第3次スーパーロボット大戦J   作:YSK

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第03話 決着、壊滅、バイオネット!

 

──勇者王新生!──

 

 

 フランス。

 

 Qパーツを盗んだコネクション・バイオネット(ガオガイガーファイナル/組織名)の一味は季節外れの雪が舞い散るパリのハイウェイを激走していた。

 それを追うのは、GGGと協力関係にあるフランスの対特殊犯罪組織シャッセール(ガオガイガーファイナル/組織名)

 サイボーグからエヴォリューダーに進化した獅子王凱の従兄妹である特別捜査官ルネ・カーディフ・獅子王(ガオガイガーファイナル/人物)が所属し、二機の新たな勇者ロボ、光竜、闇竜を所有する国際機関である!

 

 彼女達は巧みなコンビネーションで、Qパーツを盗んだ犯人を追い詰める。

 

 

ギムレット「いけませんね。これは」

 

ルネ「いい加減、観念するんだね」

 

ギムレット「そうはいきません」

 

闇竜「こいつっ!」

 

 

 追い詰められたバイオネットの幹部、ギムレット(ガオガイガーファイナル/人物)は自身の正体であるメタルサイボーグ(バイオネットがゾンダーを疑似的に再現したもの)の体に高いエネルギーを秘めたQパーツをとりこみ、ギムレット・アンプルーレと化した。

 さらに周囲に潜りこませていたメタルサイボーグやAI操作されたモビルスーツを繰り出した。

 

 逆に囲まれてしまうルネ達。

 

 

ギムレット「ギョギョギョギョ。これで形勢逆転ですね」

 

ルネ「ちっ」

 

???「そうはいかない!」

 

 

 そこに現れたのは、機界新種との戦いを経て超進化人類エヴォリュダーとなった獅子王凱(ガオガイガーファイナル/人物)だった。

 

 彼は地球製のガオーマシン、ファントムガオーとフュージョンしガオファーへと。

 さらにそのガオファーを中核とし、ライナーガオーⅡ、ドリルガオーⅡ、ステルスガオーⅢとファイナルフュージョン。

 

 ここに、あらゆる脅威から人類を守るため新生したファイティングメガノイド。新たな勇者王の鎧。ガオファイガーが姿を現した!!

 

 

凱「ガオ、ファイ、ガー!!」

 

炎竜「もちろん!」

 

氷竜「私達も」

 

甲児「俺達も」

 

剣児「いるぜ!」

 

凱「覚悟するんだな、ギムレット!」

 

ギムレット「これはいけませんねえ。だが、数の上ではまだまだこちらの方が上。いかようにもなります」

 

 

 あくまで抵抗する気を納めないギムレット。

 こうして、バイオネットとの戦いがはじまった!

 

 

──戦闘前会話 VSギムレット──

 

 

VS甲児

 

ギムレット「その機体、マジンカイザーではありませんか。どうやらガウルンはしくじったようですね」

 

甲児「やっぱり知ってるのか。なら、ガウルンの居場所を教えてもらうぜ!」

 

ギムレット「ギョギョギョ。ガウルンからあなたのことは聞いていますよ。彼の居場所が知りたいのなら、力づくで聞きだしてみるがよろしい。できるならばね!」

 

甲児「いいだろう。覚悟しろ!」

 

 

VS宗介

 

ギムレット「君のことも聞いていますよ。たしか、カシムゥでしたか?」

 

アル「あの男の真似をされると虫唾がはしりますね」

 

宗介「ここで奴の居場所を吐くとは思ってはいない。しかるべき場所で、話したくしてやる」

 

ギムレット「いけませんねえぇ。ぜひ、お断りしたい」

 

 

VS統夜

 

ギムレット「き、君は……!」

 

統夜「俺を知っているのか!?」

 

ギムレット「いえ。あなたのことは特段耳にした覚えはありませんね。誰ですか君は?」

 

統夜「……」

 

ギムレット「……」

 

統夜「い、いや、まあ、いいんだけどね。別に」(それだけ俺はガウルンにとって注目されてなかったってことか)

 

ギムレット「……いや。あなたを知らなかった。これは、いけませんねえ」

 

 

──決着──

 

 

 ギムレットの脇を固めた雑魚はすべて倒され、追い詰められたギムレットはガオファイガーのゴルディオンハンマーにてその巨体は消滅(疑似ゾンダーなので対処法は同じ)

