……尚、先程彼が言った事は全て嘘なので絶対に信じないで下さい。

 

 

 

 

あざばぷ病院の外で、はなとさあやがベンチに座って会話する。

 

「ネットの情報が全てじゃない……か」

 

「うん……私、全然だ……

もっと患者さんの気持ちを分かってあげないといけないのに……」

 

お仕事を体験して、今までネットで何でも調べていた事が全て思っていたさあやが、ネットの情報が全てではないと知った。

 

「ねえ、はなのお母さんはことりちゃんが産まれる時にはどうだった?不安そうだった?」

 

「えっ?うーん、覚えて無いな……」

 

「まあ、そうだよね」

 

「でも、私がお姉ちゃんになるんだーって、知らない人にまで自慢して困らせたみたい……」

 

「お姉ちゃんになる……」

 

さあやははなの言葉に反応するとその時、あやも言ってた事を思い出し、そこからある事に気付いてベンチから立ち上がる。

 

「さあや?」

 

さあやが花壇の方にあやがいたのを確認し、あやの元へ向かう。すると……

 

「あやちゃんだよね」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「俺は時見ソウゴ。よろしく」

 

「ソウゴ君」

 

さあやが来る前に、ソウゴもあやの前に現れた。

 

 

病室にいるあやの母親は、担当医の真木先生と検査を受けながら話していた。

 

「あやは、初めての子で……私、ちゃんと子育てしなきゃって力が入り過ぎて、逆に失敗ばかりしてしまって……」

 

彼女は、母親として力を入れ過ぎて失敗していた事を話し、後悔していたを真木先生に打ち明けた。

 

「あやには申し訳無くって……。

だから次の子には、完璧な子育てをしようと……

なのに……最初からつまずいて……」

 

「帝王切開はつまづきじゃないわ、立派なお産よ。

大丈夫、自分を信じて」

 

「はい……」

 

真木先生が母親に信じてと元気付ける。

 

 

一方さあやとあやが手を繋ぎ、ソウゴと一緒に病院の敷地内を歩く。

 

「凄いよね、あやちゃんのママって。

産まれて来る赤ちゃんの為に、とっても頑張ってる。

素敵だし、尊敬する」

 

「えっ……?」

 

ソウゴ達はしばらく歩いてからベンチに座り、会話を続ける。

 

「ねえ、あやちゃんのママってどんな人?」

 

「ママは……いつも失敗してる」

 

「えっ?」

 

「失敗って……」

 

さあやとソウゴが失敗しているとはどう言う事だと思っていると、あやは自身の母親のことについて二人に語り出す。

 

「お料理でオムレツ焦がしちゃうし、お洗濯の靴下がバラバラだったりするし、お買い物でお財布忘れちゃったりするし」

 

「そう……なんだ」

 

あやから母親の失敗談を聞き、さあやは冷や汗を垂らす。

 

「でも、そんなお母さんが好きなんでしょ!」

 

しかしソウゴがそう言うと、あやはベンチから跳び下り、ソウゴとさあやの向かいに移動する。

 

「うん!ママは遊園地に連れて行ってくれるし、漫画が大好きなんだよ。そしてね、かけっこはすっごく速いんだ!保育園の運動会で、一番だったんだから!」

 

今度は母親の好きな所を話す。

 

「他のママ達を、びゅーんって追い抜いてくの!じゃーん!」

 

そう言って走り出し、足を止めてから振り返り、両腕を上げて両手の人差し指を立てる。

 

「ママが大好きなんだね」

 

「うん!」

 

だがその直後に、表情を曇らせて両腕を降ろした。

 

「…?」

 

「あやちゃん?」

 

「あやは……ママが好き……ママは……ぎゅっとしてくれるの……」

 

そう言うと、あやの目に涙が溜まりはじめた。

 

「だけど……あやはもうお姉ちゃんになるから……ママはもう、あやのママじゃなくなって……赤ちゃんのママになるから!」

 

自分の想いを吐露してからその場で泣き崩れ、さあやが駆け寄って抱き締める。

 

「弟なんていらない!弟が産まれなければ……ママは……あやのママでいられるのに……!」

 

産まれて来る弟に母親を取られるみたいで本当は寂しかったが、お姉ちゃんになるからと我慢していたそうだ。

 

「そんな事ないよ」

 

しかしソウゴはあやの肩に手を置き、そんな事ないよと言葉をかける。

 

「弟が出来ても、あやちゃんのお母さんはずっとあやちゃんといるよ」

 

「えっ?」

 

