鬼滅の世界へ   作:シャト6

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第1話

「よっと」

 

俺は神様に次の世界へ移動させてもらった。

 

「今度は…森…っていうより町外れの場所だな」

 

少し離れた場所に町らしきモノが見える。ここは近くの森のようだ。さて、取り敢えず移動するか。町に行けば何か情報が得られるだろう。

 

「って考えてたんだがな」

 

さっきから、後ろから殺気がビンビン感じる。振り返ると、そこには1人の男がいた。

 

「へへへへ。こんな時間にまさか人がいるとはな。久々の飯だ!」

 

「飯だと?人の事を寄りにもよって飯扱いか」

 

この男…人間じゃねぇな。

 

「テメェ何モンだ?」

 

「へっ!今から食われる奴が気にする事じゃねぇ…よ!!」

 

男は俺に近づいてくる。速い!?

 

「チィ!」

 

俺は横に避けた。

 

「へ〜…鬼の俺様の速さを避けるか」

 

「……」

 

鬼だと!?けど。確かに見れば男のデコには角が生えてるな。

 

「さっさと俺様に食われやがれ!」

 

再び鬼は俺に襲い掛かってくる。

 

「はぁ…相手にすんの面倒だな」

 

鬼「な、なんだと!」

 

「おっと悪い。聞こえたか」

 

鬼「ふざけやがって!!」

 

「ふざけてるのはお前だよ」

 

鬼「お前…!殺して…」

 

俺は懐中時計を取り出して、ボタンを押す。

 

「幻世【ザ・ワールド】‼‼」

 

鬼「……」

 

「相変わらずだなこれは」

 

俺は懐中時計を見ながらそう呟く。これは、ここに来る前の幻想郷で知り合った奴の中の技の1つだ。本来は俺が覚える事や扱う事は不可能なんだが、そこは神様のおかげでな。

 

「さて…お前の技使わせてもらうぞ…咲夜」

 

咲夜【ええ。私の力を存分に使って】

 

俺はナイフを取り出して鬼目掛けて投げる。投げたナイフは鬼のギリギリ手前で止まる。

 

「ホント卑怯だよなこの技。ま、他の連中の技もだけどな」

 

俺は後ろを向き歩き出す。

 

「幻符【殺人ドール】」カチッ

 

懐中時計を押し、再び時が動き出した。

 

鬼「…やる!!ぎゃあああああああああああ!!!!!」

 

四方八方から飛んできたナイフが、見事全て鬼に命中し、鬼はミンチへと変わった。

 

「さて、これからどうするかな」

 

そんな事を考えていたら…

 

鬼「う…うぅ…」

 

「嘘だろ!?あんだけされて生きてんのかよ!?ってか徐々に再生してやがる!」

 

おいおい!ミンチになってなんで生きてんだよ!鬼の生命力はどうなってんだ!?

 

鬼「へ…へへっ…俺達…鬼はなぁ…腕や足を…斬られた程度じゃ…死なねぇんだよ…頸を斬られない…限りなぁ!!」

 

「恐ろしいな…」

 

鬼の奴は元通りになり、俺に襲い掛かる。

 

「けど、わざわざ自分から弱点を言うとはな!」

 

鬼「はっ!何も持ってないお前に、俺達鬼の頸が斬れるか!!」

 

「それはどうかな?」

 

俺はポケットから一本の刀を取り出す。

 

「さくら…俺に力を貸してくれ」

 

そう…これはさくらが使っていた霊剣・荒鷹だ。決戦に行く前に必ず戻ると言って俺に預けていった物だ。

 

鬼「普通の刀で俺達鬼が殺される訳ないんだよ!」

 

確かに普通の武器じゃ厳しいのはさっきので分かった。殺人ドールでミンチにしても再生するんだからな。まぁ、宝具で塵も残さなきゃ流石に殺れると思うが、流石に町の近くじゃな。

 

「さて、それはどうかな?」

 

俺は荒鷹を抜き構える。

 

「……」

 

俺に…力を!

 

『大丈夫ですよ』

 

するとそんな声が聞こえた。見ると横から俺の手を優しく握る手が現れた。

 

「お前は…」

 

見ると、本来ここにはいない筈のさくらの姿があった。

 

「さくら…」

 

さくら『大輔さん。貴方に預けた霊剣・荒鷹。貴方ならきっと使いこなせます』

 

「無理だ。俺には破邪の血は通っていない」

 

さくら『確かにそうですが、私や皆さんを含めた霊力が貴方にはあります』

 

霊力…

 

「そうか」

 

さくら『はい。それに、荒鷹が貴方の事を認めています。きっと貴方の力になるでしょう』

 

すると荒鷹が光っていた。

 

さくら『大輔さん。私達が戻るまで、どうかこの子達をお願いします。皆貴方の事を認めていますから』

 

「さくら…」

 

俺は泣きたいが我慢する。泣くのはあいつ等が全員戻ってきてからだ!

 

「ありがとうな」

 

さくら『いえ…』

 

そして徐々にさくらは消えていく。

 

さくら『大輔さん。離れていますが、私達の気持ちはいつでも貴方と一緒です』

 

「もちろんだ!お前たちを必ず救出するからな!」

 

さくら『はい!待っていますね…』

 

そしてさくらは消えた。

 

「…さて」

 

俺は鬼の方を向く。何故か鬼は俺から距離を取っている。

 

鬼「なんだよ…なんだよそれは!

 

鬼は霊力に反応している。今なら殺れるかも知れない…

 

「いくぞ…」

 

鬼「クソッ!」

 

鬼は森の奥に逃げていく。

 

「技を借りぞ…さくら」

 

俺は居合抜きの構えから刀を構える。

 

『「破邪剣正…」』

 

鬼「はあっ!…はあっ!…はあっ!」

 

『「桜花放神!!!」』

 

さくらの技を放ち、鬼に向かっていく。

 

鬼「た…助け…あああああああああああああああ!!!!

 

見事命中し、鬼は塵1つ残さず消滅した。

 

「はあっ!…はあっ!!…」

 

桜花放神…宝具を使うより体力とかが消費される…

 

「はぁ…はぁ…はぁ……ふぅ…」

 

俺は地べたに座り、呼吸を整え落ち着く。

 

「さくらや直仁の奴、よくこんなの撃って平然としてられるな」

 

まぁ恐らくだが、霊力の量の違いなんだろうな。

 

「俺の場合、霊力より気を多めに使ったのもあるだろうな」

 

取り敢えず之からどうするか考えないとな。

 

「あらあら…一体何があったのかしら?」

 

振り返るとそこにはロングヘアーの女がいた。はぁ〜…また面倒な事のなりそうだな。

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