 ギムレット本人はコックピットごと摘出され、捕縛されることになった。

 

 

甲児「さあ、居場所をはいてもらおうか!」

 

ギムレット「ギョギョ。いけませんねぇ。いけません。こうして生かしておく。それは悪手ですよ!」

 

 

 瞬間、ギムレットの体からぶしゅーと煙が噴き出す。

 煙幕だ。

 

 煙が消えると、そこにギムレットの姿はなかった。

 

 

ルネ「煙幕なんて古典的な手を!」

 

剣児「逃げやがった!」

 

宗介「いや、予定通りだ。このままアジトまで案内してもらう」

 

凱「そういうことだ。あとは任せたぞ、ボルフォッグ!(ガオガイガーファイナル/勇者ロボ)」

 

ボルフォッグ「はい!」

 

宗介「クルツ、マオ!(両名ともフルメタルパニック/人物)」

 

クルツ「あいよ。せっかくフランスで合流したってのに、合流も端折られて消えっぱなしだったからな。忘れらて放置されるかとひやひやしたぜ」

 

宗介「なにを言っているんだ?」

 

マオ「今まで隠れてなきゃいけなかったのがストレスだったのよ。気にしなくていいわ」

 

クルツ「そういうわけだ。ここからは俺達に任せておけ」

 

ボルフォッグ「行ってきます!」

 

 

 そう言うと、ボルフォッグとクルツの乗るM9は透明になってその場から姿を消した。

 両機とも姿を背景と同化させ、消えたように動くことのできる機能を持っているのである。

 

 

ルネ「わざと逃がしたってのかい?」

 

凱「ああ。このままアジトへ案内してもらう。うまくいけば、ガウルンもいるだろうし、そこを調べれば他のアジトの手がかりもつかめるだろう」

 

甲児「どうせ居場所をはくわけないと思っていたからな」

 

ルネ「追いかけて、追い詰めて一網打尽にするってわけか」

 

凱「そういうことさ」

 

ルネ「逃げられるなんてことはないだろうね?」

 

凱「どちらもプロフェッショナルだ。心配はないだろう」

 

ルネ「一応信頼はしておくよ」

 

凱「というわけだから、しばらくは逃げられたという体でいこうか」

 

甲児「くそー、にげられたー!」

 

剣児「ちくしょー」

 

ルネ「……あんたら二人は黙ってた方がいいわ」

 

二人「なにをー!」

 

 

 しばらくして連絡が入った。

 

 ギムレットの逃げこんだ秘密のアジトを発見。

 そこに、ガウルンもいると!

 

 決着の時は、近い!

 

 

────

 

 

 ミスリルとGGGの諜報力により、ギムレットの逃げこんだバイオネットの秘密基地は暴かれ、さらにそこにガウルンがいると確認された。

 その情報をもとに、急遽移動しながらのミーティングが行われた。

 

 

大河長官「バイオネットの秘密アジトをつかんだのはいいが、ガウルンがいるということは、君達が追っているということをギムレットから知らされるはずだ。ここは逃げられる前に確保に動いた方がいいだろう」

 

 

 あの勘のいいガウルンのことだ。ギムレットが追われているということにも気づく可能性さえあるからだ。

 

 

宗介「ヤツのことだ。むしろ来るとわかって我々を罠にかける可能性もありえます」

 

甲児「確かにな。だが、行かないわけにはいかない。だろ?」

 

宗介「ああ」

 

テッサ「ならば、ガウルンの想定にもない存在を送りましょう」

 

 

 通信に割りこんできたのは、宗介の上官でもあるテレサ・テスタロッサだった。

 

 

宗介「大佐殿!?」

 

テッサ「相良さん……いえ、今は任務中ですからね」

 

 

 ちょっとむすっとしそうになったテッサだったが、すぐ改めた。

 実は学校に通うようになった彼女は、宗介に大佐殿などの他人行儀な呼び方はやめてほしいとお願いしてあった。

 実際、学校に通っている間の彼女は大佐などではなく学生だからだ。

 

 だが、ミスリルに復帰した今は学生気分でいていい場ではない。ゆえに、それを指摘するのは思いとどまったのである。

 

 それはさておき……

 

 

 ミーティング後、基地を掌握するための陸戦隊が到着するのと同時に、テッサの言ったガウルンの想定にない存在が合流する。

 

