第3次スーパーロボット大戦J   作:YSK

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第04話 ガンダム強奪

 

──ガンダム強奪──

 

 

 アフリカに近い某所。

 バイオネットの秘密基地を壊滅させた統夜達は、ビルドベースに戻るための補給を受けようと連合基地を目指す。

 

 そこには今、ホワイトベースを参考にして作られた、アーガマ(機動戦士ガンダムΖΖ/戦艦)という戦艦が寄港しているところであった。

 艦長はブライト・ノア(ガンダムΖΖ/人物)。さらに争乱後軍に復帰したムウ・ラ・フラガ(機動戦士ガンダムSEED/人物)の姿もそこにあった。

 

 統夜達の補給が許可されたのも、彼等がここに来ているから。という理由もあっただろう。

 

 

 今、この基地ではガンダム試作1号機と試作2号機(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY/機体)。さらにZガンダム(ガンダムΖΖ/機体)と呼ばれる可変モビルスーツのテストが行われることになっていた。

 ムウは経験を買われ、このどれかのテストパイロットをする予定でここにきているのである。

 ついでに、テストパイロットの一人として、コウ・ウラキ(ガンダム0083/人物)もいる。

 

 

 さらに基地に隣接するよう作られた街には、ジャンク品を回収しその日を暮らす子供達の姿もあった。

 少年ジュドー・アーシタ兄妹(機動戦士ガンダムΖΖ/人物)と楯剣人(未来ロボ ダルタニアス/人物)、柊弾児(ダルタニアス/人物)等は身寄りのない戦災孤児をまとめ、ジャンク屋を開いてたくましく生きていた。

 

 妹を学校に行かせてやりたいジュドー。子供達にいっぱいのご飯を食べさせてやりたい剣人、弾児の三人は、ふらりと現れた男にそそのかされ、基地に運び込まれた新型ガンダム目当てに基地へと忍びこむ。

 新型を盗み出せば、大金が手に入るからだ。

 

 男の手引きもあり、潜入には成功したが、なぜか潜入がバレ、基地は騒ぎとなってしまう。

 

 それも当然である。

 ジュドー達をそそのかしたのは、ジオンの残党であった。

 

 少年達はアナベル・ガトー(ガンダム0083/人物)が潜入し、ガンダムを強奪するための囮として使われたのだ。

 

 なにが起きたのか三人にはわからなかった。だが、このまま捕まるわけにはいかない。

 なんとかして基地から逃げ出すため、剣人達は三人バラバラとなって逃げることを決める。

 

 バラバラに逃げた結果、剣人と弾児は無事基地から脱出することに成功する。

 とはいえ、結局二人は基地の外に広がる森の中でばったりと出会い、一緒に逃げることになるが。

 

 

剣人「考えることは一緒かよ」

 

弾児「そのうちジュドーも来るかもな」

 

剣人「だといいな」

 

 

 なんて話しながら森の中を走っていると、二人の足元から地面が消えた。

 なんと穴が開いていたのだ。茂みに隠れ、地面があるように見えたが、なかったのだ。

 

 二人は悲鳴を上げる余裕もなく、その穴に吸いこまれえるようにして地面の下へと消えていった。

 

 

 …………

 

 ……

 

 

 一方のジュドー。

 彼の逃げた先ではちょうど、試作二号機の強奪が行われていた。

 

 

ガトー「この機体と核弾頭は頂いていく。ジオン再興のために!」

 

 

 ガトーが試作二号機を動かし、ジュドー達にこれの盗みをささやいた男がZ(ゼータ)ガンダムに乗ろうとしている。

 

 ガトーの言葉と男の動きで、ジュドーは自分達が囮に使われたのだと悟った。

 

 

ジュドー「あったまきた!」

 

 

 Zガンダムによじ登り。

 

 

男「お、お前は!」

 

ジュドー「よくも騙してくれたな!」

 

 

