サインしたらロドスに引き込まれたんだが!?   作:トリスハイボール

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ギャアアアアアアア!!!!!

危機契約があああぁぁぁぁ!!
オペレーターの育成がああああああ!!!
龍門幣が無いよおおおおおおお!!!



とまぁ発狂はこの辺までにしておいて、ついに我がロドスにツチノコと言われたオペレーター、『インドラ』『ヴァルカン』が着任しました。



いろいろと考えてるうちに、どんどん話が長くなるので一旦区切りとして、中編とさせてもらいます。


水使いと医師・中編

「というわけで、お主の疑問には(わらわ)が答えてやろう。さて、何が聞きたいのだ?」

 

「えっと…」

 

 

まぁ、困惑するよな。いきなりワルファリンが教えてやると言われても、後が怖いもんな、分かるぞ、その気持ち……だが、残念ながら医療に関して俺は専門外。ましてや、ドクターに相談した結果がこれだからな。今日の訓練が終わったら、グロリアには何か奢ってやろう。

 

「さてこっちも始めるか」

 

「あっちは大丈夫なんですか?」

 

「専門外の有耶無耶な知識を教えるよりは、専門家に任せたほうがいいだろうからな。あっちの心配よりも今日の訓練に集中しろよ~」

 

以前から圧縮の訓練をやらせているものの、進捗はよろしくない。この訓練は、二つのアーツ制御を一気にやってるからな、習得できなくて当然だ。…なんで先にやらせたんだって?これが王の杖流のやり方なんだが、普通の術師では出来ないことを忘れていたんだ、許せ。

と言うわけで、今日から教えるのは『造形』の訓練だ。これは、アーツを一定の形に押しとどめる訓練で、やり方はアーツを操作して1から0までの形に作り上げること。これを続けて、完全に制御できるようになれば戦術に幅が増える。

 

「ここまでの説明で分からないとこはあるか?」

 

「具体的にどういった感じで、使えるようになるんですか?いまいち想像できないんですが……」

 

「この技術は術師だけじゃなくて、ロドスにいる前衛オペレーターの一部も扱ってるぞ。心当たりは?」

 

質問してきたスチュワード以外の二人も首を横に振るか、まぁ原理を理解してないと分からないか。口で説明するよりも実際に見せたほうが早いから訓練用の模造刀を持ち出して、構える。模造刀に水のアーツを纏わせて横薙ぎに一閃するとアーツの刃が飛んでいって的に命中した。

 

「さて、今のを見せた上でもう一度聞くぞスチュワード。心当たりは?」

 

「ラップランドさんが、そんな感じの攻撃しているのを見たことあります」

 

「正解だ」

 

この技術を習得すると、ラップランドやフロストリーフのように近接戦闘以外にも遠距離からの攻撃が出来るようになる。ただ、直接攻撃ではないので威力は落ちてしまうという欠点はあるが、相手にとってはかなり厄介な事この上ない。なにせ、斬撃が飛んでくるわけだから距離を詰めることがかなり難しくなる。

 

「確かに戦いの幅は拡がると思いますが、我々のようなアーツでの後方支援を担当するオペレーターには必要な技術には感じないのですが…」

 

「スチュワードの言ってることは正しいな。確かに術師にとっては無用の長物に感じてしまうな。だが、俺たち術師は基本的に敵に距離を詰められるとかなり戦いが不利になるのは分かるな?その距離を詰められないようにするための技術だと捉えてくれればいい」

 

「はぁ…」

 

「いまいちピンと来てないようだから、実践を交えて教えるぞ。ずっとそこに隠れて監視してるやつに協力してもらって、なっ!」

 

アーツを部屋の一角に向かって放つと、そのアーツを避ける様にして赤い影が動いた。姿を隠して気配を殺したとしても水分察知で丸見えなんだよなぁ。

 

「気配、完全に消してたのに……なんで分かった?」

 

「さぁ、何でだろうな?知りたかったら、協力してもらおうか?ケルシー先生の懐刀さん」

 

「ケルシーとの約束。レッド、監視するだけ」

 

「協力してくれたら尻尾触っていいぞ」

 

「何すればいい?」

 

掌返しが早いな、オイ。そんなに尻尾に興味あるならもっと早く言えばいいものを…

 

 

「俺をひたすら追いかけてくれればそれでいい。ただし、姿を消したりするのは無しだ。こいつらにアーツの使い方を教えるために、分かりやすくしたいからな」

 

「しっぽ、追いかける」

 

なんか、変なスイッチ入れちまったかな…

 

 

 

******************

 

 

 

「さてナイトメア。いや、今はグロリアと呼んだ方が良いか。スクアに教わったことについては大体分かった。それで、お主は医療アーツについてどのくらい知っておる?」

 

「えっと、アーツを対象者に流して、傷を治したり痛みを緩和したりするモノですよね」

 

「何じゃ、その程度のことしか知らんのか?お主ヴィクトリアの大学に通っておったのではないのか?それにお主の持っておる、そのワンドには医療アーツを増幅する効果があると聴いておるが」

 

「はい、大学いた頃も詳しく教わる前に鉱石病(オリパシー)を患ってしまったので大まかにしか教わってないんです。それに、医療チームの方の報告を聞くと『睡眠式治療法』という治療法でしか、そのワンドの効果は期待できないとのことです…」

 

 

睡眠式治療法…つまり、眠っている患者に夢を見させて、精神的な疲労や疾患を緩和すると言うもの。普通、夢を見ているレム睡眠と、夢を見ていないノンレム睡眠が絶えず繰り返されるのが、睡眠の正しい周期なのだ。しかし、彼女のアーツの被験者のデータを見るとノンレム睡眠の時間が圧倒的に短いのだ。

 

「なるほど。では医療アーツについて妾がしっかり教えてやるとするか」

 

「お、お願いします」

 

「そもそも医療アーツには『痛みを緩和する』効果のあるものと、先民(エーシェンツ)が本来持っておる『自然治癒力を高める』効果のあるもの、そしてお主のような『精神的なものを緩和』してくれるものの三つに分類される。妾が扱うのは自然治癒力を高めるタイプのものだ。自然治癒力を高めることで、体に大きな負担をかけることなく怪我や病気を早く治すことが出来るのだ。スクアにアーツ圧縮の訓練は教わっておろう?実はアレも医療アーツとは相性がいいのだ」

 

「え、そうなんですか?」

 

「うむ、圧縮した医療アーツを患部や負傷している部位にのみ当てれば、その患部にだけアーツが浸透して、治療が早く済むことにつながるのだ」

 

「なるほど、スクアさんの話だけだと攻撃アーツにしか使えないような感じがしてたんですけど、医療アーツにも応用利くんですね」

 

「さて、それでは実際に見せたいところではあるんだが、いい具合に怪我でもしてくれれば助かるんだg…」

 

 

キンッ!!

 

 

「向こうの訓練はなんか荒れておるのぉ。いつの間にやらスクアとレッドが対峙しておるし」

 

「あはは…でも、医療アーツを実践できそうですね」

 

はて、レッド相手にスクアがどんな戦い方を見せるのやら…

 

 




医療アーツが実際にどのように作用しているのか分からないため、想像で書いていますのでご了承ください。

次の投稿ではスクアとレッドが追いかけっこします。
その話の中で少し戦闘描写に挑戦しますが、初めてなのでいつも以上に時間がかかると思うので、ご了承ください。


そして、同居人には内緒ですがソーンズさん、着任しました。
育成のためのお金が足りねぇです…
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