第3次スーパーロボット大戦J   作:YSK

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第12話 ダカール奪還作戦

 

──第八の使徒襲来──

 

 

 クロッペンがクローンであることが暴かれ、司令官としての信頼を大きく損なったことにより、ムゲ帝国側の動きが大きく鈍った。

 地球侵攻の戦力の大多数をしめていたムゲ側が動かなくなったことにより、地球にも余裕が生まれる。

 

 この機会を逃すわけにはいかないということで、ネオジオンが占領するアフリカ大陸を奪還する作戦が発令された。

 大陸の北側と南側からの二手に別れ、ダカールを目指すことになった。

 

 この際、ロンド・ベル隊も二手に別れ、連合軍と共にダカールを目指す。

 つまりは、ルート分岐である!

 

 ……の、前に、使徒の襲来である。

 

 

ミサト「なんでこんな時に。もうちょっとこっちの都合も考えてほしいもんだわね」

 

 

 愚痴を言っても仕方がない。

 次の作戦の準備をしながらも、使徒迎撃を進める。

 

 第8の使徒。

 

 最初に観測した時は光を歪めるほどに強力なATフィールドをまとっており、遠目からでは目のような模様の入った黒い球体のような姿をしていた。

 とてつもない大きさを誇り、その巨大な体にATフィールドをまとわせ、衛星軌道上からネルフめがけて落下してくるのが予測される。

 

 簡単な話をすれば、ATフィールドをまとった巨大隕石が落下してくるようなものだ。

 落下すればジオフロントはおろかセントラルドグマまでも丸裸になるレベルの被害を受けるだろう。

 

 狙撃での破壊は移動&ATフィールド故難しく、倒せたとしてもその巨体の落下はとめられない。

 

 ならば、最も被害を減らせる方法をとることになった。

 

 それが、落下してくる使徒を受けとめるというもの。

 

 エヴァのATフィールドで受けとめ、落下の被害を最小限にしつつ、相手のATフィールドを無効化し殲滅するというものである。

 

 三機しかないエヴァで動く可能性のある第8の使徒を受けとめるのは至難の業。

 その確率を少しでもあげるため、オーラバトラーがサポートにつく。

 

 空を自由に飛行でき、核攻撃にさえ耐えるバリアを持つオーラバトラー。

 

 それらが落下してくるそれにとりつき、ATフィールドにオーラバリアをぶつけ減速させる。

 互いは干渉しあうが無効化はできないので、倒すことはできないが落下の速度を緩めることは十分に可能だ。

 

 とどめにエヴァのATフィールド無効化が必要になるので、完全に受け止める必要はない。

 

 オーラバトラーの役目はエヴァのどれかが落下地点につくための時間を稼ぐことである。

 

 他にもいるバリア持ちも余裕があればその手伝いをする予定だが、そうもいかないだろうというのが作戦本部の見立てであった。

 なぜなら、この作戦を妨害しに来る勢力がないとは言えないからだ。

 

 エヴァが落下予測地点にむかうのを邪魔させないため、その邪魔者を排除する者も必要になる。

 それを相手にしなければならないため、他のバリア持ちも余裕があるとは言い切れないのだ。

 

 そして予想通り、作戦開始と共にデュナンの子が襲ってきた。

 

 この主、ジュエリオンは人類の滅亡を目指している故、この妨害は必然だった。

 

 統夜達はエヴァの進路を確保し、作戦を成功させるため動き出す。

 

 

──ダカール奪還作戦 ルート選択──

 

 

 第8の使徒は無事殲滅され、現れたデュナンの子もすべて排除された。

 

 こうして改めてダカール奪還作戦が開始される。

 

 北ルートはアーガマと共に砂漠を通りダカールを目指すルート。

 南ルートはアフリカ中央を通りダカールを目指すルート。

 

 北側はアーガマとガンダムチームと共にむかう。

 南側はオーラシップと共にむかう。

 

 

『北ルート』

 アーガマ隊(0083、ZZガンダム、SEED DESTINY、νガンダム)、ナデシコ隊、ミスリル、ダンクーガ、J9、エヴァ

 

『南ルート』

 オーラバトラー隊(ゴラオン、グラン・ガラン)、マシンロボ、Gガンダム、鋼鉄ジーグ、コン・バトラー、ボルテス、ダルタニアス、ダイモス

 