 コックピットに入ろうとする男を蹴り落とし、ジュドーはそのままZのシートに座った。

 

 

ジュドー「このままうまいことやらせてやるもんかよ!」

 

 

 このままやられっぱなしで全部うまいこといくのは気に入らないと思ったジュドーは、Zガンダムを動かしガトーの試作二号機を追うことにする。

 まあ、そのままZを盗んでやろうという下心がなかったわけでもないが。

 

 

ブライト「どうなっている!?」

 

 

 アーガマのブリッジに上がってきたブライトが席に座り基地と通信を続けるオペレーターのサエグサとトーレス(両者ガンダムZZ/人物)に問う。

 

 

トーレス「基地に侵入者が出たようです」

 

サエグサ「あれを!」

 

 

 サエグサが外を指さす。

 そこには、格納庫から姿を現す試作二号機の姿があった。

 

 

トーレス「っ! 今、通信が。試作二号機がジオンの残党に奪われたようです!」(現場にいたキースが報告してきた)

 

ブライト「なんだと!?」

 

サエグサ「Zも出てきました!」

 

ブライト「Zもか!」

 

トーレス「え? そ、それが……」

 

 

 通信を聞いたトーレスが戸惑う。

 

 

ブライト「はっきり言ってくれ!」

 

トーレス「子供です。Zには子供が乗っているそうです!!」

 

ブライト「なんだと!?」

 

 

 格納庫から出たZは、先に出た試作二号機にむかって殴りかかった。

 

 

ジュドー「よくも騙してくれたなー!」

 

ガトー「なんだと!?」

 

 

 乗っているものの経験の差からか、試作二号機はその一撃をかわすことに成功する。

 だが、乗っているガトーさえその動きには戦慄するものがあった。

 

 

ブライト「盗まれた二号機に挑みかかった? 敵ではないのか!?」

 

サエグサ「あの動き。本当に子供か!?」

 

トレース「本当です。15にいくかいかないかくらいのだそうです!」

 

ブライト(はじめてガンダムに乗ったアムロと同じくらいか)

 

 

 逃げの一手をとる試作二号機を捕らえることはできないが、その動きはかつてのアムロを思い出させる動きでもあった。

 本当に、子供が動かしているとは思えない。

 

 

サエグサ「試作一号機も出ました!」

 

ブライト「今度は誰だ!」

 

トレース「コウです。テストパイロット候補のコウ・ウラキ少尉!」

 

ブライト「軍の者か。なら味方だな。ええい、基地からのモビルスーツはなぜ出ん!」

 

ムウ「聞こえるか艦長!」

 

 

 ブライトが声を上げたところで、他の格納庫にいるムウから通信が入った。

 

 

ブライト「大尉か。そっちはどうなっている。なぜ出ない」

 

ムウ「こっちはダメだ。基地にあった機体はなにかされたらしくどれも起動できない。アストナージ(ガンダムZZ/人物)もがんばっているが、すぐには無理だ。最初の侵入者騒ぎは囮だったようだな」

 

ブライト「なんてことだ。では、今戦力はそこに出ているだけということか」

 

ムウ「ああ。そうなる」

 

ブライト「ならば、しかたがない。サエグサ、なんとかしてZに通信をつなげ!」

 

サエグサ「は、はい!」

 

 

 通信をつなげたブライトは、Zに乗るジュドーに協力を要請する。

 侵入したことを不問にするなどのメリットをちらつかせ、こちらへ協力させることを了承させた。

 

 

ブライト「よし。ウラキ少尉聞こえるか? 今からZと共同して二号機を取り戻せ。無理なら破壊してかまわん!」

 

トレース「いいんですか!?」

 

ブライト「核を積んだ機体を野放しにできるか! かまわんと言っている!」

 

 

 派遣された技術者や上層部は色々言うだろうが、被害を最小に抑えるにはそれが一番とブライトは決断する。

 

 基地のモビルスーツが出せないとはいえ、相手は奪われた試作二号機のみ。

 ジュドーの協力で数の上では優位となった。

 

 しかし、その優位もすぐ消えることになる。

 

 

 どおぉぉんっ!