 それは、ドモン達シャッフル同盟の五人と医師のレイン(機動武闘伝Gガンダム/人物)だった。

 

 ドモンを除いた四人が陸戦隊と共にアジト基地へ突入し、そこにある情報を根こそぎとってくるというわけである。

 ドモンは統夜達と共にロボットで暴れそちらに注目を集めるという役目がある。

 

 これほど心強い援軍はないだろう。

 

 

レイン「実は私達が合流したのは、あなた達を手助けするためだけじゃないの」

 

統夜「どういうことですか?」

 

ドモン「非活性化されたデビルガンダム細胞(Gガンダム/用語)をどこかのコネクションが手に入れたという情報がある。俺達はそれを追っているんだ」

 

メルア「まだ残っていたんですね」

 

カティア「確かにそれなら、高い技術力を持つバイオネットが手に入れていても不思議はありませんね」

 

ジョルジュ「それを確かめるためにも、私達がやってきたというわけです」

 

甲児「なら下手すると、ガウルンのヴェノムだけじゃなくデビルガンダムも出てくる可能性があるってことか!?」

 

レイン「可能性はあるわ。だから、気をつけて」

 

宗介「出るという情報があるだけで十分だ。万一の時対処が可能になる」

 

剣児「確かにな」

 

 

 ドモンがゴッドガンダムで戦いに加わるのも、万一デビルガンダムが出てきた時のためでもあるのである。

 

 

 作戦が決まり、ガウルンに逃げる暇を与える間もなく統夜達はバイオネットの秘密アジトへ攻めこんだ。

 

 基地は地下にまで広がっており、ロボットが飛び上がっても問題のないくらいの広さはあった。

 

 突然の襲撃に、基地は大混乱。

 白兵戦もロボ戦も奇襲は成功である。

 

 しかし。

 

 

ガウルン「いよう。待ってたぜカシム」

 

 

 慌てずに現れたのは、ガウルンの乗るだろう赤いカラーが特徴的なヴェノムであった。

 

 

ガウルン「やっとこいつの修理も終わってな。今日ならお前の相手をしてやれるぜ」

 

 

 現れる、基地の所属機。メタルサイボーグやアームスレイブなど、AIで動く機体がガウルンの周囲へ姿を現した。

 数そのものは基地の規模にすれば少ない。

 

 ガウルンが待っていたと口にすることから、罠である可能性も十分考えられたが、ここにヴェノムが現れた以上下がるわけにもいかなかった。

 

 統夜達は、先へ進むことを決断する。

 

 最初に現れたヴェノムふくめた機体の壊滅はあっさりと成功した。

 

 

 赤いヴェノムが倒れるのと同時に、基地の奥と入り口から敵の援軍が現れる。

 最初に現れたヴェノムは声だけを機体からだした影武者であり、奥に姿を現した新たなヴェノムこそが、本物のガウルンの乗る機体であった。

 その隣には、メタルサイボーグギムレットの姿もある。

 

 初期の混乱は、統夜達を奥に引き込んで叩くガウルンの策であったのだ。

 

 今度は逆に挟み撃ちとなる統夜達。

 

 

剣児「挟み撃ちがどうしたってんだ! なにかあるのはこっちも予測済みなんだよ!」

 

甲児「ああ。どっちも倒せば問題ない!」

 

ドモン「本物が出てきたのなら話が早い。行くぞ!」

 

 

 しかし罠があることは予測済み。

 士気は崩れることなく、前後の敵を迎え撃つ。

 

 

ガウルン「さあ、最後のパーティーだ。派手に行こうぜ!」

 

 

──戦闘前会話 ガウルン──

 

 

VS宗介

 

宗介「ガウルン!」

 

ガウルン「よう、カシムゥ。これが最後の祭りだ。いい加減決着をつけようぜ!」

 

宗介「そんなの言われるまでもない! 今日こそ、お前との因縁も最後だ!」

 

 

VS統夜

 

ガウルン「この前は後れを取ったが、今回はそうはいかねぇぜ、カシムのお友達君よぉ!」

 

統夜「今回こそ、お前の最後だ。ガウルン!」

 

ガウルン「いい。いいねぇ。その調子だ。俺を楽しませろよ!」

 

 

VS甲児

 

ガウルン「カブトコウジ。お前ともここまでの因縁になるとは思わなかったよ」

 

