雪美Pは元ユグドラシル   作:瑠和

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本来ならもっと時間をかける予定でしたが今日が千夜の誕生日だったので急遽変更。一日で書いたので粗が出てるかもしれませんがお楽しみいただけたら幸いです。


銀ノ章

「………」

 

その日の346プロダクションでは一部に冷たい空気が流れていた。346プロダクションの中の事務所の一室。月寒竜也のデスクには一枚の封筒が置いてある。辞表だ。

 

「…竜也」

 

それを最初に見つけたのは雪美だった。

 

雪美の連絡で担当アイドルたちが集まり、とりあえず竜也のスマホに連絡を入れたが電源を切っているらしく返事はなかった。ちひろが竜也の住んでいるマンションまで向かい、管理人に鍵を開けてもらったが家にもいなかった。

 

先日、竜也の身体をコウガネが乗っ取った事件。救出されたその場で竜也は目を覚まし、自分の担当しているアイドルにおびえた。

 

コウガネによって闘争心や欲望をあおられていたとはいえ、今までやってきたことは全部竜也の本心や欲望そのものだった。彼女たちにやってきたことに言い訳はできない。竜也は逃げるように現場を去っていき、その翌日こうなっていたのだ。

 

「まったく面倒をかけてくれる」

 

「気持ちもわからないではないけどね…」

 

とりあえずその日のレッスンを終えた千夜とちとせは出かける準備をしていた。準備を終え、一度竜也の部屋に戻ると美優、凪、颯、悠貴、芳乃、雪美が待っていた。

 

「皆さんおまたせしました。とりあえず呉島の方に連絡も入れておきました。呉島貴虎は昨日の戦闘のダメージがあるため、弟の呉島光実が協力してくれるようです。それでは行きましょう」

 

 

 

―とある広場―

 

 

 

とある駅前の広場。そこにあるベンチに竜也は座っていた。いつものスーツ姿ではない。大して考えずに買った、どこにでもある普通の私服だ。

 

「…」

 

(確かに今の君は人と話すのが苦手で、アイドルに向かないかもしれない!だけど!どんな人間だろうと!どんな過去を背負っていようと、人は新しい道を見付けて進むことができるんだ!だから諦めないでほしい、人は変わることができる!変身だ!雪美!もし変われなかったなら!それでもいい!!!雪美が雪美のままでアイドルとして輝けるように!俺が頑張るから!!!………俺も……変わるから……)

 

何が変わったというのだろう。結局ユグドラシルにいた時と変わらない。自分のための欲望をちょっと煽られただけでああなった自分が恥ずかしい。346プロには帰らない。誰も知らない街で静かに暮らそう。そう思っていた。もうアイドルにも関わらない。雪美にはきっともっと優しい人が現れるだろう。

 

そう決めた。自分勝手な自分の最後のわがままだ。

 

「はぁ………」

 

「Pちゃん!!」

 

聞きなれた声がした。346プロのアイドルの中でも比較的普通で、目立った特徴のない女の子だがその肉体に、声に、秘めた可能性を感じた竜也が採用した女の子。

 

久川颯が目の前に現れた。

 

「颯…」

 

「よかったぁ……ほら行こ!Pちゃん!みんなも探してるよ!」

 

颯は安堵した表情で竜也に駆け寄る。そしてその手を掴み、立ち上がらせようとするが、竜也は立ち上がろうとはしなかった。彼の心の内は決まってるからだ。

 

「………いけないよ…。退職願出したんだ。俺はもうPちゃんじゃない」

 

「なんでそんな………Pちゃんおかしかったのはあのへんな黒い人のせいでしょ!?大丈夫だよ、はーは、みんなもちゃんとわかってるから!」

 

颯は気にしないというが、竜也はとても彼女たちと一緒にいられる心情ではなかった。あれだけのことをしていてのうのうと日常を生きるなんて竜也にはできなかった。

 

