8話にナルゲルのイメージ像を貼っときました。
よかったら見て、どうぞ。
と言うことで9話、始まります。
部屋内が静まり返る。
私が取り出した物は『魔法効果強制解除』の魔具。
(使い方は後書きにて)
今の彼は四年間の記憶を全てとまでいかないが大分戻ってきているはずだ。
今は脳がその処理をしている状態。
願わくば『三賢者』についての情報を思い出してくれていれば嬉しいが…。
ゾアッ
突如背中に当てられた殺気。
思わず振り返ると、さっきまで静かにしていた護衛が私を睨みつけていた。
「…ヒルデラに何した」
「嫌だな、彼の頭に掛けられていた魔法を解除したのさ、勘違いされては困るよ。」
そうか、と彼女はその殺気を引っ込める。
「君こそ、彼に会いたかったんだろう?
話掛ければ良かったじゃないか」
「…恥ずかしいんだよ」
彼女は恥ずかしそうに俯く。
彼の本名が『ヒルデラ・リバティ』と分かったときの彼女の顔は希望に満ちていたのを思い出す。
どうやら彼女と彼は昔親友とよべる程の仲だったようだしかしある時他の仲間三人が彼をリンチにしていた時偶然その場面に出くわし、自分も参加するように言われ自分も標的にされるのを恐れそのリンチに参加してしまったようで、その事を謝りたいらしい。
正直そんなこと私にはどうでも良いのだが。
そんな事を考えている内、彼が我に返った。
◆◆◆◆◆
ようやくだ、ようやくお前に謝れる。
あの日お前にしたこと。
親友の契を交わしたにもかかわらず裏切ったこと。
ずっと謝りたかった。
あの日以来どれ程自分を叱咤したことか。
お前が奴隷商に売り渡された時どれだけ苦しかったか。
ずっとずっと、頭にはお前の助けを求める顔だけが浮かんだ。
久しぶりにお前を見た時、私は目を疑ったよ。
荒んだ目。
ボロボロの服。
顔に付いている傷跡。
私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ。
思わず感情が露出しそうになるのを必死に堪える。
戻るんだ、あの頃に。
笑い合っていたあの頃に。
あわよくば奪われた恋人の座を。
わざわざ恋人の座を譲ってやったのにあの勇者(笑)は自分でその座を降りた。
今度は
私の番だ
◆◆◆◆◆◆
『おい、居眠りするな』
いつか、何処かで聞いたこの声。
『授業はまだ終わってないぞ』
落ちついた声色、その中には優しさが込められている。
『今回お前に教えるのはー、、、』
この人を俺は知っている。
この人はー−−
パチッ
何かが戻った感覚がした。
そして戻ったのが記憶だということに気づくのには時間はかからなかった。
…まだ断片的にでしか思い出せないが、確かに思い出した四年間の本当の記憶。
俺は、『三人』の男に救われ、戦う術を学んだ。
それが俺の四年間の『本当』の記憶。
「気がついたかな」
チベット・フローズンの声を聞き顔を上げる。
「なにか思い出したようだね、早速教えてもらおうか」
「…」
「…」ボソボソ
「?、なんだい?
もう少し大きな声で話してくれ。」
「お前に教えることは何もない」
「!?」
チベット・フローズンは少し動揺した様子を見せた。
「君は…今の自分の状況を理解できているのかい」
体の氷結がもう首元まで来ていた。
「…いいだろう、一つ教えてやる」
「…」
俺は、口角を少しだけ釣り上げ言った。
「思い出したのは、思い出だけではない」
『反転魔法』
魔法効果解除の魔具(正式名称『光王ノ紋章』)
一見ただの変な紋章が入った布切れだが、効果は強力で
かの『光の王』が使っていた力の一部が収められている。
如何でしたでしょうか
感想お願いします。
UA10000記念、なにを書けばいいか
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ネタ回
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普通にこれまで登場したキャラ説明
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その他