やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。   作:甘味の皇帝

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拾参

炭治郎「(木の龍の頭は5本!!伸びる範囲はおよそ66尺だ!!よし!!ひとつ分かったぞ!!)」

炭治郎「(ヒノカミ神楽・碧羅の……)」

すると、トカゲが音波攻撃を放つ。

炭治郎「ガッ…」

そして、木に引っかかった後に地面に叩きつけられる。

炭治郎「オエッ」

炭治郎「(こっ…鼓膜が破れた目が回る立てないだめだ!!早く立て!!早く!!攻撃が来るぞ!!)」

「ドオン!」

トカゲが団扇と同じ攻撃を放つ。その攻撃で炭治郎の左足がやられる。

炭治郎「(喜怒哀楽の鬼の力も使える、しかも攻撃力が上がってる…!!)」

さらに雷も数多く降り注ぎ炭治郎の体力が削られる。

炭治郎「(呼吸の暇が無い、回復できない!!攻撃予知で攻撃が来ると分かっても対処できなくなってきた、息が続かない……!!でも66尺以上離れれば何とか…よしここなら)」

「ドン!」

すると、トカゲの口からトカゲの頭が出て、それを繰り返しトカゲが伸びた。

炭治郎「(伸びっ…技を出せ!!斬っ…)」

「バクン!!」

禰豆子「ううううう!!」

禰豆子は右腕を噛まれ炭治郎と玄弥は押し潰されそうになる。

炭治郎「ぐあああ(ダメだ!!押し潰されっ)げうっ…」

だが、突然トカゲが斬られ炭治郎は助かる。

八小「「(甘露寺さん!?)」」

憎珀天「柱か…」

甘露寺「キャーッすごいお化けなあにアレ!!大丈夫!?ごめんね遅れちゃって!!ギリギリだったね!」

炭治郎「かっ甘露寺さん!!」

着地した甘露寺は炭治郎を下ろす。

甘露寺「休んでていいよ!!頑張ったねえらいぞ!」

炭治郎「待って、ゲホッ、上弦てす!上弦の肆で…」

甘露寺「ちょっと君!オいたが過ぎるわよ!禰豆子ちゃんと玄弥くんを返してもらうからね」

憎珀天「黙れあばずれが「黙るのはお前だ」

?」

八幡<雪の呼吸・捌ノ型 暴風雪>

憎珀天はその斬撃を避け下がる。

小町「(お兄ちゃん動くの早っ!?)」

甘露寺「あ!八幡くん!君も来てたんだ!」

八幡「あ、はい」

憎珀天<狂鳴雷殺>

音波攻撃と雷を混ぜた攻撃が来る。

炭治郎「甘露寺さん!八幡!」

甘露寺<恋の呼吸・参ノ型 恋猫しぐれ>

甘露寺「私怒ってるから!見た目が子供でも許さないわよ」

炭治郎「(甘露寺さんも!?)」

炭治郎は甘露寺まで攻撃を斬ることに驚きを隠せない。

憎珀天「(この小娘も攻撃を斬りおった)」

 

甘露寺蜜摛の愛刀は極めて薄く柔らかい。技の速度は宇髄天元をも上回っている。強力な刀のしなりに加え女体であるが故の筋肉の柔らかさ関節の可動域の広さがその速度を可能にしている。ともすれば自分自身をも切り刻むような扱いの難しい刀。彼女の為に作られた彼女だけが使える刀である。

 

憎珀天は太鼓を叩きまくり次々に技を出す。

甘露寺<恋の呼吸・弐ノ型 懊悩巡る恋>

<陸ノ型 猫足恋風>

憎珀天「(この速さでもついて来るか。ならば術で埋め尽くす)」

<無間業樹>

辺り一面が全てトカゲで埋め尽くされる。

八幡<雪の呼吸・漆ノ型 吹雪>

甘露寺<恋の呼吸・伍ノ型 

揺らめく恋情・乱れ爪>

小町<雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟>

それらを全て八幡と甘露寺と小町が斬り甘露寺の刀が憎珀天の頸を巻く。

八幡「甘露寺さん!そいつは頸を斬っても死なない!」

甘露寺「(えっ!!やだホントに!?判断間違えちゃっ…)」

だが次の瞬間に甘露寺が突き飛ばされる。

憎珀天<狂圧鳴波>

突き飛ばしたのは八幡。甘露寺の代わりに攻撃を受ける。

甘露寺「八幡くん!?」

小町「お兄ちゃん!?」

八幡「…。」

憎珀天「(何をしたこの男!?今の攻撃を喰らって何故肉の形を保っている!!何故意識がある!?)」

八幡「突き飛ばしてすみません甘露寺さん。あと、俺いつまで持つか分からないんで手伝ってください。小町もな」

甘露寺「え?そ、それはそうだけど何で攻撃を喰らって平然としてるの?」

小町「そ、そうだよ。何であれ喰らって"無傷"