「そうじゃない。確かにあいつが原因ではあるが、あれは言ってみりゃ俺の本心だ。俺なんだよ。あれも」

 

「だとしても、今までのPちゃんでいれば…」

 

「もう、嫌なんだ自分が……何と言われようと戻る気はない……頼むから放っておいてくれ!」

 

竜也はやけを起こし、颯を軽く突き飛ばしてそのまま背を向けて逃げるように歩き始める。そして少し歩を進めた段階で、背後から颯の悲鳴が聞こえた。すぐさま振り返るとそこには颯の首を掴んで持ち上げているアーマードライダードミネイターがいた。

 

「颯!」

 

「お前のことを心配してきたのにずいぶん冷たい対応をするじゃないか……」

 

「コウガネェ…………」

 

「P……ちゃ……」

 

苦しそうな表情で颯は竜也を見る。

 

「その手を放せぇぇぇぇぇ!!!」

 

プロデューサーとしてなんかではなく、ただ目の前で女の子を傷つけられる行為が許せずにコウガネに向かって走り、拳を振り上げる。しかし、その拳が当たる寸前に竜也はどこからともなく現れたイナゴ怪人に蹴り飛ばされた。

 

「ぐぁ!」

 

「Pちゃん!」

 

「ギィィ!」

 

コウガネにドライバーを奪われた竜也は変身もできない。ジンバーレモンアームズの鎧武が苦戦するほどの怪物に、生身の人間がいい勝負をできるわけもなく竜也はイナゴ怪人に弄られる。反撃の一つもできぬまま竜也は殴られ蹴られ、倒れた後に踏みつけられる。

 

「ぐぁ………」

 

「Pちゃん!」

 

「虚しいな、目の前にいる大切な人を護れず、ただ弄られることしかできぬとは…」

 

踏みつけられながらも竜也は必死に颯に手を伸ばす。

 

「颯……っ!」

 

「力が欲しいだろう…」

 

コウガネはどこからか調達してきた量産型戦極ドライバーを取り出し、竜也に投げた。ドライバーが竜也の目の前に落ちると同時にイナゴ怪人は竜也の上からを足を退ける。

 

「それを使って変身しろ竜也。そうすれば、私を倒せる」

 

「………」

 

竜也がドライバーを掴んで立ち上がると竜也の手に黒いロックシードが出現する。力を欲する人間の闘争心を糧に作られたダークネスロックシードだ。

 

「…コウガネ…………っ!コウガネェ!」

 

竜也は立ち上がると同時にドライバーを腰に装着した。そして、ダークネスロックシードの解錠レバーに指をかける。

 

「Pちゃん………ダメ…」

 

(ヤツが私に恨みを持ちそれを使えば、その闘争心を私が喰らい、私は完全復活する!)

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ダークネスロックシードを解錠しようとしたときアーマードライダー龍玄が現れ、ブドウ龍砲でコウガネを撃った。

 

「ぐぁ!」

 

「きゃっ!」

 

予期せぬ攻撃によろめいたコウガネが離して落ちかけた颯を美優がキャッチし、そのまま竜也の方まで下がる。さらにどこからともなく現れた千夜が竜也の腕を蹴り、ダークネスロックシードを落とさせた。

 

「っ!」

 

落とされたダークネスロックシードを竜也は必死に拾って解錠しようとした。それを千夜が無理矢理押さえ込む。

 

「止めろ!お前がお前でなくなる!」

 

「離せぇぇぇぇ!」

 

「お前!しっかりしろ!お前!」

 

竜也は完全に邪悪の力に取り憑かれていた。千夜の声がまったく聞こえていない。それどころか千夜を敵と認識してるのか押さえつけている手を放させようと千夜を殴ってきている。

 

「竜也さん!」

 

「そなた!」

 

そこに悠貴と芳乃が駆け付け、千夜を殴る手を二人係で抑える。

 

「魔法使いさん!」

 

「P!」

 