 統夜の選択についてくる

 オリジナル、マジンガーチーム、ガオガイガー

 

 

──ダカール奪還作戦 移動中──

 

 

『北ルート』

 ダカール奪還のため、ロンド・ベル隊は二手に別れて進む。

 

 北ルート。砂漠を進んだアーガマはそこで待ち伏せしていたネオジオンのロンメル隊の襲撃を受ける。砂漠における地の利を生かし攻撃するが、砂漠でゲリラ活動の経験のある獣戦機隊、ウルズチームの機転により危機を脱出する。

 

 ロンメル隊を破ったアーガマは、そのままダカールへと進むのだった。

 

 

『南ルート』

 南ルート。アフリカ大陸の中央を横切る二隻のオーラシップ。

 

 アフリカのほぼ中央を通ろうとしたその時。周囲を警戒していた者がギャンドラーがうろついているのを発見する。

 大部隊で移動するこちらを警戒して身を潜めているようだが、なにかを探しているかのようなその挙動に、ロンド・ベル隊は周囲の探索を強化する。

 するとこの近くに古代遺跡があることが確認された。

 

 ダカール奪還も大切だが、ギャンドラーの目的を考えると放っておくわけにもいかない。

 さらに剣狼の導きにより、あの遺跡にはなにかがあると伝えられた。

 

 ロンド・ベル隊は急いでその古代遺跡を探索することにする。

 

 同時に、ギャンドラーの幹部ガルディもこの遺跡を調べていた。

 そのガルディと馬があわないディオンドラは、密かにガルディを始末する計画を立てていた。

 

 この遺跡は、ハイリビードについて記した石板を残した遺跡だった。

 何者がこれを建てたのかはわからない。かつて火星に遺跡を立てた者かもしれない。

 

 それによると、創造の主は、白き月の中に納められ目覚めの時を待っていると刻まれていた。

 

 それを見たミサトは、また、(まさかね)と思うが、口には出さなかった。正しくは出せなかった。

 

 遺跡の探索中、ロムはガルディと出会う。

 一騎打ちをすることになったが、そこへアームスレイブに乗った傭兵が現れた。

 ディオンドラは自分の仕業とわからぬよう、人間の傭兵を雇ったのである。

 

 

ディオンドラ(金のためならなんでもやる。どの星にもいるこういう奴等は便利でいいね)

 

 

 ちなみにこの傭兵は、ヌビアコネクションに所属する者達である。今は明かされないが、先にここに記しておこうと思う。

 

 ロムとガルディ双方を狙ってくるゆえ、2人は一時休戦し、共闘することにした。

 

 しばらくしてロンド・ベル隊もかけつけ、傭兵達は蹴散らされる。

 

 ガルディを助けにグローバインも現れたが、ガルディはここでの戦いは預けるとし、グローバインの肩を借り去って行った。

 

 今倒さねば後々禍根(ハイリビードの情報などで)になるとダイモスチームの夕月京四郎が代表して伝えたが、その時の責任は自分がとると、ロムが決意を見せ、ガルディを見逃すことになる。

 

 ハイリビードの大きな手掛かりを得つつ、彼等はダカールを目指すのだった。

 

 

──ダカール奪還作戦──

 

 

 北と南、双方からダカールを囲むように部隊が集結しつつあった。

 

 作戦開始となる前、ジュドーは仲間と共に偵察のためダカールに潜入する。

 

 そこでジュドーは、単独でハマーンと出会う。

 

 ジュドーの正体に気づきながらもなにかを感じたハマーンは、こちらの味方になれと勧誘する。

 

 同じニュータイプであるジュドーも、ハマーンの奥底にあるものに気づき、その勧誘を断る。

 ならば始末するのみとハマーンが銃を構えるが、共に偵察に入っていたJ9チームによって救われ、窮地を脱したジュドーは部隊へと戻るのだった。

 

 奪還作戦がはじまる。

 

 ここで、工作を終えたアランがロンド・ベル隊に合流する。

 アランのブラックウイングが合流したことにより、ダンクーガはファイナルダンクーガとなることが可能となった。

 

 戦いそのものに大きく語るべきことはない。

 ムゲ帝国という後ろ盾がない今、ダカールを守り切るだけの戦力はネオジオンになかった。

 

