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ネオジオン・ムゲ帝国同盟。さらに地球連合軍。双方の総力をこめたコロニー落としという一大作戦は、落下阻止という形で終わりを告げた。
乾坤一擲の作戦も失敗に終わり、アクシズまで後退せざるを得なくなったネオジオン・ムゲ帝国同盟に対し、地球連合は最後の戦いを仕掛けるべく戦力の再集結を図る。
対するネオジオン・ムゲ同盟も減った戦力を補填し、それを迎撃するかまえであった。
その補填により、今までムゲ帝国に攻めこまれていたプラントのザフトも反撃の動きを見せ、連合と合同で決戦を仕掛けることが決まる。
もうじきはじまる地球圏の争いを終わらせるための決戦。
ザフトと連合。その戦力が集結するには、しばしの時間がかかった。
その時間を、ロンド・ベル隊はのんびりと待っているわけにはいかなかった。
なぜならその時間にムゲ帝国へ反逆したクロッペンが攻めいってしまうからだ。
今、ネオジオン・ムゲ帝国同盟も連合と同じく次の決戦のため、戦力の補充を急いでいる。
そう、作戦に失敗し、大きな打撃を受けた今こそが、攻め入るには絶好の機会なのである。
連合やネオジオン・ムゲ帝国同盟の都合など関係のないクロッペンは、その隙を見逃さない。
間違いなくすぐにでも攻めこむ。
ロンド・ベル隊の皆は、それを確信していた。
問題は、連合軍もクロッペンとネオジオン・ムゲ帝国同盟の戦いなど関係ないということだった。
むしろクロッペンが連合ザフト側の戦力を集結する時間を稼いでくれるのだから、好都合と言うだろう。
連合側にしてみれば、クロッペンも敵であり、相手側が勝手に疲弊するだけなのだから。
戦闘の末、少数の反乱部隊。すなわちクロッペン達が全滅しようが関係ない話だった。
それゆえ、ロンド・ベル隊は先行偵察ということで連合軍本体より先にアクシズへとむかう。
状況によっては威力偵察も許可されることにもなった。
上層部からはただ一言。「生きて帰ってこい」ということだけだった。
なにをする気なのか、今の上も理解しているようである。
確かに、連合の戦力が回復するのを待ち、歩調をあわせればかなり有利な状態で戦闘をはじめられるだろう。
だが、それでは間違いなく間に合わないのだ。
クロッペンの一行は、助かろうと思って戦っているわけではないから。
だからこそ、彼等は行く。
たった二人のために。
それは、この艦隊が分艦隊として発足した時からの伝統行事である!!
──アクシズ──
ロンド・ベル隊がアクシズに到着すると、すでに戦いははじまっていた。
戦闘は激しく、アクシズ内部にまでおよんでいるのがわかる。
どちらがおしているかというと、やはりアクシズ側だった。
このままではやはり、クロッペンの反乱は鎮圧され、終わりを告げるだろう。
そうなる前に、アクシズにとりつかなければならない!
ブライト「いいか、我々はアクシズを落としに来たわけではない! 目的を達したら撤退する。いいな!」
甲児「いいけどよ。どうせ最後までやることになると思うぜ」
豹馬「だよな」
鉄也「まあ、いつものことだな」
忍「なに。逃げるなら中枢にむかって反対側に抜けりゃいい。それでも撤退にはかわらねえ」
ドモン「確かにな」
ブライト「やれやれ。いずれにしても、目的を忘れるな。総員、突撃!」
一同「おー!」
最初の相手は、アクシズを囲む防衛隊。
そこを突破し、クロッペン達が戦うアクシズ内部へ到達するのだ!