「何年経ってもあやちゃんとお母さんはずっと親子なんだよ。そして、弟はこれからあやちゃんと同じ家族の一員になるんだ」

 

「家族……」

 

「そうだよ。そして、あやちゃんがその子を守ってあげるもう一人のお姉ちゃんになる時でもあるんだ」

 

「お姉ちゃん……でも」

 

本当にお姉ちゃんになれるかと不安に思うと、さあやが不安そうなあやの頭を優しく撫でる。

 

「大丈夫だよ。大丈夫。ママはいつだって、あやちゃんが大好きなママだよ。

あやちゃんが産まれた時も、ママは取っても頑張ったんだと思う。早くあやちゃんに会いたいって。

今は、赤ちゃんに会う為にママは頑張ってる。あやちゃんも頑張ってて凄いよ。もうすっかりお姉ちゃんだと思う。でも、悲しくなるまで我慢する事無いんだよ」

 

「あや……」

 

そんな彼らの様子を見ていた父親が、あやの元へ向かおうとする。

 

「なかない。なかない」

 

はぐたんがそう言いながらソウゴとさあやとあやの元へ歩く。

 

「可愛い~!」

 

泣き止んだあやがはぐたんの元へ駆け寄り、両手を繋ぐ。

はぐたんとあやはすぐに仲良しになった。

 

「あやちゃん」

 

「パパ」

 

「そろそろママの手術が始まるよ」

 

「行こう、あやちゃん。ママに素直な気持ちを伝えよう」

 

「うん!」

 

さあやがあやの手を繋いで言い、あやがうんと返事する。

 

「じゃあ、俺行くよ」

 

ソウゴがここに残っていたのは、病院で見かけたあやちゃんがとても思い詰めた表情をしていた事が気になっていたからだった。

そしてあやちゃんの心を知ることが出来たため、ソウゴもタイムマジーンで2013年へと向おうとする。

 

「ソウゴ君」

 

「何?」

 

するとソウゴの背後からさあやの声が聞こえ、どうしたのかと思い振り返る。

 

「……後でね」

 

「うん!行ってくるよ!」

 

ソウゴは近くへ来ているタイムマジーンへと向かってそのまま乗り込むと、年号をゲイツ達が向かった年号に合わせる。

 

「時空転移システム……起動!」

 

タイムマジーンは浮かび上がってタイムトンネルを潜り、ソウゴは2013年へと飛び立った。

 

「行ってらしゃい。ソウゴ君」

 

そしてさあやは、ソウゴの乗っているタイムマジーンが飛んでいった姿を静かに見届けた。

その後さあやとあやは、手術に向かおうとする母親の元に駆け付ける。

 

「ママ!ママ……ぎゅっとして。ママ……」

 

母親があやを抱き締め、抱かれたあやは喜ぶ。

 

「あや……我慢させちゃったんだね……ごめんね。

ママ……頑張るね……」

 

「あやちゃんを見れば、あなたの子育ては失敗なんかしてないって良く分かる。頑張りましょ」

 

「はい」

 

母親は看護師に支えられ、帝王切開の手術を受けに向かった。

 

 

 

2013年。

そこでゲイツは、ビシンとアナザー電王との戦闘を続けていた。

そして、ソウゴの乗るタイムマジーンもこの時代に到着した一方で、アナザー電王に気絶させられた過去のタクヤが目を覚ます。すると、ユキヒロが姉サユリを連れ出すのを目撃した。

 

「姉ちゃんを何処へ連れていくつもりだ?」

 

「タクヤ君……」

 

タクヤに何処かへ行こうとしていた見つかったサユリとユキヒロは、彼に訳を説明しようとせずに行ってしまう。

 

「待て!」

 

追いかけようとするが、身体に受けたダメージがまだ身体から抜けておらず、ふらつく。

 

「危ない」

 

そこへソウゴが現れ、倒れるタクヤを支える。

 

「タクヤさん……だね?」

 

そのままタクヤの姉・サユリとユキヒロが院外へ出る。その様子をアナザー電王が見かける。

 

「はっ………待て!」

 

アナザー電王は二人を追いかけようとする。

 

「そうはさせるか!」

 

『スピードタイム!』

『リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイ!リバイブ疾風!疾風!』

『スピードクロー!』

 

ゲイツリバイブ疾風にフォームチェンジし、超高速移動でアナザー電王の前に回り込むと、ジカンジャックローでアナザー電王を吹き飛ばす。

 

「どけ!」

 

「お前の相手はこの俺だと言っただろ」

 

アナザー電王を抑えると横からビシンがクローで振り掛かる。

 

「君の相手は僕だよ!」

 

