書き直しの件は活動報告を見て、どうぞ。
ということで、二度目の2話、始まります。
因みにリメイク前と後では全く話が違います。
なおヤンデレは出す模様。
クエストハウスに付いた。
騒がしかったクエストハウスは静まり返る。
俺は真っ直ぐクエストカウンターに向かい、先程倒した『高位吸血鬼』の首を机に置いた。
受付嬢が小さく「ヒッ」と小さく声をだした。
その首はひどく痛々しく、目が片方潰れ、表情はひどく歪んでいる。
俺はさっさと報酬を貰い、いつも通り、クエストハウスを出ようと、ドアノブに手を掛けようとしたその時。
ガチャリ
扉が開いた。
扉には一人の小柄なツインテールの黒髪少女と、その後ろに大柄な男が二人立っていた。
俺は気にせず、素通りしようとしたその時。
「まさか…お兄ちゃん?」
「ッ!?」
足を魔法で強化。俺はすぐさま駆け出し、正面の家の屋根に飛び乗り、屋根から屋根に飛び移り、クエストハウスから離れていく。
「待って!待ってよ!」
まだ追ってきていたか。
俺はさらにスピードを上げ、あの女もスピードを上げる。
これでは埒が開かない。
俺は路地裏に飛び降り、着地と同時に今度は足音を立てずに素早くその場から逃げだした。
これでようやく巻いたか、と思いきや。
気づいたらさっきの大男二人に前後の通路を塞がれ、追い詰められていた。
すぐにあの少女が降りてくる。
「お兄ちゃん…」
そう言って少女は俺に近づいてくる。
が、それと同時に俺は前に踏み込み、少女の腹に容赦なく一撃拳で打った。
衝撃で少女は後ろに吹っ飛び、大男が受け止める。
「ガハ…ッ!…クウ…」
「言ったはずだぞ、二度と俺の目の前には現れるなと。
それとも聞いていなかったのか?」
大男が少女に、大丈夫か、と声を掛け、少女は大丈夫よ、と答えた。
「聞いていたわ…でも今家が大変で、お兄ちゃんの助けが必要なの!、本当よ!信じて!」
俺は表情一つ変えず、ドスの効いた声でつぶやく。
「さっさと失せろ」
少女はヨロヨロと立ち上がり言った。
「なんでよ…なんでなのよお兄ちゃん!?昔はあんなに優しかったじゃない!」
俺は一つ小さくため息をつき、
「昔の話だ」
「それに、俺はお前の兄ではない。
お前の兄は、とうに死んだ。
お前達が殺したんだ」
そう短く述べ、立ち去ろうと回れ右し、歩き出したとき、もう一人の大男に行く手を阻まれる。
「…。どけ」
「いいや退かない」
「話は終わったはすだ」
「いいや、まだ終わっていない」
大男は剣を取り出し、構える。
「ゴルト!」
妹『だった』少女は大男の事をそう呼んだ。
「彼女には、一つ借りがあるのでね。
悪いが、力ずくでも従わせてもらう」
俺は、今度は大きくため息を付いた。
▲▲▲▲▲▲▲
勝負は一瞬だった。
前に踏込もうとした瞬間、ゴルトの首は宙に舞っていた。
首の切断面からはおびただしい量の血が出ており。
お兄ちゃんの顔に少しだけ付いていた。
ゴルトはそれなりに腕の立つ冒険者だったのだが、それですら相手にはならない。
流石はお兄ちゃん、と言った所だろう。
自分で言うのも何だか、私もそれなりに実力は付けたつもりだった。
全ては、お兄ちゃんを連れ戻すために。
だが、それも意味を成さなかったようだ。
歩き始めたお兄ちゃんは何かを思い出したかのように急に止まった。
まさか、聞き入れてくれる気になったのか。
「もう俺に近づくな、お前や、アイツらの血が、クズの血が流れているだけで死にたくなるんだ。だから、俺の目の前には二度と現れるな。
今回はいい、次は殺す」
そう言うと、静かに歩き去っていった。
後ろにいた従者は、お兄ちゃんの威圧感に耐えきれず逃げてしまった。
一人、路地裏にて空を見上げると、オレンジ色に染まっており、鳥の鳴き声が、静かな路地裏にこだます。
本当は、私もあんな人達のことなどどうでもいい。
ただ、ただ会える口実を作りたいだけなのだ。
そう、『あって話がしたい』
それだけを目標にして、過酷な冒険者の中でも、一流と呼ばれるまでになった。
それに、次あったら殺すとまで言われてしまった。
どうやら相当ひねくれてしまったようだ。
でもそんなお兄ちゃんもーー
「好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き…」
ハッと正気に戻り、これはいけない、首にぶら下げてあるロケットペンダントをあけ、中にある写真を見る。
お兄ちゃんの寝顔写真しかも最近撮ったものだ。
いくら腕の立つ冒険者も、寝ている間はただの凡人。
監視魔法陣を天井に頑張ってはったかいがあった。
そんなに上手い偽装ではなかったのだが、今の所気づかれていない。
しかしお兄ちゃんは、視線にも敏感だ。
眺め過ぎているとすぐ感づかれてしまう。
なので、監視できない分はこうしてロケットペンダントにある、寝顔写真で、今のところは安定している。
私はあの出来事が起こる前からお兄ちゃんにほれていた。
しかし、どんどんと他の豚やら雌猫やらがよってきて、そのくせ用済みになったら容赦なく捨てる。
実際、お兄ちゃんを捨てることに関して、私も同罪なので余り言えたことではないが。
お兄ちゃんが私のことを許し、愛してくれるその時まで、私は、絶対にお兄ちゃんを諦めない。
ちまみに妹の事を名前で呼ばないのはただ単に言いたくないだけです。因みにナルゲルの本名は『ヒルデラ・リバティ』では妹の名は『シナリー・リバティ』で、そこそこ位の高い貴族の家でした。
感想、お願いします。
UA10000記念、なにを書けばいいか
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ネタ回
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普通にこれまで登場したキャラ説明
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その他