──アクシズ内部──
クロッペンはかつてはネオジオンと同盟を組むムゲ帝国のザール艦隊において総司令官を務めた男である。
それほどの男ならば、基地になにがあってどうすれば手に入れられるかなどをきっちり把握している。
そうして彼は基地に置かれていたニュータイプ専用に開発されたクインマンサと、その基地で製造された多くのロボットに人工知能を乗せ、反乱の戦力とした。
無人機の導入で数の面ではロンド・ベル隊を上回る数を得たクロッペンであったが、しょせんは魂の乗らぬロボット。
ロンド・ベル隊以上の数がそろおうと、アクシズ・ムゲ帝国同盟の戦力に比べれば微々たるものでしかない。
エースと呼べる存在もクロッペンとプルツーの二人しかいないこの状態では、多勢に無勢。彼等以外の機体は徐々に数の差によってすりつぶされ、ついにはアクシズ内で過剰ともいえる戦力に取り囲まれてしまった。
クロッペン「……どうやら囲まれてしまったようだな」
プルツー「そうだね」
クロッペン「なぜ、あの時逃げなかった? お前ひとりならば、囲まれる前に逃げきれたであろう」
プルツー「かもね。でも、そうしたらあんたは本当に助からないだろ?」
クロッペン「ふん。私の命など、ここで散るものと覚悟してきたわ」
プルツー「……」
クロッペン「そんなことは最初からわかっていたはずだ。なのになぜ、ここまでついてきた」
プルツー「ふん。あたしがここにいなきゃ、理由がなくなるからさ」
クロッペン「……りゆ、う?」
プルツー「ああ。そうさ。あたしがピンチになれば、あいつらは必ず来る。そう、あたしと約束したんだから!」
クロッペン「バカなことを」
確信をもって言うプルツーに、クロッペンはあきれた。
司令官として動いたこともあるクロッペンにはわかっていた。
ムゲ帝国と敵対する連合軍もコロニー落としを阻止した際、無傷ではいられなかった。
その出血を一度とめなければ、新たに戦いは起こせない。普通に考えれば、ここに部隊など送るはずがないのだ。
無駄に、被害を出すだけだから。
下手な数を送れば、自分達と同じように、囲まれて散るだけ。
そんな愚かな選択を、普通の司令官なら許可しない。
絶対にしない。
ありえない。
……そう、思っていた。
囲んでいたモビルスーツ、ムゲの機体がこちらへと銃口を向ける。
もう、逃げ場はない。
いよいよここまでか。と覚悟を決めたその時……
どぉんっ!!
囲みの一角が、破裂した。
クロッペン「っ!?」
ジュドー「待たせたな!」
プル「助けに来たよ、プルツー!」
プルツー「遅いよ、ジュドー!」
現れたのは、偵察に来たはずのロンド・ベル隊の面々だった。
クロッペン「な、んだと……?」
剣人「勘違いすんなよクロッペン。俺達はプルツーを助けに来たんだからな!」
クロッペン「……」
剣人「な、なんだよ」
クロッペン「……くくっ。ハハハハハ」
剣人「なにがおかしいんだよ!」
クロッペン「いや、まいった! これは勝てぬ。勝てぬわ! ここまで愚かだったとはな!」
剣人「うるせえな。誰も反対しなかったんだからいいんだよ!」
クロッペン「いや、感謝する。助かった」
剣人「す、素直に礼を言われるとこっちの調子が狂うぜ」
クロッペン「お前達といると、私は自分が人間であるとはっきり認識できる。これほど嬉しいことはないな……」
クロッペンは現れたロンド・ベル隊を見て、ただ笑うしかできなかった。
クロッペン「だが、本当に愚かな奴等だ。たった二人を助けるために、より多くの犠牲を出すというのだからな」
剣人「へんっ。そんなのやってみなきゃわからないだろ!」
ジュドー「そうさ。あんたも助けて、俺達も助かる。簡単な話だ!」
ブライト「さあ、目的は達した。ここは一度撤退するぞ!」
ムウ「おいおい、そんな逃げ腰でいけると思うか? 相手さんは間違いなく俺達を逃がすつもりはないみたいだぜ」
当然である。ここはネオジオン・ムゲ帝国同盟の本拠地であるアクシズ。
そこに突撃してきた一部隊を逃がすなど、組織の沽券にかかわることだった。
その本気度を示すためか、アクシズから逃げ道を塞ぐようにしてムゲ帝国のデスガイヤー将軍も艦隊を率いて姿を現した。
デスガイヤー「たった一部隊でここに攻め入ってくるとはな。ただの愚か者か、それとも……」
ブライト「こうなったら前でも後ろでもいい。道を作るんだ!」
こうして、アクシズでの決戦がはじまった!