「ッ」…」

 

ゲイツは一度距離を取ると、ジカンジャックローのエネルギーを溜め込みトリガーを引く。

 

『つめ連斬!』

 

ゲイツはつめ連斬の無数なエネルギーの雨を繰り出す。

だが突如デンライナーが現れ、アナザー電王に放ったゲイツのつめ連斬の攻撃の盾となった。

 

「何⁉︎」

 

「こいつら強ェーぞ!手を組もうぜぇ!」

 

デンライナーを操縦していたのは、ウォズから逃れたモールイマジンだった。アナザー電王はデンライナーに乗り込んだ。

 

「喰らえ!」

 

モールイマジンはデンライナーの車両の武装を展開し、ゲイツを攻撃する。

 

「……しまった」

 

ゲイツはデンライナーの攻撃を疾風のスピードで躱したが、避けた時には既にデンライナーもおらず、ビシンの姿も無くなっていた。

 

 

到着したソウゴはウォズとモモタロスと合流し、過去のタクヤにアナザー電王は未来のタクヤだと打ち明けた。

 

「さっきのは……未来の俺?」

 

「うん。未来のタクヤさんは、ユキヒロさんを恨んでるんだ」

 

「許せるわけがない!あいつが姉ちゃんを連れ出したせいで様態を悪化させるなんて……」

 

この後、状態が悪化するのだと知りユキヒロへ怒りが込み上がる。

 

「聞いたんだ……ユキヒロさんに」

 

しかしソウゴは、ゲイツ達がこっちに来てすぐ後に、はな達と現代で聞いた事を語る。

 

 

『もうサユリは助からなかった。でもサユリはそのことを弟のタクヤ君には言えなかった』

 

『それじゃあ、あなたが恨まれ損じゃないですか⁉︎』

 

『何でタクヤさんに言わないの?本当のこと』

 

『言ったって、タクヤ君の心に開いた穴は埋まらない。タクヤ君も辛いんだ。

俺のせいにして、恨む相手がいたほうが、タクヤ君はまだ楽になれるかもしれないじゃないか』

 

ユキヒロはタクヤの為に、何も言わず敢えて憎まれる事を選んだのだ。

 

 

その事を話すと、過去のタクヤはすぐには言葉が出なかった。

 

「あの人……そんなことを?」

 

「ユキヒロさんがサユリさんを連れだしたのは、何か理由がある。きっと、サユリさんに取って大事な事なんだ。

それを未来のタクヤさんが邪魔しようとしてる」

 

「俺が……姉ちゃんの邪魔を……?」

 

「うん」

 

「………止めてくれ!未来の俺を」

 

「分かった」

 

未来のタクヤを止めるとソウゴは過去のタクヤと約束する。それを見たモモタロスが声をかける。

 

「ソウゴ……なかなか格好いいじゃねぇか」

 

「へへ……あれ?ユキヒロさんたちが何処へ行ったのか?分かんないな。思い出の場所とは言ってたんだけど……」

 

「ヘ、ハハ……そこは聞くだろう普通、ええ?なんで聞いとかなかったんだよ!てめぇは‼︎」

 

モモタロスがソウゴの顔をつねる。

 

「うるさいな、忘れてたんだよ‼︎」

 

ソウゴもモモタロスの顔を引っ張る。すると、立てかけてある写真をに気づいたウォズが手に取る。

 

「手掛かりなら……ある」

 

ウォズがその写真を二人に見せる。その写真には後ろに神社と綺麗な桜の木があった。

 

「あれ?」

 

「どうしたんだよ?」

 

「あ、いや……なんか見たことある風景だなって……」

 

その写真を見たソウゴは、何処かで見たことがあるかのような風景と桜があった事に気づく。

 

 

その様子を離れた所から、侑斗と白衣を着たデネブが見ていた。

 

「侑斗!侑斗!世界を滅ぼす魔王っていい奴だね!」

 

「デネブ……バカ!!すぐ信用すんな! あれが魔王の手口だ」

 

侑斗がデネブにヘッドロックする。

 

「何だ、その格好は?」

 

「ドクターですけど……」

 

デネブが自分の姿に突っ込みを入れる。

 

 

 

その頃、現代では。トラウムが病院の外の駐車場で車を擦った男性からトゲパワワを取り出す。

 

「純なトゲパワワがこんなに手に入るなんてラッキーです。

後は……今週の、ビックリドンドンメ~カ~!」

 

自分の顔を模したメカに『猛』と書かれたチップを注入する。

 

「発注!猛オシマイダー!」

 

