これが本当に連続投稿最後です。
この話は生意気な事ばかり言っているゆず菜がいますので悪しからず……。
それではどうかよろしくお願いいたします。
日付は4月10日。
杉並との一件から2日が経った。
代わり映えしない毎日に転機が訪れた。
『第1回 バンドフェスティバル』
まさかこんな訳の分からない行事で自分の人生が変わるとは思ってもいなかった。
しかも困ったことに全員参加という学園長からのプレゼント付きで。
基本的に4人1組と言う私にとって大変喜ばしくない情報も加えて私は頭を抱えていた。
「椿!私と組もう」
そんな私を見かねたのか沢井がそう提案してきた。
するとどこからともなく現れた歌恋も参加が決定し、残すはあと一人。
しかし、内部進学者の人達は私の事を嫌う奴、近づかない奴ばかりであり、外部進学者は数える程しかいないという絶望的な状況なのも確か。
朝倉を誘おうと思ったのだが先約があるとの事で断られてしまった。
そんな私たちを見兼ねたのかある人物が声をかけてきた物好きが1人。
「花咲翠子です♪周りからはぶかれたので同じ班にしてください♪」
私がいちばん苦手なタイプの人間がグループに入ることとなった。
その日の放課後、沢井がメンバーを集め作戦会議をやると言い出した。
「はい!私やりたい曲があります!」
開口一番花咲が大きな声を上げた。
椅子から立ち上がり右手をめいいっぱい上げながら主張する彼女に制止の声が入る。
「花咲さん。待ってください。ねぇ、待って。待て。ハウス!」
制止しようにもどんどん身を乗り出してくる花咲に沢井は敬語をやめ、更には人には使わないであろう言葉まで飛び出す。
しかしながらハウスは言い得て妙。
何故か花咲からは犬耳とブンブン振り回すしっぽが見えてくる。
こう言うのが犬系女子と言うやつなのか。
ハウスの声に1度着席し、次の言葉を待つ。
その姿は完全に犬であった。
「ふぅ。とりあえず歌える曲数に決まりがあります。初めに予選から始めて勝ち上がれば本戦。合計で6曲」
「何言ってんだ。勝ち上がるとかマジ勘弁してくれ」
話を遮った私に沢井は頬をぷくぅと膨らませ睨んでくる。
そうだ、沢井はそういう女だった。
やるからには徹底してやる、そして勝つ。
と言う顔には似合わない言葉が信条の彼女は負ける気なんてサラサラないらしい。
「まずは担当を決めます。何か楽器を学んでいた方はいますか?」
「はいはい!私ギター引けます!!」
「母さんからベースは少し習ってたよ」
またもや身を乗り出す花咲とは対照的に控えめに喋る歌恋。
「なんで控えめなんだよ」
「いや、このメンバーだと俺の肩身狭くね?」
確かに女3男1は肩身が狭くなるのも仕方がない。
しかしながらこういう時こそ男が率先して女を引っ張っていくものでは無いのか。
もしかして考え方が古いのか?
若干自己嫌悪に走る私だったが沢井の一言で現実に戻る。
「それなら椿がボーカルで私はドラムね」
「待て。なぜ私がボーカルなんだ」
当然の疑問を投げかけたのだが沢井は溜息をつきやれやれとジェスチャーをする。
「私の音楽の成績知ってるでしょ?」
そうだった。沢井は音楽がからっきしダメであることを忘れていた。
成績は附属の3年間オール2、しかも真面目で頑張っているからこれからに期待しての成績2である。
楽器は人並みにこなせるのだが歌はダメ。
一時期ではあるが風見学園のローレライと呼ばれ、聞いた人々を死の淵まで追いやった過去を持つ程だ。
「それならあれだ。花咲がやれよ。ギターやりながらボーカルもやれ」
「それならあなたは何やるのよ」
少し考えたがなかなかいい物が思いつかずポッと出てきた楽器の名前を出す。
「そうだな、リコーダーやるよ」
「はぁ……。私は別にそれでも構わないわ?でも想像してみて。ギター、ベース、ドラム、その中にあなただけリコーダーよ?」
想像してみたがどっからどう見ても最悪な絵面だった。
そんなこと実際にやったら笑いものだけでは済まなくなる。
「何事も決められた中で選ぶの。例えその中にやりたい事があっても捨てなければならない。取捨選択ってやつね」
なんだかよく分からない事を言っている沢井だっだが、まぁ普通に考えればリコーダーは無い。
知識がない私はもはや選択権などどこにもなかったのだ。
「…………はぁ。わーったよやりゃいんだろ?やりゃあよ」
その答えに沢井はご満悦と言ったところでニコリと笑った。
「私的には別にギターボーカルでも良かったんですけど椿ちゃんがやりたいなら譲りますよ!」
なんだ喧嘩売ってんのか?
