第3次スーパーロボット大戦J   作:YSK

22 / 26
最終話 はじまりの終わり

 

──ハイパーガウルン──

 

 

 カーメン・カーメンの発した木星爆破計画。

 その限界リミットの直前に、ロンド・ベル隊は木星宙域に到着する。

 

 そこで待ちかまえていたのは、カーメン・カーメンとガウルンだった!

 さらにはディオンドラまでもがいる。

 

 

宗介「ガウルン!?」

 

ガウルン「いよう、カシム。地球でやりあって以来だな」

 

宗介「やはり生きていたか……」

 

ガウルン「しぶとさなら世界一だって自負してるぜ」

 

 

 ガウルンはにやりと笑った。

 確かにこの男の言い分、あながち間違いではない。

 

 

キッド「あんた、自分がなにをしようとしているのかわかっているのか?」

 

ガウルン「ああ。わかっているさ。最高の祭りだろ。世界を滅ぼして新しい世界を作る。最高じゃないか!」

 

マオ「こいつになにかを聞いても無駄よ。まともな答えは返ってこない」

 

アイザック「そのようだ」

 

ガウルン「だが、流石の俺も、これだけ負け続けた相手にこのまま無策で戦って勝てるとは思っていない」

 

カーメン・カーメン「ハハハハハ。その通りよ」

 

ガウルン「だから、色々小細工をさせてもらうぜ」

 

宗介「いったい、なにを……?」

 

ガウルン「なあ、カシム。知っているか? いや、知っているよな。悪意を集めればとんでもない力が出るって」

 

宗介「……っ!」

 

 

 彼等は知っている。

 オーラコンバーターの集めた悪しきオーラの強さを。大銅鐸の集めた負の情念の厄介さを。ムゲ・ゾルバドスの操る死霊の手ごわさを。

 

 

ガウルン「そしてラムダ・ドライバもそれと似たような力だ」

 

宗介「っ!」

 

カーメン・カーメン「それらすべてを我等は見た! そこにオーラコンバーターを積んだ。世の悪意を集め、力に変える!」

 

ガウルン「きたきたきたー!」

 

 

 カーメン・カーメンが発した瞬間、場の空気が変わった。

 

 

シーラ「っ! 世界の悪しきオーラが、ここに集まっています。これは、かつて大銅鐸が集めた比ではありません!」

 

カーメン・カーメン「当然よ。この世の悪意を自在に操ったムゲ・ゾルバドス。そして同じく負の情念を集めた大銅鐸。その両方が消え、世の悪意はすべて手放された状態になっているのだからな!」

 

ガウルン「感謝するぜ。ムゲ・ゾルバドスが倒れた今、奴が握っていた悪霊の力もここに集まる! 世界すべての悪意がな!」

 

 

 そうしてフリーとなった憎しみや恨みの負の情念を、ここ一点にあつめ、それがガウルンに注がれているのだ!

 

 

カーメン・カーメン「かの者の敗因は、死者の霊すべてを集めてしまったことだ。我等は違う。真の悪意を、負の情念のみを集める!」

 

 

 さらにこの悪意は、オーラコンバーターによって増幅される!

 

 

エレ「いけない。それ以上は……!」

 

ガウルン「ハハハハハ。耐えられず、精神が狂ってしまうって? 安心しろよ。もうとっくに狂っているからよ!」

 

甲児「こいつっ!」

 

ガウルン「来た来た来た! 見ろ! これが俺の、ハイパー化ってやつだ!」

 

 

 ガウルンの乗るヴェノムが、膨らむように巨大化する。

 それは、オーラの膨張。悪意を糧とし、オーラによる鎧を着こみ、巨大になったかのように見える虚像の姿。

 

 だがその力は、決して幻ではない。

 

 オーラバリアの代わりにラムダバリアをまとい、すべてを破壊する。

 

 ここに、ハイパーガウルンが生まれたのだ!