なの?」

八幡「あ〜、後で説明するわ」

憎珀天<狂圧鳴波>

   <狂鳴雷殺>

強力な音波攻撃と雷が至近距離で放たれる。

小町「お兄ちゃん!!」

甘炭「「八幡(くん)!!」」

八幡「終雪の呼吸・壱ノ型 雪月花」

攻撃を全て斬り憎珀天の頸を斬る八幡。

憎珀天「(速すぎる!?此奴先程の数倍の速さで頸までもっ…!?)」

小甘炭「「「!?」」」

憎珀天は頸を持って下りトカゲを出す。

八幡「炭治郎と玄弥と禰豆子は本体に行け!ここは甘露寺さんと小町と俺が抑える!」

玄弥「分かった!!」

炭治郎はまだいまいち耳が聞こえないみたいで代わりに玄弥が応える。

甘露寺「八幡くん…強い女の子は嫌い?」

八幡「んなわけないじゃないですか。嫌いだったら小町はもちろんしのぶさんまで嫌ってますよ。でも、俺は2人とも大好きなんで。それに鬼殺隊ならいくら強くっても感謝しかされませんよ」

小町「(おお〜、お兄ちゃんもやるね〜)」

甘露寺「分かったありがとう!私本気出すよ!」

八小「(え?本気じゃなかったの?)」

甘露寺「(怖かった。私生まれつきすごい強かったから、また人間じゃないみたいに言われるんじゃないかって。そう思って力を抑えていたけど、私の居場所が、八幡くんや皆が強いことに感謝して許容してくれるならもうやめるね)」