 

 基地に砲撃が撃ちこまれる。

 

 

 ガトーの撤退を支援するためのジオン残党の機体が姿を現したのだ。

 その中には、見たこともない機体も混じっているが。

 

 しかもその狙いは、基地やその近くにある街である!

 こうすれば、ガトーばかりにかまっていられないからだ!

 

 

ジュドー「ふざけるな。街にはリィナや早苗さん達(ダルタニアス/人物)がいるんだぞ!」

 

コウ「くそっ。俺達だけじゃ……!」

 

 

 ……

 

 …………

 

 

 一方、穴に落ちた剣人と弾児の二人は、地球の物とは思えない基地の中にいた。

 二人は知らないが、そこはアダルス(ダルタニアス/宇宙船)という宇宙船が眠っている場所だったのだ。

 

 二人はそこで、アール博士(ダルタニアス/人物)と出会う。

 

 何者かと自己紹介をする前に、地上ではガトーを逃がすためジオン残党の攻撃がはじまり、その振動は地下にあるこの宇宙船も揺らす。

 何事かとアール博士が地上を確認すると、モニターには街を襲う機動兵器の姿があった。

 

 

アール博士「あれは、ムゲ帝国(超獣機神ダンクーガ/組織名)のザール艦隊(ダルタニアス/艦隊)……?」

 

弾児「なに言ってんだ爺さん。あれはジオンの残党だ。それが街を襲ってるんだ!」

 

剣人「軍の奴等はなにをやってんだよ!」

 

弾児「くそっ。あの二機以外に動きがない。まさか、あれしか出れない? だとすれば、俺達が忍びこんだこととなにか関係あるのか……?」

 

剣人「あの騒ぎのせいか!?」

 

アール博士「……このままでは、ここも危ない。ならば、しかたあるまい。おぬしたち、戦う覚悟はあるか?」

 

剣人「っ! なにかあるのか!? なんとかできる力があるなら貸してくれ。あそこには、俺達の家族がいるんだ!」

 

弾児「そうだ。街の奴等を、家族を守りたいんだ。俺達がしでかしたことでもあるからな」

 

アール博士「……よかろう。だが、次はワシに力を貸してもらうぞ」

 

剣人「もちろんだぜ!」

 

 

 二人はこの宇宙船に積んであったミライマン、アトラウスとミライマシン、ガンパーに乗せられ、博士の助言を受けながら戦いに挑む。

 

 

 …………

 

 ……

 

 

 街に侵入されれば終わりと感じたジュドーは試作2号機捕縛などする余裕はなく、現れたジオン残党の方へとむかう。

 コウだけは食い下がろうとするが、数的有利もなくなった今ではエースパイロットのガトーを抑えておけるはずもなかった。

 

 多勢に無勢。そう感じた時、基地近くの森から謎の宇宙船が姿を現し、中から二機の機体が現れた。

 

 それは街を襲おうとするジオンの機体を攻撃し、街と基地を守ろうと動く。

 

 戸惑うブライト達であったが、現れた宇宙船からの通信により街を守るため力を貸してくれるということがわかった。

 前争乱の経験もありジュドーを引き入れたブライトは、その提案をあっさりと信用する。

 

 ガトーを逃がすため街を襲おうとする敵をとめるためにはそれしかなかったからだ。

 

 その豪胆さに、協力を申し出たアール博士の方も驚いたそうな。

 

 

剣人「誰が乗ってるか知らないが、援護するぜ!」

 

ジュドー「あんた、剣人さんか!?」

 

剣人「ジュドー!? お前、ホントにガンダム奪ったのかよ!?」

 

ジュドー「なりゆきだよ。でも、今はそんなこと言ってる場合じゃない!」

 