「竜也!」

 

さらにちとせ、凪、雪美が到着した。みんな颯からの連絡を受けて現場に来たのだ。

 

「近づかないでください!錯乱状態にあります!」

 

「Pちゃん!私はもう大丈夫だよ!Pちゃん!」

 

颯が竜也の目の前まで来て必死に自分を向かせようとしたが瞳はダークネスロックシードに向いており、颯を見ていない。

 

「………竜也」

 

竜也の目の前に、雪美がやってきた。その手には竜也がデスクに残したユグドラシルのキーホルダーが握られている。

 

「雪美さん…」

 

「約束…………思い出して」

 

雪美は竜也の頬に手を添え、お互いの唇を合わせた。数秒のような、数分のような、数時間のような一瞬だった。特に竜也に想いを寄せているアイドルには長い時間に感じただろう。だが、一番長く感じていたのは雪美と竜也の二人だった。

 

「…」

 

「竜也」

 

キスを終え、顔を離し、雪美が竜也を見つめる。さっきまでダークネスロックシードにしか視線が行ってなかった竜也だが、その瞳は雪美を見ていた。

 

竜也の腕から力が抜けていくのを感じた芳乃と悠貴は竜也の腕から離れる。

 

「雪美…………俺は………また」

 

「竜也………」

 

「なんでここに来た………なんで俺なんかのために…」

 

竜也は自分のために駆けつけてくれたアイドルたちを見て、竜也は俯く。

 

「……………事情をききました。竜也さんが社長に色々言われたって」

 

「…」

 

「それで、凪のプロデューサーでいられなくなると焦ったと。全く小心者ですね」

 

「もしもPちゃんから別のプロデューサーになるって言われたらはーたちめっちゃ反抗するよ!」

 

「…………俺なんかなんて、言わないでください」

 

「悠貴…」

 

「竜也さんがプロデューサーさんだったから、私がアイドルとしてやってこれたんです。私のスタイルだけじゃない良さを見てくれたから…」

 

悠貴は竜也のダークネスロックシードを持っている手に自身の手を重ねた。

 

「はーも!はーもそうだよ!Pちゃんがはーを見ていてくれたから!でなきゃ………はーきっと見てもらえなかった……あの時一緒に面接した人が話してたの聞いたもん………Pちゃんだけが、はーを見ててくれたって…」

 

颯も悠貴が竜也に重ねた手の上に自身の手を重ねる。

 

「私も同じです。竜也さんが見つけて、私を励ましてくれた。変われないと思っていた私に、新しい道を示してくれました」

 

美優も手を重ねる。

 

「僕ちゃんの鎖を断ち切ってくれたのは魔法使いさんだよ。ただのアイドルプロデューサーじゃなくて、ユグドラシルにいた魔法使いさんだから、できたこと」

 

「そうですね………私に新しい居場所をくれたお前がいたから、今の私があるんです。騒がしい毎日ですが、いつの間にかそれが楽しくなっていた」

 

ちとせと千夜も手を重ねた。

 

「凪ははーちゃんの付き添いで来ただけなのにアイドルにされました。ですが、日常を過ごすには楽しい場所です。それもPが凪を発掘したPの才能。それは、はーちゃんをみたPだからこそでしょう」

 

凪も手を重ねる。

 

「………わたくしはー、そなたが、あの日手を重ねたそなたのままだと、それが真実のそなたであると、信じておりましてー」

 

芳乃も手を重ねた。

 

「………約束……そばにいる…………手を……つないで…?竜也じゃなきゃ………ダメ…。一緒に……いて、ほしい」

 

最後に雪美が手を重ねた。

 

「…………………どうして……そんなに優しいんだ…なんで………」

 

「言わなくてもわかりますよね?そんなこと」

 

「そなたが繋いだ人と人、そしてそなたの人徳、それが今のこの手の、温もりを生み出しているのでしてー」

 

芳乃はそう言って微笑んだ。

 