 ゆえにハマーンも本気で戦うことはせず、撤退の準備ができ次第あっさりとひいてゆく。

 一応ジュドーと戦った際、もう一度勧誘してきたりなどはしたが。

 

 こうしてダカールは奪還され、ネオジオンは宇宙へ押し戻されるのだった。

 

 

──バイクでレース!──

 

 

 これは息抜き回である。

 

 ビルドベースの近くには、剣児と鏡がしのぎを削っていたレース場がある。

 

 ビルドベースへ戻る途中、それに気づいた甲児が、口を開いた。

 

 

甲児「そうだ鉄也さん、ひさしぶりにバイクでレース勝負でもしないか?」

 

鉄也「ほう、いいだろう」

 

 

 甲児も鉄也も、バイクをたしなむ者同士である。

 二人だけではない。この部隊では、バイクに乗る者は少なくない。

 

 

豹馬「お、バイクに乗るなら俺も混ぜろよ。最近全然乗れてないからな。シンもどうだ?」

 

シン「俺は乗れるだけで、そんなに得意じゃないですよ」

 

豹馬「乗れるなら十分だろ。他に勝負になるようなのいたっけ?」

 

シン「確か、ショウが腕に覚えがあるようなことを言っていた気が」

 

チャム「ショウのこと呼んだ? ショウー。呼んでるよー」

 

ショウ「どうした?」

 

甲児「ちょうどいい。ビルドベースの近くにレース場があるから皆でひとレースしないかって話になってよ」

 

ショウ「俺はモトクロスの方なんだが……まあ、いいか」

 

 

 モトクロス。

 確かにバイクの競技であるが、こちらはクロスカントリー。つまり、未舗装の周回コースを走る方である。

 通常のレースとは違い、丘陵などの不整地や勾配。泥の中を走るなど、自然の地形と戦うモータースポーツである。

 

 

甲児「健一はどうだ? 確かバイク乗れたよな?」

 

健一「すまない。俺達は待機組なんだ」

 

甲児「マジかよ。わりい」

 

健一「気にしないで楽しんできてくれ。でないとせっかくの休息が台無しだ」

 

剣人「バイクなら、ジュドーもいけるぜ。俺とジャンク屋やってる時、色々乗ったからな」

 

ショウ「剣人か。なら、お前も乗れるのか?」

 

剣人「そりゃ乗れるが、レースはやったことないな」

 

甲児「なら、いっちょやってみるか?」

 

剣人「いいぜ。勝ったらなにかおごれよ」

 

甲児「ちゃっかりした奴だぜ」

 

ジュドー「なにか賞品があるなら、乗るしかないね!」

 

鉄也「物につられて出てきたか。現金な奴め」

 

ジュドー「へへっ」

 

甲児「それじゃあ、人数はこれくらいで……」

 

剣児「おいおい。あそこでやるなら、俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」

 

甲児「出やがったな!」

 

剣児「もちろん、参加させてもらうぜ。鏡と散々走ったコースだ。ハンデをつけてやってもいいくらいだ」

 

鉄也「ふっ。その自信、いつまでもつかな」

 

剣児「こいつばかりは先輩にも負けねえさ! 鏡はどうする?」

 

鏡「これだけの面子を前に断ってはなにを言われるかわからんな。いいだろう。つきあってやる」

 

剣児「そう来なくちゃよ。それじゃあ、みんな行くぜ!」

 

 

 というわけで、暇な若者を集めてレース勝負が開催されることとなった。

 免許はどうした? というメンツもいる気がするが、今は戦時下だしレースをする場所は私有地なので問題はない! いいね?

 

 一応ビルドベース防衛のため、ブライト達軍の大人、勇者ロボ、J9+ボルテスチームが残ることになり、それ以外の者はレース会場へと足を運ぶ。

 

 レースとくればレースクイーンだ! と雅人とクルツが悪だくみをしようとしたが、もちろん成功することはなかったそうな。

 

 

甲児「統夜はどうする?」

 

統夜「さすがにバイクにはほとんど乗ったことがないから、レースは遠慮しておくよ。他の誰かと、カートか自転車で楽しませてもらう」

 

 

 レース場にはサイクリングコースもカート場もあるため、免許のない人でも安心して楽しめるようだ。

 

 

甲児「いや、甘いぜ。自転車で参加する奴もいる。お前だっていけるさ!」

 

統夜「は?」

 

 

 ふと見ると、自転車にまたがるロムとドモンと一矢の姿があった。

 三人自転車にまたがり、腕を組んで並んでいる。

 

 きっとそれは博士特別製で、ガンダムファイターが全力でこいても壊れないに違いない!