甲児「それはこっちのセリフだ。いい加減今日で終わりにしてやる!」

 

ガウルン「そうだな。今日で終わりだ。どちらにせよな!」

 

 

VS剣児

 

剣児「なんだ!? こいつもよくわからねーバリアを!?」

 

鏡「通用するかはわからん。だが、やるしかない。わかっているな剣児?」

 

剣児「ああ。特訓の成果、見せてやる! つばき、マッハドリルだ!」

 

つばき「いつでもいけるわ!」

 

 

VSドモン

 

ドモン「貴様、デビルガンダムの行方を知っているか!?」

 

ガウルン「デビルガンダムだと? あれを手に入れられていたのなら、もっと別の祭りを開催しているだろうさ。あの嬢ちゃん(千鳥かなめ)をコアにするとかな!」

 

ドモン「ならば貴様に用はない!」

 

 

──戦闘前会話 ギムレット──

 

 

VS統夜

 

ギムレット「聞きましたよ。ガウルンの策が失敗した理由を。覚えましたよ。紫雲統夜君。君を侮ることは、もうありません」

 

統夜「今更覚えてもらっても遅い。お前達はここで終わりだ!」

 

 

──さらなる助っ人──

 

 

 この時のガウルンは恐ろしいほどに手ごわい。

 なぜなら彼は、この戦いにすべてをかけた状態だからだ。

 

 実はガウルンは病に侵されており、残りの命はわずかだったのだ!

 

 この戦いが自分の最後の時間と悟っており、この地を自分の終焉の地であると決めて、最後の戦いを仕掛けてきたのである。

 

 

ガウルン「だからわざわざこの基地で待っていたんだぜ! さあ、俺を楽しませろよ、カシムゥ!!」

 

 

 このような決死の相手はとても厄介である。

 ゲーム的に見ても、まだ序盤も序盤なのにいきなりクライマックス相当の相手なのだから苦戦は必至。

 

 そんな中、誰かが大ピンチ(HPが半分以下になる)になったとき、それは起きる。

 

 

ガウルン「弱っている奴から片付けるのは基本だよなぁ!」

 

 

 動きの鈍った機体に狙いを定め、ガウルンはとどめをさそうとする。

 しかし、その時であった!

 

 

???「まてい!」

 

ガウルン「誰だ!?」

 

 

 逆光を背に突如として現れた謎の男。

 それは、エヴォリューダー凱と同じく鋼の体を持つ青年。

 

 そう。そこにいたのは、剣狼の導きによりやってきたロム・ストール!!(マシンロボ クロノスの大逆襲/人物)

 

 皆が唖然とする中口上を言い切り、しかも名乗る名はないと、そのままケンリュウはおろかバイカンフーへ合身し戦闘に参加する!

 

 統夜達も戸惑うことになるが、戦力としていきなり四段階くらい改造してありそうな強さを見せられては黙って受け入れるしかできなかった。

 

 

──決着──

 

 

 多くの助っ人の力を借り、ガウルンのヴェノムとギムレットのメタルサイボーグ体は倒れるに至る。

 

 しかし、ガウルンを倒したといってほっと一息はつけなかった。

 

 

ガウルン「くくっ。ははは。負け? 俺の、負けか……?」

 

宗介「そうだ。お前の負けだ。これで、終わりだ」

 

ガウルン「いいや。負けじゃねえさ。なぜならお前達も道連れだからな!」

 

宗介「まさか!」

 

甲児「こいつ、また!」

 

ガウルン「ああそうさ。早く逃げた方がいいぜ。でなけりゃ、また俺と心中だ!」

 

 

 なんとガウルンは最後の力を振り絞り、基地ごと自爆して果てようとしていた!

 かつての時と同じく、ちょっとでも自分に攻撃を加えれば爆発する状態として!

 

 それは第一次争乱の最中ガウルンが死んだと思われた孤島の再現。

 

 彼はもう一度宗介達を道連れにしようと手を伸ばしてきたのだ!