戦いが、進む。
その中で、徐々にだが、ある感情がアクシズ、ムゲ兵の中へ広がっていく。
アクシズ兵「な、なんだこいつら……」
ムゲ兵士「なんでだ。さっきの奴等より数が少なくなっているというのに、なぜこうも強い!」
ムゲ兵士「なぜ倒れない! 奴等はいったい。いったいなんなんだ!」
最初に襲撃を仕掛けてきたクロッペンの反乱部隊。
それよりも数は少ないというのに、その強さは段違い、けた違いだった。
どれだけこちらが攻めようと、そのすべてを跳ね返し、逆にこちらへ迫ってくる。
並のエースではそこらを飛ぶ羽虫のように軽々と落とされ、本当に名の通ったごく一部のスーパーエースクラスでなければまともにやりあうことすらできない。
アクシズの中という圧倒的な数を展開できないこの場で、彼等をとめられるものは存在しないと言ってよかった。
これが、幾度も地球を侵略者の魔の手から守ってきた部隊の実力!
その攻撃は、退路を塞いでいたデスガイヤーにも迫る!
デスガイヤー「まさか、たった一部隊に敗れるとは。ただの愚か者の集まりではないということか……!」
届いた攻撃は、デスガイヤーを撤退させるに十分の一撃だった。
デスガイヤーの戦闘空母が撤退したことにより、塞がれていた退路は開き、ロンド・ベル隊はアクシズの内部を脱出することに成功した。
しかし、出た先には、アクシズを囲むように大部隊を率いたハマーン・カーンのキュベレイの姿があった。
これを倒さねば、アクシズを脱出することはかなわない。
誰もがそう思った。
忍「やっぱこうなるわけだ」
甲児「言ったとおりだったな」
ブライト「お前達はどうしてそんない楽観的なんだ!」
剣児「当然だろ。誰も死ぬつもりなんてないってことなんだから!」
豹馬「その通りだぜ!」
ブライト「まったく」
やれやれと、ブライトはあきれるしかなかった。
いずれにせよ、ムゲ帝国の将軍は撤退し、アクシズのトップである彼女を倒すことができれば、地球における人類同士の戦いを終わらせることができるだろう。
ここに、ネオジオンとの最後の戦いがはじまった!
ハマーン「一つ感謝してやろう。いずれムゲ帝国は追い出す予定だった。それを速めてくれたことをな!」
ジュドー「そんなこと感謝されてもうれしくないね!」
──戦闘前会話──
ハマーンVSジュドー
ジュドー「ハマーン!」
ハマーン「ジュドーか。やはり、お前と私は、互いに引き合うものがあるようだな」
ジュドー「もういい加減にしてくれ! 人類同士で戦っている場合じゃない! あんたにだって見えているはずだ。こんな戦い、無意味だって! 人の悲しみが!」
ハマーン「だから協力しろというのか? それこそなんの意味がある。人は生きている限り一人だよ。人類そのものもそうだ。このままでは、人類は地球を食いつぶす!」
ジュドー「そんなに人を信じられないのか!? 憎しみは憎しみを呼ぶだけだって、いいかげんわかれ!」
──決着──
激闘の末、ハマーンのキュベレイを倒すことに成功する。
最終的にはジュドーのZZガンダムによるハイメガキャノン・フルパワーにより、ハマーンはMIAとなるのだった。
ジュドー「ハマーン・カーン。あんたのその力、もっと別の使い方ができれば、俺達とも……」
消えたキュベレイのいた空間を見て、ジュドーは小さくつぶやいた。
こうしてハマーンは倒れ、指揮官を失ったアクシズの勢力は降伏するのだった……
──強襲──
ムゲ帝国の軍勢は本国へ撤退し、ハマーンが倒れ、アクシズも降伏した。
これで、人類同士の戦いは集結した。
そう、皆が安堵した瞬間であった。
どぉん!
凱「ぐわあぁぁぁ!」
ガオファイガーが激しい爆発に包まれた。
戒道「ESウィンドウ!?」
ESウインドウとはEscape Windowの略。
多次元宇宙同士をつなぐ亜空間ゲート。これを通じて超長距離航行を可能にするもの。簡単に言えばワープ。
それをもちいて、どこからかミサイル攻撃されたのだ!
