お気に入りが思ったより伸びていて嬉しく思っています。
2人は再び建物の外に出た。すると鎮守府の建物とはまた別にある別棟的なところからピンク色の髪の女性が出てきた。
「えーっと、今日着任された長門さんですよね?私は工作艦明石です!よろしく!!」
彼女はどうやら新しい艦娘の艤装に触れることをとても楽しみにしているようで、とてもキラキラとした目をしていた。
「私は長門型戦艦1番艦長門だ。今日はよろしく頼むぞ。」
長門は冷静?というかいつものテンションで自己紹介する。
「提督、確認ですが長門さんはここに着任してから一回も艤装を展開したことはないんですよね?」
「うん。」
「わかりました。では長門さん、まずは艤装の展開の仕方をしましょう…って、なぜもう艤装が展開されているんですか?!」
「なぜ…と言われてもな……。何か艤装と言われた時に閃くものがあっただけなんだが?」
「…わかりました。では、次は着水とか、水の上で動けるように訓練しましょう。」
そうして明石も艤装を展開する。
「こっちでーす!!」
明石の先導する声に続いて長門も移動する。すると突然、長門のロングヘアから顔を出してきた小さい妖精さんがいた。
「わあ、きみがながとなんだね。ぼくはきみのぎそうについてきたんだ。」
長門は突然自分の髪の間から出てきた妖精さんに驚きを隠せない様子だ。それを見た明石は察したように声をかけた。
「長門さんのところにも妖精さんがやってきたんですね。間に合ってよかったです!えっと…、彼女は山本さんですね。」
明石はサラッと山本五十六の名を出す。長門も明石のその言葉にあまり驚いてはいない。が、驚愕している者が一人だけいた。まつりだ。山本五十六といえば帝国海軍史上最も有名な提督と言っても過言ではないくらいに有名な人物であるからだ。ただ、明石と長門はそんなまつりには目もくれずに訓練を続けていた。
10分後。
長門は艦娘として十二分(じゅうにぶん)に航行できるくらいになっていた。
「よし、そろそろいい感じですね。それでは次は主砲の訓練をしましょう。」
その声に山本妖精は大喜び。
「よし。ながと、きみののうりょくをいかんなくはっきしようではないか。」
妖精の言葉にうんうんと頷いていると、明石が遥か後方から声をかけてきた。
「長門さーん!!私が曳航している甲標的に向かって主砲撃ってくださいねーー!!!私は回避の訓練ついでに近くにいますが気にしないでくださーい!」
「了解。戦艦長門、出撃する。」
「しゅほうかくどよし!」
山本妖精が主砲の確認をする。長門はその声を聞いて頷いた。
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