「なんだ喧嘩売ってんのか?」
思わず心の声が漏れてしまい、それに反応した花咲はビクビクと肩を震わせる。
「や、やるって言うのならうう受けて立ちまますよよ」
ビクビクしながら私の喧嘩を買おうとする花咲に思わず笑いが込み上げてしまう。
「ぷっ、お前面白いな。これからよろしく頼むぜわんころ」
ガシッと肩を組み笑う私に対して未だビクビクと肩を震わせながら苦笑いをする花咲。
《捨てられないように頑張らなきゃ》
無意識に流れ込んで来た心の声にそんな声があった。
詳しく聞こうとは思わないが花咲も花咲で何か事情があるようだ。
まぁ、沢井と組んだ時点で逃げられはしないのだから花咲のことも少し気にかけとけば平気だろう。
そう軽く考えていた私にまさかあんな事件が降りかかるとも知らずに。
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ここから先は貴方にとって良くない事が書いてあります。
貴方は勇敢なのかそれとも阿呆なのか。
どちらでも構いませんが。
それ程までにあなたを動かすものは何ですか?
そこまでする価値は無いと思いますが。
私としてはどうなろうと知ったこっちゃありませんが。
貴方がそこまで言うのなら。
さぁどうぞ。
貴方はこの先何かを成し遂げる為に選ばなければなりません。
それには大切な人の夢がかかっています。
大切な人の夢を見せ続けるか、夢を諦めさせるか、はたまた違う道を探すか。
貴方ならどうしますか?
①夢を見せ続ける
②夢を諦めさせる
③違う道を探す
きちんと選択してから進んでくださいね?
絶対ですよ?
①を選んだ方はそーっとスクロールをして下さい。
②を選んだ方はササーっと一番下までスクロールをお願いします。
③を選んだ方は、そうですね。ここにそのまま書いてしまいましょう。
③を選んだ貴方。
現実はそこまで甘くなかったようです。
ぶっぶー、ですね。
感の良い方はサブタイトルを見てわかっているはずです。
取捨選択。
良いものをとって悪いものを捨てる。
良くも悪くもない、関係の無いものはまず拾わないんです。
意味が分からない事ばかり言ってしまい本当にすみません。
ですが、この作品を書いているのは私であって貴方では無い。つまりそういうことなのです。
そして一つだけ言わせてください。
最初からやり直し、と。
①を選んだ貴方。
お待たせ致しました。
正解です。
もう何となく気がついているのではないでしょうか?
本当の物語の事を。おっと失礼。言いすぎましたね。
まぁ、D.C原作を知らない方は分からないでしょうけど。
そんな原作を知らない貴方に大大大ヒント!
この作品の原作では枯れない桜が願い事を叶えるんですよ!
そして私が書いたこの物語では枯れない桜は既に……おっと!これもまた言いすぎてしまいました。もはや答えですね。いやはや失敬。
さぁ、次の話へどうぞ。
②を選んだ貴方。
①か悩んでこちらに来た方が多いと思います。
そして結果は……
まぁ、こちらも正解ではありますね。
でも次の話には行くことが出来ません。
しばらくこの物語のことなんて忘れてもっと素晴らしい物語を書いている方の作品を見に行ってください。
然るべき時が来たらまたお会いしましょう。
そうですね……
『取捨選択②』
なんてサブタイトルが着いた話の時にまた顔を見せていただければこちらも嬉しいです。
それにわざわざ話の最後に質問をもってきていた意味も一気に分かると思います。
まだ書いていないので詳しいことは言えないのですが。
それでは然るべき時までさようなら。
またお会い出来ることを楽しみにしています。