攻撃はそれだけではなかった。
同時にネェル・アーガマも襲撃され、中にいたチリがさらわれ、統夜の乗るシン・グランティード・ドラコデウスも攻撃を受ける。
ついでに生存フラグが立っていなければ、クロッペンの乗るデスターク2も被害を受け、戦艦への攻撃の巻き添えで、ハーリン皇子までもが怪我を負う。
さらにESウィンドウが開き、アクシズを囲むようにしてソール11遊星主とジュエリオン。そして無数のデュナンの子が姿を現した。
彼等はロンド・ベル隊が戦闘で疲弊するのを待っていたのだ!
命「凱。応答して凱!」
ちづる「チリ!」
甲児「大丈夫か統夜!」
統夜「なんとか。でも、しばらくシン・グランティード・ドラコデウスにはなれない。修復にしばらくかかりそうだ」
鉄也「奴等め。それが狙いか」
疲弊をなかったことにするシン・グランティード・ドラコデウス。それを封じるため、統夜は狙われたのだ!
凱からの応答がないままに、デュナンの子を従えたソール11遊星主が襲い来る。
ブライト「奴等の狙いは我々だ。一度この宙域を脱出するぞ!」
一矢「凱はどうする!?」
ブライト「ここで戦う方が逆に危険だ。今ならアクシズの者が救助してくれる!」
アムロ「駄目だブライトさん!」
ブライト「なにっ!?」
アムロ「奴等の狙いは、僕達だけじゃない。銃口が、アクシズにも向いている!」
ブライト「なんだと!?」
ジュエリオン「逃がさん。貴様等がここから去るならば、あの小惑星を破壊する!」
チリをさらった彼女の姉。ジュエリオンがそう宣言した。
豹馬「てめえ!」
健一「あそこには非戦闘員もいるんだぞ!」
ジュエリオン「だからどうした。私には関係ない。そう、関係ないのだ! いずれすべてを破壊するのだからな」
健一「くっ……!」
統夜「しばらく耐えてくれ。修復が終わり次第ハイリビードを開放する!」
ブライト「ええい。アクシズへ奴等を近づけるな! こうなったら、守れるだけ守れ!」
甲児「そうこなくちゃよ!」
アクシズを守るため、ロンド・ベル隊はこの場にとどまり、ソール11遊星主とデュナンの子を迎え撃つ!
アクシズ兵A「なぜだ……」
アクシズ兵B「なぜお前達は俺達を守っている! 俺達は敵だというのに!」
甲児「うるせえ! お前達はもう降伏したんだ。戦いは終わった。なら、もう敵じゃない! だから守るんだよ!」
豹馬「そういうことだ! だから絶対俺達は負けない。待ってろ、チリ!」
アクシズ兵A「なんなんだ。なんなんだお前達は! ええい、畜生! 俺達だって!」
アクシズ兵B「そうだ。守れ! 俺達こそが、アクシズを守るんだ。俺達を誰だと思ってやがる!」
さっきまで敵同士であったというのに、彼等はいつの間にか、手をとりあい、守りあい戦うのだった。
統夜「あともう少し。もう少しだ! みんな!」
パルパレーパ「そのようなこと、させると?」
統夜「っ!」
ピア・デケム「……」
ペチュルオン「……」
プラヌス「……」
パルパレーパ「その希望を、打ち砕こう!」
統夜が取り囲まれてしまった。
統夜「しまった!」
ここで統夜が倒れれば、数に押されたロンド・ベル隊に再起の目は消える。
グランティード・ドラコデウスにむけ、4体の11遊星主より、攻撃が……
──???──
凱「俺は、死んだのか……」
真っ暗な闇の中、凱は一人でそこにいた……
???「凱兄ちゃん。凱兄ちゃん!」
暗闇の中、よく知る少年の声が聞こえた。
凱「……護?」
護「立ち上がって! みんなが、みんながピンチなんだ。お願い、立ち上がって!」
凱「立ち上がりたいさ。だが、肝心のガオファイガーが……」
護「大丈夫。ここにあるよ!」
その時、Gストーンが輝き、闇を照らした。
そこにいたのは……
凱「これは……!」
──破壊神降臨──
パルパレーパ「その希望を、打ち砕こう!」
パルパレーパの号令と共に、ソール11遊星主の攻撃が統夜の乗るグランティード・ドラコデウスへ振り下ろされようとする。
誰もがもう駄目だと思ったその時。
どこからともなく現れた、獣を模した機体がグランティード・ドラコデウスを囲む4体へ突撃し、最後の一撃から統夜を救ったのだ!