「いいのか………俺がそばにいて」

 

「もちろん♪」

 

「私の罪を、共に背負ってくれるのだろう?」

 

「芳乃ちゃんが言った通り、いつものPちゃんが本当のPちゃんだって信じてる!」

 

「はーちゃんにも凪にもPが必要と思われ」

 

「一緒にいなきゃ……ダメ…」

 

「…俺は」

 

こんなにたくさんの人が自分を求めてくれている。だったら、自分はどうなんだ。戸惑いが決意に変わる。竜也が決意を固めた瞬間、悠貴の腕輪が一瞬輝いた。

 

一方、アーマードライダー龍玄こと呉島光実はイナゴ怪人とコウガネ二人を相手になんとか戦ってい た。

 

『ブトウ…スカッシュ!』

 

「はぁぁぁ!」

 

ゼロ距離でブドウ龍砲の射撃を浴びせるとイナゴ怪人は爆発霧散した。

 

「よしっ!」

 

「甘いわぁ!」

 

『ゴォゥルネェススカッシュ…』

 

イナゴ怪人を撃破し、喜んだのもつかの間、コウガネが放ったライダーキックを受けて光実は変身解除された。

 

「ぐぁぁ!」

 

「ようやくあの日の復讐ができるな…呉島光実……」

 

「ぐぅ…」

 

倒れた光実に近づいていると、足音がした。地面に足が着く度に和太鼓が鳴っていると勘違いしそうな重い足音だ。そして、怒号と共に足音に気づいて振り向きかけたコウガネを殴り飛ばした。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

「ぐぉ!」

 

殴り飛ばされたコウガネが立ちあがると、さっきまで自分が立っていた場所に竜也は立っていた。

 

「貴様………」

 

「だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

さらに竜也が殴りかかるがコウガネはそれを躱した。そしてソードブリンガーを振ったが竜也はコウガネの腕を身体で受け止め、刃を避ける。しかし力は圧倒的にコウガネの方が上で、竜也は投げ飛ばされる。

 

「散々私に利用され、よく立ちあがれたものだ…」

 

ソードブリンガーとダーク橙々丸を振るが竜也は巧みにそれらを避けながら叫び、反撃のチャンスを伺う。

 

「ああ、そうかもな!だけど、もうお前はいらない!」

 

「あの女たちが人気になれたのは誰のおかげだ!?自分の無力に嘆いていたのは誰だ!?」

 

「確かに俺はバカだった!お前のやり方のおかげで、人気が出たって勘違いした、でもそうじゃない!お前なんかいなくてもみんなは輝いた!俺の立場がどうとかで急ぐ必要なんかない………彼女たちが俺を信じてくれる限り、俺はみんなのプロデューサーだ!!俺が!みんなを導くんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ダーク橙々丸とソードブリンガーの猛攻を潜り抜け、再びコウガネをダークネスロックシードを持っている手で殴り飛ばした。コウガネが倒れると同時に、ダークネスロックシードはひび割れ、その割れ目から青い光が漏れだした。さらにヒビが広がり、最終的にダークネスロックシードの表面が吹き飛んで内側から青と銀色のリンゴ型ロックシードが出現した。

 

竜也は懐からドラゴンフルーツエナジーロックシードとゲネシスコアを取り出し、ゲネシスコアを戦極ドライバーにセットした。そして銀色のロックシードを持っている手を右手を右に突き出し解錠する。

 

『シィルバァ!!!』

 

突き出した右手に左手を交差させさらにドラゴンフルーツエナジーロックシードを解錠する。

 

『ドラゴンフルーツエナジー!』

 

交差した両手を無限を描くように回転させ、右手を上に突き出し、左手を左下に突き出した。

 

「変身!」

 

そしてロックシードをベルトにセットし、カッティングブレードを稼働させる。上空に出現した青いアームズとドラゴンフルーツのアームズが融合し、紫色のジンバーアームズとなって竜也の頭に装着され、展開された。