甘露寺「任せといて」

俺と小町と甘露寺さんはトカゲと鬼に向かって走る。

憎珀天「(!!、トカゲを童共に回さねば)」

憎珀天がトカゲを炭治郎達の方に向ける。が、

甘露寺が恋の呼吸を使って斬り刻む。

甘露寺「(もっと心拍数を上げなくちゃもっと血の巡りを速くしてもっと速く、もっと強く…もっと)」

憎珀天「この小娘先刻よりも動きが速い!!何をした!?何をしてる!?一体何を…)」

憎珀天が甘露寺をよく見ると、甘露寺の左首に痣の紋様が出ていた。

憎珀天「(痣…!?始めからあったか?あれは…鬼の紋様と似ている!?)」

八幡<雪の呼吸・参ノ型 氷雪>

憎珀天「っ!」

憎珀天はギリギリのところで攻撃を避け下がりトカゲを出す。

憎珀天<狂鳴雷殺>

小町<雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟>

憎珀天の攻撃を全て小町が斬り、弾く。

憎珀天「(不愉快極まれり!!此奴らのせいで童共の方へ石竜子をやれぬ!!)」

八幡<終雪の呼吸・弐ノ型 雪中花>

俺はトカゲの攻撃を相殺し、甘露寺さんはトカゲ本体、小町は本体に攻撃を入れていく。

小町「(小町もそろそろ使いますか)」

小町「電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電」

小町は一瞬の内に憎珀天の頸を刎ねた。

八幡「小町、構えとってなかったけど何で壱ノ型を?」

小町「今のは雷の呼吸じゃなくて小町か発展させた電雷の呼吸。構え無しでの霹靂一閃を可能にしたんだよ♪」

守りたい、この笑顔。

甘露寺「(え〜!?小町ちゃんまで新しいのを!?私だけ元のままでちょっとショック!?)」

すると、憎珀天が復活してまた激しい攻防が続く。

憎珀天<狂鳴風雷殺>

雷と風と音波の合わせ攻撃がくる。

八幡<終雪の呼吸・肆ノ型 飛雪千里>

甘露寺<恋の呼吸・参ノ型 恋猫しぐれ>

小町<電雷の呼吸・伍ノ型 迅雷風烈>

俺と小町が攻撃を斬り、甘露寺さんがトカゲと鬼に仕掛ける。

憎珀天<狂圧鳴波>

甘露寺「(今度は引っ掛からないわよ!)」

<恋の呼吸・壱ノ型 初恋のわななき>

目にも止まらぬ速さで憎珀天に攻撃を仕掛けながらすれ違う甘露寺だが憎珀天はその攻撃の殆どを避け、腕1本を斬り落とされただけで済んでいる。

八幡「あいつ自体動きも速いな…甘露寺さんは小町と交代してください!」

甘露寺「分かったわ!」

八幡「小町は甘露寺の代わりに斬り込んでくれ!」

小町「分かった!」

憎珀天「(そう何度も間合いに入れさせてたまるものか…!!)」

「ドン!ドン!ドン!ドン!」

憎珀天は次々に術を出していき己を囲いながら戦っていく。

八幡「(っ、術を捌くので精一杯だ。それに相手は鬼であり上弦。長期戦になればこっちが負ける…!特に炭治郎達の消耗は避けたい、本体を斬れればいいが逃げる鬼との戦いはこっちが不利だ…)」

 

その頃炭治郎は…

 

炭治郎「貴様アアア!!逃げるなアア!!!責任から逃げるなアア!!お前が今まで犯した罪悪業その全ての責任は必ず取らせる!!絶対に逃がさない!!」

玄弥「いい加減にしろこのバカタレェェ!!」

そう言って玄弥が木を投げた。

何故こうなったかというと本体の入った玉を斬ると中に本体が居らず、逃げられていたのだ。

 

玄弥「ガアアアア!クソがァァァ!!いい加減死んどけお前っ…空気を読めェェ!!」

そう言って玄弥が3本の木を本体に向かって投げる。

炭治郎「(木…ぶん投げたーー!!)」

半天狗「ギャア!」

本体のことはこう書くことにしました。

 

すると、禰豆子が半天狗のところへ行き爪を振るう。

半天狗「ヒィイイ」

だが、それも避けられる。

玄弥「足速ェェ!!何なんだアイツクソがァアア!!追いつけねえ!!」

半天狗「ヒイイイイ!」

炭治郎「(はっ…!!速い!!くそっ!!延々と逃げ続ける気だな夜が明ける前に八幡達が潰れるまで!そんなことさせない!!俺たちが、お前には勝たせない!!)」

すると、炭治郎の左足に鈍い痛みが走る。

炭治郎「ぐあっ…」

炭治郎「(あああ、駄目だ。踏ん張りがきかない。左足をやられていなければ……!!)」

 

善逸『雷の呼吸って一番足に意識を集中させるんだよな。自分のさ、体の寸法とか筋肉の一つ一つの形ってさ案外きちんと把握できてないからさ。「それら全てを認識してこそ本物の"全集中"なり」って俺の育てのじいちゃんがよく言ってたなあ』

 

