見切り発車な上に拙い文章かとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
追記
タイトル一部変更しました。
「…はいどうもこんばんは。きらぼし3期編入生の、瀧雲タクミです。これから、よろしく…お願いします…。」
:よろしくー!
:声好き
:立ち絵かっこいい
:待ってたぜ先輩
【初配信】はじめまして、瀧雲タクミです。【きらぼし3期編入生】
のタイトルで始めた最初の配信。こんな感じでいいのかな。緊張がすごい。というか未だに自分が配信をしているという実感が無い。
「みんなー!こんスズー‼︎綾瀬スズネでーす‼︎」
:こんスズー!
:待ってましたー!!
隣で大声で挨拶をしているコイツは、あともう少しで登録者100万人を突破する大人気Vtuberの綾瀬スズネ。
誰が予想できただろうか。自分が大手Vtuber事務所の所属になって配信するとか。しかも隣に綾瀬スズネとかさ。他人の人生でしか想像できんわそんなん。
「いやー、まさか大好きな先輩と一緒にVtuberになって配信ができるとは思ってなかったよー‼︎」
確かに、俺はVtuberが好きだ。雑談とか、歌枠とか、ゲーム実況なんかを見ているのが結構好きだよ。でもさ、別に自分がなりたい訳じゃないんだよ。他の人のを見てるだけで十分楽しいんだよ。
「先輩のお話面白いからさ、絶対楽しいと思うんだよ‼︎」
:スズちゃんテンション高いね
:そら大好きな先輩と共演だからな
:スズちゃんウキウキで可愛い
:よかったね
:先輩呼び助かる
というかリスナー共は俺がいる事に異議は無いのか。
男女コラボってのは、もうちょい杞憂民とかいて荒れたりするもんじゃないの?さっき普通に大好きとか言っちゃってたぞ?見た感じ皆肯定側なんだけど。俺大人気かよ。…ちょっと嬉しいな。
「先輩はどう思うー?自分がなってみてさ?」
「あれ?せんぱーい?おーい、せんぱーい⁇おーい‼︎おーい‼︎」
ほんと、なんでこんなことになったんだっけ…。
あれは今から36万、いや、1万4000年前…じゃねぇや。3ヶ月前だ。
俺、品村航が後輩の古崎詩音の家に行った時のことだ。
こいつとは放送委員の昼の放送で話すようになった。なんか知らんけど俺とこいつの組み合わせが面白いと専らの評判らしく、よく組まされるようになってた。こいつのマシンガントークを適当に捌いてただけなんだけど。そんで何回かやってたらめっちゃ懐かれた。
曰く、ここまでちゃんと話を聞いてもらえたのは初めてですごく嬉しかったんだそう。まぁ、そりゃそうよ。こいつめっっっっちゃ喋るもん。そういう喋る機械とかAIの類のなんかなんじゃないの?とか本気で考えた時期あったよ。
…脱線しちゃったな。話を戻そう。
今どの辺りだったっけ。家来たとこだっけ。そこだ。
無理矢理連れてこられたんだよ。俺の手握ってすっごい引きずってんの。犬か。前世も現世も犬かお前は。んで、詩音の部屋に連れてかれて、俺はパソコンを眺めていた。詩音がなんかいじってるし。
何すんだろとか思ってたら、見覚えのある画面が表示された。あぁ、これあれだよ。Vtuberが配信の時使うソフトの画面だ。この前テレビで見たやつだこれ。え?こいつVtuberなの?
「何?どゆこと?お前Vtuberなの?」
「そうだよ!私ね、Vtuberなんだ!」
「Vtuberってアレ?俺がよく見てるやつ」
「うん。先輩が好きなやつだよ」
嘘でしょ。
「え?うっそ。まじで?」
「まじで」
…まぁ、適性は低くないか。いくらでも話せるし。ゲームそれなりにできるし。
にしても驚きだなぁ。もしかしたらこいつの配信見たことあるかもしれないんだよなぁ。メジャーマイナー関係なく結構いろんなの見てるから。俺Vtuber大好きなんだよ。特に綾瀬スズネが。
「これ見せるために俺連れてきたの?」
「うん!でもね、それだけじゃないよ。これ着けてもらえるかな?」
「いいけど何すんの?」
「それは後でのお楽しみだよっ」
なんかマイク渡された。あの、実況のアナウンサーが付けるようなやつ。何すんだろ?とか考えてるうちに詩音が準備を始めてた。そろそろ配信始まるのかな。どんなもんなんやろ、と思ってパソコンの画面をちょっと覗いてみる。するとそこにはとんでもねぇものが写っていた。
…え?そのキャラ…綾瀬スズネじゃね?
「こんスズー!綾瀬スズネでーす!」
…声も一緒だ。マジで?こいつが…綾瀬スズネの…中の人⁉︎
「今日はね、ゲストで私のお友達を連れてきたんだー!」
:ゲスト?
:誰?
:まさか彼氏とか?
:彼氏だったらゆ"る"さ"ん"
:てつをいて草
待ってまさか。
「私の、学校の先輩でーす‼︎」
は?
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ⁉︎」
後編に続きます。