鬼滅の世界へ   作:シャト6

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第3話

翌日、俺はカナエと一緒に親方様と呼ばれる産屋敷輝屋と会う。

 

カナエ「それじゃあ行きましょうか」

 

「はい」

 

すると、口元を隠し目だけだして隠と書かれた帽子?を被った人が2人いた。

 

「この方達は?」

 

カナエ「この人達は隠といって、親方様の屋敷に案内してくれるの。隠の人達以外は、誰も親方様の屋敷を知らないの」

 

なるほど。万が一捕まっても、場所が分からなきゃ吐きようがないからな。

 

隠1「ではこちらの目隠しを」

 

布を渡されそれで目を隠す。

 

隠1「では私におぶさって下さい」

 

なるほど。おんぶで運ぶわけか。だが…

 

隠1「ぐおおおおおっ!!!」

 

そらそうなるわな。俺の体重って見た目よりかなり重いからな。ここでトリコの特典の影響が出るとは思わなかったわ…

 

「あの〜大丈夫ですか?」

 

隠1「だい…大丈…む…無理」

 

だろうな。

 

「あの〜すみませんが、私1人で行けますので」

 

カナエ「けど森川さん。親方様のお屋敷の場所知らないですよね?

 

「安心して下さい。スゥ……エコーロケーション!反響マップ!」

 

反響マップで、この辺りを確認する。

 

「…そこか」

 

俺は隠れる様に建ってる屋敷を見つけた。

 

「では私はお先に行ってますので」

 

そして俺は剃で屋敷に向かった。

 

「「「……」」」

 

隠2「花柱様…あの方は人間ですか?」

 

カナエ「私も驚いてるわ」

 

隠1「体重も重かったし、何者なんでしょう?」

 

カナエ「アハハ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが親方様がいる屋敷か」

 

とはいえ、カナエ達が来るまで勝手に入る訳にはいかないよな。

 

「お待ちしておりました」

 

「!?」

 

すると門が開き、そこから着物を着た銀髪の女が立っていた。

 

「昨日、花柱様からお聞きしております森川様ですね。私は産屋敷あまねと申します」

 

この人が産屋敷あまねか。

 

あまね「中で主人が待っておいでです。時期に花柱様もご到着されます。お先に中へどうぞ」

 

「これはどうもご丁寧に。では失礼します」

 

俺はあまねの後に続き、屋敷に入っていった。廊下を歩き襖の前に止まる。

 

あまね「こちらで主人がお待ちです。貴方、森川様をお連れしました」

 

『入ってもらって構わないよ』

 

あまね「失礼します」

 

そして中に入る。そこには布団の中で座ってる男がいた。しかし、男の目が他とは違っていた。これってまさか…

 

「この様な格好で申し訳ないね」

 

「いえ…お気になさらず」

 

「既に胡蝶カナエから聞いているとは思うけど、改めて名乗らせてもらうよ。私は産屋敷輝屋という」

 

「自分は森川大輔といいます」

 

あまね「妻の産屋敷あまねです」

 

俺は座り挨拶をする。

 

輝屋「足を崩してもらって構わないですよ」

 

「では失礼して」

 

俺はあぐらをかく。

 

「……」

 

輝屋「ああ。これは病でね」

 

「病…ですか?」

 

輝屋「そう。我が産屋敷一族は、男児が生まれるとこの病にかかってね。男児は全て短命なんですよ」

 

短命ねぇ…これってどう見ても呪いのタグ位だよな?多分俺ならこの呪いは解除できるが…

 

「……」

 

輝屋「今はまだ微かに見えるが、その内盲目になる事は避けられないんですよ」

 

「……」

 

盲目…か。なんとかしてやるか。だが、それはカナエの奴が来てからだ。

 

「失礼します」

 

するとカナエがやってきた。

 

カナエ「遅れて申し訳ありません。親方様」

 

輝屋「大丈夫だよカナエ。丁度いい時間だよ」

 

カナエ「ありがとうございます。森川さん、本当に到着していたんですね」

 

「ええ」

 

輝屋「おや?森川さんは隠に連れられて来たわけではないんですか?」

 

カナエ「はい親方様。森川さんの重さに耐えれず、隠の人が運べなかったので、自力でこのお屋敷に辿り着いたんです」

 