 

 

カーメン・カーメン「ハハハハハ。ハハハハハハ!」

 

ガウルン「さあ、はじめようぜ。最後の祭りってヤツを!」

 

ルリ「オモイカネの計算が終わりました。木星の臨界まであと10分。それまでにあのヴェノムを破壊してください。制御装置の反応はそこから。でなければ、世界は終わります」

 

ブライト「聞いたか! 総員、あの機体を狙え!」

 

 

 ヌビア・コネクションをまとめるカーメン・カーメンと、ハイパー化したガウルンとの最後の戦いがはじまった!

 

 

──戦闘前会話──

 

 

ガウルンVS宗介

 

ガウルン「カァシムゥ!!」

 

宗介「いい加減、お前との因縁も終わりだ!」

 

ガウルン「楽しもうぜカシム! これで最後だって言うのならな!」

 

 

ガウルンVS甲児

 

ガウルン「カブトコウジ。お前とも長いつきあいになったもんだ!」

 

甲児「ああ。こっちもうんざりしてきたところだ!」

 

ガウルン「ハハハ。寂しいこというなよ。もっともっと楽しもうぜ!」

 

 

ガウルンVS統夜

 

ガウルン「カシムのオマケだと思って侮ってたのは謝るぜ、カシムのお友達君」

 

統夜「なに?」

 

ガウルン「だが、おかげでここまで楽しめた。ご褒美として、世界ごとお前も壊してやるぜ。さあ、最後の祭りだ、楽しもうか!」

 

統夜「毎回毎回。今度こそ、お前を止める!」

 

ガウルン「できるもんならやってみな! シウントウヤ!!」

 

 

ディオンドラVSロムorガルディ

 

ロム「生きていたのかディオンドラ!」

 

ディオンドラ「生きてて悪かったね。最初からあの時死ぬつもりはなかったのさ!」

 

 

 負の情念を集める大銅鐸。

 その情報をカーメン・カーメンにもたらしたのは彼女の仕業だ。

 

 

ガルディ「なぜあの男に与する!」

 

ディオンドラ「色々縁があってね。ガルディ。あんたを遺跡で殺そうとした時に手駒を手配した時とかさ!(第12話の南ルートでの出来事)」

 

ガルディ「あの時現れた傭兵。あれは貴様の仕業だったのか!」

 

ディオンドラ「だったらどうだって言うんだい。どうせやることは変わらないだろ!」

 

ガルディ「当然だ。覚悟しろ!」

 

 

──バッドエンド──

 

 

 当然タイムリミットに間に合わなければ、木星は爆発し、太陽系は終わる。

 

 この際、木星の爆発から地球圏を救うため、ロンド・ベル隊は皆の力でバリアを張り、その衝撃を外に漏れないよう『νガンダムは伊達じゃない!』をやり、太陽系の崩壊を防ごうとする。

 

 エヴァのATフィールドが。

 オーラバトラーのオーラバリアが。

 レーバテインのラムダ・ドライバが。

 

 そこから生まれた障壁に、勇者達のGストーンが。

 νガンダムのサイコフレームが。

 ジーグの銅鐸エネルギーが。

 さらにサイトロンを共鳴させたシン・グランティード・ドラコデウスが、その機体を輝かせ、皆の勇気と意志と想いを一つとする。

 

 一つとなった緑色の光が木星の爆発を包み、そのままゆっくりと収束させてゆく……

 

 こうして木星そのものの崩壊は免れ(中にあったザ・パワーは消えた)、世界は救われた。

 

 しかし、木星の爆発を阻止しにむかったロンドベル隊は、ついに帰ってこなかった……

 

 宇宙は平和になった。

 

 その世界で、待ち続ける者がいる。

 彼等が、帰ってくることを……

 

 

 終わり

 

 

 

──はじまりの終わり──

 

 

 木星が爆発するより早く、ハイパー化したガウルンは倒れた。

 

 

ガウルン「ハハッ。これで、終わりか。今まで、楽しかったぜ。カシム、カブトコウジ。シウントウヤよぉ……」

 

 

 これにより、木星を爆発させる装置は停止し、その爆発は阻止される!

 

 だが……

 

 

カーメン・カーメン「ハハハハハ。ハハハハハハ」

 

アイザック「なにがおかしい?」

 

カーメン・カーメン「儀式は成功である。我等をいけにえに、生まれるのだ。世界を破壊し、創造する、我が主が!」

 

アイザック「なんだと?」

 

カーメン・カーメン「貴様等の得た生を司る源。我等の集めた、死を根源とする存在。この二つのぶつかりをもって、ネブカドネザルの鍵は生まれ、バラルの扉は開いた!」

 

 

 ぞわっ!