弾児「ああ。そうだな。俺達で街を守るぞ!」

 

 

 だが、有利だったのはほんの最初だけ。

 アトラウスとガンパーが増えたところで、それでもジオン残党の方が数が多い。

 

 すぐに態勢が立て直され、その部隊が街へと迫ろうとする。

 

 逃げる試作二号機。迫る敵部隊。

 どちらも対処するにはこれでも数が足りない。

 

 その時である。

 

 補給を受けるため基地にむかっていた統夜達が到着する。

 

 

甲児「いったいなにが起こってんだこれ?」

 

ブライト「甲児達か、ちょうどいい。手を貸してくれ。ジオンの残党だ!」

 

統夜「地上にジオン、まだいるのか」

 

甲児「しぶとい奴等だ。いいぜ!」

 

 

 こうして統夜達が加わり、数の面でも敵に並ぶ。

 

 街と基地を攻めるジオン残党は、統夜達が到着したことによりすべて撃退された。

 基地はともかく、街は守られた。

 

 しかし、ガウルンとの死闘を終えたばかりで補給も受けていない状態では、逃げの一手を打ったガトーを捕らえるのは難しかった。

 

 あと一歩までは追い詰めたものの、間一髪のところで試作2号機には逃げられてしまう。

 

 

 戦いは終わり、街は救われた。

 だが、統夜達はのんびりしている暇はない。

 

 逃げた試作2号機を追わねばならないからだ。

 

 それは当然、軍の仕事ではある。だが、先の基地を狙った砲撃で、起動できなかった基地の機体のほとんどが吹き飛んでおり、パイロットも皆大怪我を負ってしまったのだ。

 無事だったのは不死身のフラガ大尉とコウと一緒に試作機の格納庫にいたチャック・キースくらいであった。

 

 アーガマは動かせても、追撃のため展開するモビルスーツとパイロットがいないのだ。

 

 ゆえにブライトはGGGとミスリルに協力を求め、統夜達の力を借りることにした。もちろんジュドーと剣人にも。

 事態を把握したGGGとミスリルはそれを了承し、さらにGGGはジャンク屋三人が協力する報酬として、その家族を日本に戻れるよう援助し、念願の学校へも通わせてくれるというのだ。

 

 生活の保障だけでなく今回の一件の不問も追加され、軍を嫌っていたジュドー達もGGGという民間からの協力ならと、それを承諾する。

 

 もっとも、機密の塊であったZガンダムを動かしたジュドーだけはあつかいが少し違うが。

 ジュドーだけは、アーガマ預かりとなり、その所属となった。

 

 

ジュドー「全部不問じゃなかったのかよ!」

 

ブライト「勝手に乗ったのは不問にしたが、秘密を知ったのは別問題だ」

 

ジュドー「なんだよそれー!」

 

 

 こればかりは仕方のないことである。

 とはいえ、軍人になることを強制されないだけマシだろう。

 

 そのかわり、その才能を見こまれ、Zガンダムに乗ることを許可された。

 

 他の者達は、モビルスーツに触れないよう、厳重に注意されることになる。

 ぶっちゃけゲーム的に剣人とかが乗り換えできない理由づけのためなのは秘密である。

 

 

 正体不明の宇宙船に隠れていたアール博士が何者なのかは一時保留となった。

 自分から正体を明かそうとはせず、必要があれば話すとの一点張り。どうやら博士は連合軍もGGGも信頼せず警戒している。

 

 その警戒を察し、今は信頼を築くことが大切だとブライトは認め、なにも問わないことにした。

 今はアトラウスもガンパーも貴重な戦力だからだ。

 

 アール博士は剣人達とアーガマに乗り、その二機の面倒を見ることとなる(今は他の人に触らせようとしない)

 剣人達と共に生活していた子供達とジュドーの妹リィナは街に残り、GGGの所員が迎えに来るのをミスリルの陸戦隊の者達と待つことになった。

 