パルパレーパ「なっ!?」
ジュドー「なんだあれ!?」
鉄也「ガオーマシンのように見えるぞ!」
凱「こい。ギャレオン!!」
ギャレオン「ガオオォォ!!」
宗介「あれは、ギャレオン!」
凱「フュージョン!」
その言葉と共に、凱のGストーンが輝く!
そこに、ジェネシックガイガーへの変形を成功させた凱がいた!
命「凱!」
凱「心配かけたな、命。みんな!」
護「再生の力を止めるもの。それは破壊の力。破壊は新たなるゼロへの希望。無限なる可能性の挑戦!」
凱「いくぞ、護! 俺達の新たなる誓いのもとに!」
護「凱兄ちゃん。今、奇跡を!!」
護の言葉と共に、先ほど統夜を救った5つの機体がジェネシックガイガーの周囲へ飛来した。
鉄也が言った通り、これはガオーマシンなのだ!
凱「行くぞ! ファイナルッ! フュゥゥゥジョォォォォォォンッ!!」
言葉と共に、緑の光と嵐が吹き荒れ、ジェネシックガイガーと5つのジェネシックマシンが合体!
ここに、新たな勇者王が降臨する。
その名も、ジェネシックガオガイガー!!
甲児「護! お前も戻ってきたのか!」
護「うん! でも、ギャレオンのプログラムを元に戻すのに手間取って、今までごめんなさい!」
来れなかった理由はそれだけではない。
ソール11遊星主の警戒が厳しく、動くに動けなかったというのもある。今回ロンド・ベルを襲撃するためほとんどの遊星主が動いたため、護もこうして動けるようになったというのもあるのだ!
かなめ「かまわないわよ! でも、あれはいったいなんなの!?」
護「あれは、本当のガオガイガー。かつて三重連太陽系が機械昇華された時、緑の星の指導者カインは最後の希望を託して遺産を残していた。それが、ギャレオンなんだ」
命「……護君っ!」
護「機械昇華は終わり、三重連太陽系はソール11遊星主による再生プログラムを始動させた。Zマスターに対してJ達。ソルダート師団率いるアーク艦隊があったように。ギャレオンは本来、遊星主の暴走に対するアンチプログラムだったんだ」
命「じゃあ、ギャレオンは元々は対ゾンダー用に造られたものではなかったのね……」
護「Zマスターの侵攻が激しかったから、本来の目的とは違う使い方をしていたんだ。僕は、旅立った先でそれを知ったんだ。そして、ソール11遊星主とも……」
命「ずっと、遊星主達と戦い続けていたのね……」
護「うん」
パルパレーパ「馬鹿な…! ギャレオンは破壊されたはず! それにラティオ! お前がなぜ生きている!?」
護「お前達にそれを答える理由はないよ!」
凱「そうだパルパレーパ! お前達はここで破壊される!」
ジェネシックガオガイガーから、強大なオーラが発せられる。
パルパレーパ「こ、この力は……!」
凱「そうだ。お前達が恐れるジェネシックオーラの波動だ!」
それは、ソール11遊星主の動力源であるラウズGストーン。それを無効化する波動。それがジェネシックガオガイガーのGクリスタルが放つジェネシックオーラなのである!
このオーラを前にすれば、ソール11遊星主は力を失ってしまうのだ!
パルパレーパ「破壊神……いや、滅びを呼ぶ悪魔よ! お前の存在は許されない!」
ジュエリオン「それに、奴等が弱ったとしても、我がシモベ達がいる!」
統夜「それでも、十分だ!」
ジュエリオン「っ!」
統夜「もう一度、力を見せてくれ。ハイリビードッ!!」
統夜の意思に応え、神核に納められたフューレイム改めハイリビードの力が解放される!
直後、あたたかな光がアクシズを包み、その中にいた統夜の味方は次々と回復してゆく。
その効果は、アクシズすべてに効果があり、一方的にやられるままであったアクシズの機体さえも復活させていった!