小型のオシマイダーと社交ダンスを踊り、メカにカラーコーンに挿入させる。

 

「ピコっとね~」

 

小型オシマイダーの持つスイッチを押し、以前のと違うカラーコーン猛オシマイダーを作り出した。

 

 

その時、外の変化にはな達は気づいた。

 

「これって……」

 

「オシマイダー!」

 

急いで、はな達は病院の外へと出る。

 

「クライアス社……!」

 

「あの人……温泉で見た……!」

 

ことりはトラウムを見て旅行で見た男性と同じと気づく。

 

「みんな!」

 

はな達六人とハリーは、それぞれプリハートとジクウドライバーを取り出し、ハリーはジクウドライバーを装着した。

 

『ハリー!ギアジェット!』

 

「変身!」

「「「「「ミライクリスタル!ハートキラッと!」」」」」

 

はな達六人が揃ってプリハートにミライクリスタルをセットし、揃っていつもの手順を取り姿を変える。

 

『ジェットタイム!導け!切り開く世界!ハリー!ギア!ジェット〜!』

「輝く未来を〜抱き締めて!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

「キュアマシェリ!」

「キュアアムール!」

「みんな舞い上がれ!希望のプリキュア!キュアアーラ!」

 

「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

六人が決めポーズを取っていると、トラウムがいつの間にか一人増えていることに驚く。

 

「いつの間に六人目が……」

 

「また騒ぎを起こしに来たのね!」

 

「君達こそ、何でいるの!」

 

「それはこっちの台詞!」

 

「って言うか今回、私ちゃんと考えてる!こう言う事もあろうかと」

 

そう言うと、手に持った装置の下部のスイッチを押す。

すると猛オシマイダーの胴体と両腕のドリルが回り出すが、音が出て無かった。

 

「んん?」

 

「音が出て無い……?」

 

「猛オシマイダー騒音対策仕様です。せっかくこう言うメカ用意して来たのに、こんなに離れてちゃ意味無いじゃないですか!」

 

前回の戦いの反省として無音でもドリルが回る様にしたそうだが。以前と違って今回は病院から結構離れてたので、余り意味は無かった。

 

「それより今日はジオウがいないみたいね!猛オシマイダー!」

 

「オシマイダ〜!」

 

猛オシマイダーがエール達の前へと襲いかかる。

 

 

 

2013年。

思い出の地に、ユキヒロとサユリがやってきた。

 

「ユキヒロ……お前のせいで姉ちゃんは!」

 

そこへ、デンライナーからアナザー電王とモールイマジンが現れた。

 

「待て!」

 

更にソウゴとモモタロスが現れ、アナザー電王を止めようとする。

 

「タクヤさんやめよう!あれはサユリさんのためなんだ!」

 

「お前に何が分かる!」

 

アナザー電王、モールイマジンがソウゴ、モモタロスへ襲いかかってきた。

二人は攻撃を避けるが、モールイマジンの数が何十人にも増えている事に気付いた。

 

「こっちにはデンライナーがあるんだ。少し前の俺自身をいーっぱい連れて来てやったぜ!」

 

モールイマジンはデンライナーを使い、それぞれの時間にいる自分を何人も連れてきていた様だ。

 

「このモグラ野郎!地面に潜ってやがれ!」

 

流石に二人では、アナザー電王とこの何十人もいるモールイマジンは辛い。

 

「ウォッチを渡してやれ」

 

そこへ侑斗が駆けつけてきて、電王ウォッチを渡せと言う。

 

「侑斗……!いいのかよ?」

 

モモタロスは本当に渡して良いのかと聞きながら、電王のライドウォッチを取り出す。

 

「俺のこと信じてくれるの?」

 

「信用したわけじゃない。だが……認めてやってもいい」

 

「相変わらず……へへっ、めんどくさいヤツだぜ!ほらよっ!」

 

モモタロスは笑いながら、ソウゴへ電王のライドウォッチを投げる。ソウゴはそのウォッチを掴んだ。

 

「ありがとう!」

 

「イマジンは任せろ!変身!」

 

侑斗はベルトを巻き付け装着し、ゼロノスの変身カードを取り出す。

 

「変身!」

『アルタイル フォーム』

 

カードを挿入すると、始めにプラットフォームへと変身。音声と共に緑のオーラアーマーが現れて全身を包こみ、顔には二頭の牛が合わさったような仮面が覆う。

 

「最初に言っておく。俺はかーなーり強い!」

 

ゼロノスがモールイマジンへとゼロガッシャーを振り付け応戦する。

そして、ソウゴの手には再び19個のライドウォッチが集まった。

 