 さらにいくら前争乱を駆け抜けた者達が協力するからといって、このままなにもできないのは軍の面子にかかわると感じた基地の者達が奮起し、無事だったパーツをかき集め、ムウとキースの乗る機体を組み上げ戦えるようにしてくれた(キースにジム・キャノンⅡ、ムウにウィンダム)

 さすがアストナージ率いるメカニック集団である。

 

 こうして、統夜達はビルドベースに戻ることを延期し、アーガマと共にガトーが強奪した試作2号機を追うことになった。

 

 

──熱砂の攻防戦──

 

 

 アフリカへと逃げたガトーをアーガマは追う。

 一方のガトーはジオン残党が潜む鉱山基地へ到着し、試作2号機を宇宙へ打ち上げるための準備をしていた。

 

 その打ち上げを阻止すべく、統夜達はその鉱山基地へ攻撃を仕掛ける。

 

 ジオン残党はガトーを宇宙へ行かせるため、必死の抵抗を見せる。

 しかし、統夜達は二度の争乱を生き抜いてきた精鋭。ジオン残党の抵抗を打ち破り、ガトーの乗るHLVへと肉薄する。

 

 しかしその時、ジオン残党へ援軍が現れた。

 ガトー逃亡を助けた襲撃者の中に紛れていた正体不明の機動兵器。

 

 それがジオン残党以上の数をもって襲い掛かってきたのだ。

 

 その圧倒的な物量により、打ち上げの阻止はかなわず、ガトーと試作2号機は宇宙へと逃げ去ってゆく。

 

 

 悔しがる統夜達。

 その中で、アール博士は一人確信する。

 

 ジオンの背後に、ムゲ帝国所属のザール艦隊がいると!

 

 彼は、現れた正体不明の機動兵器群の正体を知っていたのだ!

 

 

 試作2号機が宇宙へ飛び去ったことで、アーガマも宇宙へあがりその追撃を続けることになった。

 

 そのまま統夜達もついていくかと話題になった時、アール博士が口を開いた。

 

 

アール博士「悪いのだが、ワシ等は地上に残らせてもらいたい」

 

ブライト「どういうことです?」

 

アール博士「この地球にはもう時間がない。あのジオンという奴等の背後には、君達でいうところの異星人の一団が控えているのだ」

 

剣人「なんだって!?」

 

アール博士「説明しよう。ワシは元、エリオス星の元老議員であった。そのエリオス帝国は、今から50年前に、ムゲ帝国に滅ぼされたのだ。ワシはいつの日かエリオス帝国の再興をと願い、まだ3歳だったハーリン皇子を連れ、この地球に逃げてきた……」

 

剣人「50年前!? じいさん、それじゃあんた100歳近いのか!?」

 

統夜「いや、異星人なら地球人と同じ歳の取り方をしているとは限らないんじゃないか?」

 

アール博士「肉体としてはワシも地球人も変わらん。ワシは地球に来るとき、冬眠カプセルに入っておった。だが、自動的に再生するはずが、地球へ落下した時の衝撃で故障したのだろう。ハーリン皇子のものだけが先に作動し、ワシはつい最近目覚め、アダルス。ワシがいた宇宙船のことじゃが、その記録からそれを知った」

 

甲児「じゃあ、その皇子様はいないのか」

 

アール博士「その行方を探そうと考えていたところで、お前達が来たのだ。ともかく、先ほど現れたあの正体不明の兵器。あれは、ムゲ帝国に吸収されたザール艦隊のものだ。かつて、エリオス帝国を滅ぼした、な」

 

ブライト「ふむ。異星人と取引していたのなら、まだジオンの残党があれだけの戦力を持っていたのも納得がいく。だが、ならなぜ地球に残りたいと?」

 

剣児「そうだぜ。むしろ早いとこ宇宙に上がらないと大変じゃねえか」

 