炭治郎の脳裏に善逸との会話の一部が浮かぶ。

炭治郎「(筋肉の繊維一本一本血管の一筋一筋まで空気を巡らせる。力を足だけに溜めて溜めて…!一息に爆発させる、空気を切り裂く雷鳴みたいに)」

禰玄半「「「!!」」」

そして、炭治郎の刀が半天狗の頸に入る。

炭治郎「(いけ!!いけ!!今度こそ渾身の力で……)」

半天狗「お前はああ、儂がああああ可哀想だとは、思わんのかァアア!!!」

半天狗は大きくなり炭治郎の顔を両手で握る。

半天狗「弱い者いじめをォするなあああ!!」

それを、玄弥が剥がそうとする。

玄弥「テメェの理屈は全部クソなんだよボケ野郎がァアア!」

すると、半天狗が術を出そうとする。が、

玄弥「ぬああああ!!」

「ビチャッ!」

禰豆子が血をかけて燃やす。

半天狗「ギャッ」

玄弥「うおおお!!」

さらに、玄弥が半天狗の両腕を引きちぎる。

玄弥「(まずいこの火は俺も燃える鬼を喰ってるから…!)」

炭治郎「わっ!」

玄弥をそこに残して禰豆子と炭治郎が崖から落ちる。

玄弥「炭治郎…!禰豆子ーー!!」

半天狗「ゲホッゲホッ(まずい再生が遅くなってきた。憎珀天が力を使い過ぎている。人間の血肉を補給せねば。近くに…人間の気配がするするぞ…)「待て」」

炭治郎「逃がさないぞ…地獄の果てまで逃げても追いかけて頸を斬るからな……!!」

炭治郎からの凄い殺気に半天狗は一瞬怯む。

半天狗「(いた…!人間だ…!!童3人の内に1人は鬼で厄介じゃ。悉く邪魔される。結局あの童の刀は儂の頸に食い込むだけで斬れはせん。まず先にあの人間を喰って補給してから…)」

炭治郎「(急げ!早くしろもう一度だもう一度地面を全集中で蹴れ!!)」

炭治郎がもう一度動こうとすると、

「ドス」

炭治郎「!?(刀…)」

時透「使え!!」

炭治郎「と…「炭治郎それを使え!!」

鋼鐡塚「返せふざけるな殺すぞ使うな!第一段階までしか研いでいないんだ返せ!!」

時透「夜明けが近い!!逃げられるぞ!!」

鋼鐡塚「くそガキ!!」

そう言って鋼鐡塚は時透を殴る。

炭治郎「(時透くん…ありがとう)」

そう心の中で時透に感謝して刀を握った炭治郎

「ドオン!」

半天狗「カッ!」

炭治郎<円舞一閃>

炭治郎「(夜が明ける!!この開けた場所はまずい!禰豆子!逃げろ!)ゲホッカハッ」

炭治郎「(うっ!!声が出ない!違う禰豆子!こっちに来なくていい!お前だお前なんだ危ないのは日が射すから!)」

炭治郎が禰豆子のところに行くと禰豆子が

禰豆子「ううっ!!ううう!」

禰豆子は炭治郎の後ろに指を刺す。

炭治郎「!?」

「うわあああ!!逃げろ!!逃げろ!!」

「死んでない!!首を斬られたのに!」

炭治郎「!?なっ!」

炭治郎が斬った鬼の頸を見ると出ていた舌には

"恨"の文字があった。

炭治郎「(舌に恨み!?本体は"怯え"だったはず…舌の文字が違う!!)しくじった!!止めなければアイツに止めを!」

すると、陽光が刺し始める。

禰豆子「ギャッ」

炭治郎「禰豆子!!縮めろ!!体を小さくするだ!!縮め!!」

禰豆子「ううっ…」

炭治郎「まだ陽が昇りきってなくてもこれほど……!!」

「わあああ!」

炭治郎「(まずい!!誰か…!!玄弥!!時透君…無理に決まってる崖の上からここまでなんて、そうだあの鬼も朝日で!!駄目だ!!その前に里の人がやられる!!禰豆子を抱えての移動じゃ間に合わない…ああ…ああ!!駄目だ決断できない!決断……)」

「ドカッ」

炭治郎「っ……!!」

炭治郎が禰豆子に蹴り飛ばされたのだ。

そして、禰豆子が炭治郎に微笑む。

炭治郎「嗅ぎ分けろ。遠くには逃げてない。本体がいきなり遠くへ離れたなら匂い気づいたはず。近くにいる。どこだ匂いで捉えろ形を色を。そうか、まだ鬼の中にいるな。そうか。もっともっと鮮明にもっと)」

すると、炭治郎の目線からは半天狗が透けて見えた。

炭治郎「(見つけた。心臓の中、今度こそお終いだ卑怯者悪鬼!!)」

「うわあああ駄目だ!!駄目だ!!追いつかれ… 」

炭治郎「命をもって罪を償え!!!」

この一瞬、半天狗は走馬灯を見た。

炭治郎「っ!」

そして、炭治郎が心臓ごと半天狗の頸を斬る。

斬られた半天狗はバラバラと崩れていった。

炭治郎「(勝った…禰豆子を犠牲にして…日の光に焼かれて禰豆子は骨も残らない…)」

「か、竈門殿、竈門殿」

炭治郎「………?」

炭治郎は泣きながら助けた刀鍛冶の方を向く。

すると、刀鍛冶は炭治郎の後ろを指で刺す。

振り向いた先には竹が外れたまま歩いている禰豆子がいた。

炭治郎「……!!」

禰豆子「お、お、おはよう」

 




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