やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。   作:甘味の皇帝

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拾陸

時は少し戻り…

 

 

八幡「宇髄さん」

宇髄「よォよォ!八幡!」

八幡「どんくらいで走れれば次行けます?」

宇髄「おおそうかお前さっさと先頭にいる奴抜いて自分のとこの準備しねえとだもんな!まあ一回走ってみな」

八幡「分かりました。何周ですか?」

宇髄「お前なら30くらいでいいだろ」

八幡「……ちなみに他の隊士は?」

宇髄「15だ」

八幡「……」

宇髄「その隊士達の15周よりお前の30周の方が速かったら次行っていいぞ!」

八幡「はぁ分かりました。善逸と勝負でいいすか?」

宇髄「ああ!」

 

善逸「えぇ……この山15周もするの?」

八幡「俺は30だぞ。まあ、好きなとこで始めていいぞ」

すると、善逸が走り出したからそこについて行く。

八幡「(善逸の倍の速さで走ればいいんだな)」

そして、八幡が速度を上げた。

善逸「(速っ!?)」

八幡は他の隊士をバンバン抜いていきあっという間に30周を終えた。

宇髄「おお!流石だな!もう次行っていいぞ!」

八幡「ありがとうございました」

八幡は善逸を置いて無一郎邸に向かった。

宇髄「お前らもあれを見習えよ!」

全「「「「「(あれ柱じゃん……)」」」」」

 

無一郎邸

 

時透「あ!八幡来たんだ!」

八幡「おう」

時透「さっそく稽古やる?」

八幡「そうさせてもう」

時透「じゃあまずは他の隊士同様打ち込み台が壊れるまで打ち込み稽古ね」

俺はそれに小さく頷き木刀を持つ。

八幡「スゥゥウ……」

俺は大きく息を吸い、

「ダァアン!」

一撃で打ち込み台を破壊した。他の隊士は目が飛び出そうなほど驚いている。

時透「凄いね八幡!」

八幡「いや、お前だってできるだろ」

時透「確かにそうだけど」

八幡「それで次は?」

時透「僕と木刀で勝負」

八幡「……」

時透「もちろん呼吸使ってね」

物騒だなおい。

 

そして、2人とも木刀を持ち、

時透「はい、じゃあみんな一旦休憩。僕達の勝負をしっかり見といてね」

そう言うと打ち込み台の前にいた隊士達全員が俺たちを囲んだ。

時透「じゃあ、いくよ」

<霞の呼吸・壱ノ型 垂天遠霞>

俺はその攻撃を避け横から

八幡<雪の呼吸・参ノ型 氷雪>

時透<霞の呼吸・弐ノ型 八重霞>

俺の斬撃が弾かれる。

八幡<雪の呼吸・陸ノ型 白雪>

時透<霞の呼吸・伍ノ型 霞雲の海>

そして、超高速での斬り合いが始まる。

 

しばらくすると、

時八「「ハァハァハァ」」

2人とも限界に達しようとしていた。

時透「次が、最後だね」

八幡「あ、ああ」

時透<霞の呼吸・漆ノ型 朧>

あれか…。

八幡<雪の呼吸・終ノ型 雪明かり>

時透「っ!?」

俺の広範囲攻撃を避ける為時透が姿を表してしまう。

八幡「俺の勝ちだ」  

次の瞬間には俺の木刀が時透の首に触れていた。

時透「やっぱり八幡は強いね」

八幡「いやお前と大して変わらんだろ」

時透「(そうかな…?絶対八幡の方が強いと思うけど…)」

時透「八幡は次行っていいよ」

八幡「おう。ありがとな」

そして、俺は甘露寺邸に向かった。

 

 

甘露寺邸

 

甘露寺「八幡君!おいでませ我が家へ!」

八幡「うす」

甘露寺「それじゃあ、さっそくこれに着替えてね!」

そう言って甘露寺さんは服を渡してきた。

八幡「帰ります…」

甘露寺「ええ!?何で!?可愛いじゃん!」

八幡「いや男にこれを着せるのは拷問と同じですよ」

甘露寺「そんな!?」

八幡「これ着ないでいいんなんならやりますよ」

甘露寺「それじゃあ私の訓練受けさせてあげないよ!」

八幡「そうですか…甘露寺さんは人の嫌がることをする人だったんですね見損ないました…」

少しわざとらしいし申し訳ないがこれを着ない為なら致し方ない。

甘露寺「うぅ……分かったよ!着なくていいよ!」

よし。

俺は難を逃れ訓練を開始した。が、

八幡「ギィヤアア!!」

甘露寺「ガンバ!」

い、痛すぎる。力技で体をほぐしてきやがる。

俺はこれを夕方まで続けて蝶屋敷に戻った。明日はもう次に行っていいそうだ。

 

