マスターとサーヴァント   作:トリさん@α

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二次創作で書くのは初めてで執筆自体も久しぶりで深夜テンションで書いているため添削や確認もあまりしていないので読みにくかったら申し訳ございません。

本家のストーリーに沿って書いているところもありますがあくまでも作者のオリジナル設定なのでご了承ください。

2話で完結予定の短編、というか本家の事後二次創作という感じです。

FateシリーズやFGOをプレイしていないと分からないところが多いと思うのでまだよく分からないという方はこれを機に是非FGOを始めてみてはいかがでしょう。

あとFGOをプレイしている方でも2部のアトランティスが終わっていない方には「ネタバレ」になるのでそれが嫌な方はお控え下さい。


アトランティスその後

今までいくつもの冒険、旅をし、いくつもの英霊達と出会い、手を取り合い、敵と戦い、その度来る別れを経験した。

嫌だ、悲しい、苦しい、何度も味わった。

その度何度も誰かに支えられ私はここまで立ち上がってきた。

今回も一緒、そう別れは必ず来る。

私はマスターで彼女はサーヴァント、いつ別れが来るか何てものは分からないが「それ」がいつか必ず来ることだけは知っている。

既に何度も味わったからだ、そう何度も…。

 

なのに私は彼女の…彼女の言葉を、存在を、最後を…忘れられない。

忘れようとも、忘れたいとも思わない、だけど、シャルロット・コルデーと言う存在が私の脳裏に焼き付いて離れない。

もう一度彼女に会いたい、会って話したい、ただ…会いたい、そう切実に願う。

 

別れにはそれなりに慣れたつもりだった、それに、また会えると信じることが出来たから。

でもなら何故、彼女が、彼女との別れがこんなにも苦しいのだろう。

そう問いかけた答えはいともあっさり見つかった。

私の事が好きで、記憶を失ってまで誰かを好きだったと言う事だけは忘れなかった彼女を、私は自分の中で特別にしていたらしい。

「 ー 良い人生を! ー」そう言って消えていった彼女に私は知らず知らずのうちに惹かれていたようだ。

いや、もしかしたら最初に会った時既にーーー、なんて言ってまた思い出にすがろうとする。

 

次の日残り数騎分の召喚リソースを使い、ノウム・カルデアに一人サーヴァントを召喚する事になった。

次の異聞帯に向けて戦力増強と言ったところだろう…いや、ダ・ヴィンチちゃんやマシュが腑抜けた私を見かねて…なんて、思うのも図々しいか。

でも私が希望を持つのに今回の出来事は十分過ぎた。

私が今喚びたいのはただ一人、召喚に応じてくれるかなんてのは分からない、これは私の我儘だ、エゴだ、自己満足だ。

しかしそれ故に全霊を込めてただ祈る、彼女が来ることを祈りながら詠唱を唱える。

 

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

 

誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

 

汝 三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!

 

私は成功した、彼女を召喚する事に…。

「シャルロッ ーーー」

「はじめまして!貴方が私のマスター…さん?でよろしかったでしょうか?」

 

だが、彼女は私の事を覚えていなかった。

それもそのはず、サーヴァントとして召喚された記憶が受け継がれる事なんてごく稀にしかない、なのに私は彼女が私を覚えていてくれていると信じて止まなかった、その確率が限りなく0に近いことなんて私が一番わかっていたはずなのに。

でも、それでも私はまたこうして会えただけで十分。

そう自分に言い聞かせた。

 

「ーーーーうん…はじめまして。お察しの通り私が貴方のマスター…だよ!これからよろしくね!」

 

空元気で私はそう答えた。

 

「はい!こちらこそよろしくお願いしますマスターさん!!」

 

そう言った彼女の目からは流れるはずのない涙で溢れていた。

 

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次回シャルロットの心理パートで完結予定。
次回の更新日時未定
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