 

 

統夜「いや、無茶言うな!」

 

豹馬「絶対面白いことになるって」

 

統夜「面白いことにはなるだろうけど勝負にはならないだろ!」

 

甲児「まったくだぜ」

 

 

 甲児と豹馬はけらけらと笑った。

 

 

テニア「いや、あれ、ずるくない?」

 

カティア「普通に考えればずるいどころか勝負にならないはずよ」

 

メルア「ですよね」

 

クド=ラ「バイクと勝負できるとか、おかしな話よね……」

 

ロゼ=リア「ハンデがハンデにならない。人間て凄いですわね!」

 

シャナ=ミア「本当に」

 

 

 あはは。と、苦笑するしかない少女達だった。

 

 

 他にも、シンジ達エヴァチームも来ていた。

 とはいえ、日本でずっと育ってきたシンジなどは、免許のこともあり、バイクに乗るという選択肢はなかった。

 

 

剣児「なら、カートはどうだ? あれは免許がいらないからな」

 

シンジ「運転も、ゲームでしかやったことないんですよね」

 

アスカ「へー。おもしろいじゃない。シンジ、勝負よ!」

 

シンジ「えー」

 

アスカ「レイも来なさい。一緒にコテンパンにしてあげる!」

 

レイ「……わかったわ」

 

ミサト「おっもしろそうね。なら、勝った子にはなにかご褒美あげる!」

 

ミサト(アスカ、シンちゃん達の呼び方がナナヒカリとエコヒイキから変わって。お姉さん嬉しいわ!)

 

アスカ「ホント! なら、絶対勝つわ!」

 

シンジ「僕達に拒否権はないんですか……」

 

ミサト「いいからいいから。楽しみましょ」

 

アスカ「さー、いくわよー!」

 

 

 こうして、色々なところでレースが開催されようとしていた。

 

 しかし、バイクが位置につこうとピットから出ようとした時、甲児達の前に六つの影が立ちはだかった!

 

 

甲児「お、お前は!」

 

デビルサターン1「誰かときかれりゃ答えにゃならん! そう、ワイ等は!」

 

 

 ばばーんと、無駄にポーズをつけて現れたのはデビルサターン6。

 合体せずに6体バラバラの登場でついでにポーズもつけてみた!

 

 

ジェット「なにしに来やがった!」

 

デビルサターン1「おおっと、まちーや。今回ワイ等はバトルしに来たんやない。来たのもワイ等だけ。平和でいこうや」

 

鏡「……」(確かに、もっと数がいればビルドベースの者達が気づいたはずだ。それがないというのは、こいつらだけで潜入してきた可能性が高い……だが、なんの目的で?)

 

十三「平和的なんて、どの口が言うんや」

 

デビルサターン1「この素敵な口がや!」

 

十三「そういうこと言いたいんとちゃうわ!」

 

デビルサターン1「まあええ。今からレースをやるんやろ? なら、ワイ等もまぜーや!」

 

剣児「なんだって!?」

 

鉄也「なにを企んでいる」

 

デビルサターン1「くくく。ワイ等も欲しいもんがあるんや。勝ったらそいつをいただこうと思うてな!」

 

ロム「いったいなにが欲しい?」

 

デビルサターン1「そのバイクに入っとるエンジンオイルや! ワイ等が勝ったらそれをいただいてくで!」

 

甲児「は?」

 

ロム「は?」

 

剣児「なんだって!?」

 

デビルサターン1「ちょいと通りかかってみれば、かぐわしいオイルのにおいがするやないか。それだけいいオイル。ガデス様に献上すれば、ワイ等のコマンダーランクもうなぎのぼり! 絶対いただいてくで!」

 

剣児「た、確かにここのエンジンオイルは質がいい。なかなかいいところに目をつけてやがるぜ!」

 

鏡(そういえば、ここは司馬モータースとかかわりがあったな。あの司馬博士も関係がある。そのせいもあるか……)

 

 

 司馬モータースとは、先代ジーグである司馬宙が社長を務めるモータスポーツ&修理店である。その父はあの司馬博士なのだから、なにかとんでもないモノをあつかっていても不思議はないだろう。