アクシズ兵A「おおおおおっ! これで、俺達もまだ、戦える!」
アクシズ兵B「ああ! アクシズを、みんなを守れる!」
ジュエリオン「だからどうした! しょせんは烏合の衆。そんなのがいくら集まろうが、我等の敵ではない!」
???「ならば、きちんと指揮をとれるものがいればどうかな?」
ジュエリオン「っ!」
ハマーン「総員、私の指揮に従え! ロンド・ベルと協力し、アクシズを守るぞ!」
アクシズ兵A「ハマーン様!」
アクシズ兵B「ハマーン様だ!」
マシュマー「ハマーン様あぁぁぁ!!」
ハマーン「アクシズの防衛は我等に任せろ。お前達は、目の前の敵を倒すことに集中しろ!」
ジュドー「ハマーン!?」
ハマーン「どうやらお前達のおかげで死に損なったようだ。なに。今更戦うつもりはない。我等はもう、負けたのだからな」
ブライト「すべては振り出しに戻った! 総員、目の前の敵を叩け!」
昨日の敵は今日の友。
ロンド・ベル隊はアクシズのネオジオンと協力し、ソール11遊星主とデュナンの子と戦う!
ほとばしるジェネシックオーラにより弱体化したソール11遊星主は、これではたまらぬと態勢を立て直すためこの場から撤退してゆく。
ジュエリオンも、ひとまずの目的。チリの回収を優先し、この場を去った。
最後まで残されるのはデュナンの子達。
彼等は人工知能の機械である故、ソール11遊星主と主を逃すため、すべてが破壊されるまでこの場に残り戦うのであった……
──没イベント フラグ非成立──
デュナンの子をすべて倒し、戦いが終わったところで、クロッペンが膝をついた。
無理して戦った結果、限界を超えてしまったのだ。
さらに、ハーリンも戦艦が奇襲された時に重傷を負ってしまった。
と、このまま原作イベントと同じく負傷したハーリンを死せるクロッペンの肉体を使い救うというイベントを考えていたのだが、統夜がハイリビードを発動させていたため、フラグ云々以前の問題であると気づいた。
ゆえにこれは没イベントであり、クロッペンの生存は確定してしまうのだった。
あとハマーンも同じく生存フラグがない場合こっそり来てたシャアに助けられて戦後その姿を見かけたものがいたそうだという噂話が流れる予定だったが、それもなくなってしまった。
──戦闘終了──
戦いは終わった。
負けを認めたネオジオンは、連合に降伏することとなった。
この降伏に対し不服を口にする者もいると思われたが、そうはならなかった。
流石に一度敗北し、さらに命がけでアクシズを救われたとなれば、反対すると口にするものは出なかったようだ。
こうして、ネオジオンの降伏により、今度こそ人類同士の戦いは終わりを告げることとなる。
次はいよいよ、人類の根絶とこの世界を犠牲にし三重連太陽系を復活させようとしているソール11遊星主と復讐者ジュエリオンとの戦いであった。
豹馬「チリ……絶対助けるから、待ってろよ」
次の目的地は、護よりもたらされた。
奴等は太陽に潜み、世界を作り替えようとしているのだ!
決戦の地は、太陽!
ちなみに、降伏したネオジオンが変なことを考えないようにと、ハマーンが人質としてロンド・ベル隊についてくることになった。建前上変なことをしたら指導者の彼女がただじゃすまないということだが、本音はハマーン様参戦! ということだ。
──ムゲ帝国──
デスガイヤー「申し訳ありません。奴等を、侮っておりました」
ムゲ・ゾルバドス「かまわぬ。貴様で敗れたのであればやむえまい。我等が支配する宇宙の隅々まで勇猛で知られたデスガイヤー将軍が破れたのであるからな」
デスガイヤー「はっ」
ムゲ・ゾルバドス「その貴様を破った相手。そのような強敵がこの宇宙に現れたのであれば、貴様と2人、また思う存分戦おうではないか。じき、奴等の方からやってくるであろう。それまでゆっくりと休むことだ」
デスガイヤー「ははー!」
ムゲ・ゾルバドス「出迎えてやらねばならぬようだな。余をあまり待たせるな。地球の戦士達よ……」
第17話 終わり