『電王!』

 

電王ウォッチが光り出し、現代にあるクジゴジ堂で保管されていたウォッチが飛んできて集まる。

そして、再度グランドジオウライドウォッチが生成された。

 

「……」

 

ソウゴはグランドジオウウォッチとジオウを前に向けた。

 

『ジオウ!グランドジオウ!』

 

そしてジオウウォッチとグランドジオウウォッチを起動させる。

ウェイクベゼルを回転させるジオウウォッチと違い、グランドジオウウォッチは起動すると左右に平成ライダーの顔が描かれたパーツがせり出し、そのままソウゴは二つのウォッチをスロットへと装填した。

 

『〈ポォォーン!パァァァァ!〉アドベント!COMPLETE!ターンアップ!〈ピィィン!〉CHANGE BEETLE!ソードフォーム!ウェイクアップ!カメンライド!サイクロン!ジョーカー!タカ・トラ・バッタ!3・2・1!シャバドゥビタッチヘンシーン!ソイヤッ!ドライブ!カイガン!レベルアップ!ベストマッチ!ライダータイム・・・! 』

 

ドライバーのロックを解除すると、地中から巨大な黄金の時計台が後ろに現れ。更にその周りには歴代ライダーの石像が出現した。

だが各ライダーの変身音声が鳴り続けると、歴代ライダー象の表層が剥がれ、20の仮面ライダーたちの姿が現れる。

 

「変身!!」

 

『グランドタイム!』

 

ソウゴがジクウドライバーを回転させると、ライダー達が黄金のフレームに取り込まれ、ジオウの身体に張り付くように装着されてアーマーが形成されていく。

 

『クウガ・アギト・龍騎・ファイズ・ブレイード!響鬼・カブト・電王!キバ・ディケイード!ダブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武・ドラーイーブ!ゴースト!エグゼイド!ビ・ル・ドー!』

 

開いたフレームからライダー達が現れると、それぞれの決めポーズをとってジオウの全身に固定された。

 

『祝え!仮面ライダー‼︎グ・ラ・ン・ド!ジオーウ!』

 

最後に頭頂部にジオウが固定されると、『ライダー』のインジケーションアイがセットされ、ソウゴの変身が完了した。

 

「祝え! いや……もはや言葉は不要。ただこの瞬間を味わうがいい!」

 

そこへウォズが現れ、ジオウがグランドジオウとなったこの時を待っていたかのように祝福の声を上げる。

グランドジオウへと変身したジオウは、アナザー電王へと体を向ける。

 

「まずは……」

 

ジオウは手始めにビルドのレリーフを触る。

 

『ビルド!』

 

「はぁぁ!」

『ボルテックフィニッシュ!』

 

「はぁぁ!」

 

空中に“2017”の文字とともに金のゲートからビルドラビットタンクフォームが現れ、放物線に流れるままボルティックフィニッシュをアナザー電王へ撃ちこんだ。

 

『クウガ!』

 

今度はクウガのレリーフに触る。すると、空中に“2000”の文字が出現した。

 

「おりゃゃゃ!」

 

またしても金のゲートからクウガマイティフォームが現れ、マイティキックを放った。

 

「あぁぁ……」

 

二つライダーキックを受けてアナザー電王は転がる。

 

『クウガ!』

 

ジクウは再びクウガのレリーフに触れる。すると今度は、クウガのレリーフからクウガの武器・タイタンソードが現れた。

 

「はぁぁ!」

 

ジオウはタイタンソードを持ち、アナザー電王に攻撃を仕掛けるとアナザー電王に直撃させて吹き飛ばす。

 

「次はこれ!」

『オーズ!』

 

オーズのレリーフを触ると“2010”という文字がゲートと共に現れ、仮面ライダーオーズが現れると柱とともにタトバコンボのタトバキックが炸裂した。

 

「うわぁぁぁぁ」

 

オーズのキックを受けて、アナザーライダーが吹き飛ばされる。

 

「時間よ戻れ!」

 

そう言うと、ジオウの頭部にあるレリーフが動き、オーズの必殺技を放った時間を戻した。

 

「⁉︎」

 

『ビルド!フルボトルバスター!』

 

アナザー電王が時間が戻った事に驚く中、ジオウはビルドの武器・フルボトルバスターを出現させた。

 

『フルフルマッチデース!フルフルマッチブレイク!』

 

フルボトルバスターから放たれた青い光弾が放たれ、アナザー電王に直撃。時間を動かし、再度オーズのタトバキックも炸裂させた。

 

『鎧武!』

 