 

 

戻ったのでしのぶさんの部屋に帰ったと伝えに行こうと思ったら何やらカナヲと話してる。立ち聞きはしたくないが滅多にない機会なので聞くことにした。

 

しのぶ「私の姉…カナエを殺したその鬼の殺し方について話しておきましょう」

八幡「(そういうことか…藤の花の毒を体に回らせてたのは…どうせここから自分が喰われなきゃいけないとか言うんだろうけど…喰わせるわけには行かないな)」

八幡「しのぶ」

しのぶ「!?…八幡?」

八幡「その鬼を殺す為なんだったら今すぐ藤の花の毒を体に入れるのはやめろ」

しのぶ「何でそれを…?」

八幡「偶々見たのと薄ら匂いがしただけだ。何か理由があるんだろうから聞かなかったがそれが理由ならやめろ」

しのぶ「でもそうでもしなければ勝てません」

八幡「いいや勝てる。それにお前に死なれたら俺はどうなるんだよ」

しのぶ「……。」

八幡「カナエさんが死んで悲しかったろ?その思いを俺やカナヲ、蝶屋敷の皆にもさせるのかよ」

しのぶ「でも、「でもじゃねえ。それにこの前上弦の陸と戦ってわかったろ。傷口に直接毒を入れれば上弦でも毒が効きやすくなるって。俺とお前がいれば必ず勝てる。だから死ぬな」

しのぶ「……」

八幡「それにお前がそれを強行しようとしても俺が止めるしその鬼も俺が倒す」

しのぶ「……わかりました。それに、八幡なら勝てますよね。私が誰よりも八幡の強さはわかってますから」

八幡「わかったならいい」

そして、俺は自分の部屋に向かった。

 

八幡「(しのぶさんの姉、カナエさんを殺してしのぶさんにあんなことをさせた鬼……お前だけは俺が殺す…!)」

俺はカナエさんを殺した鬼を倒すことを決意した。

 

翌日

 

伊黒邸

 

伊黒「来たか、比企谷八幡」

八幡「どうも」

ここまで来ると隊士の数も少なくなってきて人数は十人ちょっとだ。

伊黒「お前にはこの障害物を避けながら太刀を振るってもらう」

八幡「うす」

 

そして、訓練が始まったんだが、この人の太刀筋がおかしい。だって、

八幡「ぐっ!」

異様な曲がり方するんだもん。

ギリギリのとこで受け止めれてはいるけど結構きつい。だが、少し経つと攻撃も仕掛けられるようになってきた。伊黒さんの羽織の裾を切った時訓練終了と言われた。

伊黒「じゃあな」

俺は不死川邸に向かった。

 

実弥「八幡来たかァ」

八幡「どうも」

実弥「里で玄弥のこと守ってくれたらしいじゃねぇか。ありがとうなァ」

八幡「いや、偶々俺が近くに居ただけだ」

実弥「それでもだァ」

八幡「……。」

実弥「それじゃあ始めるぞォ」

 

不死川さんとはただ打ち込み稽古をするだけだったんだが、隊士の数がまだ3名程しかいない為俺との一体一で柱稽古をすることになった。

 

実弥「この前みたいに負けられねえからなァ」

八幡「まあお手柔らかに」

最初は呼吸なしでの打ち込み合い。それだけでも相当な速度で気は抜けない。

 

途中から呼吸も使ってきて結構キツかったがいい修行になった。

 

実弥「流石だなァ八幡」

八幡「いえ」

実弥「これからは俺のことはァ実弥って呼べやァ敬語もいらねェ」

八幡「……わかった実弥」

実弥「もう次行っていいぞォ」

八幡「ありがとな」

俺は悲鳴嶼邸に向かった。

 

 

悲鳴嶼邸

 

行冥「来たか…八幡…」

八幡「よろしくお願いします」

来てみたがここにはまだ1人も到達しておらず俺1人だ。

行冥「八幡には滝の修行の後丸太を3本担いで火で炙られてもらい最後にあの岩を一町先まで押してもらう」

八幡「ぇぇ……」

火?あの岩?おかしいよこの人……特に火の方

行冥「早速滝に打たれてこい」

八幡「はぁ…分かりました」

俺は滝に打たれ始めた。水は冷たいがこれはまだ余裕だ。

俺は滝に打たれ終わり丸太を担いだ。

八幡「……。」

これだけなら問題ない。だが、悲鳴嶼さんが火を焚く準備をしてる。

八幡「(殺す気かよ!?)」

行冥「では、いくぞ…。」

悲鳴嶼さんが火を焚き始めた。

八幡「っつ!?」

熱いって!?何でこんなことすんだよ!?