 

 

 もちろんそんな酔狂につきあうつもりは統夜達にない。

 

 

 タイムリミットが迫る中、統夜達は基地を脱出する。

 

 伏兵として入り口付近に現れた傭兵達もガウルンにつきあって死ぬ義理はない。彼等も慌てて逃げ出してゆく。

 しかしまだ動けるAI制御のメタルサイボーグやアームスレイブは別だ。

 これから訪れる破壊など考えず、統夜達を外に出すまいと邪魔をして来るのだった。

 

 

クルツ「あの野郎。こうなることを見越してAI制御を多めに出してやがったのか」

 

 

 それらを排除し、なんとか脱出せねばならなかった。

 

 

──脱出──

 

 

ガウルン「楽しかったぜ、カシムゥ」

 

 

 そう言い、彼は光の柱と共にこの世界から消えた。

 

 皆の脱出が成功した直後。

 基地のすべてをのみこんだ光が消えた後、そこにはクレーター以外のなにもかもが跡形もなく消え去っていた。

 

 

甲児「なにもなくなっちまったな」

 

宗介「さすがに前の孤島とは違い、海に沈んで逃げるなんてこともない。間違いなく終わりだ」

 

甲児「ああ。やっと終わったな。うっとおしい野郎だったぜ」

 

統夜「確かに。もう相手にするのはごめんだな」

 

宗介「まったくだ」

 

 

 最初の争乱からガウルンとの因縁深かった三人は、思わず笑いあった。

 

 

 自爆によってできたクレーターの中に、ガウルンの生きた痕跡は存在しなかった。

 完全に消えたのである。

 

 こうして、因縁の戦いは終わった……

 

 

 一方、しぶとく脱出していたギムレットはルネにつかまっていた。

 命乞いをしてまた逃げ出そうとするが、今度は顔面にバズーカ砲を撃ちこまれ、吹っ飛んだ頭部は彼女に踏みつぶされ、その動きは完全に沈黙することとなる。

 

 

チボデー「そういえば、さっきのサイボーグの兄さんはどうした?」

 

剣児「そういえば」

 

 

 周囲を確認するが、すでにロム・ストールはその場にいなかった。

 

 

甲児「なんだったんだあれ」

 

テニア「正義の味方、かな?」

 

宗介「こちらを見ても、知らない存在だ」

 

クルツ「むしろあの姿、そっちの担当じゃないのか?」

 

凱「いや、俺達もなにがなんだか。機械の体のようだが、サイボーグとは違うように見えた」

 

 

 何者だったのか。

 当人が消えた今、その疑問に答えてくれるものは、ここには存在しなかった。

 

 

統夜「また会う機会があった時、改めて聞くしかないんじゃないかな」

 

甲児「そうみたいだな」

 

 

 ただ、一つわかることがある。

 それは、彼は敵ではないということだ。

 

 

 バイオネットの秘密のアジト基地はガウルンの自爆により跡形もなく消えてなくなったが、そこに残されていた情報は突入した陸戦隊が無事回収していた。

 彼等も自爆に対しては色々とピンチだったが、シャッフル同盟が壁を壊したりして道を作ってくれたため、誰もかけることなく脱出に成功していた。

 

 この時得たバイオネットの情報により、その秘密のアジトは次々と暴かれ、そのまま彼等は衰退してゆくことになる。

 

 さらに基地内にあった情報により、ガウルンの言ったデビルガンダムなど持っていないというのも裏付けられた。

 ガウルンの言葉通り、バイオネットはデビルガンダムについてなんの情報ももっていなかったのだ。

 

 

ドモン「どうやら言っていたことは本当だったようだな」

 

レイン「さすがにもう一つのデビルガンダムはデマなのかしら」

 

アルゴ「それならそれでよいだろう」

 

サイサイシー「おいら達が無駄足を踏むだけならむしろいいってことさ」

 

ドモン「そうだな。デビルガンダムがすでにないという方が、世のためだ」

 

 

 こうして、Qパーツをめぐるバイオネットとの戦いは終わりを告げた。

 

 

 ドモン達シャッフル同盟は改めてデビルガンダム細胞の手がかりを探すため、別行動をとる。

 ルネ達シャッセール所属の3名も、取り戻したQパーツをスイスの研究所に戻すため、統夜達とは別れることになった。

 

 残ったのは、日本からやってきた統夜、甲児、宗介達ミスリルの部隊、剣児達ビルドベースの3人とGGGの凱、炎竜、氷竜にボルフォッグ。

 一行は一度、補給のため近くの連合基地へお邪魔させてもらうことになる。

 

 

 そこで、新たな戦いの幕が開くと知らずに……

 

 

 第3話 終わり

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