 

『シルバーアームズ!白銀!ニューステージ!ジンバードラゴンフルーツ!ハハーッ!!』

 

「ここからは、俺たちのステージだ!」

 

「舐めるなぁぁぁぁぁ!」

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

ソニックアローを握り、竜也はコウガネに立ち向かっていく。コウガネがソードブリンガーで放った斬撃波をジャンプでよけながらソニックアローからエネルギー矢を放った。

 

コウガネはエネルギー矢をダーク橙々丸で弾き、そのままアークリムで切りかかってきた竜也の攻撃をソードブリンガーで受け止める。

 

コウガネがソニックアローを弾いた衝撃を回転して受け流しつつ、回転の勢いでコウガネの腹部を切り裂く。怯んだコウガネにエネルギー矢を数発打ち込むが三発目が防がれ、コウガネはソードブリンガーとダーク橙々丸を横に構え、回転しながら飛ぶ。

 

それによって発生したエネルギー波を受け、竜也は少し怯んだ。その隙を見てコウガネは上空から切りかかるが竜也はそれを見越していたのかコウガネが切りかかってきたタイミングに合わせてジャンプし、ソニックアローで切り裂いた。

 

「ぐぁぁ!」

 

空中でろくに回避行動もとれずにコウガネはそのまま地面に落ち、竜也はきれいに着地した。その鮮やかさにアイドル達から歓声が上がる。

 

「なぜだ………なぜ………こんな人間ごときに、黄金の果実であるこの私がぁぁぁぁ!!!」

 

「はぁぁぁぁ!」

 

さらに竜也が追撃にかかる。

 

コウガネの振ったダーク橙々丸とソードブリンガーを弾き、懐に入り込んで数回切り裂いた。後退したコウガネが振ったダーク橙々丸を避けると同時に竜也は足を思いっきり横に出してコウガネを蹴り飛ばした。

 

「おのれぇ!!!」

 

コウガネはカッティングブレードを稼働させる。

 

『ゴォゥルネェスオゥレェ…』

 

ダーク橙々丸とソードブリンガーを頭の上に構え、その二本切っ先の間にエネルギーが溜まり、巨大なリンゴの形が形成される。それを竜也に投げた。

 

竜也もカッティングブレードを稼働させる。

 

『シルバーオーレ!ジンバードラゴンフルーツオーレ!』

 

「はぁ!!」

 

アークリムに溜まったエネルギーを斬撃として放つと、飛んできたリンゴ型のエネルギーは真っ二つに割れ、竜也の背後で爆発した。

 

「これで………終わりだ!」

 

竜也はシルバーロックシードを戦極ドライバーから外してソニックアローに装着した。レバーを引き、白銀のエネルギーがソニックアローにチャージされる。

 

『シルバーチャージ!』

 

「ハッ!」

 

レバーを放つと青白いエネルギー矢が放たれる。それを弾こうとしたコウガネのソードブリンガーは間に合わず、ベルトとゴールネスロックシードを串刺しにした。

 

「ぐぉぉぉぉぉ!!」

 

「これが俺とみんなを………雪美を繋ぐ、絆の力だ!!」

 

竜也はベルトにシルバーロックシードを戻し、カッティングブレードを一回倒す。

 

『シルバースカッシュ!ジンバードラゴンフルーツスカッシュ!!』

 

「はぁぁぁ…………ウオリャァァァァァァァァァ!!!!!」

 

竜也は飛び立ち、もがき苦しむコウガネにライダーキックを放った。竜也のライダーキックはコウガネのベルトに命中し、青白い光と共に爆発霧散した。

 

「はぁ…はぁ…はぁ」

 

竜也は変身を解く。

 

「竜也!」

 

駆け寄ってきた雪美と自分の担当アイドルみんなを見て、竜也はいつも通りの笑顔で走り出した。

 

「おーい!」

 

 

 

続く

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