行冥「心頭滅却すれば火もまた涼し……」

八幡「(涼しくなんかねえよ!!)」

だが隊服は燃えづらい為体が焼けることはない。

八幡「(死にはしない死にはしない死にはしない…………)」

そう暗示をかけて炙り八幡になりながら俺は、"生きて"丸太担ぎを終えた。

行冥「最後は岩だ……」

八幡「まだマシか………。」

火で炙られるよかマシだと思い俺は岩に手をつける。

八幡「スゥゥウ…………。」

肺いっぱいに空気を送り体中に空気を巡らせ力を入れる。

八幡「ぐっ!」

足が下がらないように腰から下は固定するように力を入れる。

八幡「っ!!」

だがまだ足りない。もう少しのところで動かない。

八幡「(痣が出たら動くのか?)」

だが八幡には痣が出ない。こればかりはどうしようもない事実なのだ。

八幡「(?……痣が出なくても条件を満たせばそれなりに力が出るんじゃないか?)」

そして、俺は条件を満たせるようまずは心拍数を上げる。

八幡「(よし、今の心拍数が約二百十。体温も呼吸で………)」

すると、俺の体が熱くなっていき、

「ズズ…」

岩が動き出した。

八幡「(炭治郎くらいの大きな違いは出ないが少しは強くなるな)」

 

俺は岩を押し終えた。

 

行冥「よく私の修行に耐えた。ここからは八幡が皆を鍛える番だ…」

八幡「はい、ありがとうございました」

そして、俺は自分の稽古場所…一応用意されていた八幡邸に向かった。

 

八幡邸

 

八幡「ここか。お、頼んだやつは届いてるな」

俺は木刀を大量に用意してもらった。

八幡「まあ、もう遅いし寝るか」

俺は一旦寝ることにした。

 

翌日

 

俺は起きた後玄関に向かった。

水蔵「久しぶりだな八幡!」

八幡「ご無沙汰してます」

雷蔵「まさかお前らが柱にまでなるなんてな」

俺は自分の恩師…雷水兄弟に来てもらった。

八幡「それも御二人に鍛えてもらったからですよ」

水蔵「それで、俺達はどうすればいいんだ?」

八幡「まあ、まだ来ないんで焦らなくていいっすよ」

雷蔵「それならちょっと木刀で打ち合ってみないか?」

八幡「…いいですよ」

 

何でか俺が柱だからってニ対一にされてるんだけど。

雷水「行くぞ」

八幡「はぁ」

雷蔵<雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃>

水蔵<水の呼吸・参ノ型 流々舞い>

八幡<雪の呼吸・玖ノ型 銀雪銀花>

雷蔵の一撃を弾いた後水蔵の攻撃を弾きながら避ける。

八幡<終雪の呼吸・壱ノ型 雪月花>

水蔵「!?」

雷蔵「っ」<雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟>

八幡の攻撃を雷蔵が間一髪で弾く。

雷蔵「水(すい)お前相変わらずとっさの対応苦手だな。」

水蔵「仕方ないだろ」

雷蔵「てか、お前また新しい呼吸出したのかよ」

八幡「こっちの方がしっくりきただけですよ」

水蔵「凄いよなお前」

八幡「ありがとうございます。それと、俺のとこでやる訓練の形式を説明しますよ」

雷蔵「おう!」

 

俺のところでは数人の隊士が集まったら何人かで組んでもらい連帯の訓練をしてもらう。これからの戦いでも数人で固まって動くことが多いだろうから連帯強化は不可欠だろうと思いこれにした。

 

それから1ヶ月、誰も来ないので毎日木刀で打ち合っていった。

 

その翌日

 

「カァァ!カァァ!八幡ハ至急本部ヘ来イ!!御館様ガオ呼ビダ!!」

八幡「行ってきます」

雷蔵「おう!お前の屋敷は俺たちが守っておいてやるよ!」

八幡「ありがとうございます」

俺は産屋敷邸に向かった。

 

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