 

 

アムロ「なんだ、これは……!」

 

ショウ「悪しきオーラと、それだけじゃない。生命のオーラが……」

 

 

 正と負。両方の力が、消えゆくガウルンのヴェノムへと収束してゆく。

 そこにあるのは、負の情念だけを力にした存在ではない。それとは違う、まったく別の……

 

 

ガウルン「ハハハ。そういうことだ。こいつが、俺の最後の置き土産だ。来世ってやつで待ってるぜ」

 

 

 カーメン・カーメンとガウルンの目的は、木星の爆発ではなかった。

 シンの目的は、命の源、ハイリビードを持ったものと、その対極の力、死を源とする負の情念の集合体をぶつけあわせることにより、世界を創造する『神』を生み出すことが目的だったのだ!

 

 あるべき世界を破壊し、新しい世界を創造する、新たな『主』を降臨するための!

 

 そこに、ぽっかりとした黒い穴が開いた。

 

 ガウルンとカーメン・カーメンは笑いながらその正と負の交錯する渦にのみこまれてゆく。

 

 

カーメン・カーメン「ハハハハハハ。ハハハハハハ」

 

ブライト「皆、あれに吸いこまれないよう気をつけろ!」

 

ディオンドラ「ちょっと、待ちなさい! 嫌だ。こんなところで。こんなところで……っ! こんなところでえぇぇぇ……!」

 

 

 その穴は、卵のようであり、ゲートのようにも見えた。

 ソコから、なにかが現れる。

 

 ぶつかりあいはじけた命の力に木星の『ザ・パワー』のエネルギーと、集まった負の情念、死霊の力、悪しきオーラが集束し、ヌビアの一団をのみこんで生まれた『ソレ』

 

 世界を破壊し、新たな世界を創造する存在が……

 

 

カオル「……」

 

シンジ「カオル君?」

 

カオル「まさか、正の力をもちいる文書を応用して負をものみこみ、双方を超越する存在を生み出すなんてね。このまま進めば、あの老人達の夢もかなうかもしれない。叶った先に、僕達も彼等もいないけれど……」

 

 

 そこに生まれた新たな『神』はエヴァンゲリオン初号機のようにも、シン・グランティード・ドラコデウスのようにも見えた。

 神々しいように見えるが、どこか冒涜的のようにも見え、それでいて光輝いている。

 

 そこに、白い闇が現れた。

 

 

???「私はシン・アトゥーム。この世にありし宇宙、次元、時空。そのすべてに終わりを与え、新たな世界を創造するもの」

 

 

 ただ、一つだけわかる。

 

 こいつは、今から、この世界を破壊するということが!

 

 

甲児「あいつらにいいように使われたってことか。くそっ!」

 

統夜「いや、まだだ! まだ終わってない。ここで世界を守り切れば、奴等のやりたかったことは潰える。なんの意味もなくなる。それが、奴等を唯一喜ばせない方法だ!」

 

宗介「そうだな。奴等の思うような世界など、作らせてなるものか。俺はまだ、この世界でやることがある」

 

甲児「ああ。その通りだぜ。まだまだやりたいことが残っているんだからな!」

 

ブライト「皆、聞いての通りだ。なにがなんでもこれを倒せ! それ以外に、世界を救う手段はない!」

 

 

 シン・アトゥームこと世界を破壊するもの。

 それを倒せなければ、世界は終わる。

 

 

シン・アトゥーム「抵抗は、無意味」

 

 

 新たな『神』に、後光がさした。

 

 

統夜「まずい!」

 

 

 強大な光が、広がる。

 

 それは、すべてを原初へ返す導きの光。

 すべてを終わらせ、すべてをはじまりへ返すもの。

 

 光が広がり、再び闇へ収束した時。世界の創造とされるビッグバンが起き、新たな世界が生まれる……

 

 ……はずだった。

 

 

シン・アトゥーム「……」

 

 

 光の広がりを、二つの別の光が食い止めた。

 

