「報告より鬼の数が多いじゃないかっ?!なんでこんなど田舎に30体以上もいるんだよおぉ!!!」
善逸は相変わらず泣きじゃくりながらも必死に鬼の攻撃をかわしながら、刀を降りつつ炭治郎に助けをこう。
少数の鬼の拠点があるとされ、周辺の村で女子供が行方不明となっていることから炭治郎と善逸、伊之助と他に数名の鬼殺隊で構成された討伐部隊は茂みや高い木々が生茂る森の中で思いもよらぬ大多数の鬼相手苦戦していた。
「大丈夫か善逸!?もう少しだけ持ち堪えてくれぇ!!!」
「無理だよおおおお!俺もう死んじゃうんだああ!!可愛い彼女もできないまんま惨めに死ぬんだああ!!」
「うるせえええ!それ以上騒ぐならぶっ殺すぞ!!!」
相変わらず伊之助は善逸を強い言葉で罵倒しながらも、善逸の周りの敵の首を2体とも切り落とし、更に猿の如く木々の枝を使った三次元的なアクロバティックフォームで雑魚の鬼を圧倒していた。
「お前らはその程度かあ!!クソガキのお遊びにもならねえぜ!!!」
そう言いながら今度は上空から重力の力を使い、足で鬼の頭を蹴り飛ばして脳の一部分が飛び出るほどの衝撃を与えて倒し、さらに別の獲物にも焦点を当てた。
「よしっ!見えた、隙が見える!!」
炭次郎も意識はせずともその冴たる嗅覚と”糸”を見抜き効果的かつ効率的にてきをなぎ倒して行った。どの敵も今までの恐ろしい敵とは雲泥の差ほどの鬼であり、それはその鬼があまり多くの人間を食っていたない証拠でもある。
その事実に少しばかり喜んでいる嬉しい気持ちと、それでもやはり食われてしまった子供やその遺族のことを想う悲しみと憎しみの複雑な感情が混じりながらも彼は斬った。
斬って、斬りまくり己の命が力尽きようとも妹の禰豆子を人間にもどし、鬼の脅威を取り除くことだけが彼の望みであった。
しかし、戦闘の途中彼は今までにない、異様な”匂い”に感づいた。
硫黄と火薬、そしてなんだかとても酸っぱい、とにかく今まで嗅いだことのないが恐ろしい匂いが近づいてることに気がついた。
人間ではない、かといって鬼と断言できるものでもない、だが危険な匂いなのは確かだ。
「善逸!!伊之助!!気を付けろ!!!!なんだかよく分からないけど、恐ろしい奴がきてる気がする」
「たんじろおおお!!なにそれそんなにやばいの!!僕死ぬの?!ねえ!!」
「うるせえ!!俺がぶっ殺してやるよ!!お前は指咥えてしょんべんたらしながら見学してな!!!」
しかし、炭治郎ですらその匂いの場所を特定できない、と言うよりも特定してもその動きが早すぎてあまりにも意味がなかった。
「たんじろうおお!なんかやばい音が聞こえる!!!鉄がこすれてガチャガチャいって鎧着てるみたいいいいいい!!!」
その瞬間、”奴”に気を取られていた善逸の背後に鬼が飛び出した。
そして鬼は死んだ。
鬼の後頭部には軍用スコップが減り込み、体の内外のありとあらゆる組織がめちゃくちゃにされスイカ割りのごとく頭部が破裂し、鬼は痛みも感じることなく息絶えた。
「は、ひ、ひいいいい!!!!」
善逸の目の前には天狗がいた。身長180cmの色白い青い目をした天狗が
「グーテンアーベント」