さらにレリーフを触り、“2013”の文字とゲートから仮面ライダー鎧武・オレンジアームズが召喚された。無双セイバーと橙々丸から放たれたナギナタ無双スライサーを炸裂させる。

 

「これが……魔王の力……」

 

グランドジオウの力に凄さに、ジオウ本人までもが驚いた。

 

「だったら俺も!変身…ッ!」

 

モモタロスがパスを腰に通して電王へと変身しようとする。

 

「あれ……?あれ……ありゃりゃりゃりゃ……?」

 

しかし、電王に変身する事が出来なかった。

 

「君は電王の力を我が魔王に渡した。変身する力は失われているようだね」

 

「なるほどな……ああって、なんだよそりゃ!ええ?どうなってやがんだ!そりゃねぇだろ!」

 

モモタロスは今になってウォッチを渡した事を後悔した。

 

「あ、ちょっと。だったらこれに!」

 

それを見ていたジオウが電王のレリーフに触れる。

 

『電王!』

 

そこから“2007”とゲートが浮かび、ソードフォームの電王が現れた。

 

「俺……参上……」

 

「っ!…そういう事ね!」

 

ジオウの意図を察したモモタロスが、現れた電王に憑依した。

 

「本当の俺!参上!こっちも行くぜ!」

 

そう叫ぶと、ケータロスを取り出しボタンを押す。

 

『モモ!ウラ!キン!リュウ!』

 

四つのボタンを押すとベルトに取り付ける。

 

『クライマックス フォーム』

 

四つの電王のフォームが集まる。そのまま複眼が変わり、電王の身体にソード、ロッド、アックス、ガンと四つの顔が装備された。

 

「ワイワイ!久しぶり!でもやっぱり気持ち悪い!」

 

「キンちゃん!押さないで!」

 

「狭いやからしょうがないやろ!」

 

「うるせえ!一気に行くぜ!」

 

電王クライマックスフォームへと変身し、モールイマジンへと走っていく。

 

「行くぜ行くぜ行くぜ!」

 

電王はモールイマジンを殴り蹴飛ばしと無茶苦茶な攻撃を繰り出す。

 

「あ!皆ばっかりズルイ」

 

「デネブ!来い!」

 

「分かった!」

 

デネブはゼロノスの背後に周る。そして、ゼロノスはカードの向きを裏へと変える。

 

『ベガ フォーム』

 

ゼロノスもベガフォームへと変わった。

 

「最初に言っておく!侑斗をよろしく」

 

「もういいんだよ!」

 

ベガフォームになったゼロノスはモールイマジンを圧倒する。

 

 

 

一方、猛オシマイダーが現れた現代では、プリキュアとハリーが戦闘を行なっていた。

猛オシマイダーはアンジュに狙いを定めて右腕を突き出すが、アンジュが全身を九十度回転させて避ける。

 

「はああああぁぁぁっ!」

 

アンジュがパンチを繰り出し、猛オシマイダーを吹き飛ばす。

 

「何のこれしき……!」

 

猛オシマイダーが体勢を整え、今度は全身をドリルの様に回転させて突進する。

 

「あやちゃん達の……邪魔はさせない!」

 

アンジュがメロディソードを構える。

 

「フェザーブラスト!」

 

アンジュはフェザーブラストを放ち、猛オシマイダーの突撃を防ぎ攻撃を止めた。

 

『フィニッシュタイム!』

 

その隙にハリーがジェットの火を吹き、猛オシマイダーの上を取った。

 

『ジェットタイムフィニッシュ!』

 

頭上から勢いよくキックを喰らわせ、頭に攻撃を受けた猛オシマイダーは意識を朦朧とさせながら倒れた。

 

「今や!」

 

「「「「「メモリアルキュアクロック!チアフル!」」」」」

 

ミライパッドがメモリアルキュアクロックに変化し、エール達とはぐたんからそれぞれのパーソナルカラーのハートが飛び出す。

 

「「「「「ミライパッド!オープン!」」」」」

 

右腕を真上のメモリアルキュアクロックにかざすと同時に、画面のハートの型にはまる。

 

「「「「「プリキュア!チアフルスタイル!」」」」」

 

扉が開くと同時に中から無数のハート型エネルギーが降り注ぎ、エール達がチアフルスタイルに変身する。

 

「「「「「メモリアルパワー!フルチャージ!」」」」」

 

六人はパワーをメモリアルキュアクロックに集める。

 

「「「「「プリキュア!チアフルアターック!」」」」」

 