 シン化初号機と、シン・グランティード・ドラコデウス。

 この二つのシンの力により、世界が原初に溶かされ、新生する源となるのは防がれた。

 

 

シン・アトゥーム「……シン体の器が二つ。いや、器となりうる存在は他にもいくつか……」

 

 

 視線は、初号機とシン・グランティード・ドラコデウスだけでなく、ロンドベル隊内に存在するいくつかの機体をとらえる。

 

 

シン・アトゥーム「未顕現ながら、それらの力をあわせて私に対抗しますか。ならば、先んじてあなた達に終わりをあたえましょう。そして、すべてに終わりを。世界に、はじまりを」

 

 

磁偉倶「来るぞ!」

 

 

 シン・アトゥームは動き出す。

 正真正銘、最後の戦いが、はじまった!

 

 

シン・アトゥーム「滅びを受け入れなさい。それが、この世界の運命です」

 

健一「断る! こんなものが運命であってたまるか!」

 

豹馬「そうだぜ。これが運命だというのなら、俺達はその運命を叩き壊す!」

 

 

シン・アトゥーム「新たに生まれる存在。それを祝福するのは当然のことではありませんか?」

 

甲児「なにを言ってるんだこいつは」

 

鉄也「無駄だ。我々の価値観とそれは全く別のものだ。元が元だけにな」

 

 

シン・アトゥーム「終わりはいずれ、誰の身にもやってきます。それが、今なのです」

 

凱「その終わりが来るのは、本来ならまだ先のこと。今それを受け入れる理由は、俺達にない!」

 

アイザック「確かに、人も世界もいずれ終わりが来る。だが、そのいずれくる終わりは今ではない!」

 

キッド「そういうことさ」

 

ボウィー「まだまだ生きたりないしね」

 

お町「そういうことよ」

 

 

シン・アトゥーム「安心なさい。すぐ次はやってくる。新たな世界と共に……」

 

シン「そんな次は欲しくない! 欲しいのは、明日だ!」

 

キラ「その次は、今の次じゃない。僕達はこの世界の次が欲しいんだ!」

 

 

シン・アトゥーム「世界の破壊と新生はもう決まったこと。運命を受け入れ、来世に期待をなさい」

 

剣人「その言い方腹立つな! 絶対受け入れてやるかよ!」

 

剣児「ああ。誰が受け入れてたまるか!」

 

アムロ「そうだ。僕達はお前にすがるほど、今の世界に絶望もしちゃいない!」

 

ジュドー「お前こそ、俺達の言い分を聞くぐらいしてみなよ!」

 

 

 この戦いは、総力戦である。

 今まで集まったすべての力をぶつけ、ここに降臨した破壊の存在を逆に破壊するのだ!

 

 

 ガンダム試作3号機デンドロビウムの零距離メガビーム砲が。

 

 ZZガンダムのハイ・メガ・キャノン・フルパワーが。

 

 νガンダムのフィンファンネルが。

 

 ジェネシックガオガイガーのゴルディオンクラッシャーが。

 

 エステバリスカスタムのダブルゲキガンフレアが。

 

 マジンカイザーとグレートマジンガーのダブルバーニングファイヤーが。

 

 ロム・ストールの運命両断剣 ツインブレードが。

 

 シャッフル同盟のシャッフル同盟拳が。

 

 ビクトリーファイブの超電磁ビクトリーストライクが。

 

 インフィニットジャスティスとストライクフリーダムのコンビネーションアサルトが。

 

 ビルバインとダンバインのツインオーラアタックが。

 

 エヴァ初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)の衝撃波が。

 

 ブライガーのブライカノンが。

 

 ジーグの鋼鉄神ジーグが。

 

 ダンクーガの断空光牙剣が。

 

 ウルズチームのウルズストライクⅡが。

 

 

 総力戦の果て。

 世界の命運をかけたこの戦いも、ついに終わりの時がくる……

 

 

シン・アトゥーム「……」

 

トレース「動きがとまりました!」

 

ブライト「やったか!?」

 

アムロ「いや……!」

 

シン・アトゥーム「……無駄です」

 

 