 

 

ジュドー「そっちが勝ったらそれを持っていくとして、俺達が勝ったらどうすんだよ?」

 

デビルサターン1「そん時はおとなしく帰ったるわ」

 

剣児「それなら売店で買って帰ればいいんじゃないか?」

 

デビルサターン1「アホンダラ! 地球の金、ワイ等が持ってると思うんか!」

 

剣児「……思わねえな。そいつはすまなかった」

 

デビルサターン1「わかりゃええねん」

 

十三「いや、つっこむとこそこやないやろ」

 

さやか「ここで暴れられるよりましだから、受けてもいいんじゃない?」

 

甲児「確かにな。レースをすれば勝っても負けても帰るんだな?」

 

デビルサターン1「おう!」

 

鏡(レースの間に迎撃の準備を進めてもらえば、万一暴れられた時も十分対処できる。時間を稼ぐためにも、ここはレースをした方が被害が減らせるな)

 

鏡「いいだろう。勝負を受けてやろう」

 

デビルサターン1「話わかるやないか! 勝負や!」

 

ジェット「ところで、お前等どうやってレースするんだ?」

 

 

 クロノス星の者達は、ロボットと同じ体をしている者も多く、ブルー・ジェットは飛行機に。ロッド・ドリルはドリル型の車に変形できる。

 このデビルサターン6体も、合体するだけでなく飛行機のようなものに変形できるのだ!

 

 

デビルサターン1「そりゃ、ワイ等もバイクに乗るんやがな! 正々堂々勝負してこそやろ!」

 

レイナ(変形しないんだ……)

 

カティア(変形しないのね……)

 

アスラン「バイクに乗るのか……」

 

 

 多くの人が思ったそうな。

 

 そして……

 

 

デビルサターン1「うおおっ、やっぱ生身の人間用のは乗りにくい! ノリで乗るんやなかった!」

 

つばき(ノリでやったんだ……)

 

 

 こうして、デビルサターンをふくめたレースがはじまる!

 

 先に結果を言っておくと、レースは途中で中止となる。

 空気を読まずに現れたデュナンの子のおかげで、レースどころではなくなってしまうからだ。

 

 

ジュエリオン「剛健一! 今日こそ貴様に生まれてきたことを後悔させてやる!」

 

健一「まさか俺達が残った意味が出るなんてな」

 

ムウ「なにも子供達が楽しんでいるこんな時に出てこなくてもいいだろうに」

 

 

 デビルサターンが伏兵を連れてきていた時のため出撃準備をしていたビルドベース留守番組がすぐに飛び出す。

 

 さらに……

 

 

デビルサターン1「あともう少しで勝ってるとこやったのに、なにしてくれるんやー!」

 

 

 六鬼合体してデビルサターン6となったデビルサターン6がデュナンの子の前に飛び出す。

 

 

デビルサターン6「続きはあれ倒してからや! ええな!」

 

ロム「あ、ああ」

 

 

 流石のロムも、今回ばかりは押され気味である。

 

 あくまで第三軍としてだが、デビルサターン6が味方に加わり、デュナンの子と戦うことになった!

 

 もちろん第三軍だから自分じゃ動かせないし、勝手に動くのは当然である!

 協力してんだか邪魔してんだかわからないまま、デビルサターン6と共にデュナンの子を撃退するロンド・ベル隊であった。

 

 戦いも終わり……

 

 

デビルサターン6「ちっ。今回はこれ以上無理やな。今日のところはこれくらいにしといたる!」

 

剣児「おっと、待てよ。こいつをもってけ!」

 

デビルサターン6「ん?」

 

剣児「お前等の欲しがってたエンジン・オイルだ」

 

デビルサターン6「誰がほどこしなんているかいな!」

 

ロム「次またレースができるとは限らない。記念の品として受け取っておけ。正々堂々も悪くない。という点もふくめてな」

 

デビルサターン6「……ま、記念品ならしゃーないな。もらっといてやるわ!」

 

 

 そう言い、デビルサターン6は去っていった。

 

 

レイナ「毎回毎回こうならいいんだけどね」

 

ロム「そうもいかないのが悲しいところだな……」

 

 

 しみじみと思うロム達であった。

 

 

 第12話 終わり

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