アール博士「そうしたいのはやまやまだが、そうもいかん。ワシは科学者でな。ムゲ帝国に対抗するためあるロボットを作った。完成の間際にエリオスは滅んでしまったがな……」

 

剣人「それが、俺のアトラウスと弾児のガンパーじゃないのか?」

 

アール博士「そうだが、そうではない。あと一体、べラリオスというエリオス皇帝に献上された地球のライオンを元にしたミライオンがいる」

 

 

 アール博士はアーガマのモニターにその姿を表示させた。

 

 

凱「ライオンのロボット?」

 

ボス「ギャレオンみたいだわさ」

 

アール博士「この3体が合体することで、巨大戦闘ロボット、ダルタニアスとなるのだ!」

 

甲児「おおー!」

 

剣児「ガオファイガーみたいになるんだな」

 

アール博士「ただ、べラリオスは大気圏突入の衝撃でアダルスとはぐれ、別々に地球へ落下してしまったのだ」

 

ブライト「つまり、そのムゲ帝国に対抗するため、そのべラリオスを探したいということですね?」

 

アール博士「うむ。いずれ現れるムゲ帝国に対抗するため、ダルタニアスの力は絶対に必要となる。そのために、べラリオスをなんとしても探さねばならぬ!」

 

 

 博士の言うムゲ帝国は、今はまだジオン残党を隠れ蓑にしているが、いずれ本格的に地球を侵略しに来る。

 

 そのためにもダルタニアスが必ず必要だと力説したのである。

 

 

ブライト「しかし、そうなると50年も前から行方知れずということになるか……」

 

甲児「機械の獣か。ギャレオンは護と宇宙に行っちまったし……あ、獣戦機隊(超獣機神ダンクーガ/部隊名)がいればなにか知ってたかもな」

 

宗介「残念だが、彼等は今任務で連絡がとれない」

 

ムウ「あいつらなら今行方不明って聞いたぞ。なんだかどこかで爆発にまきこまれたとか」

 

甲児「ホントかよ」

 

ムウ「噂だがな。まあ、連絡がとれないのは一緒だ。なに。あの四人なら死んだりしてないだろ。そのうちひょっこりそっちに帰ってくるだろうさ」

 

ロゼ=リア「いずれにせよ、手掛かりはありませんのね」

 

剣人「50年か。どっかで眠っているにしても、そんな前じゃ手がかりもないだろ」

 

剣児「いや、案外知ってるかもしれないしれないぜ」

 

凱「こちらにも、当時を知っているかもしれない心当たりが一人いる」

 

アール博士「まことか!?」

 

 

 それは、ビルドベースの指令であり、珠城つばきの祖母である珠城美和と、凱の父親である獅子王麗雄博士のことである。

 どちらも70近い年齢で、いまだ現役である。

 

 50年前のことならば、なにか知っているかもしれない。

 

 

 アール博士からの情報は、GGGを通じて各方面に伝えられることとなった。

 ムゲ帝国が本当にせめてくるのなら、人類は力をあわせて戦わねばならない。それらのことは、GGGも連合、ザフトと協議する必要がある。

 

 ゆえに、一部の人員は説明やらなにやらのため一度ビルドベースに戻ってほしいとの要請があった。

 

 つまりは、宇宙へジオンの残党を追うアーガマ隊と地球でべラリオスを探す地上組との二手に別れるということだ!

 

 

──ルート選択──

 

 

『アーガマと試作2号機を追い宇宙へ行く』

 宇宙ルート。

 アーガマ隊(0083、ZZガンダム、SEED DESTINY)

 

『べラリオスを探すため一度ビルドベースへ戻る』

 地上ルート。

 マジンガーチーム、 鋼鉄神ジーグ、ダルタニアス、ミスリル、ガオガイガー

 

 統夜の選択についてくる

 オリジナル

 

 

 第4話 終わり

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