 倒したと思うほどのダメージを与えたというのに、その傷は次々と消え、元の状態へと復元してゆく。

 

 

カワッセ「まだ倒れないのか!」

 

シン・アトゥーム「倒れるわけがありません。どれだけ表層を傷つけたところで無意味。私は世界。すべてを司り、すべてを終わらせ、はじまりを与えるもの」

 

剣児「言ってる意味がわからねえ! だが、俺達の心を折ろうとしても無駄だ!」

 

甲児「ああ。それなら、滅ぶまで倒すのみだ!」

 

豹馬「そうだぜ!」

 

統夜「そうだ。それに、無意味な攻撃なんかじゃない!」

 

シン・アトゥーム「なに?」

 

統夜「そうすることで、お前を倒す方法がわかった。みんなの行動に、未来が、過去が、世界が応えてくれた!」

 

 

 統夜達とてむやみやたらに攻撃していたわけではない。

 その最中、様々な分析をかけていたのだ。

 

 そしてその結果をサイトロンを通じ、統夜が受け取った。

 

 

シン・アトゥーム「世界が、だと?」

 

統夜「そうだ。今ある世界だって、死にたいわけがない!」

 

シン・アトゥーム「っ!」

 

統夜「みんな、力を貸してくれ! シン・グランティード・ドラコデウスのインフィニティキャリバー・オーバーワルドなら、ヤツを生み出した源を、その根源である生と死のまじわった門を斬れる!」

 

 

 相手は新たな世界。

 それを倒すには、物理的にダメージを与えるだけでは足りない。

 

 だが、時間も空間も超越するインフィニティキャリバー・オーバーワールドならば、ヤツを形作るそれを攻撃することができる!

 そのために、ハイリビード(生)とジ・ヴォーダ(死)を超える力を集める必要があった!

 

 

宗介「わかった。すべてをお前に託す!」

 

鉄也「世界をお前に託すぞ、紫雲!」

 

忍「やってやれ!」

 

剣人「いけー!」

 

 

 シン・グランティード・ドラコデウスから翠色の光があふれる。

 その光はラインとなり、次々と仲間の機体と繋がってゆく。それにより、皆の心が一つに集まってゆく。

 

 光はすべてを超越し、宇宙中に広がってゆく。

 

 その輝きに、命あるものは祈る。

 地球で世界の無事を願う人々の想いが。

 宇宙の星々で、平和を願う者達の祈りが。

 

 生きたものの。死んだものの。

 

 時間も空間も超越し、シン・グランティード・ドラコデウスへ集まってゆく!

 

 

 シン・グランティード・ドラコデウスがインフィニティキャリバーを掲げる。

 その刀身は、今までにない輝きを放つ!

 

 

シン・アトゥーム「なんです、これは……。この力は。あなたは確かに、私と同じセイとシの力を備える器。だが、この力は違う。なんなのです、これは……!」

 

 

 それは、命の源であるハイリビードでも、すべてを破壊するジ・ヴォーダとも違う力だった。

 それは、統夜達が今までの旅で積み上げ、生み出してきたもの。

 

 それは……

 

 

統夜「お前はどこまでいっても一人でしかない。まだ生まれてもいない。これは、この世界が積み重ねた、俺達が紡いできた繋がりの力だ!」

 

 

 翠に光り輝く無限の想いを乗せた剣を振り上げる。

 

 

統夜「いつかこの世界にも終わりが来る。あなたの出番は、それからだ。それまで、眠れ。次の世界を夢見て!」

 

 

 翠の光を纏い、今までのすべてがこもった一撃。

 

 シン・インフィニティキャリバー・オーバーワールド(斬りつけた瞬間世界が超スローモーションになり、全機体の最強技が振り下ろされた翠の刀身をスクリーンにしてテンポよく叩きこまれる演出のある一撃にして全ブッパな攻撃)が、世界を破壊する存在を切り裂いた!

 

 

シン・アトゥーム「ああっ。光が。光があふれる……。これが……これが……っ!」

 

 

 白く輝く闇ははじけ。

 世界を破壊するものは、ロンドベル隊の前に敗れた。

 

 

 こうして、世界は再び、救われたのである。

 

 

 

 最終話 終わり

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。