六色の五つ葉のクローバー型エネルギー弾を発射するチアフル・アタックを放つ。

紫、赤、黄色、水色、緑、ピンクのハートの順に猛オシマイダーにぶつかり、最後にはぐたんがハグするポーズをして虹色のハートに包み込み、猛オシマイダーを浄化した。

 

「強いね……いっそ君らと魔王が戦って、潰しあってくれたら私だって……あっ、閃いちゃった。

プリキュア諸君!ごっきげんよ~う!」

 

「帰るんか~い!」

 

何かを閃いたトラウムは、手を振って姿を消した。

 

 

 

そして2013年でも、決着が着こうとしていた。

 

『CHARGE AND UP!』

 

電王はパスをベルトに当て、デンガッシャーにエネルギーを貯める。

 

「俺達の必殺技……クライマックスバージョン!」

 

電王から放たれた攻撃は、モールイマジン全てに直撃し、全て爆発した。

そして、ゼロノスもゼロガッシャーにカードを差し込む。

 

『FULL CHARGE!』

 

ゼロノスのデネブの肩から放たれた攻撃でモールイマジンを吹き飛ばすと、ゼロガッシャーの斬撃を放ち、こちらもモールイマジンを全て倒した。

残るは、ジオウと対峙するアナザー電王。

 

「これで最後だ!」

 

ジクウドライバーのロックを解除し、ドライバーを回す。

 

『フィニッシュタイム!オールトゥエンティタイムブレーク!』

 

ドライバーを回すと上空からビルド・ジーニアスフォーム、鎧武・スイカアームズ、クウガ・ペガサスフォーム、オーズ・ガタキリバコンボが召喚された。

しかし、召喚後に一旦時間停止して、グランドジオウはサイキョーギレードを出現させ――

 

「はぁぁ!」

 

サイキョーギレードでアナザー電王を攻撃した。

 

『ジオウサイキョウ!』

 

更にギレードキャリバーのフェイスモードを変える。

 

『覇王斬り!』

 

ジオウは覇王斬りでアナザー電王を空中へ斬り上げた。

 

「行っけぇぇー!」

 

ジオウのレリーフが動き指示を出すと、止めていた四人の仮面ライダーが動き出す。

 

『ジーニアスフィニッシュ!』

『スイカスカッシュ!』

『スキャニングチャージ!』

 

ビルドのジーニアスフィニッシュとオーズ・ガタキリバコンボのライダーキック、鎧武のスイカアームズによる斬撃。最後にクウガペガサスフォームから放たれた砲撃がアナザー電王に直撃した。

 

「うわぁぁぁぁ‼︎」

 

全ての攻撃を受けたアナザー電王は倒れ、アナザー電王ウォッチが体内から放出された。

同時にアナザー電王は変身解除し、アナザー電王ウォッチは破壊された。

 

 

 

その後現代では。無事にあやの弟が産まれ、病室ではあやが指でつついたりして可愛がった。はな達の仕事体験が終わり、正面口で真木と話す。

 

「勉強になりました。医者は、お母さんや患者さんに寄り添う事が大切なんだって。

愛情や想いが、家族からお母さんに伝わって、その子供から新しい命に伝わって行くんですね」

 

「ええ。あなたがあやちゃんに向けた思いやりもね」

 

「えっ?」

 

そこへドアが開き、あやがさあや達を見て真木の後ろに隠れる。

 

「あやちゃん」

 

「さあや先生!」

 

「えっ?先生?あっ、違うの違うの。私はね―――」

 

「さあや先生!遊んでくれてありがとう!」

 

あやがそう言うと両手を差し出し、さあやも両手で握手する。

 

「またね!ソウゴ先生にもありがとうって!」

 

「またね」

 

二人は互いに微笑み、またねと言った。そこへ、はながさあやに駆け寄る。

 

「さあや?」

 

「お医者さんって、素敵な仕事だね」

 

そしてさあやは、はな達の顔を見ながら、笑顔でそう言ったのであった。

 

 

 

過去にいるソウゴ達もデンライナーを無事に取り戻し、未来のタクヤに真実を話し、タクヤはこの時間のユキヒロにお礼を言った。

 

「デンライナーは無事だ。安心しろ」

 

「へへへ》…」

 

すると、侑斗がソウゴに近づく。

 

「なぁ。お前は本当に時見ソウゴなのか?」

 

「えっ?そうだけど。どうして?」

 

「いや……行くぞ。デネブ」

 

「ああ、ちょっと……そんなわけでよろしく!」

 

侑斗とデネブはソウゴを信用したのか、それ以上何も言わずに去っていった。

 

「あれ?ここって?」

 