輝屋「それは驚きだね。隠の数人の子達以外は、この場所は分からないはずなんだけどね」

 

「まぁ、それは自分の力ですね」

 

輝屋「そうですか。それで森川さん。カナエからの報告によると、鬼を倒してその周りの森が大変だったと聞いてますが」

 

「ええ。私が鬼を倒しました」

 

輝屋「どうやって鬼を倒したかお聞きしても?」

 

俺は鬼を倒した技について話した。同時に俺がこの世界の住人ではない事も。

 

「「「……」」」

 

「まぁ、黙りますよね」

 

輝屋「そうだね。けど、流石に別の世界からって話は驚いたけどね」

 

あまね「はい」

 

「なら、確実に信じてもらえる方法を見せましょう」

 

カナエ「どうするんですか?」

 

「今からする事は、ここのいる4人だけの秘密にして下さい」

 

輝屋「分かったよ」

 

あまね「分かりました」

 

カナエ「はい」

 

「なら…投影・開始」

 

俺はそう言うと、ある宝具を投影する。

 

「「「!!」」」

 

流石に何も無い場所から、いきなり物が出れば驚くか。

 

輝屋「…驚いたね」

 

あまね「ええ…」

 

カナエ「……」

 

「産屋敷さん。今から貴方の呪いを解きます」

 

「「「!?」」」

 

輝屋「本当に…できるのかな?」

 

「ええ。これなら死んだ人間以外は、どんな呪いや病も治せます。ただ、そんな何回も使用できるモノじゃないので、今回は自分が別世界の人間って証明する為に使います」

 

輝屋「…分かったよ」

 

「では始めます…どうか誰も傷つけぬ…傷つけられぬ世界でありますように…修補すべき全ての疵(ペインブレイカー)!!

 

すると、輝屋にかかっていた呪いが修復し、あっという間に呪いに掛かる前に戻った。

 

輝屋「……」

 

「どうですか?」

 

輝屋「ああ…体が物凄く軽い…」

 

あまね「貴方…」

 

輝屋「あまね…私の顔はどうなっているかな?」

 

あまね「はい…とても…お美しい顔です」

 

輝屋「そうか…」

 

カナエ「グスッ…親方様…本当によかったです…」

 

輝屋「ありがとうカナエ。そして森川さん」

 

すると輝屋とあまねは、俺に向かって土下座をする。

 

輝屋「我が産屋敷一族の呪いを解いていただき、本当に感謝します」

 

あまね「私からも、主人を治していただき本当にありがとうございます」

 

「いえ、気にしないで下さい。ただ私が別世界から来たと証明できたので」

 

しかし、流石だなこの宝具。輝屋呪いもあっという間に治すとはな。

 

輝屋「森川さん」

 

「ん?」

 

輝屋「私の事を今から輝屋と呼び捨てにしてくれて構わない。敬語も必要ないよ」

 

「そうですか。ならそうさせてもらいますね」

 

輝屋「構わないよ。あまねもいいかい?」

 

あまね「はい。貴方の呪いを治してくれた、私達の恩人です。断る理由がありません。森川さん、私の事もあまねで結構ですので」

 

「分かりました」

 

カナエ「……」

 

まぁ、自分の上司が今日いきなりあった奴に、呼び捨ての上タメ口で話せって言われりゃ驚くわな。

 

 

 

カァー!カァー!

 

 

 

するとカラスが部屋に入ってきた。

 

「胡蝶カナエ!胡蝶シノブガ急ナ話アリ!至急蝶屋敷ニモドレ」

 

カナエ「あら?しのぶのカラスね。一体何かあったのかしら?親方様、あまね様、申し訳ありませんが、私は失礼します」

 

輝屋「ああ。今日は森川さんを呼んでくれてありがとう。後日隠の子達に贈り物を届けさせるよ」

 

カナエ「い、いえ!その様な必要は…」

 

輝屋「カナエ。確かにカナエは、森川さんの事を私の伝えた。けれど、カナエが森川さんと出会わなければ、私の呪いはまだ続いていたんだよ。だから受け取ってくれるかい?」

 

カナエ「…御意」

 

そしてカナエは部屋を出ていく。

 

カナエ「森川さん。親方様達のお話が終わったら、蝶屋敷に戻って来て下さいね。食事の準備をして待ってますんで」

 

そう言い残し、カナエは蝶屋敷に戻っていった。

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