LEGION ZEROのネタ短編集   作:LEGION ONE

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先代オーズに惚れたので書きました!


欲望の王と歌姫達
王の目覚め


俺が眠りについて何年が経っただろうか…二十年?五十年は経ったのか?わからないが…もうこの暗闇の空間にも慣れたな…。

しかし、さすがに暇だな…無というのは暇でしょうがない!一人しりとりも数年前に飽きてしまった!!これからどうすればいい…あの存在が大量に出るのを待つか…。

 

ん?光…どうやら噂をしていると呼ばれたようだな…さって久々に外の世界の空気でも吸うとするか…。

 

 

 

俺は開けられた石の棺桶から起き上がり背を伸ばした。

 

「ふわぁー久々の外の空気だ…」

 

「おはよう欲望の王様」

 

「おはようアテネ…五十年ぶりか?」

 

俺は棺桶の近くにいた女性に挨拶をした。

 

「800年だよ!あの空間で寝ていて時間でも狂ったかい?」

 

「800年か…以外と経っているな…」

 

俺は棺桶から出てそう呟いた。

 

「それで…俺を呼び起こすということは…''奴ら''か?」

 

「そう奴らだよ!とあるクソジジイが遊び半分で大量に転生させてしまってね!そいつ等を処理してくれない?」

 

「そうだろうと思ったぞ…」

 

奴らとは…『転生者』という存在で一度死んだ者が神によって別の世界に転生させてもらい第二の人生を謳歌する…のだが稀に転生者が欲望に溺れ好き勝手に暴れることがある。そんな転生者を潰すのが俺の仕事だ。

そして、アテネは神の1人であり、最高神という存在らしいがどういう仕事をしているか俺にはよく分からん。

 

「んで…その転生者が大量に居るのは何処だ?」

 

「えっと…確か…『戦姫絶唱シンフォギア』という世界だったかしら…」

 

戦姫絶唱シンフォギアね…その世界に転生者が大量にいると…。

 

「わかった…それじゃあ俺にあれをくれ」

 

「りょーかいっ!はいこれ!」

 

アテネはそう言うととあるドライバーとメダルを空間から取り出し俺に渡してきた。

 

「すまないな…それじゃあ…奴らを処理してくる」

 

「行ってらっしゃ〜い!」

 

俺はアテネにそう言って歩きだした。しばらくすると、上空から赤色の羽根が落ちてきた。

 

「……久しぶりだな…アンク…」

 

俺がそう言うと上空から背中に赤色の翼を生やした女性が降りてきた。

 

「久しぶりじゃねぇよ…いつまでオレを待たせれば気が済まないんだ」

 

この女性の名は『アンク』俺の相棒的存在で800年前も共に転生者と戦った存在だ。

 

「なんだ?寂しかったのか?」

 

「ばっバカヤロ!!別に寂しくなんかない!ただ…遊び相手が居なくて暇だっただけだ!」

 

アンクは顔を赤くしながらそう言った。

 

「フッ、そうか…どうせまた俺に着いてくるんだろ?早く行くぞ」

 

「あっ!待てよ!」

 

俺達はそう言って『戦姫絶唱シンフォギア』の世界に向けて歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆

 

「ちきしょう!!転生していきなりあんな化け物と遭遇するなんて!」

 

男は一心不乱に逃げていた。この男は事故で死んでしまったが神によって特典をもらいハーレムという目標を持ち転生をした。しかし…転生していきなりとある人物の奇襲にあった。特典で対抗したが効いてはおらず、今のその相手から逃げている最中である。

 

「うわぁ!」

 

男が逃げている途中、目の前に火炎弾が上空から降ってきた。男はいきなりのことに驚き地面に座り込んでしまった。

 

「ま、まさか…」

 

男は驚いて目の前を見ると暗闇から一人の青年が、上空から背中から赤い翼を生やしタカのような頭部、孔雀の羽の意匠があり極彩色で彩られたボディ、コンドルのような鋭い爪を持つ怪人が現れた。

 

「追い詰めたぞ…楠 想太」

 

「ッ!?」

 

男は青年の言葉に驚いた。何故ならその名前は自身の前世の名前だからだ。

 

「大人しくここで殺されろ…」

 