侑斗達を見送ったソウゴだったが、今になって気づいたこの場所は、ソウゴがもう一人の初恋をした場所だった。

そして、その神社の中にはまだ幼いソウゴがいた。

 

「あれは俺……?」

 

ソウゴはその方向を見ていた。桜の木にいる女の子の方へと向かう。そこには、青い晴着に髪を結んだ女の子がいた。

そしてソウゴは、彼女の顔を見た。

 

「……っ⁉︎」

 

その顔は、見覚えのある顔だった。

――いや、ずっと知っていた子だった。

 

「そうか……」

 

その子を見て、ソウゴは心の中である事を確信した。

 

「おい」

 

するとモモタロスがソウゴに声をかける。

 

「俺は気に入ったぜ?大したヤツだ」

 

そう言われたソウゴは、彼に向かい笑って返した。

 

「ま、良太郎ほどじゃねぇけどな!」

 

モモタロスがソウゴに向けて言うが、本人からの返事がなかった。

 

「あれ?どこ行った?……あれ?」

 

不審に思ったモモタロスが振り向くと、いつのまにかソウゴがいなくなっていた。

 

 

 

 

その頃、ソウゴとは言うと…

 

「えっ?ここは……」

 

ふと気づくと、辺りがとても印象深い雰囲気のある場所へと変わっていた。

そこは灰色の空に人も鳥が石のように止まっており、荒れ地のような場所だった。

 

「俺なんでグランドジオウに……」

 

その上、ソウゴが気づくと、自身が既にグランドジオウへと変身していた。

 

「ついにライダーの力を集めたか……若き日の私よ」

 

声が聞こえて振り返ると、そこにいたのは、忘れもしないあの姿。

そこに居る彼こそ、最低最悪の魔王であり、クライアス社の会長でもある男・オーマジオウだった。

 

「オーマジオウ……」

 

「だが、まだ私には及ばない」

 

「どうかな?今の俺は、あの時の俺じゃない!」

 

オーマジオウと対峙するジオウは、全てのライダーの力を集めたグランドジオウなら行けると感じていた。

 

「……いけるはずだ……このグランドジオウなら……」

 

「来るがいい!はぁ!」

 

「うぉぉぉぉぉ‼︎」

 

グランドジオウがオーマジオウへと向かって走っていく。

果たして、今のオーマジオウに、グランドジオウは通用するのか…

 


次回予告!

 

グランドジオウへと進化を遂げ、オーマジオウと戦ったソウゴ。

だが、元の世界へと戻ると衝撃な出来事があった。

 

「君は誰?」

 

「えっ?」

 

変えられた世界……誰もソウゴの事を覚えていない。

しかも、ジオウへと変身すると、全員が敵と思われ襲いかかってくる。

 

「きさまに王の資格があるか、見極めてやる」

 

『ジオウ…Ⅱ!』

 

現れたのはアナザージオウⅡ。

彼により時間が変えられソウゴの存在が世界から消されてしまった。それでも…

 

「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ……」

 

「ソウゴ……実験を始めようか?」

 

「俺は……俺はみんなを信じる!」

 

『グランドジオウ!』

 

グランドジオウの力で、アナザージオウⅡによって変えられた世界を元へと戻す為に奮闘する。

 

 

特別編3 その1.2018: 変えられた世界!ジオウ対プリキュア⁉︎

 

 




おまけ

果たして、今のオーマジオウに、グランドジオウは通用するのか・・・

ウォズ「まあ、無理なんですけどね☆」

オーマおじさん「破壊☆」

グランドジオウ「ぐっはぁぁぁァァァァァァ!!!?」

即落ち1コマ。

ソウゴ「・・・あれ?サザエさん風次回予告は?」

オーマおじさん「残念だが、今回は無い」

ソウゴ「!?」

オーマおじさん「それと、クライアス社の会長っていう肩書きで話を進めるのやめてくれないか?そこは『未来の時見ソウゴ』っていう肩書きで進める所だろ」

ソウゴ「えっ………事実でしょ?」

オーマおじさん「……いやそうなんだけど、そうなんだけどさぁ!嫁さん何十年も引きずっているアイツと一緒に会社を運営しているっていう事実を再確認しちゃうからさぁ!!マジで『クライアス社の会長』っていう肩書きで呼ぶのやめてくれ!!」

ソウゴ「嫁さん…?何言ってんのあんた。というか、そんなにクライアス社の会長っていう立場が嫌だったら辞めれば?なんで会長なんてやっているの」

オーマおじさん「それ言ったらネタバレになるだろうが!!」

オチが思いつかなかったので、ここで終了。

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