不信のナルゲルは信じない   作:雪ノ助

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UA10000行ったら番外編書きます。
(嘘じゃ)ないです。
ちなみにこれは、ナルゲルが王都をでて、三ヶ月後の話です。
ヤンデレ要素は…、次回辺りにだします。




6話 中央都市 アルバ

中央都市 ナルバ

ムーゲ王国の2つ隣に位置するラミア王国の首都。

治安はさほど良くないが、魔物が近年、多く出現することから、冒険者としての仕事に困ることはない。

ムーゲ王国から出て三ヶ月、追手は未だこない。

諦めたのだろうか。

そもそも、何故俺は王国から、勇者から狙われたのだろうか?

恐らく、俺のことが気に入らず、勇者に暗殺を依頼し、俺を消そうとした、と考えるのが妥当だろう。

やはり出て正解だった。

そんなことを思いつつも、俺は借りた宿で夕食の干し肉をかじっている。

しょっぱいが、慣れれば意外といけるものだ。

ふと、人の気配を廊下から感じた。

俺は短剣を鞘から抜き、軽く構える。

トコ、トコと、段々と音はこちらに近づいてくる。

そしてついに止まった。

俺はドアを開けることにした。

ゆっくり、ゆっくりドアノブを回していく。

ドアを開けた先にいたのはーーー

 

 

 

 

白髪白眼の少年だった。

その顔と服こそ汚れていたが、その瞳にはなにか見覚えがあるようなものを感じた。

「…」

「…」

流れる沈黙、それを打ち破ったのは少年だった。

「依頼を…したいのですが」

少年は俯きつつ、小さくそう言った。

「依頼なら、クエストハウスのボードにでも貼り付けとけばいいんじゃないのか」

冒険者への依頼は、本来募集制である。

依頼者から来るのは稀なケースだ。

「…、依頼料は」

少年は懐から大きくも、小さくもない中位の袋を取り出した。

中にはこの国の通貨がパンパンに入っていた。

「これでいいですか?」

少年は俺に問う。

「…、いいだろう、何をすればいい?」

「この人を殺してほしくて」

少年はまたもや懐から写し絵を取り出した。

そこには小太りの中年と思わしき男が写っていた。

「誰だ、こいつは」

「小貴族 『フローズン家』の次男チベット フローズン。

『三賢者』についての記録を調べている男です」

「分かった」

「それでは、私はこれ「ちょっと待て」…、なんですか?」

「一応聞いておくが、何故お前はコイツを邪魔だと思ったんだ?」

「…、私怨です」

違うな。

「嘘をつけ、お前の目には憎しみのひとかけらもない。

悪意がない。」

「言ってもらおうか、何故コイツを邪魔だと思った、何故暗殺したいと思った」

これだけは確かめて置かなければならない。

俺を殺るための罠かもしれない。

少年はため息を付き言った。

「分かりましたよ、本当の事をいいましょう」

「実のところ、これは、私からの依頼ではないのです」

なに?

「どういうことだ」

「私はただの『使い』。

本当の依頼者は、『三賢者』の内の一人、

『光ノ王』様です」

『光ノ王』…?

『光ノ王』とは、今から約250年前に存在していたとされている最強の魔術師のことである。

その力は絶大で、ありとあらゆる魔法、強力な魔具をこの世に残したと言う。

もし今生きているのならば、その年齢は250歳をていることになる。

幾ら何でも有り得ない。

 

 

が。

 

 

 

ふと少年を見る。

その瞳や態度に、嘘は感じられない。

「…」

しばらく少年の瞳を眺めた後、結局俺はこの仕事を受ける事にした。

「分かった、受けてやる」

「ありがとうございます」

そう言って少年は一礼し、廊下を歩いていった

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

路地裏に、一人の少年がやってきた。

白髪、白眼。

幼いながらとても整った顔立ちをしていた。

「…」

少年は辺りを見回し、誰もいないことを確認すると、

いきなり着ていた服を脱ぎ始め、ついには全裸になった。

すると。

 

メキメキメキ

 

いきなり少年の体が変化した。

白髪、白眼なのに変わりはないが、身長は伸び、体格は青年のそれになり、顔立ちは大人びていて、変わらず整っていた。

そして、一回、指を鳴らした。

すると突然彼の目の前にきれいに畳んである緑のパンツに緑のズボン、赤いシャツに純白の羽織物が現れた。

それを彼はいそいそと着だした。

着終わると、突然彼に声がかかる。

「終わったか?」

彼が振り向いた先にはオレンジ色の髪の毛に、赤いシャツに黒いズボンを履いた男が立っていた。

「ああ、うまく行きそうだ」

そう彼が言うと男はハハハ、と笑った。

「ところでよ、元気だったか?アイツ」

男が尋ねると、彼は少しだけ微笑み、

「ああ」

と答えた。

「はー、俺も顔見に行きてーなあ、あと行ってないの俺だけじゃねーか」

男はハー、とため息をついた。

「その内、機会があるだろう、気長に待て」

「はぁあ、ま、そうすっかなー」

彼は男の肩を掴むと、男共々いきなり、消えていたしまった。

 

 

 

 

 




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