「嫌だね!!俺はここでハーレムを創るんだ!!」

 

男はそう言うと『ランスバックル』を取り出しトレイを引き出すと『チェンジケルベロス 』のラウズカードをセットすると、ランスバックルを腰に装着させた。

 

「変身!!」

 

『Open up』

 

男はそう言ってバックルのカバーを開くと電子音声が流れるとバックルから『スピリチアエレメント』が出現した。男はゲートを通過すると仮面ライダーランスにへと変身した。

 

「うぉぉりぁ!!」

 

ランスは『醒杖ランスラウザー』を装備し青年に向かって突っ込んでいた。

 

「なっ!?」

 

しかし、青年はドライバーでランスラウザーの攻撃を防いだ。自身の攻撃が防がれたことに驚きの声をあげるランスに蹴りを入れ吹き飛ばした。

 

「グァァァッ!」

 

「アンク…お前は手を出すなよ?」

 

「当たり前だ」

 

青年は怪人にそう言うと『オーズドライバー』を装着し、三枚のメダルをそれぞれのスロットに装填させた。そして、ドライバーを斜めに傾け『オーズスキャナー』を右手に取りオーズドライバーにスライドする。

 

「変身…」

 

【タカ!トラ!バッタ!】

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ! 』

 

青年は欲望の王『仮面ライダーオーズ』に変身した。

 

「オーズだと!クソ!」

 

青年がオーズに変身したことに驚くが。ランスはランスラウザーで再度オーズを攻撃しようとしたが、オーズは避けるとこなく攻撃を受けた。

 

「な、なんだと!?」

 

しかし、オーズは攻撃を受けたがダメージを受けておらずランスは驚いてしまった。オーズは驚いるランスに拳を叩き込み大きく吹き飛ばした。

 

「グァァァァッ!な、なんだ…あのオーズは!?」

 

オーズの攻撃にランスは普通のオーズじゃないことに驚いていると、オーズは両腕のトラクローを展開しランスに高速で近づいた。

 

「セヤァ!!」

 

「グッ!ガっ!ゴッ!ガハァッ!」

 

オーズのトラクローによる連続攻撃により、ランスの鎧はボロボロになってしまった。

 

「セイヤァ!!」

 

「ガァァァァッ!」

 

そして、最後にオーズはトラクローに力をためX時に切り裂いた。切り裂かれたランスは大きく吹き飛び倒れてしまった。

 

「おのれぇ…これなら!!」

 

ランスはそう言って起き上がるとラウズカードを取り出しランスラウザーに読み込ませた。

 

『マイティ!』

 

【インパクトスタッブ!】

 

刃先に衝撃波を纏わせランスはオーズを切り裂こうとしたが…。

 

「ガッ……!」

 

オーズは切り裂かれる前にトラクローでランスを貫いた。そして、トラクローを引き抜きランスを蹴り飛ばした。

 

「グフッ!」

 

蹴り飛ばされたランスは変身が解除され男の姿に戻り倒れてしまった。

 

「終わりだ…」

 

オーズはそう言うとオーズスキャナーを手に取り再度オーズドライバーのメダルをスキャンさせた。

 

『スキャニングチャージ!!』

 

オーズは脚に力を上空に飛ぶと赤、黄、緑の3つの大きなリングが空中に展開された。

 

「セヤァァァァ!!」

 

オーズの背中に赤い翼が生え、脚を揃えて直立にリングを潜って行きランスに『タトバキック』を繰り出した。

 

「ギィヤァァァァァァッ!」

 

オーズのタトバキックを喰らったランスは断末魔をあげ爆散した。ランスが爆散したことを確認するとオーズは変身を解き歩きだした。

 

「余裕だったな…煐人」

 

鳥の怪人は女性の姿に戻るとオーズに変身していた煐人と呼ばれる青年に近づきそう言った。

 

「まぁな…あんな一端の転生者に殺られていては…この先は生きていけない」

 

「そうだな〜。まぁ!オレもサポートしてやるから頑張れよ!」

 

「ありがとな、アンク」

 

女性…アンクの言葉に煐人は笑を浮かべそう言った。

 

 

 

 

これは欲望の王と鳥の怪人の女性の転生者を狩る物語である。

 




アンクの容姿はFateのモードレッドです!

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